龍馬が愛用した刀 初公開10月10日 12時30分nhk
幕末の志士、坂本龍馬が愛用した刀として知られる「陸奥守吉行」のうち、柄頭などに坂本家の家紋が入った刀が香南市の施設で初めて公開されています。
公開されているのは、江戸時代に土佐藩に招かれて鍛冶奉行を務めた刀工・吉行によって鍛えられた日本刀「陸奥守吉行」です。
公開されている刀は、刃渡りがおよそ67センチあり、柄頭などに坂本家の家紋「ききょう紋」が装飾されていることから、坂本家にゆかりがあると見られるということです。
「陸奥守吉行」は切れ味が鋭く、幕末の志士が好んで使ったとされ、坂本龍馬も愛用したことで知られています。
刀を初めて公開した香南市にある龍馬歴史館では、龍馬が千葉道場から与えられたとされる「北辰一刀流長刀兵法目録」も一緒に展示しています。
「目録」には、北辰一刀流で龍馬が身につけた「水玉」や「黒龍」といった21種類の技の名前が書かれています。
龍馬歴史館の担当者の芝藤康代さんは、「大政奉還からことしで150年になるので、龍馬ゆかりの資料を多くの人に見てもらいたいです」と話していました。
展示されている資料は、来年1月14日まで公開される予定です。