陸軍幼年学校では独断専行を軍理論として正規に教えてたんだから満州軍や朝鮮軍の
軍幹部はテキスト通りに正しく対応したんだよ。で、その理論はプロイセン参謀本部の
教則本の敷き写しなんだから、原典はそこにある。批判すべきはそのような軍事プロトコルは
19世紀のものであり、電信電話が通じる20世紀の軍事理論にはそぐわないのに、それを
改定できるだけの学術的権威を日本社会は育成しなかったこと、あるいはそのような
人材を異端として押しつぶしてしまったことだろう。学派とか学閥とか、そういうものの問題。