アナール学派
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
アナール学派は、20世紀に大きな影響力を持ったフランス現代歴史学の潮流のひとつ。
「アナール」は「年報」の意味で、幾度か誌名を変えながら現在でも発刊が続くフランスの学術誌『社会経済史年報』に集まった歴史家が主導したために、この呼び名がある。
旧来の歴史学が、戦争などの政治的事件を中心とする「事件史」や、ナポレオンのような高名な人物を軸とする「大人物史」の歴史叙述に傾きやすかったことを批判し、見過ごされていた民衆の生活文化や、社会全体の「集合記憶」に目を向けるべきことを訴えた。
この目的を達成するために専門分野間の交流が推進され、とくに経済学・統計学・人類学・言語学などの知見をさかんに取り入れた。
民衆の生活に注目する「社会史」的視点に加えて、そうした学際性の強さもアナール派の特徴とみなされている。 ∧∧
(д`* )
(⊃⌒*⌒⊂)
/_ノωヽ_) マルク・ブロック
リュシアン・フェーブル
フェルナン・ブローデル
ジャック・ル・ゴフ
知ってるのはこれだけ
日本では阿部謹也の本でアナール派の事を言ってたのを覚えているが今の学会でも社会史なんかやっている人いるの?
俺はもう一つ馴染めなかったな EU離脱を予言したエマニュエル・トッドが語る「『国家への回帰』はなぜ生まれたか」
https://courrier.jp/news/archives/63616/
そもそも、トッドの「予言」はなぜ的中するのか? そのヒントは、このインタビューの冒頭にある。
〈私が同時代の出来事に関心を寄せるのは、「長期持続」を重視するフランスの歴史学派、フェルナン・ブローデルや、
私の師であるエマニュエル・ル=ロワ=ラデュリなどのアナール学派に連なる一人の歴史家としてなのです。
ですから私は、政治家たちのてんやわんやに特徴的な短期勝負のものの見方から距離を取ろうと努めています。〉
「予言」が可能なのは、トッドが「歴史」から「現実」を捉えているからだ。
ここに言う「アナール学派」とは、フランス現代歴史学の潮流の1つだ。
トッドはしばしば「アナール学派の末裔」と自己規定している。
〈私は、フランス歴史学のアナール学派の学徒でした。
人口の一部ではなく全体に対する関心、歴史上の著名人物へのある程度の無関心、
庶民と日常生活への関心が、アナール学派の特徴ですが、その意味で民主主義的な学派と言えます。〉
ちなみに、世界的ベストセラーになったピケティの『21世紀の資本』についても、トッドは「アナール学派」を引き合いに出し、こう述べている。
〈ピケティは事実から出発し、事実を説明できる簡単でわかりやすいモデルを提示した。ここに、ひとりの“歴史家”が誕生した。
ピケティはおそらくアナール学派を代表する最良の歴史家として記憶されるだろう。
長期的な持続を統計的な手法で解明していくアナールの学統は消えてはいなかったのだ。〉 >>7
アナール派はいないが、ドイツ社会史もアナール派の影響を受けたらしい
1950・60年代西ドイツ歴史学とフランス・アナール学派
https://ci.nii.ac.jp/naid/120005441218/ 自分も学部時代阿部謹也や網野善彦の著作を読んで社会史の影響を受けたが自らの研究でそっちの方へ行こうとは思わなかったな
ドイツ中世史やってて阿部さんの本もいくつか読んだが「ドイツ中世後期の世界ードイツ騎士修道会の研究」以外はあまりピンと来なかったな
「ドイツ中世後期の世界」は名著だと思うが >トッドはしばしば「アナール学派の末裔」と自己規定
なんじゃこりゃ まるでアナール学派が滅亡したような
アナール学報、まだ出てるでしょ アラン・コルバンとシャルチェ以降ぱっとしないし
藤原書店が『アナール 1929-2010 歴史の対象と方法』なんて本だした時には
ついに廃刊したのか、と一瞬思ったが オーストリアの領邦における国制史研究で「構造史」という分野を開拓したドイツの歴史家オットー・ブルンナーもアナール派の仲間ですか? 友達から教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
興味がある人はどうぞ
検索してみよう『立木のボボトイテテレ』
HJC アナールだけではほとんど話題がないから社会史、経済史、史学史、学会の動向など範囲を広げたらどうだこのスレ? ハンス・ウルリッヒ・ヴェーラー
カール・ランプレヒト
フリッツ・フィッシャー 山内昌之の『「反」読書法』で大佛次郎の『パリ燃ゆ』を知り
アマゾンで古本を買ったのが6年前
いまだに積ん読状態 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています