ノーベル経済学賞 part2
>>49 そんな坊主の念仏みたいなレベルは、現代科学に含まれない。 ポール・ローマーの代表的論文 参考: "Increasing Returns and Long-Run Growth," Journal of Political Economy, Vol. 94 , No. 5 (Oct. 1986), pp. 1002-1037. http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.589.3348& ;rep=rep1&type=pdf Endogenous Technological Change Paul M. Romer. University of Chicago. Growth in this model is driven by technological change that arises from intentional ... [Journal of Political Economy, 1990, vol. 98, no. 5, pt. 2] 1990. http://pages.stern.nyu.edu/%7Epromer/Endogenous.pdf 追記: 上の1986年論文は成長理論ブームを再燃させた。 ソローモデルが資本と労働を分けたのと違い、P.ローマーはモノ(objects)とアイデア(ideas)を分けた。 (ジョーンズ『マクロ経済学』上184,201頁及びジョーンズ『経済成長理論入門』第五章参照) 以下二神動学マクロより ローマ・モデル まとめ https://lh3.googleusercontent.com/-sdo9hVaS1ZM/V_eBw--7AsI/AAAAAAABEPQ/ROelR-7CwK8/s640/blogger-image-1102143222.jpg 二神の説明はデビッド・ローマー上級マクロ第3章の説明よりわかりやすいと思う 瀧澤弘和『現代経済学』より [上下逆にして改変]: 第2章 ゲーム理論[と行動経済学]のインパクト 図2−4 ゲーム理論の影響を受けた諸分野とノーベル賞 1988 モーリス・アレ 市場と資源の効率的利用に関する理論 1991 ロナルド・コース 取引費用経済学 ゲーム理論__________________________________ 1994 人間行動 I I ハーサニ/ナッシュ/ゼルテン 行動ゲーム理論 I \ 実験ゲーム理論 I \インセンティブ I I \制度設計 I I \ I I / \__情報の非対称性 I I / \ 1996マーリーズ/ヴィックリー I I / \2001アカロフ/スペンス/スティグリッツ I I / \ I I I / \ I 行動経済学/実験経済学I 対立と協力 \ I 2002 I 2005 /\ I カーネマン/スミス I オーマン/シェリング / \ I I I / \ I I I マーケット・デザイン メカニズム・デザイン I I I / \ 2007 I I 経済ガバナンスの理論 / \ ハーヴィッツ/マスキン/ I I 2009 サーチ理論 \ マイヤーソン \ I I オストロム/ 2010 \ \ I I ウィリアムソン ダイアモンド/ \ I I I モーテンセン/ピサリデス\ I I I マッチング理論 オークション理論 I I I 2012 契約理論 I ロス/シャープレイ 2014 I ティロール I 2016 行動経済学 ナッジ理論 ハート/ホルムストローム 2016 リチャード・セイラー >>56 リチャード・セイラーRichard H. Thalerは2017年受賞 参考: クローズアップ現代+ (2017.11.20) 「家でも会社でも使えるノーベル賞理論!最新経済学の魔法」行動経済学 リチャード・セイラー https://www.dailymotion.com/video/x6a890u 2017年ノーベル経済学賞受賞 リチャード・セイラー(行動経済学)が合成債務担保証券(合成CDO)を説明する マネー・ショート華麗なる大逆転 より https://video.twimg.com/ext_tw_video/917344233928802304/pu/pl/be6NBg9k6_68LVJJ.m3u8 http://money.infobank.co.jp/contents/K500277.htm 合成債務担保証券(合成CDO) ごうせいさいむたんぽしょうけん synthetic collateralized debt obligations; SCDO 債務担保証券が抱える信用リスクをクレジット・デリバティブを使って軽減消去したもの… MBSは、"Mortgage Backed Security"の略で、日本語では「モーゲージ証券( モーゲージバック証券)」とも 呼ばれ、住宅ローン(=モーゲージ)などの不動産担保融資の債権を裏付け (担保)として発行される証券の ことをいいます。 セイラー教授の行動経済学入門 | リチャード・セイラー, 篠原 勝 2007 https://www.amazon.co.jp/dp/4478002630/ カーネマン(2002年ノーベル賞受賞)、プロスペクト理論原著論文(未邦訳)。行動経済学の基本的な図は全て以下にある。: Kahneman, Daniel, and Amos Tversky (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", (1979), http://www.princeton.edu/ ~kahneman/docs/Publications/prospect_theory.pdf 改訂版 http://nam-students.blogspot.com/2019/01/blog-post_99.html 瀧澤弘和『現代経済学』より[上下逆にして改変]: 図2−4 ゲーム理論の影響を受けた諸分野とノーベル賞 1988 モーリス・アレ 市場と資源の効率的利用に関する理論 1991 ロナルド・コース 取引費用経済学 ゲーム理論___________________________________ 1994 人間行動・制度 I I ハーサニ/ナッシュ/ゼルテン 行動ゲーム理論 I \ 実験ゲーム理論 I \インセンティブ・制度設計 I I \ I I /\___情報の非対称性 I I / \ 1996マーリーズ/ヴィックリー I I / \ 2001アカロフ/スペンス/スティグリッツ I I / \ I I I / \ I 行動経済学/実験経済学I 対立と協力 \ I 2002 I 2005 /\ I カーネマン/スミス I オーマン/シェリング / \ I I I / \ I I I マーケット・デザイン メカニズム・デザイン I I I / \ 2007 I I 経済ガバナンスの理論 / \ ハーヴィッツ/マスキン/ I I 2009 サーチ理論 2010 \ マイヤーソン \ I I オストロム/ ダイアモンド/ \ \ I I ウィリアムソン モーテンセン/ピサリデス\ \ I I マッチング理論 2012 オークション理論 契約理論 I ロス/シャープレイ 2014 I ティロール I 2016 行動経済学 ナッジ理論 ハート/ホルムストローム 2017 リチャード・セイラー 《一九八〇年代後半には、経済学者のベン卜・ホルムストローム[2026年ノーベル経済学賞]とポール・ミルグロム により、もう一つの重要な研究結果が示された。両氏は数々の仮説に基づく極めて理論的 な論文において、通常は売上高にかかわらず歩合をー定に保つのが、営業担当者の報酬制 度として最適であると結論づけた。さまざまな種類のボーナスを設けたり、一定期間内に 目標を達成した人に以後は別の報酬体系を適用したりするなど、仕組みを複雑にしすぎる と、担当者たちはそれにうまく乗じる方法を見つけ出すだろう、というのだ。 … ホルムストロームとミルグロムが提案したようなシンプル極まりない報酬体系は、訴求 力がありそうに見えるが(理由のーつとして、運用しやすくコストもかさまない)、実際のと ころ、多くの企業はもっと複雑な仕組みを選ぶ。「営業担当者はそれぞれ個性があり、モ チべーションやニーズが異なるため、いくつもの要素から成る報酬体系のほうが幅広い層 にアピールするだろう」と考えるのだ。その理屈でいえば、個々の担当者から最高の成果 を引き出すには、個別に報酬体系を決めるべきだということになる。…》 (「営業を本気にさせる報酬制度とは」ダグ J.チュン ハーバード・ビジネス・スクール 助教授 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2015年8/01号) 参考: Holmström, B., and P. Milgrom (1987), "Aggregation and Linearity in the Provision of Intertemporal Incentives," Econometrica, 55: 303-28. https://edisciplinas.usp.br/pluginfile.php/159918/mod_resource/content/1/HM%201987.pdf 以下は上の論考の紹介を兼ねていてオススメ 研究開発のリスク要因と職務発明 豊福 建太、佐藤(柴田)優子 〈日本知財学会誌〉Vol.5 No.2―2008 : 72―87 https://www.ipaj.org/bulletin/backnumber/JIPAJ5-2/p72-87.html https://www.ipaj.org/bulletin/pdfs/JIPAJ5-2PDF/5-2_p072-087.pdf 図入りでわかりやすい 45度線分析は第二次大戦後サミュエルソンが広めたが創始者は1935年北欧のジャンセンと言われる Jantzen.I,1935,“Lindt planokonomisk Teori , ”Nordisk Tidskrift for Teknisk Okonomi,english translation in I.Jantzen,"Basic Principles of Business Economics and National Circulation,"G.E.C.Gad1939. https://lh3.googleusercontent.com/-34DXkBjrz9Q/WC7KZYKjq6I/AAAAAAABGMQ/bTqABZIUWYE/s640/blogger-image-137289911.jpg 1939年英語版は確認できた ただし英語圏で45度線分析を初めて展開したのは1937年カレツキの方が早い Kalecki, Michal, "A Theory of the BusinessCycle." Review of Economic Studies, Vol. 4, No.2, February 1937, pp. 77-97, revised and reprintedin [14], pp. 116-49. http://crecimientoeconomico-asiain.weebly.com/uploads/1/2/9/0/1290958/kalecki_1937_-_a_theory_of_the_business_cycle.pdf https://lh3.googleusercontent.com/-MlWXzctV7q0/WC6gVtBNjOI/AAAAAAABGLg/XMk3TBBkbps/s640/blogger-image-1885424664.jpg ___ 世代重複モデルの創始者はサミュエルソンの指摘ではモーリス・アレとされる アレは行動経済学の創始者の一人でもある ノーベル賞受賞者だが著作は邦訳されていない 原書も入手困難で、以下の冒頭にあるように専門家も読んでいない 阿部修人論考 http://www.ier.hit-u.ac.jp/ ~nabe/OLG_japanese2015.pdf 1ページ脚注に《私は読んだことないです…》とある モーリス・アレMaurice Allais(1911~2010), Economie et interet(経済と利子)1947年第二部付録 より p.641 https://i.gyazo.com/5c5e67eb834c8eaeb02959104e33e8cc.png 「実践行動経済学」リチャード・セイラ― こっちの方が代表作らしい。 「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明 伊神 満 これが2018年の日本のビジネス書の売上一位らしい。 「経済史 -- いまを知り,未来を生きるために」 小野塚 知二 東大経済学部教授の本。 大脱出――健康、お金、格差の起原 Kindle版 2014 アンガス・ディートン (著), 松本裕 (翻訳) https://www.amazon.co.jp/dp/B0182EO7RM/ たしかに 、映画では彼らには触れていない 。逃げなかった捕虜たちは主役ではなく 、本筋に関係ないからだ 。 『大居残り 』などというタイトルでは 、映画は作れない 。 それでも 、私たちは彼らのことを考えなければならない 。なんと言っても 、ドイツの捕虜収容所にいた捕虜の うち 、脱走した者よりも脱走しなかった者のほうがはるかに数は多いのだから 。 http://d.hatena.ne.jp/Mandarine/20180417/1523981397 ひたすら読むエコノミクス 伊藤秀史 オマケ^#3より ちなみにジョン ・レノンの名曲 「 H o w ? 」も ,先を見越して今行動することの大切さを示唆しています 。 残念ながら訳詞の掲載は難しそうだったので見送りました 。 … エリノア ・オストロムとオリバ ー ・ウィリアムソンの受賞理由については , 『週刊エコノミスト 』 2 0 0 9年 1 1月 2 4日号 ,3 4 -3 5頁 ,に簡単な紹介記事を書きました 。元原稿を次のリンク先 , https://sites.google.com/site/hideshiitoh/jp/pub-j/nobel2009 で読めます 。 ____ 以下は著者による補足 https://sites.google.com/site/hideshiitoh/jp/pub-j/yomueco 執筆のきっかけとなったエッセイ https://sites.google.com/site/hideshiitoh/jp/pub-j/ronso0404 商学部生への経済学のススメ(改訂版) ジョン・レノン How 訳詞 http://www.soueiseminar.jp/article/14945401.html 現代経済学 (放送大学教材) 単行本 – 2013/3/1 依田 高典 (著)238頁 https://www.amazon.co.jp/4595314299/ 現代経済学 (放送大学教材) 単行本 – 2019/3/20 依田 高典 (著)265頁 https://www.amazon.co.jp/dp/4595319487/ https://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H30/kyouyou/C/syakai/1639218.html#syllabus 2019年版は45分3人づつにした改訂版 https://www.wakaba.ouj.ac.jp/kyoumu/syllabus/PU02060200211/initialize.do 現代経済学(’19) Contemporary Economics ('19) 主任講師名:依田 高典(京都大学大学院教授) 【講義概要】 現代の経済学の内容と歴史をアルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞(いわゆる ノーベル経済学賞)の歴史を振り返る形で概観していく。ノーベル経済学賞は、1968年にスウェーデン 国立銀行が設立300周年祝賀の一環として、ノーベル財団に働きかけ、設立された賞である。 スウェーデン王立科学アカデミーにより選考され、ノーベル財団によって認定される。 ノーベル経済学を振り返れば、現代の経済学の色々な顔が見えてくるはずである。 放送大学「 現代経済学('19)」(テレビ科目紹介)7:30 https://youtu.be/e1S2-FKT_3I 「正式なノーベル賞じゃない」注記をタイトルに入れとけよ 2019 Nobel Prize announcements Times listed are local time in Sweden and Norway. Economic Sciences - Monday 14 October, 11:45 am at the earliest 第5回 シカゴ学派の反ケインズ革命 フリードマン/スティグラー/ベッカー 今回取り上げる経済学者とそのノーベル経済学賞受賞理由 ミルトン・フリードマン(受賞 1976年) 受賞理由 消費分析・金融史・金融理論と貨幣政策への貢献 ジョージ・J・スティグラー(受賞 1982年) 受賞理由 産業構造・市場の役割、規制の原因と影響への貢献 ゲーリー・S・ベッカー(受賞 1992年) 受賞理由 広範な人間行動と相互作用へのミクロ経済分析への貢献 【キーワード】 マネタリズム、産業組織論、人的資本論 執筆担当講師名:依田 高典(京都大学大学院教授) https://www.wakaba.ouj.ac.jp/kyoumu/syllabus/PU02060200211/initialize.do 現代経済学 第5回 5/4 (土) 18:30 〜 19:15 (45分) BSキャンパスon 現代経済学 第5回 再放送 5/6 (月) 15:00 〜 15:45 (45分) BSキャンパスex 日本人がとれないノーベル経済学賞 先駆者が残した宿題 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45820720X00C19A6I00000/ 宇沢弘文氏の唱えた経済理論とは https://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0& ;ad=DSXMZO4582050007062019I00001&dc=1&ng=DGXMZO45820720X00C19A6I00000&z=20190610 ノーベル経済学賞の有力候補とされた故宇沢弘文・東京大学名誉教授が受賞を逃し、 2018年の同賞の受賞対象は宇沢氏が開拓した分野にもかかわらず、選考委員会が同氏の業績に言及しなかったのはなぜか――。 こう問いかける論文が話題になっている。 論文では宇沢氏の業績を改めて点検するとともに、世界に十分、情報を発信できていない日本の経済学界に 「より組織的に、より戦略的にふるまう」よう求めている。 「なぜ宇沢先生の名前が出ないのだろう」。 1970年代に東大経済学部の宇沢氏のゼミナールで学んだ姉川知史・慶応大学教授は、 昨年のノーベル経済学賞の発表直後から違和感を持ち、思いをぶつける形で論文をまとめた。 3月発行の慶応大学の機関誌に寄稿し、6月9日の日本経済学会で発表した。 昨年のノーベル経済学賞は「気候変動を長期マクロ経済分析に統合した」ウィリアム・ノードハウス米エール大学教授、 「技術革新を長期マクロ経済分析に統合した」ポール・ローマー米ニューヨーク大学教授の2人が受賞した。 マクロ分野での受賞は久しぶり。 「経済成長に関連づけて、マクロ経済学への貢献が大きい2人を選んだ選考委員会の工夫の跡がうかがえる」との評価もあった。 姉川氏は論文で、 「技術革新と気候変動の双方の研究領域で画期的な貢献をした宇沢氏は存命であれば当然に受賞の候補者となった。 選考委員会が18年の授賞理由の説明文書の中で宇沢氏の研究に一切言及していないのは、 経済成長論と地球温暖化の経済学の学説の展開過程を知る者にとっては違和感がある」と指摘したうえで 、「宇沢氏の業績に言及しなかったのはその執筆者に学問的な配慮がなかったといえる」との見方を披露している。 宇沢氏の業績のうち、米スタンフォード大学や米シカゴ大学で手掛けた「最適成長理論」や「投資理論」は国際的に極めて高い評価を得た。 1968年に日本に帰国後、環境問題に注目して生み出した「社会的共通資本」の理論はポール・サムエルソンらが 展開した公共財の議論の域を出ていないとの厳しい見方もあるが、 姉川氏は「環境への影響を数値化し、経済学のモデルに組み込む試みは先進的だった」と評価する。 (承前) しかし、帰国後の宇沢氏は研究業績を海外に十分、発信できなかった。 最適成長理論は世界に広く知られていたが、社会的共通資本の理論を知っていた人は限られるだろう。 むしろ「反市場主義」ととられる言動のほうに注目が集まり、 日本の経済学者の間からは「経済学者というより社会運動家になってしまったのは残念だ」との声が出るようになった。 経済学界での影響力は徐々に弱まり、ノーベル賞からも遠のいていく。 ノードハウス氏も当初は経済成長理論を研究し、やがて環境問題に軸足を移した点で宇沢氏と足跡が似ているが、 世界の学界での影響力を保ち続けた点が大きく異なっている。 宇沢氏は、教育者としても優れていたとの見方は多い。 シカゴ大学のワークショップには、のちにノーベル経済学賞を受賞したジョージ・アカロフ、ジョセフ・スティグリッツ、ノードハウスの各氏らが集まり、 宇沢氏の指導を受けたことはよく知られている。 ところが、日本では同志社大学に社会的共通資本研究センターを立ち上げて後継者を育てようとしたものの、 期待した成果は上げられなかった。 宇沢氏の影響力を探る尺度として、姉川氏は博士論文での論文引用件数に注目した。 研究者の卵たちは影響を受けた学者の論文を引用する傾向があるためだ。 学位論文のデータベースをもとに1960年代から直近までの博士論文での引用件数を調べたところ、宇沢氏は556件。 ちなみにローマー氏は1239件、ノードハウス氏は872件と水をあけられている。テーマ別の内訳は明らかにしていないが、 宇沢氏の論文は大半が米国での業績とみられる。 姉川氏は「日本の大学、政府、企業は宇沢氏の研究を十分に活用してこなかった。 宇沢スクールと呼べるような研究者の集団を育てられず、 海外とのパイプも細くなったことがノーベル賞を受賞できなかった大きな原因」と結論づける。 6月8、9日に開かれた日本経済学会のテーマは、公共経済、国際貿易、数理経済、ゲーム理論、行動経済学など多岐にわたったが、 世界の学界に影響を与えるような論文がどれだけあっただろうか。 「日本銀行と金融市場」と題する分科会の座長を務めた福田慎一・東京大学教授は 「経済学の歴史を振り返ると、世界で活躍した日本人の経済学者は、宇沢氏を筆頭に数理経済学者がほとんどだ。 日本人の学者は現実の問題を相手を説得するようにうまく英語で説明できず、 日本経済の研究をしても米国人らは興味を示さない、といった傾向は現在も続いている」と指摘する。 若い世代を中心に海外で実績を残す日本人の経済学者が近年、増えてはきたが、全体の中では少数派だ。 現状に甘んじていると、日本の経済学界は世界の潮流から取り残されかねない。 >日本経済の研究をしても米国人らは興味を示さない、 これはインド経済の研究をインド人がしても、 中国経済の研究を中国人がしても、関心を、もたれないんじゃないの? >>76 みたいなのって上から目線だよね。 問題点が分かってれば、自分でそれを改めたように振舞って 偉大な人になればいいんじゃないの?なぜ側から「エール」だけ 送るのかと疑問 ゼロ金利マイナス金利についての一般論構築できてれば少なくとも同時代の日本の経済的な現実問題に理論側から立ち向かった格好にはなるよなあ。 q解析的な タキオン凝縮経済 >「経済学の歴史を振り返ると、世界で活躍した日本人の経済学者は、宇沢氏を筆頭に数理経済学者がほとんどだ。 別に日本に限らず、経済学って理論家の方が優遇される傾向があるけどな ポストケインズ派のノーベル賞受賞者 ロビンソン(1983 年没)とカルドア(1986年没)は, それぞ れが亡くなるまで, ノーベル経済学賞の有力候補であると,多くの 経済学者が認めていたが,彼らは受賞できなかった。しかし,カナ ダ出身のアメリカ人ポストケインズ派経済学者ウィリアム·ヴィック レー(William Vickrey)が, 1996年に,情報の非対称性下における インセンティブに関する研究でノーベル経済学賞を受賞した[ポス トケインズ派学派としての業績ではなく,新古典派経済学の研究部分が, 評価対象となった]。 ヴィックレーは発表のたった3日後に心臓発作 で亡くなったが, ノーベル経済学賞選考委員は,ヴィックレーの受 賞演説を聞いたら驚いたに違いないだろう。というのは, ヴィック レーは,晩年(12年ぐらい),『ジャーナル·オブ·ポストケイ ンジアン·エコノミクス』の創始者(彼の最初の師であったシドニ ー·ウェイントローブとともに)であり,ポストケインズ派として 高名なポール·デヴィッドソンが手がけた学会やセミナーにすべて 参加していたからである。また,ヴィックレーは,現代経済が抱え るもっとも大きな問題は,総需要の構造的欠如にあり,その結果, 完全雇用のためには,相当な財政赤字が必要であると考えた (Vickrey [1997])。そのため, マーストリヒト条約のように, 財政 赤字の上限が設定された規制を痛烈に批判していた。 マルク・ラヴォア『ポストケインズ派経済学入門』10頁 A Trans-Keynesian Manifesto (Thoughts about an Asset-Based Macroeconomics) William Vickrey 2017 完全雇用の財政学― ウィリアム・ヴィックリーの完全雇用の経済学の検討 岡 本 英 男 https://repository.tku.ac.jp/dspace/bitstream/11150/10895/1/keizai293-12.pdf 以上見てきたヴィックリーの完全雇用の経済学を要約すれば,次のようになる。 インフレと政府の財政赤字を有害なものと考えることはやめなければならない。むしろ,財政赤字は 政府が可処分所得に貢献した指標と見なしうる。国債は退職時に備えるためにますます大きくなる個人 の貯蓄が安心して投資できる対象である。生産性の上昇にとって妨害となるのは,インフレの水準で はなく,インフレの不確実性である。たとえ,インフレが高まるようなことがあっても,自由市場 システムの本質的条件を維持しながら,インフレをコントロールする方法は存在する。かくして, より大規模な国債の供給,そしてインフレ率のある程度の増加は必要であり,人間の福祉という観点 から見てはるかに大きな災厄である失業を緩和する適切な手段である。 256(13) クラリベイト・アナリティクス、2019年の引用栄誉賞を発表 https://clarivate.jp/news-releases/2019-09-25-Identifying-extreme-impact-in-research-Clarivate-Analytics-uses-citations-to-forecast-Nobel-Prize-winners/ W. Brian Arthur, 経済システムにおける収穫逓増の結果(またはネットワーク効果)に関する研究に対して。 この著者は、小規模な事象や正帰還ループによって、 経時的に複数の経済主体が1つの独占体へと絞り込まれる動きについて説明しました。 また、複雑性研究という新しい分野を経済学と融合させ、定義が不適切であり、経済システムが変化し続けていることが原因で、 主体が完璧に合理的な行動を取れない場合の経済の動きを示しました。 Soren Johansen, 計量経済学と共和分分析に関する研究に対して。 時系列に沿った経済データにおける短期的および長期的効果を調査するための柔軟な枠組みとなる、 VAR(ベクトル自己回帰)法の共同開発が評価されました。 この方法により、経済学者は分析における確証バイアスを回避することができます。 Ariel Rubinstein, 正式な理論的経済モデルや、特に、経済学に大きな影響を与えた交渉モデルなどの限定合理性モデルの開発に対して。 複雑系とかとっくの昔にすたれた分野にはでないよ 時系列は論外。既に時系列はとっている人いるし、もし計量に出すんなら ミクロ計量とかの方がよっぽど有力 経済学と深層学習のコラボとか経済学者にはわからんだろな。 宇沢氏の名前が出てるからちょっと聞いてみるけど・・・ 日本人で一番ノーベル経済学賞に近かった もしくは国際的な業績を上げたのって宇沢氏なのかなぁ・・・ 同時代人では二階堂とか稲田とか根岸とか森嶋とかもいるし、 その後の世代でも名前が挙がる人は何人かいるけどさ >>87 故置塩信雄神戸大学名誉教授は後1人のとこで受賞を逃したと聞くが。 >>87 業績だとそうかもしれない、受賞に近かったという意味なら、 森嶋、雨宮かなぁ、数学者の伊藤清も決選まで残ってたって話があるけど。 >数学者の伊藤清も決選まで残ってたって話があるけど。 この手の話を信じちゃうってお前詐欺とかに注意した方がいいぞ 月刊WiLL 2019年11月号 たたかうエピクロス ■古田博司 ドイツ哲学の迷妄の森から人々を救い出せ http://web-wac.co.jp/magazine/will/2019%e5%b9%b411%e6%9c%88%e5%8f%b7 かつて友人だった清滝信宏氏が、「理論なんかたくさん覚えなくてもいいんだよね。日本では覚えすぎだよ」と 言っていたことが思い出される。しなくて良い苦労をすれば苦痛が増えるだけだということである。 伊藤清が候補だったとか俗説もいいとこ そんなもん日本でしか言われてねーよ >>94 さすがに伊藤清がノーベル経済学賞というのは論外だよねえ 伊藤清自身は経済学に関わる論文や発表は何もしていないから、どう考えてもノーベル経済学賞の候補にはなり得ない もちろん彼が創造した確率微分方程式の概念とその理論は数学としてとても重要で素晴らしいもので その理論はブラックショールズ方程式というノーベル経済学賞を与えられるほどの実社会への大きな貢献を生み出す源流となったのだから 実社会への数学の多大な貢献を顕彰するガウス賞の最初の受賞者として選ばれるという形で数学において高く評価された ということで伊藤清の場合、実に的確に(つまり経済学としてでなく経済学という社会的影響力のある分野での極めて重要な応用を生み出した数学として) 評価してもらえたのは本当に幸いでした >>94 >>96 俗説もいいとこなのはそうだろうが、日本でしか言われてないというのは違うよ むしろ日本では聞いたことない、自分はアメリカ人連中と話しててそうなんだって 知ったんだから。別に主観を述べたわけじゃなし、そういう話があるよってことだよ まあ必死で否定するのは勝手だけど Dantzigも経済学賞取れなかったけど伊藤清と同じ理由? ナッシュのレコードと賞金は抜いたぞ。書きもののパロールじゃない方な。賞自体はどうでもいいわけだな。経済学は。 >>13 >経済学賞は廃止が相当 経済現象という全ての人に関わりのある分野に目を向けさせる意味でも必須。 理数系と融合して今や社会科学を牽引する存在なのだし。 Francesco Trebbi (@xftrebbi) 2019/10/07 7:11 Monday Oct 14th is the day of the announcement for the 2019 Economics Nobel Prize. This year I am calling it for Alesina, Persson, Tabellini for Political Economics. Colin Camerer (@CFCamerer) 2019/10/07 19:28 Nobel prize prediction this year: Paul Milgrom. Ticks every box: huge influence in game theory, contracting, math econ. Guided very tricky design of US incentive auction, many more. Economics at both its most scientific and useful. ポール・ミルグロム(『組織の経済学』,Economics, Organization and Management.1992 ) の前評判が高い ttps://www.youtube.com/watch?v=YaAupG_rPQg 貧乏人の経済学 もういちど貧困問題を根っこから考える アビジット・V.バナジー/[著] エスター・デュフロ/[著] 山形 浩生/訳 みすず書房 2012年4月 政策評価のための因果関係の見つけ方 ランダム化比較試験入門 エステル・デュフロ/[著] レイチェル・グレナスター/[著] マイケル・クレーマー/[著] 小林 庸平/監訳 石川 貴之/訳 井上 領介/訳 名取 淳/訳 日本評論社 2019年7月 そもそも、これノーベル賞じゃない。 銀行協会賞+アメリカ資本主義支援賞だし >>116 むしろ貧困改善のためにあるのが開発経済学なんじゃないか ノーベル経済学賞に米研究者3人 世界の貧困削減へ実験的手法 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191014/k10012131111000.html ノーベル経済学賞の選考委員会は、授賞の理由について、 世界的な貧困の削減のために、途上国の実際のデータを使い、 因果関係を分析する実験的なアプローチを取り入れたことを評価したとしています。 このうちデュフロ氏は46歳。ノーベル経済学賞としては、最年少の受賞者で、女性では2人目となります。 デュフロ氏は受賞が決まったあと電話会見に臨み「受賞できるとは思っておらず恐縮だ。 3人の受賞は貧困問題に取り組むたくさんの研究者を代表するものだ」と喜びを語りました。 また「貧しい人たちは絶望的で怠惰だと考えられがちだが、 私たちの研究のゴールは科学的な証拠に基づいて貧困に立ち向かうことだ」と述べました。 ことしのノーベル経済学賞の受賞者に決まった3人が評価された「実験的なアプローチ」とは、 実際に途上国の特定の町や村を実験のフィールドとして使い、 そこにあるさまざまな社会的条件と貧困の緩和の因果関係を探る手法です。 たとえば、貧困を緩和するのに何が必要かを探るため、 ビジネスを行う際に少額の資金を貸し出してもらった人と、 資金の貸し出しを受けなかった人の両方のグループを観察し、 結果にどのような違いが生じるか分析したということです。 その結果、資金の提供を受けたかどうかは、 貧困の緩和に欠かせない人々の健康や教育、 それに女性の社会参加などといった要素には、あまり影響を与えないことがわかったということです。 ことしのノーベル経済学賞に、世界の貧困の削減に関する研究を続けた アメリカの大学の研究者3人が選ばれたことについて、 ノーベル経済学賞に詳しい慶應義塾大学の坂井豊貴教授は 「3人は発展途上国で徹底したフィールドワークを行って、 貧困を削減するにはどういった政策が効果的なのかを明らかにした。 世界的に貧富の差が広がる中、こうした研究に光があたったのかもしれない」と評価しました。 ノーベル経済学賞選考は妥当か ある有力候補の悲劇 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50598930U9A001C1I00000/ 2019年のノーベル経済学賞はアビジット・バナジー氏、エステール・デュフロ氏、マイケル・クレマー氏に決まった。 過去の受賞者をみると、他を圧倒する研究業績を残している学者がほとんどだが、 学界での前評判とは異なる結果となった年もある。 18年の選定にも当初から異議を唱える声があり、長く尾を引いている。 多様な学説が並び立ち、専門分化が進む中で、経済学賞の選考は一段と難しくなっているといえる。 8月27日、元米ハーバード大学教授のマーチン・ワイツマン氏が77歳で死去した。自殺と判明したが、 周囲の人たちは同氏の精神状態が良くないと気づいていた。 18年のノーベル経済学賞の発表後、大いに落胆し、 「私にはもはや学問上の貢献をする精神力がなくなった」という趣旨のメモを残していた。 同氏は環境経済学の大家で、経済学界では経済学賞の有力候補として名前が挙がっていた。 ふたを開けてみると18年の受賞者は 経済成長論のポール・ローマー米ニューヨーク大教授と、 環境経済学のウィリアム・ノードハウス米エール大教授だった。 ここ数年、ミクロ経済学の分野での受賞が続き、 昨年はマクロ経済学が対象になると予想する声が多かった。 ローマー氏は技術革新、ノードハウス氏は気候変動と研究テーマは大きく異なるが、 いずれもマクロ経済分析への貢献が評価され、「絶妙な組み合わせだ」と評する向きもあった。 ところが、環境分野の専門家たちの評価は違った。 ノードハウス氏と論争を繰り広げてきたワイツマン氏こそ「環境経済学における巨人」であり、 環境分野を対象にするならワイツマン氏は欠かせず、ノードハウス氏とのセットでの受賞を予想する専門家が多かったという。 (承前) ノードハウス氏はDICE(ダイナミック・インテグレイティッド・クライメート・エコノミー=気候と経済の動学的統合モデル)と 呼ばれるシミュレーションモデルを開発した。 経済、温暖化ガス、気候変動を変数とし、温暖化ガスを抑制するための費用と便益を長期にわたって評価するモデルで、 現在の消費を減らして気候変動を防げば、将来の消費を増やせるという関係を明らかにした。 気候変動を経済成長理論に組み込んだ点が画期的で、世界の多くの政策担当者が利用している。 同氏は炭素税の導入も早くから提唱し、各国の環境政策に大きな影響を及ぼしてきた。 半面、同氏のモデルは、地球環境の変化を想定の範囲内でとらえる傾向があり、 温暖化ガス削減に早急には取り組まなくてもよいという解釈も成り立つため、 環境問題の専門家からは気候変動のリスクを過小評価しているとの批判を受けてきた。 その筆頭がワイツマン氏で、気候変動モデルは急激な環境変化をとらえきれないとする「陰鬱な定理」を公表し、 温暖化対策の大幅な積み増しを求めてきた。 両者の論争が決着していないにもかかわらず、 ノードハウス氏だけがノーベル賞を受賞したのは公平性に欠けると多くの専門家は感じたのである。 姉川知史・慶大教授も18年のノーベル経済学賞に不満を感じた一人で、19年3月に問題点を整理した論文を発表した。 第1の論点は、故宇沢弘文・東大名誉教授の業績に対する評価だ。 選考委員会が公表した「授賞理由」の中で、経済成長理論と環境経済学の両分野で多大な業績を残した宇沢氏への言及がなかったのは 「執筆者に学問的な配慮がなかった」と批判している。 第2の論点はノードハウス氏の主張への疑問だ。 英国の経済学者、ニコラス・スターン氏は06年、「スターン・レビュー」で温暖化による影響を予測し、 世界各国に衝撃を与えたが、ノードハウス氏はスターン氏の予測を「過大である」と批判した。 姉川氏は、ノードハウス氏だけが受賞したのは「多様な価値観と方法とを前提とする地球温暖化の経済学において、 ノーベル賞の権威が特定の価値観と研究方法を正当化してしまう危険がある」との懸念を表明している。 (承前) 前評判とは異なる結果になった事例はほかにもかなりある。 長く米国で研究活動を続け、ノーベル経済学者との親交も深い佐藤隆三・米ニューヨーク大名誉教授は自著で、 ノーベル経済学賞を巡る様々な話題を取り上げている。 学界での予想と異なった例の一つとして 1986年のジェームズ・ブキャナン氏(当時はジョージ・メイソン大教授)の受賞を挙げ、「多くの人々にとって意外だった」と振り返る。 ブキャナン氏は、公共選択理論への貢献で受賞したが、 この分野なら、財政学を公共経済学に応用したリチャード・マスグレイブ氏(当時は米ハーバード大教授)の受賞が当然との見方が大勢だった。 佐藤氏は、選考委員会の求めに応じてマスグレイブ氏を推薦し、資料を提出したが、受賞はかなわなかった。 当時はレーガン政権で、財政出動を柱とするケインズ政策を支持するマスグレイブ氏のスタンスが 選考委員会に敬遠されたとの観測が広がった。 佐藤氏は、生前のワイツマン氏とも交流があった。 受賞を逃して悲嘆した様子だったため、「ほかにも業績があるのだから、まだチャンスはある」と励ましたが、 「もう遅い」との返事だったという。 「彼には心から同情するが、ノーベル賞の選考は人間がやることだから、不公平になることだってある」 ノーベル経済学賞は権威ある賞ではあるが、授賞対象に偏りがあるといった問題点も指摘されている。 あくまでも、経済学者の業績を評価する尺度の一つだと冷静に受け止める姿勢も大切だろう。 ノーベル経済学賞、米の大学の3氏に 貧困との戦い前進 https://www.asahi.com/articles/ASMBG6J7DMBGUHBI00R.html 3人は、国レベルの問題と考えられがちだった貧困を個人や小さな集団が抱える問題の積み重なりととらえ直し、 どう対処したら効果的に解消に導けるかを実験的手法で検証した。 例えば、初期の研究では、貧困につながる教育の問題は、 教科書の不足や子どもが空腹で登校することに起因すると仮説を立てた。 NGOなどと協力してケニアで改善を試みたが、物品の提供による効果は薄かった。 代わりにインドで行った実験で、勉強が苦手な子どもへのきめ細かい学習支援が効果を生むことを突き止めた。 3人は貧困対策として途上国での教育や予防医療などの向上を提唱した。 インドでは、500万人以上の子どもが研究成果を踏まえた教育プログラムを受けたという。 フィールドワークはこの約20年間で、途上国の貧困軽減効果を研究する手法の一つとして定着した。 アカデミーは3人の研究を「世界の貧困とのたたかいを大きく前進させた」と評価した。 発表会見に電話で参加したデュフロ氏は「問題を一つ一つほどき、 精力的かつできるだけ科学的に対処するよう努めた」と話した。 会見では、デュフロ氏が2人目の女性受賞者となったことも注目された。 デュフロ氏は「女性でも成功できる姿を見せられた。女性が働き続けることを後押しできたら良いし、 男性は彼女たちに、すべての人が得られるべき敬意を表してほしい」と話した。 だから、「ノーベル賞」じゃないのに、 詐欺的な名前を添付してるのが間違いw ノーベル経済学賞、MITのバナジー氏ら 貧困を緩和 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50967130U9A011C1I00000/ クレマー氏を含めた3氏は、実験により効果を確かめた貧困の具体的な解決手段を提唱。 注目したのは学校教育や子どもの公衆衛生の改善だ。 1990年代半ばにケニア西部で実際に子どもの成績を改善するための実験を繰り返すなど 「小さくても実践的な問題に取り組んだ」(同アカデミー)ことが評価された。 発展途上国への支援は財源が限られるため、3氏はより有効な手法に実験で迫った。 貧困に直面する生徒たちに「教科書」か「無料の食事」のどちらを与えるのが学習への効果が大きいか、 条件をそろえて比較した。 実験結果からは、弱い立場の生徒に支援を絞ると効果が表れたという。 一橋大学の黒崎卓教授は 「発展途上国の現場で社会実験を繰り返し、貧困を解消するための最適な政策を導入する基礎を築いた。 医学で薬の効果を試すような厳密な実験手法を貧困問題に導入した功績は大きい」と話す。 研究成果は現実の貧困問題にも応用された。 同アカデミーによると、インドでは500万人以上の生徒が、受賞者らが築いた教育プログラムの成果を享受したという。 国連が奨励賞を授与すればよい内容。 空論モデルや資本主義万歳の研究にやたら銀行協会賞を与えてきたんで ときどき目先をかわすために、社会総合てきな内容にも授与したんだろうねw >>126 ノーベル賞かどうかじゃなく権威ある賞、特に一般人にも知られているかどうかが 本質なのに、バカだなお前 日本語に訳するときに直訳に近い訳ではなく、 ノーベル賞の一部門と一般世間に思わせてることが 問題の本質だな。 その意味で>>130 はバカか御用レスです。 スウェーデン語でもノーベルと冠して授賞式も他の分野と同一に行われてるんだよなぁ もちろん日本に限らずどこの国でも「ノーベル経済学賞」は一般人を巻き込んでお祭り騒ぎだよ それがいいこととは思わんが >>131 はこれ以上バカをひけらかさなくてもいいんだぞ 書き込めば書き込むほど>>131 は自分が馬鹿だと宣伝しているようなもの >もちろん日本に限らずどこの国でも >「ノーベル経済学賞」は一般人を巻き込んでお祭り騒ぎだよ 初めて聞いてバカ相手は無駄だとわかった。 御用学会のサロンで頑張って下さい。 毎年湧くよなわざわざ経済学板まで来て自分が馬鹿だと宣伝するID:A6rtpwFFみたいなやつ クレマーはロバート・バローの指導学生 しかし恩師は未受賞 MIT economists Esther Duflo and Abhijit Banerjee win Nobel Prize (press conference) https://youtu.be/YBGrYxWbyhg >>128 >生徒たちに「教科書」か「無料の食事」のどちらを与えるのが学習への効果が大きいか、条件をそろえて比較した で、この実験結果は、どこに書いてるの? 教科書と食事、どっちを提供する方が成績上がったの? >>139 メディアのノーベル賞の解説って超いい加減だから >>139 貧乏人は近視眼で享楽的だから貧乏がループする 特定の価値観サロン会員以外は、 原則、この銀行協会賞の対象にならない。偏向賞ですから・・・ >>139 日経新聞で見て、私も同じことを思って記事を探していました。 ないんですよね。 論文読むか、著書を購入するしかないんでしょうか。 >>128 で少し書いてありますが、これだけではわかりませんね。 インドがどんな方法で行っていたのか知りたいです。 >>143 享楽的ねえ 貧乏人はマハラジャにもいけないし、 Joel Robuchonにもいけないだろう。 貧しい人がみな東京競馬場や戸田競艇場にいくわけじゃないよ コンビニ弁当すら買えなくて、慎ましい生活をしてるのに、享楽的とか ばかなことを書く人もいたもんだ。 落ち着け 飯を与えても、教科書与えても効果は変わらない どうせやるなら、本当に貧乏な層に集中的にやると学力押し上げる効果あるって話だよ 記事にも書いてあんだろ 貧乏人を保護されるべき存在で助ければ学習しだすとか、働かないから無駄だとかのイデオロギーは意味がない、 的外れという実験結果、実証だから価値がある 以下『貧乏人の経済学』より #2 貧乏な人々は援助金付きの穀物が好きですが…補助金を増やしても、食生活の改善促進に は役立ちません。主な問題がカロリー量ではなく、他の栄養素だからです。貧乏な人々 にお金をばらまくだけでは不十分ですし、収入が増えても短期的には栄養状態は改善しま せん。インドの例で見たように、貧乏な人々は収入が増えても食事の量や質を改善したり しません。食べ物と競合する圧力や欲望が多すぎるからです。 これに対し、子供や妊婦の栄養摂取に直接投資すると、社会的な見返りはすさまじい ものになります。これは、栄養強化食物を妊婦や幼児の親に与えたり、学校や保育園で 子供の寄生虫駆除を行なったり、微量栄養素を豊富に含む食事を子供に与える、あるいは 親たちが栄養補給剤を摂取したくなるインセンティブを与えることで実現できます。.… #4 …多くの発展途上国では、カリキュラムと教え方のどちらも、学校に来る普通の子供より はエリート向けに作られているため、投入を増やすことで学校の機能を改善しようとする 試みはたいてい期待はずれとなります。1990年代、マイケル・クレマーは発展途上 国における政策介入について、初のランダム化評価を行なうための簡単なテストケースを 探していました。この最初の試みのために、彼は介入の学校には教科書がほとんどなく、 本が不可欠な投入だということにはほぼだれでも合意します。100の学校から25校が 無作為に選ばれ、教科書(その学年向け公式教科書)が配布されました。結果は期待はず れなものでした。.…ケニアで教育に使われている言語は英語で、教科書も自然に英語のも のになります。でも、ほとんどの子供にとって英語は第三言語(地域の言葉、そしてケニア の公用語であるスワヒリ語の次にくる言葉)にすぎず、ほとんど喋れません。英語で書か れた教科書は子供の大多数にとって、役に立つわけがなかったのです(35)。… 3 5 . Paul Glewwe, Michael Kremer, and Sylvie Moulin , “Textbooks and Test Scores: Evidence from a Prospective Evalution in Kenya, “BREAD Working Paper(2000). https://www.povertyactionlab.org/sites/default/files/publications/20_Kremer_Textbooks_and_Test_Scores.pdf read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる