英語の発音総合スレ Part43
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英語の発音に関する勉強法や書籍に関して情報交換しましょう。 書き込もうとすると文字化けする発音記号があるなら、対応する数値文字参照で書き込んでください。 罵詈雑言などを行う荒らしはスルーしてください。スルーには専ブラのNG機能を使うと良いでしょう。 ○発音記号と数値文字参照について 一般的に発音記号と呼ばれる記号は国際音声記号(IPA)を指し、発音本や辞書などに使われています。 X-SAMPAとは国際音声記号をASCII文字のみで表した発音記号で半角英数で入力できます。 数値文字参照とはインターネットにおいて直接記述できない文字や記号を表記する為の方法です。 &#と;で数字を挟む形で使います。例としてəはəで、ʃはʃで、ːはːで書き込めます。 数値文字参照関連サイト ・【みんなの知識 ちょっと便利帳】文字列と数値文字参照(文字参照)の変換 http://www.benricho.org/moji_conv/15.html 文字と記号から数値文字参照への変換とその逆変換ができる。 ・X-SAMPA to IPA Converter http://xsampa2ipa.appspot.com/ X-SAMPAを入力すれば国際音声記号と数値文字参照に変換してくれる。記号のガイド付き。 ・IPA character picker https://r12a.github.io/pickers/ipa/ IPAの入力補助サイト。Convert to escapesをクリックすれば別のタブが開き数値文字参照が表示される。 このスレではDecimal NCRsに表示される数値文字参照を使用してください。 ・英語IPA変換ウェブツール http://lingorado.com/ipa/ja/ 単語か文章を入力すれば国際音声記号に変換してくれる。 ○英語板専用アップローダー http://u3.getuploader.com/2chenglish/index
○音声表記と音素表記について 音声表記は言語音を文字で表記したものです。音声表記は記号を[ ]でくくって記述します。 音声表記に使われる記号が国際音声記号であり発音方法が定められています。 音素表記とは言語音の認識を表記したものです。音素表記は記号を/ /でくくって記述します。 音素表記に使われる記号は言語ごとに慣例的におおむね決まっています。 音声表記と音素表記は混同されることが少なくありません。表記は似ていますが[a]と/a/は明確に違うのです。 ○音素について 音素はひとつの言語のなかで「同じ音」と認識される音声の集まりです。 人間はいろいろな音を発音できますが、それらの音をひとつの言語のなかでグループ分けするのです。 鏡で自分の口を見ながら「れんあい」、「かんぺき」、「よんだい」と発音してみてください。 それぞれの「ん」の発音が違うことがわかるでしょう。しかし発音が違いますが「ん」と認識してはいるのです。 よってそれらの音声は「ん」というグループに入ると考えることができます。 その音のグループが音素です。研究にもよりますが、日本語の音素は24個くらいで英語の音素は44個くらいです。 音素はある言語において語の意味を弁別する最小の単位でもあります。 音素は音声によって作られる単語の部品のようなものでもあると考えてください。音素が並べば単語の部品が並び単語でき文ができます。 「簡易」は「か」+「ん」+「い」の音からできています。そして「か」は「か行」+「あ」の音からできています。逆に「か」は「か行」+「あ」の音に分割できるとも言えます。 しかし「か行」、「あ」、「ん」、「い」をさらに分割することはできません。この音を分割できない状態が最小の単位となります。 簡易の音素は/kaɴi/です。/k/+/a/+/ɴ/+/i/からできていて、/k/が「か行」、/a/が「あ」、/ɴ/が「ん」、/i/が「い」です。 この/k/を/s/に変えましょう。/s/は「さ行」です。「か行」が「さ行」になるため「さ」+「ん」+「い」の音になり、「三位」/saɴi/の単語になったと考えることができます。 音素を変えることで単語が変わり、単語が変わることで意味も変わります。これが語の意味を弁別するということです。 ○発音学習サイト ・[英語発音入門] http://kccn.konan-u.ac.jp/ilc/english/index.html 初学者向けの発音解説サイト。 ・Phonetics: The sounds of American English http://soundsofspeech.uiowa.edu/index.html#english ページ下のEnglish Moduleでアメリカ発音で使う音声を動画で見れる。 ・英語の発音と発音記号(練習用) http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/eigo/hatsuon/index.html アメリカ発音の練習サイト。 ・Pronunciation-english.com http://www.pronunciation-english.com/ イギリス発音の学習サイト。 ・The Sounds of English http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/pronunciation 英国放送協会による発音学習発音コーナー。 ・フォニックス (Phonics) 入門 http://phonics.friends-esl.com/ スペルと発音の関係の学習サイト。 ・ELSA https://www.elsanow.io/home 英語ノンネイティブ向け発音練習スマホアプリ。 ・Youglish http://youglish.com/ 検索語句の発音実例をyoutubeから洗い出し、該当シーンをリスト化・再生。us/uk/aus絞込対応。 >>1 乙! ― ところで、前スレの後ろの方で緊張母音と弛緩母音の話が 出てきたんだけど、>>6 の音韻論のページの中ほどを見てみると RPの母音とGAの母音の表が書かれてる。 そこでlax/tenseの 対比がなされてるのはGAだけになってるんだな。 これってRPを語る際には、lax/tenseという観点よりもshort/long という観点で語られる方が多いってことなのかな? 数年前は英語の発音スレは音スト爺に荒らされて読めたもんじゃなかったけど、音スト爺が現れなくなったら(規制されたのかな?)良スレになった 2018年7月8日調査 (括弧内は2017年12月13日調査) DMM講師 5275人(6529) ノンネイティブ講師数4844人(6176) フィリピン 2086人(2492) セルビア 1721人(2425) 日本 40人(?) その他 997人(1259) ネイティブ講師431人(353) アメリカ 163人(133) イギリス 136人(97) 南アフリカ 62人(77) カナダ 29人(20) オーストラリア 28人(10) ニュージーランド 10人(12) アイルランド 5人(3) 前スレの /w/ の話 would は /u/ も難しいから /w/ の習得のために例としてあげるには難易度が高いんじゃないかな? win や wit なら日本人でも有声両唇軟口蓋接近音として発音するのは容易だと思うのだけど 帰国子女の耳には「ウィン」「ウィット」に聴こえるの? 五十音順の「わ」の段に、「う」の行があれば日本人も楽勝で Wouldを発音できたのになぁ。 この音を表から除外すると決めたやつを、ぶん殴りたいわ。 >>12 わいうえお って書かれてる五十音表もあるにゃ >>13 だからそれは、「う」でしょ。 そうじゃなくて、わ段のう行の専用の文字と音を、2000年ぐらい前に ちゃんと作っとけってことだよ。 >>7 そうだね。音韻論学者の英米での差かな。 米では、より母語話者の知覚重視だけど、英では音韻論にも音声学的な分析をもっと取り入れようとして音韻論と音声学を折衷している面があるよ。 もちろん米でも少々音声学と音韻論を折衷する試みは取り入れられているけど、英の方がその傾向が強いね。 lax, tenseの対比は、米の音韻論では一般的だしネイティブの知覚にも適合するんだけど、音声学的な観点からだと曖昧な点がある。 なので英の音韻論では音声学的な曖昧さを排するために折衷して母音の長さの対比として説明するのが一般的になった。 実際の音声では、緊張母音と弛緩母音で口の開き具合や舌の位置が異なるけど、ネイティブは一般的にはそれを知覚してないよ。 /w/は日本語ネイティブでも発音方法を知ってて意識してさえいれば難しくないよ。 ただし、前提の発音方法の知識として、日本語の「ワ」の子音よりもけっこう強い。 唇を丸めすぼめて息の流れが少し滞る感じ。 >>14 それは無茶。日本人が普段しない、日本に存在しない発音の表記を考えとけって無茶でしょう 2018年7月8日調査 (括弧内は2017年12月13日調査) DMM講師 5275人(6529) ノンネイティブ講師数4844人(6176) フィリピン 2086人(2492) セルビア 1721人(2425) 日本 40人(?) その他 997人(1259) ネイティブ講師431人(353) アメリカ 163人(133) イギリス 136人(97) 南アフリカ 62人(77) カナダ 29人(20) オーストラリア 28人(10) ニュージーランド 10人(12) アイルランド 5人(3) >>15 ありがとうございます。 なるほど、音声学と音韻論を突き詰めていくと、どこかで折衷点を 探す必要が出てくる(人間は普段の会話で無意識のうちに折衷して いるってーか、グレイな部分を同じものとして捉えている?)けど、 大西洋を挟んだ西と東では、文化的な差から来るのか、アプローチの スタンスが異なっているということですね。 人間心理も絡んできそうで、なかなか興味深いものがありますね。 単語末尾のdsの音がtsの音に近くなってしまうんですがどう発音するのでしょうか? 色んな動画も調べましたがよくわかりません >>22 kidとkit、closeの閉めると近い は言い分けられる? >>23 大丈夫です ですがts, dsがダメです >>24 まず、日本語の「ヅ」は破擦音として単音のように発音するけど、英語のdzはあくまで二重子音なので、それぞれ前後別の音声dとzを続けて発音するイメージです。 簡単に言うと、まずdで息の流れを閉鎖して、zで息の流れを開放します。 このとき、日本語のダ行子音は舌先の面(舌端面)で閉鎖するのと違い、英語のdは舌先の点(舌尖)で閉鎖します。 dの閉鎖から開放するとき、舌の動きは最小限に直接zの位置に移動させ、そのままzの発音に移行します。 dからzへの開放は息の流れも緩やかに少なめにします。 息の流れが速すぎたり多すぎたりすると、zがsになってしまいます。 >>25 zがsの音になっている人はいませんか? zよりもsの音の方が楽なので それとも自分がzの音がsの音のように聞こえてしまってるだけでしょうか?? >>26 舌先が緊張状態ではないですか? zはsと比べて、息の通過が緩慢だったり、舌先と歯茎の間はsより極わずかに広かったり、弛緩していたりする。 摩擦zは特に有声閉鎖音の直後だと、閉鎖からzへの移行のごく一瞬のみ有声ですぐに無声状態に近くなることもあるしれないけど、それでも依然としてzですよ。 直前の母音が単母音のときは、母音からdへの移行部分に、なるべく、カタカナ語につられて小さい「ッ」のようなポーズを挿入したりしないようにする。 つまり例えばkidsがキッズにならないようになるべく母音からd、dからzへスムーズに移行する。 このとき舌先が緊張状態だとうまく行かないので、舌先は弛緩させる。 直前の母音からdへの移行は、母音の音程を下降気味にしながらdの閉鎖に移行すると発音しやすいよ。 あと、dの閉鎖はtより弱め。 舌先が弛緩状態のまま舌尖が歯茎に軽く接触する感じで閉鎖すると、その後のzへの開放がスムーズになる。 >>27 大変勉強になりました! ありがとうございます cars と cards を同じにならないように発音するの、そんなに難しいかな >>29 日本語はズとヅの音に違いがないから、ダ行に当たるヅの方、つまりcardsの方の発音がなかなかわからない人が多いよ ネイティブの場合間違えようがない、ってパターンかもな あとはdzが二重子音ではなく破擦音であることに気づけないのが原因かも 無理やりdの破裂音の後に摩擦音zを並べてるから難しくなるのかも 確かにタカラヅカだけどグッズだね 日本人でも cars と card は区別して発音することが出来るし、cards がその2つとも違う第3の発音であると聴きわけることも出来るようになるよね? 聴きわけられるようになると自分1人で練習することも容易になると思うから cars, card, cards をセットにして発音練習するのオススメです 有声だと難しい発音は無声で口と舌の動きをマスターしてから有声にする練習方法も タカラツカを有声にしてタカラヅカ cat → cats → cads キャッツは普段から英語っぽく発音出来るもんね [dz] は有声歯茎破擦音の日本語wikiだと言語例「英語ー語末の d + 名詞複数形、動詞三単現形のs」と載っているけれど英語wiki では/d/ の説明をしている 日本語wikiの間違い? >>34 英語はリエゾンの結果として発生する音であって、音素には存在しないからじゃないかな >>32 >>34 日本語の「ヅ(ズ)」の子音は破擦音だけど、英語音韻論の上では、dzは破擦音という認識はなくて、あくまで二重子音だよ。 英語の破擦音は音韻論上はCh, Sh, Zh, Jのみ。 確かに英語でもTS, DZの実際の音声ではほぼ破擦音になるけど、ネイティブの認識ではTとS, DとZをそれぞれ別に発音しているつもり。 日本語では「ヅ、ズ」を発音上は弁別しなくて、どちらも基本的に[dz]で発音するから、日本語には実は[z]の音声は無い(正確には[z]は「ヅ、ズ」の子音の異音としてはある)。 なので、日本語ネイティブは予備知識なしには[z]を正確には発音できないし、英語の/z/は日本人にとっては状況によって/s/にも聞こえる。 意識すれば別に難しい発音ではないんだけどね。 >>35 別の音素だけど、同じ音節内のコーダにも出現するから、リエゾンとは違うよ。 2018年7月11日調査 (括弧内は2017年12月13日調査) DMM講師 5374人(6529) ノンネイティブ講師数4934人(6176) フィリピン 2101人(2492) セルビア 1769人(2425) 日本 41人(?) その他 1023人(1259) ネイティブ講師440人(353) アメリカ 170人(133) イギリス 139人(97) 南アフリカ 61人(77) カナダ 29人(20) オーストラリア 28人(10) ニュージーランド 10人(12) アイルランド 5人(3) 正しいのかどうもかもよくわからん練習をしてると確かに気が狂いそうになるw ネイティブと同等の発音なんて目指さない方がいいよ 英語学習のの目的、最終目標は人ぞれだろうけど、完璧な発音めざすのは時間の無駄だと思うわ carsとcardsの違いなんか文脈で分かるんだから厳密に区別して発音する必要ないでしょ? むしろ似たような発音を文脈とか文法から推測する能力の方がよっぽど優先度高いと思うよ? >>42 それはさすがに言いすぎ。 ネイティブにとっちゃ違和感があるよ。 何でこいつ車の話してんのにトランプの話になる?みたいな感じに。 日本語だって文脈でわかるだろとか言って、おばちゃんとおばあちゃんとか混同されたら違和感あるでしょう。 ついでに言うと、carsの発音に不要なdを挿入して/kärdz/と発音するよりは、まだ/kärs/みたいに/s/で発音するほうが、ネイティブにとっては圧倒的に違和感は小さいよ。 carとcardの時点で発音が大違いなんだから sつけたあとも惑うことはなさそう そもそも話者がネイティブじゃないのは相手にもわかるんだから 細かい発音の違いに目くじらたてられることなんてねーよ 日本の家の中に閉じこもって意味のない勉強のための勉強してるやつに限って細部にこだわるんだよなあ >日本の家の中に閉じこもって意味のない勉強のための勉強してるやつに限って細部にこだわるんだよなあ これこそが家に閉じこもってるやつの典型的な煽りw 「〜なやつに限って」っていうのも、大した根拠もなく小学生がよく使うセリフ >>44 車の話をしてて急にトランプの話だと思うだろうか? おばあちゃんとおばちゃんは意味が近い言葉だから例えが悪いね わざわざsみたいに息を漏らし気味にすればcarsになるし わざわざ舌上げて息を詰まらせ気味にすればcardsだけど 文脈で意味が分かる時までわざわざ丁寧に差をつけて喋るほどのことか? わざわざ丁寧に間違えて発音してる日本人への指摘として強いて言うべきことなのかもしれないとは思うけど 実際ネイティブはどっちとも言えないような曖昧な発音にして会話している人が多いんじゃないの? cardのdを弱いか発音しない人だっているのにそれでcarと区別つかなくて問題になることある? どうしても誤解される問題がありそうな時だけわざわざ強調すればいい程度の些細な話では? lとrも日本人って分かってくれてたら文脈で汲み取ってくれるよ もうこのスレ終わりでいいね card の d で舌を伸ばして d の位置に移動しないネイティヴがいるの? 実際、ネイティブがどのような感覚で聞いてるかどうかは ネイティブでないと分からないと思うけど、「ザジズゼゾ」を 「ダヂヅデド」でしゃべる紀州弁程度の違和感は感じそうだな。 というか、カーズとカーヅだろ。 日本人でも比較的区別して、言える部類だと思う。 そしてそんなことより、真ん中のarが言えてるかの方が重要だろう。 >>50 自分の英語がEngrishでもいいと思うならそうなんじゃない?w >>49 普段は発音を分けずに、いざというときだけ強調するとか、そんな器用な真似できるかな? 普段から分けて発音した方がよっぽど楽じゃない? そもそも、違いを知ってさえいれば発音分けるの全然難しくはないのに、何でわざわざ分けずに発音するの? dzとzの差が曖昧に聞こえるのは、あくまで日本語ネイティブにとって。 英語ネイティブにとっては別に曖昧じゃないよ。 まあ英語の音韻上、dzが語頭に立つことがないから、語頭のzの場合ならdzで発音してしまってもネイティブもそれをzとして認識してくれると思うけど、コーダのdzとzは分けないとやっぱり混乱するよ。 >>51 いないね。 >>53 日本語じゃヅとズの発音は区別しないけど、英語のdzとzが違うことを知ってさえいれば日本人でも全然難しくないよね。 まあ両方とも大事だからarのほうがことさら重要だとは言えないかな。 carsとcardsを「区別せずに」発音しようと思うと、逆にひと手間 かかってしまうよな(「cardは/d/だけど、複数になる場合は/d/を /z/に変える」なんてことを考えないといけなくなるから)。 そゆことを考える前に/dz/の発音を(できない人は)ひたすら練習 する方がよいと思う。 ― ar のR音性の話をしているのなら、アメリカ人のようにしゃべりたい のなら別だけど、イギリス/ヨーロッパ系の発音を目指すのであれば cars や cards じゃ不要だから優先順位は逆に低いとも言えるな。 >>58 >carsとcardsを「区別せずに」発音しようと思うと、逆にひと手間 >かかってしまうよな これは同意だわ。 >そゆことを考える前に/dz/の発音を(できない人は)ひたすら練習 >する方がよいと思う。 日本人が発音できないのは/dz/じゃなくて/z/の方だよ。 だから練習すべきは/z/の方。 歯茎に舌を付けないよう意識すりゃ良いだけだから、知ってさえいりゃたいして難しくはないけどね。 日本語のザ行やヅの子音はローマ字だと単にzで書くけど、発音の方は破擦音[dz]。 英語の/z/は単なる摩擦音で閉鎖を伴わないから、日本人は語尾やコーダではよく/s/と混同する。 英語由来のカタカナ語や固有名詞でもよく混同してるのがあるよね。 例えば、ニュース、ブリスベン、イスラエル、タイガース、ブレーブス、グリーンピース(団体じゃなくて豆の方な)などの「ス」はどれも、元々の英語の発音は/z/だよね。 蛇足かも知れないけど、日本人のようにzをdzで発音してしまう場合と違って、コーダのzをsで発音してもけっこう普通に通じる。 余分な閉鎖dが入らない分、ネイティブにとってはsの方がdzよりは圧倒的にzに近い音声に聞こえるから。 さらに、コーダのzをsで発音するのは、スペイン語圏からの移民たちが英語をしゃべるときに有りがちな訛りだから、ネイティブも慣れてるし。 ん? 日本語でも「ず」と「づ」の発音は[zɯ]とを[dzɯ]として 区別しているんじゃない? でもまぁ、昔は「少しづつ」(少し+つつ)と書いていたのに、 今や「少しずつ」が本則になってることを考えると音の違いは ないという認識なのかもしれないなぁ。。。 などと考えながら、IPA Handbook を見てみた。 /z/ tends to be [ᵈz] initially ([ᵈʑ] before /i/) and after /ɴ/. 確かに、日本語の「ず」の子音が純粋な[z]か?って言われると違う気も するね。 [dz]でもない感じだけど。 >>50 Ellectionがerrectionと聞き間違えられたらと思うとゾッとしますわ ずでもづでも舌先が歯につくからdzだよ 日本語にzuの発音はない >>61 そもそも日本語の「ズ」は旧仮名遣いでは実はけっこう出現頻度が低い。 基本的には、否定の「ズ」、「ス」の連濁、漢字音読みだけ。 まあ、そもそも濁音が和語では語頭に立たないから「ズ」の出現は漢字音読みが多い。 しかし、その漢字音読みも、現代仮名遣いだと「ズ」の振り仮名だけど、旧振り仮名では本来「ヅ」が圧倒的に多い。 「図画、頭巾、大豆」とか、現代は「ズ」の振り仮名だけど、旧字音振り仮名では「ヅ」。 つまり、日本語ではそもそも「ヅ」の方が「ズ」より圧倒的に出現頻度が高かったんだよね。 それでも戦前までは標準語含む東日本と近畿方言を除き、中部や西日本では「ヅ」と「ズ」の発音を分ける方言が主流だったけど、戦後のラジオ、テレビ放送の普及と現代仮名遣い教育でほぼ駆逐された。 >>42 区別するの簡単やから区別すればよくないか? 英語で食ってない俺でも区別できるぞ。 >>65 イギリスの英語は最期のRを発音しないように、息が浅いからな。だから「あ」系の母音も、 息の浅さ世界一の日本語に近づいて、今後も収斂していくだろう。 だけど世界最強国家アメリカ様の英語は、Rを発音してなんぼだから、結局のところ今後も変わらないでしょ。 多民族、多人種国家アメリカでは、アメリカ英語の発音が、アメリカ人らしさのすべてなのだから。 >>66 なるほど、確かに国会図書館のデジタルライブラリなどで 古い書籍とかを見ると「ヅ」が多かった気がする。 しかし、「ス」([sɯ])に濁音をつけたものが「ズ」になる という教育を受けているはずなのに、「ズ」が[zɯ]になって ないし、そのことに気付かないってのはちょっと盲点だったわ。 日本語の方言でも傾向は変わってくるのかもしれないけど。 >>69 20世紀のRPの発音を収録したというGimson編纂のOxford Dictionary だと apple も /apl/ だからね。 ただ、アメリカ英語も少しずつ変わっていくはずだと思う。 どういう方向に変わっていくのかは分からないけど。 実際、大西洋を渡ってきた人たちが西へ西へと目指していく過程で 米国に複数の方言が生み出されたわけだし(まぁ、テープレコーダーや ビデオのおかげで時間を超えた音声が残せるようになったのと、 インターネットのおかげで地理的な差が出にくくなるため、変化は 緩慢になるのかもしれないけど)。 イギリスとかニュージーランドの例で見ると、言語の変化は若い世代 (つまり学生)コミュニティーのしゃべり方が拡散していくという 傾向があるらしい。 だから、アメリカの学生が「黒人英語が かっこいいぜ」ともしも思ったとしたら、そっちの方向に向変わっていく かもしれないし、ラテン人口の増加で、そっちの方向に行ってしまうかも。 >>71 どうかなー。もうデジタル時代になって、あんまり変わらないんじゃ無いかな。 日本人が一番聞き取れないのは、アメリカ人の口が全く動かない、喉仏と体だけで 喋ってるみたいな英語なんだけど、これが一番声が響いてカッコよく聞こえるんだよね。 この英語を喋る白人がいなくなったら変わるかもしれないが、、、 いろんなところで勉強して音声学的な知識は大分増えたけど実際の発音は結局あまり向上してない気がするな… 個々の音素なら昔より多少正確に発声できるようになったものの 自分の会話の録音聞き直すと全体的には相変わらず典型的なジャパニーズイングリッシュですな >>75 > 典型的なジャパニーズイングリッシュ 俺は日本に住んでここから抜け出したけど、正直言って頑張らなくていいと思う。 たしかに英語を喋った時に外国人の反応はすごく良くなるし、ほかの日本人を圧倒できるようになる。 でも身につけるための代償が大きすぎる。最低でも、毎日3時間の訓練を10年間やらなければならない。 でも発音が良くなると聞き取りはたしかに圧倒的に良くなって、ニュースの討論番組とかは、 ドラマや映画に比べると、涙が出るほどハッキリと喋っているのがよく分かる。 >>76 対費用効果を考えるとあまり入れ込み過ぎない方がいいってのは俺もよくわかってるつもりなんだけどね ただ理想を言えば日本人英語に慣れてない人が相手でも頻繁に聞き返されない程度の流暢さは欲しいかな… >>70 現代日本語の清音濁音は、もはや単なる有声無声の対比じゃないからね。 「は」行の清濁なんて特に。 >>74 これもよく言われてるね。 でも↓リンクの濁音の項にも書いてあるけど、実際には母音の後でも(閉鎖が若干弱めながらも)dzで発音する人がけっこう居るよね。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E8%A1%8C 蛇足かもだけど、英語でも/ns/は/nts/、/nz/は/ndz/で発音する、てのがアメリカとかの発音矯正レッスンなんかじゃテンプレになってる。 要は、ノンネイティブは/s, z/の前では/n/を鼻母音化してしまう傾向があるから、それの修正。 つまり、princeとprints、bansとbandsなんかは同じ発音になる。 日本人はもともと/z/をdzで発音する傾向だから、/nz/については指導なしでもこれが出来る。 まあ/ns/に関しては、日本人も/n/を鼻母音化してしまうけど。 >>76 >>77 気持ちはすごくわかる。 実際的にはどこに妥協点を見出すか、てのと、そこまで如何に効率よく到達するか、てのが大事になってくるんだろね。 まあ音素の代表音と音節のリズムとアクセントが分かれば取りあえず問題なく通じるね。 >>76 > でも身につけるための代償が大きすぎる。 > 最低でも、毎日3時間の訓練を10年間やらなければならない。 1日中英語漬けで発音を学んでいくネイティブの子供でもちゃんと 発音できるようになるまでには3年くらいかかってるからなぁ。 数字的にはいい線を突いているのかも。 むしろ「代償」と捉えるのではなく、楽しみの中でやっていける ようにするってのが吉だと思う。 それか、何かをしながら やっていくという「ながら精神」かな。 子音の練習やリズムの獲得は、ささやき声でもできるからね。 >>75 音声学大好きな人ここに大勢いるけど それに水をぶっかけるような話だなw >>83 音声学は「上手に発音するための方法を教えるための学問」じゃあ ないからね。 ただ、英語話者の発音を闇雲に真似るのではなく、分析的な視点で 効率の良い真似の仕方を自分で考えるための材料を与えてくれるって ところが大事なんだと思う。 どういう学問だろうとどっちみち足しにしようとしてんだろw とくに英語音声学なるものはそうだな 足しにならない前提なら本なんて出せないw >>85 > どういう学問だろうとどっちみち足しにしようとしてんだろw ま、確かにその通りだわな。 しかし、どのようにすれば足しに なるのか?って、言わば受け取り手の技量が試されてるような部分が あるのかもしれないな。 >>82 そもそも、それぞれの言語の音韻では音声学上のいろんな音声の些細な違いを一定程度は許容してるから、音声学上の厳密な音声が異なるからと言って、英語と日本語の音声は全部違う、というのは極端すぎる。 例えば、英語の/f/と日本語の「フ」子音[ɸ]は音声学上は全く違う音声だけど、不要な渡り音を挿入して[ɸʷ]で発音してしまわないかぎりは英語の/f/にほぼネイティブの違和感なく代用可能だったりする。 まあ実際には日本人にとって、不要な渡り音なしに[ɸ]を発音するのは至難だったりするけど。 まあ、なので、音声学上の厳密な音声では違うからと言って音韻上も通じないわけではない。 敢えて音声学上ある程度の精密さで言っても、英語の強勢オンセットと日本語の語頭子音はけっこう共通してる。/p, b, k, g, m, n, s/など。 /t, d/も英語強勢オンセットでは舌尖調音、日本語語頭では舌端面調音て違いくらい。 代用してもネイティブはほぼ訛りすら感じない。 母音はガチガチに音声学上の精密さを求めれば日本語と英語で母音の音声を共有してないとも言えるけど、音韻上許容できるレベルでは共有してる。 英語/ʌ/と日本語弱勢「あ」段母音は同じ。 英語/ɑ/と日本語語頭強勢「あ」段母音は同じ。 英語/i/も日本語「い」段とほぼ同じ。 英語/e/は日本語「え」段とほぼ同じ。 これも子音ほどではないけど、ネイティブに聞き苦しさを感じさせずに代用可能。 ネイティブの知覚はあくまで音韻ベースだから、あんまり極端に音声学上の音声ばっかりにこだわらないほうが良いよ。 うーん、音を記号と舌の位置で説明している人たちは、本当に自分は英語を 聞き取ったり発音したりできているのだろうか。 日本人にとっては、リズム、強弱アクセント、息などの話が無いと、 そもそもLとRの区別すら出来ないと思う。 > 代用してもネイティブはほぼ訛りすら感じない。 ここに秘伝を無料で書くやつはいないと思うけど、「んなわけねーだろ」 とだけは、言っておこう。 >>87 オレ音声学なんて興味ないよ。 後出しで「許容範囲レベルの誤差は問わないってルール出されても 「へいへい、そういうルールの範囲内ならおまえの言う通りだね」としか言いようがない おれはそんなルール共有してないから知らんよ。 野球の話したらサッカーのルール持ち出されたようなものだw >>90 許容範囲以外に何の違いを求める? んなこと言ったら、個人個人すべて音声が違う >>89 LとRの区別はかなり初期からできてた 他の人もやる気があればできるはず それにLとRの区別にリズムとかは関係ないと思うが >>89 > 音を記号と舌の位置で説明している人たちは、本当に自分は英語を > 聞き取ったり発音したりできているのだろうか。 文字でしかやり取りできない掲示板で音の話をしようと思えば、 記号や舌の位置で説明するしかないだろうね。 それと音声学はそれだけじゃなく、音素配列やプロソディについても 扱ってるから、リズム、強弱アクセントは守備範囲に入ってるよ。 > 日本人にとっては、リズム、強弱アクセント、息などの話が無いと、 > そもそもLとRの区別すら出来ないと思う。 そりゃーない、、、LとRの区別はリズム、強弱アクセント、息とは まったく関係ない話だよ。 >> 代用してもネイティブはほぼ訛りすら感じない。 > ここに秘伝を無料で書くやつはいないと思うけど、「んなわけねーだろ」 > とだけは、言っておこう。 「代用しても〜」のレスを書いた本人じゃないけど、/t, d/という 音の範疇に限った話だろうね。 日本語のタ行、ダ行でどんな方言が あるのかは知らないけど、帯気音の極端な方言があったとしたら 訛りは感じ取れるかもしれないけど、、、 >>93 > LとRの区別はかなり初期からできてた 他の人もやる気があればできるはず 日本語の音だけで成人になった人間は、基本的には一生聞き分けはできない。 やる気とか、意味がわからないが、初期とは何歳から初めて何歳で聞き取れたのか。 俺は20代後半から初めて、30代後半でやっと80パーセントぐらい聞き取れるようになった。 でも日本語を喋っているときは、いまだに全く聞き取れない。英語モードの時のみ可能。 聞き分けができるようになったときは、日本語と英語ではここまで聞いているとこが違うのかと、 衝撃を受けた。そのときアメリカドラマでの、アメリカ人俳優のカタコトの日本語が理解することすら 困難である理由がわかった。 L と R の区別と、リズムやアクセントは関係ないという。俺もそう思っていた。 だって普通話を話せる中国人は、英語のリズムもアクセントもないけど聞きわけられるからね。 でも日本語という、アホほど発音が簡単で音がスカスカの言語だけで成人し、 日本以外で暮らしたことのない俺には、リズムとアクセントが無いと最後の聞き分けはできなかった。 外国人観光客が、すみませんとか、ありがとう、とかいうたびに、ちゃんと言えててすごいって思う。 日本人だったら英語で、Solly とか、Sankyu、とかになるわけだ。基本的な謝辞すら、言えやしないんだ。 本当に日本語の発音は、とちくるって簡単だ。書き言葉と文法は、理不尽に難解だけれど。 日本語だけで大人になった人はその人にとってラ行と識別される音からLとRの音を抽出すればいいだけ LRともに日本語のラ行の音としては中途半端な音なんだから >>95 いつと言われても覚えてないけど、遅くとも高校生の頃には聞き分けられてた 別の音として覚えておかないとスペルを書き間違えて試験の点数が下がる恐れがあったから >>79 >/nz/は/ndz/で発音する、てのがアメリカとかの発音矯正レッスンなんかじゃテンプレになってる /ns/が/nts/なるのは教科書にも書いているけど、/nz/が/ndz/になるというのはあまり見た記憶がないです。 逆に/nz/は/ndz/にならないと何かに書いてたのを読んだ記憶があるようなないよいなあるような。 教科書でも何でも、/nz/が/ndz/なるってののソースをもし知っていたら教えていただけませんか? >>96 リズムとアクセントでどのようにLとRを聞き分けてるのかは想像も つかないけど、舌が歯茎に接触するタイミングと離れるタイミング、 それらの前後の音色の変化に着目すると1つのきっかけは得られると思う。 もっとも、Rの場合は舌は歯茎に接触しないんだけどね。 このため、 上記のタイミングが明確にならない。 また、Lと日本のラ行子音の 違いは舌が接触した後、明確な共鳴音が出てるかどうかで区別できる。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる