2017年9月4日、露通信社スプートニクによると、ロシアの国際問題専門家は、「中国とロシアは国際政治上の利益が共通している。ロシアが日本のために対中関係を変える可能性はない。中露関係こそが重要だ」と指摘した。参考消息網が伝えた。

専門家の発言は、ロシアの国際問題研究団体・ヴァルダムの報告書に盛り込まれた。

報告書は「中露の戦略的パートナーシップは国際政治上の共通の利益に基いている。世界秩序や世界問題への対応、解決の仕方でも中露の立場は共通だ。対中関係はロシアにとって依然として重要だ」と指摘した。

このため、専門家は「日本はロシアに反中的な姿勢を望まないと同時に、ロシアとの関係を強化するために、対米関係を軽視することもしないだろう」と予測。

日本はここ3年、中露が安全保障や政治問題で緊密な関係を築いたことを不安に感じている。特に中露がアジア太平洋地域に及ぼす政治的な影響力を批判的に見ている。

一方で、中露は在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備、米韓合同軍事演習に強い懸念を抱いている。(翻訳・編集/大宮)

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