米南部の沖合で韓国の貨物船が転覆した事故について、韓国メディアが日本の船が原因となった可能性があると報じた。中国メディア・中国経済網が10日付で伝えた。

報道によると、韓国の現代(ヒュンダイ)グループの自動車用貨物船、ゴールデン・レイ(Golden Ray)は8日の午前1時40分(現地時間)、米ジョージア州ブランズウィックの沖合で転覆した。乗っていた24人のうち、20人は事故発生の当日のうちに救助され、残りの4人も翌日中に助け出された。当時、貨物船は同グループの自動車をおよそ4000台積んでいたという。

記事によると、転覆の具体的な原因はまだ発表されていないが、中央日報やSBSといった複数の韓国メディアは、「船が急に方向転換したことが原因となった可能性がある」とし、現地米メディアの報道を基に、目撃者が「ゴールデン・レイが出港した時、ちょうど1隻の船が接近し、その後転覆した」と語ったことを紹介しているという。

記事は、「世界中の船の現在地をリアルタイムで提供するマリントラフィック(Marine Traffic)のサイトを見ると、事故発生前に確かに1隻の船がゴールデン・レイに向かって進んでおり、ゴールデン・レイは急に方向を変えて転覆していた。2隻の距離は最も近いときで250メートルほどだった」と指摘。「報道によると、やって来たのは日本の船で、ゴールデン・レイよりも横幅がさらに10メートルほど大きかった」と伝えている。
Record china
2019年9月10日(火) 17時10分
https://www.recordchina.co.jp/b743750-s0-c30-d0148.html