東亜日報 Posted April. 05, 2023 08:51, Updated April. 05, 2023 08:51

国際通貨基金(IMF)は4日(現地時間)、韓国の不動産プロジェクトファイナンス(PF)発金融市場の不安を警告した。
昨年のレゴランドの事態以降、政府と韓国銀行の流動性支援で危機は一段落したが、金利引き上げと不動産価格の下落の中で債務不履行事態が再発する懸念も依然として残っていると指摘した。

IMFは同日、グローバル金融安定報告書で、シリコンバレー銀行(SVB)の破産が引き金となったグローバル銀行危機は、
「数年間の金利安や急激な金利引き上げにより拡大された金融部門の脆弱性を示すものであり、このようなリスクは通貨緊縮が持続する限り、今後数ヶ月間さらに深刻化しうる」と警告した。

IMFは特に、ノンバンクのリスクを取り上げ、昨年10月に韓国が経験したレゴランド発社債市場の危機を叙述した。
IMFは、「韓国の場合、PF融資は資金構造が脆弱で満期不一致も相当だ」とし、「韓国のPF融資の延滞率はピークからさらに上がる可能性は低いが、不動産価格の下落など逆風が続いており、リスク要因がある」と指摘した。
IMFはさらに、「当局は、不動産金融と関連した潜在的な債務不履行の懸念を管理するために、積極的な措置を取らなければならない」と勧告した。

金融当局も、韓国国内ノンバンクのPF関連リスクに注視している。高収益を狙ってここ数年、大規模なPF融資に乗り出した証券会社や貯蓄銀行、相互金融圏などで、最近、延滞率が急激に高まっているためだ。
金融委の関係者は、「不動産PFに対する懸念が集中的に提起され、政府を挙げ金融支援に乗り出している」と話した。

金?秀 kimhs@donga.com ・ 金道炯 dodo@donga.com
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20230405/4067551/1

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