カール・マルクス 18
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そういえばアメリカの日本史家が
留学した時に明治維新研究はマルクス主義
解釈一色だったと言っていたな
どうマルクス理論に当てはめるかという
議論ばかりだったらしい 展望は俺こそ正しく読んでいるという
人々が大挙してやっていたが... 経済原論より原子の方がストレス解消になるし、狭義でね、痛んでると思う。
義経ならどうするか。経済なんて日本の十八番なんだから他人の成功を祈りなさい。 原子爆弾というけど火力は如何なんでしょう。発電も。 >>650
同意
左翼はレーニン「青年同盟の任務」、毛沢東『実践論』を読み直すべき レーニンは本を書くのが本当に上手い
エンゲルスとレーニンがいればマルクスはいらなかった >>659
日本の哲学者で、マルクス哲学を受けて将来の展望というか構想力を示そうとしたのが
おそらくは三木清なんだろうね。
読んだことはないけれども。 マルクス主義の世界観ってナポレオンから続く戦時体制や総力戦理論を純化したものだろう
今日の夕飯に何を食った、何のテレビを見たかみたいな一般人の些細な事の積み重ねまでが継続的な闘争の一環となる
エルンスト・ユンガーやレーニンの著作でも何気ない日々がすべて闘争のために費やされるべきだと主張されている
でもそんなことしてたら疲れちゃうよ フード左翼・フード右翼なんてのもあるみたいだけど。 毛沢東って都市は田舎から生えてくるから田舎さえ無事なら都市は核攻撃されても平気みたいなこと吠えてたな 初期毛沢東はアナーキズムの影響を受けている
中国共産党を作った毛沢東は、スノーとの対話でアナキズムを研究したと語っているし(4)、
「小組織、大連合」という1921年の毛沢東のキャッチフレーズ(5)は、アナキストとの連携を
意図するものだった。そもそも孫文の時代はアナキズムと共産主義は未分化だったようだ。
4)『中国のアナキズム運動』スカラピーノ著丸山松幸訳、紀伊国屋書店)
5)一九二一年十一月二十一日‥‥他們接受毛澤東“小組織大聯合”的主張,先後成立了土木、機械、印刷等十多個工會。勞工會從此進入了新的發展時期。
http://www.people.com.cn/BIG5/shizheng/8198/30446/30449/2182246.html リンク切れ? マルクスがクマのプーさん検閲しろって
言ってたら嫌だな マルクスが検閲に遭わないんだから、
イギリスあるいはアメリカは表現の自由の大国だろうけど、
その表現の自由の大国であるアメリカですら、
3Dプリンターを使ったプラスチック製銃の製造方法を教える映像を
連邦地裁が差し止めたんだから、
イギリスが実は表現の自由の大国なのかもしれない。 >>673
イギリスの情報操作は傑出してるけどね。 大陸側では教会批判、政権批判すると弾圧される
イギリスは教会が弱い&英国政府批判はしてないからスルーされたんじゃない? デヴィッド・グレーバー『負債論』を読んだ
資本主義の成り立ちを「負債」という観点から解釈し直した本で、非常に刺激的だった
日本を含め世界中で資本主義成立以前から手形・為替が発生していることや、資本主義と宗教との関係といった謎が氷解した
文中では主としてアダム・スミス批判という体裁を採っているが、明らかにマルクスの『資本論』の更新を目指している
特にマルクスが主張する貨幣の成り立ち(いわゆる一般的等価形態)を一蹴している
欠点は、とにかく読みづらい
問題の所在を事例を通して示し、結論も各章の最後に書いてあったりなかったりするので、筋を追っかけるのが大変
なぜか本田圭佑が勧めてて非常に謎だったが、マルクス読んだ人はかなり楽しめると思う そりゃ、柄谷みたいに勝手気まますぎる観念論で解釈し直したら
何でもアリになっちまうわな 本屋で10頁も立ち読みすりゃ分かるが「勝手気まますぎる観念論」ではない どうにも物々交換社会が見つからない
ということに人類学者が気がついたからな >>676
>貨幣の成り立ち(いわゆる一般的等価形態)を一蹴している
どう一蹴しているの? 組織化の原理を反映した人の振舞いを個人の人格と取り違える >>682
誤爆?
>>681への答えではないよね? >>681
横だけど、マルクスは貨幣形態に至るまでにはT〜Wの過程を経るんだと説明してる
T 「単純な価値形態」
U 「展開された価値形態」
V 「一般的価値形態」
W 「貨幣形態」
この説明の念頭には貨幣出現以前には物々交換がなされていたんだという素朴な発想がある (マルクスはそうは言っていないと言う論者もいるが)
だが人類学者が実際に調査したところ、人類が物々交換を行っていたのはかなり限られた場合だけであることが分かってきた
そのため、マルクスの上記説明は実際の貨幣の歴史を説明するものではないのでは?という疑問が生じた
ここでグレーバーは、モースの『贈与論』を参照して、貨幣が出現するより前に負債・信用が存在し、これが貨幣に転じたんじゃないかという着想を得る
その発想のもと、古代・枢軸・中世・資本主義・現代における取引の歴史を調べてみると、これを裏付ける事例がゴロゴロ出てきた、と 黒田明伸も『貨幣システムの世界史』でイングランドの信用取引に着目しているね。 古代は石の貨幣を使っていたんだよ。
はじめ人間ゴンみたいな。 >>684
>貨幣出現以前には物々交換がなされていたんだという素朴な発想
それ、まったく『資本論』を理解してない。
マルクスは、資本の構造を分析してるので、実際の貨幣の歴史など説明していない。
そんな読み方で書かれているのなら、まったく無意味な著作ということになる。 >>686
東大東洋文化研究所の人で、本の大半は中国の事例の検討だけどね。 >>688
価値形態論は商品、貨幣は労働の賜物と説明しているという感じの理解だとどうだろう。 >>690
価値形態論は商品が貨幣に転化していく構造を分析したもの。
商品の価値(貨幣に換算する価値)が労働の量によって測られる。 歴史的には等価交換なんて存在しなかった、
なぜなら生産物の量や重さを正確に測るのは不可能だったから
みたいな本質的じゃない話ってつまんないわな >>688
もちろんその点を考慮して括弧書きを付けたことは分かってほしいな
それとこの本の主題はここに尽きるものではないのと、貨幣の実際の歴史的沿革を明らかにすること自体に意義があるってことは理解してもらえるだろう
というか俺のレスだけで本の価値を判断せんでくれ 「貨幣は物々交換の困難を克服するために自然発生的に生じた」って説はアダム・スミス以前からあるんだよね
これをはじめてはっきり主張したのはジョン・ローって人なんだけど、この説をスミスやマルクスが継承してる。あとサミュエルソンとかも同様
ただやっぱこの説は昔から批判が多くて、一番でかい批判は現実の歴史に沿ってないってことなんだけど
ケインズは一応上の説に立ちながらこの批判に共感を示したりしてる
何でか知らんが最近はやりのテーマらしい。最近出た本だと、『負債論』、『貨幣の「新」世界史』、『21世紀の貨幣論』で言及してる
マルクスは時代的にこの説に接してないけど、知ってたら資本論自体の体系が変わってたかもしれんね 近代の進歩主義とうまく一致したんだろうな
観念的な見取り図で精神の進歩を記述できる
と思ってた >>694
貨幣の歴史的な沿革に関する論なら、マルクスとは無関係だ。
もちろん関心ごとは人それぞれだが、誤読をもとにしたマルクスへの関連付けであることは指摘しておく必要がある。 >>695
貨幣の構造と実際に使われだした経緯とは関係がない。
『資本論』で論及されているのは貨幣の構造であって、貨幣の歴史的経緯ではない。 マルクスに反論することは絶対許さないマンにしか見えん
「貨幣の歴史的経緯」と違うのに「貨幣の構造」の解明になってんの?って問題提起でしょ
何の答えにもなってない >>699
歴史的経緯と構造の違いがわからないなら、フーコーでも読んでおいてくれ。
あなたは『資本論』どころかマルクスの本を1冊も読んだことがないのに、マルクススレにしがみついてるみたいだから。 自分の言葉で説明できないから「フーコーでも読んでおいてくれ。」だろ?
やってることがキヨサキと同じレベル フーコーの系譜学は、歴史学でいうアナール学派とは違い、
ポスト構造主義に則って既存の構造を暴くという感じの理解でいいのだろうか。 >>702
『知の考古学』と『言葉と物』を読めば、フーコーが構造とはどういうことかについて考えていることは誰にでもわかる。 普通に商品貨幣説と信用貨幣説の対立でしょ?昔からある議論じゃん
歴史的経緯から貨幣の構造についてアプローチしてみたらマルクスの考えと違う考えを持つに至りました、じゃダメなん?何が気に食わんの? >>704
『資本論』を誤読してるみたいだから。
マルクスと無関係に自説を構築するのはもちろん自由だが、貨幣の構造が歴史的経緯の違いで変わるわけではない。 >>705
いやぁそれも君の解釈でしょ
フーコーなんて持ち出さざるを得ないことがその読みが全てじゃないってことの証左じゃない?
実際、歴史的経緯と貨幣の構造は密接不可分って説も現にあるわけだし誤読とまで断言できるかどうか・・・
それに仮に誤読だったとしても問題は残るわけで
問題は、人類学の新たな知見をもとに今後貨幣の構造をどう考えていったらいいですか?って話じゃない
貨幣商品説を採る人が減りつつある中で、「貨幣の構造が歴史的経緯の違いで変わるわけではない」って言ったとこであんま建設的じゃないんじゃないかなぁ >>706
歴史的経緯と構造は関係がない。
それだけ。
あなたは構造という言葉の意味が理解できてないから、フーコーがわかりやすく説明しているということを教えてあげた。
僕は、わざとあなたには構造の意味を説明しない。 漱石くんはまるで話にならんからな
『資本論』をもういちど読み直せ
読み直したらさらに読み直せ
読むまで珍説を語るな 貨幣に関しては、その起源は原始時代にさかのぼるだろうけど、
貨幣の一部の機能は後になって発見されたことが多いんじゃないかな。
交換を目的とするなら、等価交換が基本であって、利潤は長いこと認められなかった。
(たとえば、イスラム教では今日に至るまで、利息をとらない。)
これが公然と認められるようになった時、資本主義が確立した。 士農工商という言葉もあるように、人類は長いこと商業というのを詐欺師のようにみていたんだよ。
物を右から左へ動かすだけで価値を生み出していないと。
しかし、商人には物を必要な人に届けたり、保管したり、腐りやすいものならそれが腐るリスクを引き受けたりとさまざまな機能がある。
こういうのに正当な対価をつけることを認めないと、経済は発展しない。
商業にかぎらず事業に適切な利潤を上乗せすることを公に認めたのは、相当後になってからだと思う。 「反目させ、孤立させ、誘導する」ことを繰り返す従来の手法が、
極限まで実行されてきたことで、もはや効果を発揮しなくなっている。 >>714
大成功してるだろ?
安倍1強は揺らいでないぞ? 上の方で黒田明伸の著作を紹介したものだが、
『言葉と物』を日本の古本屋で注文した。
ちなみに黒田明伸は参考文献に『資本論』こそ挙げていないが、
『経済学批判』は挙げているな。 >>717
放置された安倍が、さらに権力を強化してるけど?
モリカケも文書改竄もセクハラも情報漏洩も、安倍に逆らう奴は逮捕、有罪だが、安倍に靡くものは放免、無罪だ。
公務員の処分歴すら、安倍が天皇即位に乗じた恩赦を選別する。 東京医大は前々からネット上で裏口入学の噂はあったから
内偵されていた可能性はゼロではないぞ。 >>719
医学部に限らず、裏口入学のない大学はめったにないだろ。
国公私立を問わずに。 そりゃ昔の話で今もやってるところはそんなにたくさんないだろ。
明治の青柳憲法の摘発と似たような感じがするな。 無関心よりは反発を煽った方が利用しやすいから必死に宣伝しているだけ 簡単な喩えを用いると、こういうことだ;
無関心というのは、白でも黒でもないグレーだ
グレーが全体に広がっている状態で、
その状態を白であるといくら力を入れて宣伝しても効果が薄い
逆にその状態が暗黒であると大騒ぎすれば、
現状は変わらないにもかかわらず、グレーの状態が白っぽく見えてくる 昔から信用取引もあったからといって貨幣の本質が変わるわけでないし資本主義の本質に対する見方が変わるわけでもない。
人間と人間の関係、特に私的に生産された生産物が社会的に交換される関係は変わらないんだから。
資本論は貨幣論ではない。 言い換えれば資本論は絶対であり、いかなる批判・反論も認めないィィイってことでしょ
だいたい貨幣の本質なんてあるんだかないんだか分からんもんを、そこまで絶対的に断言できる根拠がどこにあるのやら
「変わらない」んじゃなくて「変えたくない」の間違いだろ 「マルクスを理解できてる奴が気に入らないから、自分には説得力も根拠もないけど
とにかくマルクスを否定したいケチつけたい変えたい」って奴らには困ったもんだな。
まあ、勝手に自分の人生の時間を浪費しててくれ、とは思うけどw まあ客観的分析から絶対的倫理を
導き出すのは不味いな
学問とは言えない >>727
いや正しく理解すれば反駁できない、という
姿勢が胡散臭いのではないかな
これは危うい姿勢だよ マルクスをなぜ振りかざすとリアルなのだろう。マルクスもほとんどが偏って間違った思想家で、
それをくりかえすのは毒だと思う。 共産党宣言が実は毒なんじゃないかな。どうも手を付ける気にはならない。
『資本論―経済学批判』や『経済学批判』、『ユダヤ人問題によせて』とかは
そんなに毒があるとも思えない。 >>721
AO入試というのは裏口の別名みたいなもんだぞ?w 信用取引の時代もあったので資本の自己増殖もないことになりました、てか。
馬鹿馬鹿しい。 経済決定論を説きながら論争相手には政治的だから
矛盾している
そこは差し引いて読まないと騙される
ミル、プルードン等、マルクスが不当に否定した論者にこそ今日的な可能性がある >>733
そんなこと言ってる奴は誰も居ない 藁人形論法というものだ >>732
地域枠とか指定校推薦とか、
一般入試以外の形態はもう定着しちゃって当たり前になるでしょう。
そういう形態で入った学生のパフォーマンス如何で
枠の人数減らされる可能性もあるが。 ミルの『経済学原理』のような、
定常状態を説く論理は当たっているかもしれんが、
左右どちらからも反発されやすそうな気がする。
『自由論』は社会のマイノリティに勇気を与えるかもしれないが。 経済学たって日本で手に入るものは数式ちょこっと図がちょこっとぐらいだから、
数学式、図を自分の文化として、書体に常にしていないような人が
書いたり読んだりするためのものばかりだよ。速くオカルト以後の海外に住みたいなあ。 >>727
なんか勘違いしてるようだけどグレーバーはガチガチのマルキストだよ >>738
西村和雄のミクロ経済とか森嶋通夫や置塩信雄の研究書、
安富歩の研究書とかは数式をモノにしてんじゃないの >>737
ミルて功利主義をクソみたいな道徳哲学に変えようとしたバカだろ。 漱石くんはグレーバーを読め
読まずに批判するなどおこがましい >>742
多数者の専制に圧せられるなという主張は
道徳哲学とは毛色の違う方向性だと思うが。 ベンサムの功利主義を、効用には質がある、といって改悪した雑魚だろ。 効用の質なんてばかげた概念を持ち込んだら混乱するだけだよ。
なにが上等な効用でなにが下等な効用であるかなんて色分けしていたら、
決まらないし、たいていは論者の押し付けになる。
ちょっと考えればわかる話だ。
ぶっちゃけ、満足した豚のほうがましだと思ってる人間がほとんどなのに。 と、マルクスを読んだことがないマルクススレ住人が申しております 単なる功利主義だと平板で管理主義的なパノプティコンみたいな監視装置を思いつくだけで、
どっちかというと哲学というより社会政策っぽい雰囲気だよね。
満足した豚のほうがましだと思ってる人間がほとんどなのにとか言うけど、
人間はその時その時によって追及することが異なることもあるし、
ほとんどとか言うのは悲観的に過ぎると思うわ。 2013年のギャラップ社のデータ。
旧ソ連諸国の人々がソ連の崩壊によって利益を得たか損害を被ったか質問に答えた。
https://news.gallup.com/poll/166538/former-soviet-countries-harm-breakup.aspx
トータルでは
24% 利益を得た
51% 損害を被った
15% その両方
11% どちらとも言えない、わからない
と答えた。
ちょっと数字が合わないが、ソースのとおり。 高級な効用と低級な効用を決める必要なんてない。
効用はあくまで単純な効用であるべきだ。
どれだけ人を幸せにするかではかればよい。
価値観を絡めれば、人それぞれで終わるだけだからな。
だいたい、ソ連型社会主義がつぶれたのだって、画一化がひどすぎて、人々が窒息したからだよ。
社会主義の崇高な大義は民衆の刹那的な快楽より上と決め付けた。
価値観の押し付けはろくなことにならないという見本だ。 かといってヴェーバー的な価値自由が良いかというと、価値をできるだけ避けようとしても
効用以外の価値、ナショナリズムを招いてドイツは自滅した。
ソ連型社会主義が上手くいかなかったのって、勤勉に動こうが怠惰に動こうが
それに対する報酬が同じだったこともあるだろうね。
製品の効用を数量に還元し、性能の良さや使い勝手の良さのように、
多様なものとして考えなかったというのもあるだろうね。 社会主義国の経済が発展しないのとソヴィエト政治体制崩壊は別の話
恐怖政治であろうとなかろうと、後進国が貧しいままに体制を維持することは可能
ソヴィエトが崩壊したのはアメリカの圧力と軍拡競争の負担に尽きる 結局、信用取引と貨幣のその話で資本論を論理的に否定できる人はでてこないのか。
「マルクス教」だの「批判は許さない」だの低レベルの煽りばっかりで 上でさんざん論破されて悔しいけど反論は思いつかないからとにかく主張を繰り返すぞ、だろ
貨幣信用説が登場してもう100年だぞ。研究者の間でも多数説になって、それをもとに資本論の各種論点を洗い直す作業が本格化する中で何を言っているのか
何が「否定できる人はでてこないのか」だ。お前が不勉強なだけだ
貨幣信用説が「資本論」を「否定」するなんて捉えてる時点でズレてるんだよ その各種論点を洗い直す作業について具体的に言ってみろよ
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