カール・マルクス 22
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例をドンドンあげていって
ああ、たしかに弁証法なしでは獲得不可能だわ、
理解不可能だわ、ってならないと
表面的な哲学史的解説を垂れ流しても意味ないんだわ >>232
20度の水が90度のお湯と混ざると、55度のお湯になる。
その55度のお湯は、20度の大気と触れることで、20度の水となる。
しかし、その時の20度の水は、2倍の分量となっている。 経済決定論はよく批判されているけど、その批判は不当だと思うよ。
経済はたしかに多くのことを決定している。
人間社会において非常に大きな比重を占めているよ。
哲学は奴隷に経済を任せて、自分たちは経済のことに気を取られずにやってきた
人達が培ったものだから、この点に疎くなっている。 >>235
弁証法を否定する小さな思い付き、だろ? 構造主義は生物進化を遺伝子に還元せず、
遺伝子の置かれた関係の総体を分析すべきだとする立場。
進化というのはこの関係の動学。 >>240
アルチュセールとプーランツァスが弁証法を否定したという根拠は? >>243
誰それが、ではなく、その見かた、考え方が、だよ。 レヴィ・ストロースの構造人類学はけっきょくは脳科学に還元されちゃう試みっぽくて
マテリアルだなと。 そういう意味ではレヴィ=ストロースとチョムスキーは意外と似通っている。 論理学的な弁証法は、命題の二重否定が元に戻ってこない、
その系の中に閉じていない、という論理モデルを作ったんでしょ。
歴史は繰り返さないんだよ。 チョムスキーも普遍的文法構造を生み出す仕組みが脳の中にあると思っていたわけでしょ?
レヴィ=ストロースも自分の仮説はけっきょく脳科学が解明してくれると思っていた。 >>215
エンデはただ、キリギリスやセミのように生きるモモと、
アリのように生きるべきだとプロテスタンティズムの倫理を布教する灰色の男たちを
区別してみただけ、という気もする。 初期のころの工場労働者たちは消費にも貯蓄にも労働にも貪欲じゃなかった。
だから「灰色の男たち」がある種の貪欲さ=勤勉さを労働者たちに身につけさせて
「社畜」にするべく調教するディシプリン的権力に訴える必要があった。
『モモ』ではこれらは実に穏健なパストラール的権力という感じで描かれている。
メーテルが鉄郎を誘ったようなね。
でも現実のイギリス資本主義では体罰も強制収容も辞さない実に暴力的な過程だった。 現代になってやっと「パワハラ」として問題にされるようになった。
でも資本主義は直接的な暴力装置をあちこちに張り巡らせているというのが
フーコーやプーランツァスの見方。 「灰色の男たち」は労働者たちに「投資」をするように促したんだよ。
投資というのは未来のために現在の余暇を棚上げにすること。
時間を切り詰めて働き、それを将来に投資すべきだということを布教した。 >>249
「モモ」は、浮浪者の少女という設定だから、その童話は貧困問題を
扱っている要素もある。そして、社会が貧困を生むのは、富をごく一部の
者たちが独占・専有するからであり、それにより富や経済のリソースが
公平に分配されなくなるからだよ。
ピケティが問題にしたのは、資本収益率は経済成長率を上回る(r>g)で
要は、資産をもともと潤沢に有している者がさらに有利に資産を拡大できる
不公正な資本主義の構造を分析してみせたのであって。そのことが格差社会を
生んで、社会システムを腐食するように作用している、ということだろう。 だから、従来の資本主義に変わる新しい経済・社会システムが要請されると
自分は述べている。ちなみにプラトンは、富の格差は最大で4倍にすべきだと
述べているよ。それくらい富の格差がない状態が理想のあるべき社会であると。
1人の人間が何兆円も何百億円も資産を持てる資本主義に、違和感を持たない
感性の方が狂った感性なのではないかな。なぜなら、その莫大な資産を
恵まれない層や、低賃金所得者、派遣社員の賃金アップ、正規化、
そのあとは、中流の底上げなどに使えばいいのであって。
そういうごく一部の特権階級や支配階級、支配階層だけが富を独占して幸福になること
を良しとしなかった思想が、ベンサムの「最大多数の最大幸福」というテーゼだよ。
つまり、多くの人々の便益や福利の向上を目指すのがベンサムの考え方で、それを
法制度に設計思想で組み込んでいけ、という考えで、これこそ今の日本に必要な
思想の一つだ。 ベンサムの量的功利主義についてはあらゆる論壇でとりあえず貶しておけば間違いないという風潮だからな
丹念に読み解いていけばそんな乱暴な論理でないと言うことが分かるのだが >>256
徴税による再分配しかないだろう
だから国家でもなんでもいいが安定した
権力が必要になるわけだが
単純な話でしょ モモは浮浪者で貧しいけど自由だよ、
灰色の男たちに誘われた人達は将来に投資するほどのカネは得られるようになったけど、
そのぶん時間の奴隷になって自由を失ってしまったよね、という話っぽい。
このトレードオフから逃れるのは、この系から出るような構造的な飛躍が必要。
そこからはじめて自由がはじまるとしたのがマルクス。 ピケティ氏はr>gとしたけど、しかしマルクスはむしろr<gと考えていた。
そこをもってピケティ氏やマルクス氏の批判者たちがピケティ氏は
マルクスの仮説を反証したと騒いだ。 よく言われるけど
近代的時間、時計批判だろう
時計と金のない世界を夢想しなちゃ
ただそういう発想に飛び付く人の
想像力のなさが露呈するんだけどねw
フフフ 功利主義の考え方というのは、
倫理や法や制度や経済や統治などがどうあるべきかは、それらの結果が現世での各人の幸福感をどれだけ高めるかで選ばれるべきだというもの。
これは言い換えれば「効用の最大化命題」というもの。
いまでは当然だろうと思われることだけど、中世ではそうではなかったのかね。
で、この効用をどう考えたらいいのか。
その一つとして個人個人の快楽の最大化だとする快楽主義の考え方がある。
この考え方は下手をすると、労働者に麻薬を打って苦痛を感じさせなくすれば
それが共産主義の実現だというものに繋がる。サイケデリックコミュニズムだ。 >>260
>マルクスはむしろr<gと考えていた
どこに書いてあるの? サイケデリック・コミュニズムはコミュニズムだろうか? 断じて違う。
労働者はストレスを消してくれる精神薬を呑みながらブラック企業に勤めたいだろうか?
むしろキャピタリズムが考えつきそうなことだ。いや、もうやっているかもしれない。 >>264
資本論第3巻で提示された利潤率の傾向的低下仮説 マルクス経済学の学説として「利潤率の傾向的低下の法則」と呼ばれるものがある。
これを否定する学説が「柴田・置塩の定理」と呼ばれるものであることは知られている。
そしてトマ・ピケティ氏もこれに否定的。
しかしこの話には続きがある・・・
おやすみなさい。 >>259
浮浪者は政府や援助団体から金貰ってるから生きていけるんだよ
じゃなきゃ生活できない
労働者が働いた金を税金として奪って役人が勝手に運用して
それを政治家や援助団体に渡す
形を変えた搾取と一緒
真面目な奴が損をしてる
福祉=税金=官僚や役所が増えるってだけだ
リバタリアンはそれに対して反対している
貧困ビジネスや詐欺的政治団体はそういうシステムに群がって生きている プレハーノフの「人民の声は神の声」(1880年)って邦訳ありますか? キヨサキや副島やガイカワサキや鴨頭を学んできた俺からすると
宇野弘蔵と置塩信雄の思想を普通の進学校ではない高校生にも理解できて
なおかつワクワクして読めるように説明した本を作りなさい
理解できなきゃ合ってるも間違ってるものない
退屈だと誰も読まないし
漫画みたいに夢中になってどんどん読めるようにしてくれ
大衆は学術書なんて読まないぞ
政治イデオロギーを取り除くことによって科学化して生き延びさせたかったんだろうが
逆に死んだようになってしまった
大衆が理解できないから広がらず
読まないから革命が起きないんだよ >>266
比較の対象は区別しないといけないんだよ。 安い労働力が海外に無限にある
開発出来る自然環境が無限にある
こうした幻想はもう持てないのだから
資本の有機的構成の高度化は深刻に受け止めないといけない
最適な成長があり得るというのは机上の空論
日本に関して言えば地方が自立して人口が分散する必要がある >>272
なぜ経済成長が必要?
技術の進化は続くから、経済が停滞してても生活は豊かになるだろ? 停滞の内容による
超高齢化で全ての老人にこれまでの水準の医療を
提供できない状態の時に技術は進化するから
100年待てばいい、とか意味ないもん
団塊左翼こそ自分の生きた世界が全てに
見えているのではないかな >>274
それ、ただ日本の医療福祉政策が貧困なだけだよw
少なくとも日本の場合は、医療福祉を削った予算で、史上最高の企業収益を支えてるんだよ? ハローワークなんか貧困ビジネスだと思うんだよね
斡旋している相談員がそもそも役所の外で働いたことがなさそう >>268
ネオリベ丸出し。まだリバタリアンだという自覚があるだけましか。
ファシズムにはそういう自覚がないので怖い。
誰がいったい「貧困ビジネス」だという用語を使い出したのだろうか。
おそらくは緊縮政策を煽るネオリベ界隈だろう。 貧困ビジネスに問題があるとすれば、それは
システムから排除された人々を支援するという名目で
その実、システムを変えるのではなく排除された側をシステムに
適応させるべく再調教を施す権力装置としてシステムを補完する機能を担っていることだろう。
これはマルクス主義者が「修正主義」「改良主義」と呼んできたものに近い。
システムの欠点をシステムの犠牲になった人々に矯正することでごまかそうとしている。 システムの欠点をシステムの犠牲になった人々の矯正問題にすり替えている。 こういうスレで俺は貧困ですって奴に
会ったことないな 今は大丈夫でも
将来は貧困になるかもしれないと思っているからこういうスレに来るのだと思う。 俺は働きたくない奴は働かなくていい
社会を夢想するか
希望者が労働者から抜け出せるユートピア エンデさんは何が言いたかったんだろうか。
われわれ現代人の多くはモモにある種の自由を見出すものの、
かといってモモのように浮浪者として生きたいとは思わない。
かといって灰色の男たちの言うとおりに生きても日々息苦しい。
どちらが優れた生産機械になるかをロボットと競争する日々だ。
資本主義は人々を豊かにすると言ったが、労働時間は短縮されない。
ケインズは労働者階級を騙した。階級闘争なしにそれが得られるわけがない。
その意味ではマルクスのほうが現実を見ていた。 マルクスを読んで学んだことは
世間でよく言われていることとはちがって
資本主義の大成功こそが資本主義の終わりを導くという発想。
マルクスが言っていたのはそういうことだったのかと目から鱗が落ちた。 全体主義やマルクスなんて敗北自覚失点自白型兵士じゃないじゃん。 自由と平等って政治哲学では対立項としてそれなりに問題にされるけど、
社会経済学、もといマルクス経済学では
市場と共同体の対比におきかえられるかな。 >>284
資本主義に限界が来ているから社会主義、共産主義にならなければならない
っていうのはある意味間違っているんだよな。
資本主義を大成功させなければそういう体制をもたらすことは不可能なのよね。 >>284
例えばリバタリアニズムが社会を壊すのは
誰にでもわかりそうなもんだけどね >>287
結局、資本主義の成熟の話になるだけだけどね
成熟のための政策を語れないなら、
そこで改革はストップ 世界の先進諸国の間で時給を15ドルにしろ運動が起きているけど、
その成功は、
同一労働同一賃金という、資本主義の成熟と切っても切れないものだよね。 >>275
日本に限った話ではない
とんでもない高齢化が進む中国の社会保障でも同じこと 失業者が居てもいいという文化があるわな
アメリカが正にそうでホームレスで溢れている
先進的な西海岸が特に凄まじい
広いから気にならない 例えば、、同一の労働で女性の賃金の方が安いのであれば、雇用者は、
男性を雇い止めにして、女性ばかりを雇うようになるわけです。
それによって男性を雇う同業者との競争に確実に勝つことができるのだから。 社会起業家がホームレスの人々に高い技能を身につけさせてあげて
労働市場に参入させたとする。
労働者全体はそれによって利益を得るだろうか。 自主退職者が募られて幾人かが職を離れることになりそうだな。 >>271
いくぶん謎めいた一文。どういう意味?
ピケティ氏とマルクス経済学での資本の定義が異なるという意味?
その定義を調整すると、ピケティ氏のデータはむしろ利益率の傾向的低下を
裏付けているんだという主張がなされているね。
置塩氏も晩年、置塩の定理の前提条件となるものを考えなおして、
利益率の傾向的低下が成り立つことを示している。 >>288
国際規模の超大金持ちの資本家とマルクス主義者の目指すところは
独占と社会の統制と管理で
リバタリアンは中小企業の経営者や起業家の思想に近い
大企業VSベンチャーと考えればわかりやすい >>277
ネオリベに思想や哲学なんてない
流行ってる思想をつまみ食いして飯食ってるだけの連中
金儲けできるとなればどんな思想でも自分の都合のいいように変換して使うだけの連中
寄生虫みたいな人達 もう労働者はブクッラ企業で馬鹿みたいに働かないで
副業するか起業して自分の金は自分で稼いだ方が良い
他人の会社で働くから自由がないんだよ
自分で金稼げるところがあれば会社に強く出れる メキシコで2018年12月から発足するロペスオブラドール政権、
数十年ぶりの左派政権に原住民が始めた協同組合から閣僚が選ばれたという。
トセパン協同組合(トセパンは力を合わせて闘うと言った意味)は単一農法ではない形で
コーヒーを作り輸出もしている。(単一農法ではなく)森林農法という多様性を重視した
農法なので主食となる穀物も同時に取れるのだ。
メンバーの一人がコーヒー輸入元のウィンドファーム社長中村隆市氏と講演活動を
(2018年11月13日現在)している。
11/13(火)「森を守るコーヒー」を飲みながら学ぶメキシコの森林農法(アグロフォレストリー) 〜パトリシア・モゲルさんを招いて
https://facebook.com/events/503537830161840/
中村隆市ブログ 「風の便り」 - 森と共存する農法を紹介する動画 「コーヒーを育てる恵みの森」
https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-19543
コーヒーを育てる恵みの森 〜メキシコ〜
https://youtu.be/XvoZX5mHNwc
0:00
モリゾー:さー出発じゃー!
キッコロ:ヒャッフー!
0:05(ナレーター:竹下景子)
命あふれる地球。大切なこの星を守るために、何ができるんでしょう。
モリゾーとキッコロが、その答えを探しに世界中を旅します。さあ、私たちも出かけましょう!
トセパン協同組合
http://www.tosepan.com/ マルクスの企業感は大手ゼネコンがあちこちの事業に手を広げていくバブル時代、
あるいは今だと各産業がみんなサムスン財閥に飲み込まれていく韓国をモデルにしたものだろう
でも実際には地産地消とか、一極集中効率化より生産消費を分散させてリスクヘッジみたいな概念が出てきたわけで >>301
訂正:
以下ではメキシコ史上初の左派政権とある。
(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180702/k00/00e/030/261000c
2大政党以外の政権がおよそ90年ぶりということらしい。
(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO32581690T00C18A7EA1000/
エイゼンシュテインの映画の題名ではないが「メキシコ万歳!」である。
ツイッターでは早速大統領へのネガキャン(大統領専用機を使え!とか)が流れている… >>303
メキシコの大統領は左派と言ってもマルクス経由ではない
協同組合と資本論第1部が要請する労働組合は格子のように補強しあえるとは言え
現実は対立する(ラッセルがそれをうまく表現していたと思う)
とはいえ
抽象的にではあれマルクスが(資本論第3部他で)協同組合を推奨したことはもう少し
知られていい
http://www.asy ura2.com/0411/dispute20/msg/1033.html
『個々の問題についての暫定中央評議会代議員への指示』1867より
五 協同組合運動(労働)
国際労働者協会の任務は、労働者階級の自然発生的な運動を結合し、普遍化することであって、なんであろうと、
空論的な学説を運動に指示したり押しつけたりすることではない。したがって、大会は特殊な協同組合制度を唱道
すべきではなく、若干の一般原理を明らかにするだけにとどめるべきである。
(イ)われわれは、協同組合運動が、階級敵対に基礎をおく現在の社会を改造する諸力のひとつであることを認
める。この運動の大きな功績は、資本に対する労働の隷属にもとずく、窮乏を生み出す現在の専制的制度を、自
由で平等な生産者の連合社会という、福祉をもたらす共和的制度とおきかえることが可能だということを、実地に
証明する点にある。
(ロ)しかし、協同組合制度が、個々の賃金奴隷の個人的な努力によってつくりだされる程度の零細な形態に限ら
れるかぎり、それは資本主義社会を改造することは決してできないであろう。社会的生産を自由な協同組合労働の
巨大な、調和ある一体系に転化するためには、全般的な社会的変化、社会の全般的条件の変化が必要である。この
変化は、社会の組織された力、すなわち国家権力を、資本家と地主の手から生産者自身の手に移す以外の方法では、
決して実現することはできない。
… 起業すればいい、と連呼しているものがいるけど、その本人、起業したことあるの?
起業なんてしたって、儲からないことの方がずっと多いだろう。日本で起業して10年
以上残る企業は、何パーセントあるんだよ。借金かかえて、さらに苦しむことになりかねない。
そもそも、リスク回避型志向の強い日本人は性格的に起業にはあまり向いていないだろう。
だから、通勤で平気で満員電車で耐えているのだろう。アメリカ人とは、気質が違うんだよ。 >日本経済は緩やかな回復を続けており、このまま続けば景気回復の長さは
>2018年12月に戦後最長(73カ月)に並ぶ。 リバタリアンは新自由主義者とほぼ同義でしょう。
公共部門よりも民間部門の圧倒的優位性を全面に掲げ、それを盛んに喧伝し、
市場がうまく働かないことがあるとすれば政府が民間部門の邪魔しているからだ、
という信念を硬くもっている人たち。
そして小さな政府こそが人々の自由を最大化すると主張する。 イメージとしてはリバタリアンは効率性じゃなくて
個人を優越する権威なんて一切いらないという
世界観があると思うけどね
だから経済学的に優れているから優れているんだ理屈
じゃなくて不利でもいいわけだし
経済じゃない言論なんて対象は完全に自由 といいつつ実際には右派の国家主義者と結託する反左翼だと思う リバタリアンは資本の私的所有権に最大の価値を置く政治思想でしょ。
政府の唯一の役割は資本家の財産権を保護することであって、
犯罪といえばもっぱら資本家の財産権を脅かすことであり、
税金(とくに法人税や相続税など)を最大の犯罪行為であると考える。
そしてそれを正当化する普通選挙制による民主主義も認めない。
ブルジョワジーや貴族にだけ選挙権があった制限選挙制の正当性を説く。 国家主義のガス抜き役としてはリバタリアニズムは便利な存在かもしれんね。 リバタリアニズムが個人の自由と言っているものは近代的な意味での自由じゃない。
つまり、自由は全ての人の生まれながらに平等にもつ権利であると考えるような、
たとえばロールズやセン的な意味での自由じゃない。
それはフーコー的な意味での自由であり、ヴェブレンがいう収奪期の自由にむしろ近い。
個人が生まれながらに得やすい特権的自由を擁護していることにその最大の特徴がある。 リバタリアンが目指すのはマルクス主義者がブルジョワ国家と呼ぶものであり、
ブルジョワジーら支配階級に奉仕するためだけに政府と国家の正当性を認める立場。
人民主義、社会主義、共産主義といった政治運動はブルジョワジーのみに選挙権があった
ブルジョワ国家からすべての人に選挙権がある普通選挙の民主国家の成立を望んでいた。
共産主義者マニフェストはまさにそういう時代に書かれたもの。 そもそも「個人の自由」というのは絶対王政下や封建制度下など
身分制度下にもあった。
たとえば絶対王権は王という個人の自由を最大化したもの。
その個人の自由は生まれながらにして不平等に分配されているが、
それを批判をする近代の平等思想に対抗するために発達したのがリバタリアニズム。
ただし、近代思想と折り合いをつける形に改良されてきている。
新自由主義のいう「小さな政府」というのは福祉的に小さな政府であって
軍事的には大きな政府になりがち。なぜそうなるかというと、
1%の富裕層を99%の庶民の不満から守るために強力な防衛力が必要になってくるから。 「大きな政府」というのはいかに全体の福祉が実現されているかを宣伝する
ことに最大限の力を注いで、実際には、そんなリソースは存在しないのだから、
権力者とコネを作ることに成功する人間が福祉の恩恵を特権的に享受する
パトロン−クライアント社会になる。 リバタリアン市場制ゲームは、その必然的帰結として
身分制(絶対王政や貴族制や寡頭制)に結果しやすい。
だから身分制の起こりとして理解するのに最適な市場モデルを提供してくれる。 そもそも今現在の数ある大学の中で、マル経学者(教授)のいる大学ってどこよ? ソ連時代のKGBが国家転覆させるための方法講義が、今では普通にyoutubeで拝見できる時代。
敵国家(資本主義国家)を潰すには、各国の資本主義国家の民間企業に入り込み、労働組合を結成するのだ!
とKGB指導者が講義してるわw そういえばキューバの諜報活動の
レベルは北南米大陸イチらしいと最近知った >>317
パトロン−クライアント社会はむしろ身分制や独裁制の特徴。
富を与える側に権力があるので、庶民は富裕層=支配階級におべっかを使って
利権を得たり上流身分に上り詰めようとする。
支配階級のご機嫌をとった人ほど富み、反体制派ほど貧しくなる。
そのために反体制派はますます弱体化し、支配関係が持続可能になる構造がある。 多くの人々の意見を取り込んだ社会秩序のほうが安定するかと思われるが、
そうじゃない身分制社会が人類史の中で意外と長く続いたのも
この「パトロン−クライアント関係」のためだったと考えることができるかもしれない。 >>319
京大、慶應、東北、埼玉、立教、中央、立命館、同志社、香川、法政、大分
などなど むしろ、じゃないんだよ
左だろうが右だろうが統治が抱える問題は同じだ ポスト近代論は、近代化がすでに終わったもの・完成したものと
みなしているところに最大の誤りがある。
近代化はまだ途上にある。近代化の政治闘争というのはまだ進行中。
つねに反動的な力によって揺り戻されるから、近代社会は常に近代化
をつづけることを怠らないようにしないと崩壊してしまう。 >>324
ま〜だいるんだw
これは日本國の年金制度と保険制度は、マルクス社会共産主義国家から学んだのです!
と、良い部分ばかりを伝える講義にしか過ぎないなw
立命館なんて、当時の左翼教授の元で学んだゼミ生らを大学職員からリストラしたはずw
京大も、今では中核派だの複雑な左翼関係から生まれ出てきて、キャンパス内でおかしな活動家
をする学生も皆無ですけど? >>317
それは福祉サービスにおける権力関係としてしばしば問題にされることだね。
とくに、ベーシックインカム論者がその問題を重視している。
福祉サービスの番人たる官僚機構があってその恣意的意向に振り回される。
そこに恣意的権力が介在するのを廃するものとしてBIが唱えられている。 資本制社会も言論の自由が大事とか言っているけど、
それはその支配が安定していて余裕があるときだけ。
その支配が弱体化しつつあるとか危機に瀕しつつあると
感じるようになると、途端に強権政治になってくるはず。
初期のブルジョワ国家はかなりそうだった。
エンゲルスとマルクスが若い頃、共産主義活動のおおやけの
言論の自由はなく出版活動も地下活動だった。 >>327
京大は吉田寮とかがまだ残ってるじゃん。
立命は教員はまだ左翼なのがいるねえ。小泉義之とか。 リバタリアンがもっとも多くの支持を集めると見受けられる米国では、
リバタリアンの94%は非ヒスパニック系の白人だと言われている。
コーク家が有名だね。 もしソ連や中国の周りに強力な資本主義軍事国家による脅威がなければ、
彼らは速やかに軍事費を節約して民主化を推進していた可能性があったかもしれない。 そんなこと言い出したらなんでも言える
マルクスいなければ冷戦なく
穏健な社会主義が世界中に
広がっていたかもしれないとかなw リバタリアンはアイン・ランドの思想や客観主義からヒントを得て生まれたもの
もちろん全部がそうではないし古典的自由主義を再構築したり見直したりしてるのもあるが
そしてリバタリアンにも派閥がある
アイン・ランドはロシア系ユダヤ人でソ連の体制が嫌になってアメリカに逃げてきた
社会主義から逃げてきたから左派にも反発したけど集団主義や国家主義や利他主義にも
反対してるからアメリカの保守派ともぶつかってる
キリスト教徒じゃないだろうからそういう意味でもアメリカの保守派とも相いれないと思う おまえらもマルクスやアインランドみたいに自分の独自の哲学を生み出せよ
起業家精神がないから0から1を生み出せないんだよ
他人の会社で働くことしか興味がないのもマルクス主義の影響下にあるのも
全部独立心がないからだよ
マルクス主義は知的だし素晴らしいけど学問置いて一番大事なことは理論や法則を発見する事だよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています