>>617
例えばウルトラマンは架空だと思いますけどその根拠は明確ではありません。
例えばウルトラマンがテレパシーで円谷プロにメッセージを送り実在を主張しているのかもしれない、
この仮説を反証できない限りウルトラマンの存在を完全には否定できないはずです。
しかし常識的にはそれは無い、事実上ウルトラマンは実在しないと言い切って差し支えはないでしょう。
因果率も同様に思えるという展開です。

最近「ラウンディング関係」なる言葉を小耳に挟みました。
「因果関係」の姉妹品と私は理解しました。
一応解説させていただきますと、
例えば花瓶を落として割ったとします。
花瓶落ちるが原因で花瓶割れるが結果です。
しかし花瓶が金属だったら割れなかっただろう、
では花瓶が割れた原因はそれが陶器だったからだろうか
というとそうではない気がする、落とさなければ割れなかったからです。
原因はあくまでも落としたからであって、素材は直接には関係ない、
それでも素材と結果とに全く関係がないわけでもないから
そのような関係は、つまり因果関係とは言いにくいので、
ラウンディング関係と呼ぶことにしようというお話です。