意識を持つためには反応と階層構造がなければならない。
これらをうみだすためには動的世界でなければならない。
動的であるためには(相対的)エネルギーが必要なのだが、
その根源となるだろうスピンもエネルギーである。
シリコン上でなら、なんとでもなるが、宇宙論や素粒子論からは、
「自然に」エネルギーが得られなければならない。
それが宇宙の、さらには哲学や物理や数学の起源でもある。
超球面は経路積分すればエネルギーゼロなのだが、
超球面となるためにはなんらかの「自然な」ものが必要だ。
「大きさのようなもの」が「自然に」なければならない。
そう考えるなら、この「大きさのようなもの」が万物の根源だろうが、
なんでそんなものがあるのだ、という哲学問題になる。
すべての哲学問題の、(現時点での)根源でもある。