ところで意識のハードプロブレムというのはウィキペディアによると、
「物質および電気的・化学的反応の集合体である脳から、どのようにして主観的な意識体験というものが生まれるのかという問題」
となっています。
ここで私の印象によると(たぶん誰でもそうだと思っていますが)「物質および電気的・化学的反応の集合体である脳」というのは写真にあたるものです。
私たちに認識できるのは写真にあたるものでしかあり得ない、
被写体にあたるものは構造的にそのものを理解できることがあり得ない、
被写体を模索することはできるけれども結果は常に仮象にすぎない、

では「物質および電気的云々」の被写体にあたるものはどのようなものなのか、
もちろんそれはわかるわけのないものなんだけれども、
少なくとも「感じるまんま」のわけはない
実際に物理学的にもそういうことになっています。
さて、物質の被写体にあたるものというのはどういうものなのか、

この辺りで一度 話を意識のハードプロブレムに戻してみたいのでした。