>>86
「他者の意識は存在しない」という主張を批評の空間に投げ込む場合、多くの場合、「他者の意識は存在する」に修正され「存在しない」は否定されるだろう。

そうしたルールが本質として個々人の生活の営為を支えているのであり、また個々人の営為に基づいてこの本質は形成されるのである。

人々の営為に変化が無いにも関わらず、「他者の意識は存在しない」という主張を続ける場合、それは恣意的な選択をしていると言えるだろう。

つまり、他者の意識が無いような営為が「現状」で無いのに、そのような主張をするのは、恣意的な前提に基づく恣意的な主張をしていると言えるだろう。