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『死』は乗り越えられる
0001考える名無しさん
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2024/03/11(月) 19:22:36.260
ある系において連続して起こる現象Aと現象Bの形相の間に
共通因子があった場合
現象A∩現象B={a,b,c}
という風になる
これは{a,b,c}が同じ要因として現象Aと現象Bが起こることを意味する
1度あることは2度ある
一度生まれたら2度生まれることを意味している
一度目の誕生∩二度目の誕生={a,b,c}である
つまり死は乗り越えられる
0057考える名無しさん
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2024/04/28(日) 13:40:08.210
琴美は梅酒を慎重にコップで飲んだ。
美味しい。実に美味しいと味覚にきた。
お粥なんてお米を火にかければできる。
しかし、琴美はお米を炊く炊飯器を持ち合わせていない。
琴美はレトルト食品を買うことにした。
レトルト食品は温めるといいのは一理ある。
琴美は梅干しを探しにグルグル店内を回った。
0058考える名無しさん
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2024/04/29(月) 09:02:29.990
琴美が数種類の梅干しを見渡していると、羽鳥という生徒に見つかった。

羽鳥「梅干しだな。迷っているのは。

琴美「羽鳥先輩!!

羽鳥「胸、大きくしたいのか

琴美「そうなんです。食べ物が大事なんでしょうか

羽鳥「栄養がいい食事がな
0059考える名無しさん
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2024/04/29(月) 16:25:41.870
琴美「安い梅干しほど美味いですか

羽鳥「よく気に掛けたな

琴美「私の母は梅干し好きなのですが

羽鳥「私は納豆派だけど

琴美「納豆も買います。どうも。

羽鳥「炊飯器プレゼントしてあげようか
0060考える名無しさん
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2024/04/29(月) 17:58:09.740
age
0061考える名無しさん
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2024/04/29(月) 18:34:18.040
>>3
良いね
0062考える名無しさん
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2024/04/30(火) 09:43:18.810
琴美は感動した。炊飯器を貰える……ありがたいことだとしみじみ思った。


琴美「ありがとうございます」

羽鳥「炊飯器取ってくるぞ」

琴美「私の家わかるんですか?」

羽鳥「解るゾ」

琴美「梅干しはどれにすればいいと思いますか?」

羽鳥「『新・梅干し特観』がいいな」

琴美「じゃあそれふたつ買います」

羽鳥「納豆は高いのがいい」

琴美「ではこれ朝にひとつだから三日分買います」
0063考える名無しさん
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2024/05/01(水) 10:41:51.000
琴美はレジで会計を済ませていた。
羽鳥は炊飯器を取って、琴美の自宅の玄関に置いた。

琴美はプレゼントされて嬉しかった。感動した。
感謝の念を抱いた。羽鳥さん、ありがとう。

琴美「羽鳥さん、ありがとうございます」

羽鳥「よく感謝できるな」

琴美「私の母から教育されて」

羽鳥「琴理さんか。いい人だ」

琴美「それは嬉しい」
0064考える名無しさん
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2024/05/01(水) 13:10:13.440
羽鳥は、自転車で来ていたらしく、「自転車で帰るんだ」と言って帰っていった。

琴美は、羽鳥が自転車で自宅から来たのを、感慨深いものと視た。

わざわざ炊飯器を寄越すなんて、お金持ちなのだろうか。

琴美はテレパシーで会話をしたくなった。

琴美【羽鳥先輩の自宅はどの辺にあるんですか】

羽鳥はテレパシ―で【十五分ぐらい離れた青山町だな】と答えた。

琴美【青山城で有名なあの辺なんですね】

二人ともテレパシーを経験できて為になったらしい。
0065考える名無しさん
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2024/05/02(木) 09:52:23.190
羽鳥【青山城、行ったことあるか】

琴美【ありますよー】

羽鳥【上美餅、という言葉、は知ってるか】

琴美【初めて聞きました】

羽鳥は上美餅という御餅が好きだった。

琴美【羽鳥という言葉は餅が好きっていう意味ですね】

羽鳥【今度上美餅をプレゼントしよう、どうだい】

琴美【す、すいません。ありがとうございます】

羽鳥【わらび餅は知ってるよな】

琴美【ええ、わらび餅は知っています】

羽鳥【チーズケーキは好きかい】

琴美【チーズケーキ好きです!】
0066考える名無しさん
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2024/05/03(金) 17:59:37.720
ねえ、神様っていると思う?
葵が琴美に聞いた。

琴美「う~ん、そういう上の存在っていると思うんですよね。仏もですが。

葵「神様がいると思う理由に,パスカルの賭けが挙げられる。

琴美「どういう賭けなのでしょう。

葵「神様がいるかいないかどちらかに賭けます。神様が実際にいるのなら、永久の幸福。実際にいないのなら、何も失わない。
0067考える名無しさん
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2024/05/04(土) 08:31:16.840
琴美「神様かいるに賭けた方が良さそうということですね

葵「そういうこと。
0068考える名無しさん
垢版 |
2024/05/04(土) 10:48:03.800
神様がいるに賭けた場合、神様がいるなら永遠の幸福が手に入る。
神様がいないに賭けた場合、神様がいても得がない。神様がいないに賭けた場合、神様がいるなら地獄に遭う。
神様がいるに賭けた場合、神様がいないなら何も失わない。
0069考える名無しさん
垢版 |
2024/05/04(土) 13:08:32.990
残念ながら、賭け事は「期待」であって「信念」ではない。
ましてや「事実」を示すものでもない。

「死」は「期待」の果てにはない。
「死」は「事実」であり、高々「信念」である。
0070考える名無しさん
垢版 |
2024/05/04(土) 13:14:13.270
「死を乗り越える」ために、死の実態を知る必要ない。

人は未知のものへの対応方法を知っている。「無視する」だ。
そして人は、幸運なことに、「知るべきことは知り得る」。
0071考える名無しさん
垢版 |
2024/05/04(土) 14:00:22.680
ほう。それで
0072考える名無しさん
垢版 |
2024/05/04(土) 14:58:20.310
「死を乗りこえる」努力は無駄なばかりではない、
知るべきことを知るための障害だ。

ただし、「知るべきことを知る」努力は、
幸運でなければ、一生を費やしても報われない。
0073考える名無しさん
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2024/05/05(日) 12:02:23.230
琴美「神様っていると思うんです。目に見えなくても。

葵「紳士だね

琴美「紳士に映るんですね。ひとつ為になりました。
0074考える名無しさん
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2024/05/07(火) 09:36:18.370
葵「『神様っていると思うんです。目に見えなくても。』って誰かに言って欲しいね」

琴美「あはは。じゃあ茜先輩に同じこと言ってもらいますか」琴美はニコニコしていて微笑んだ。

葵「茜はそんなこと言うかな?『神様はいたずら好き』って言ってたけど」

琴美「あはは。神様はいたずら好き?案外そうかもしれないですね」

茜「そうだよほんとに。悪があるのも神様のせいだよ。だからいたずら好き」

葵「悪があるのは神様のせいなのかな。どうして」

琴美「別に我々だって悪を作るさ」

茜「そうか。我々も、か」
0075考える名無しさん
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2024/05/07(火) 09:46:07.240
羽鳥【いちごケーキは】

琴美【いちごケーキも好きです】

羽鳥【どちらのケーキがもっと好きなんだい】

琴美【いちごケーキに決まってます!】

羽鳥【ではいちごケーキを来週買ってあげよう】

琴美「え……、もういいです!」琴美は泣き崩れた。

琴美は、なんでも奢ってくれそうな羽鳥が嫌になっていた。
羽鳥の金銭の余裕こそあれど、お金があればいいというわけではなかった。
小さな優しさが、琴美の心を傷つけていた。

羽鳥「ごめんごめん、何で泣くの」羽鳥は悲しかったが琴美も悲愴の想いだった。

琴美「羽鳥先輩、もういいです!プレゼントしないでください!」また琴美が号泣した。

羽鳥は当惑した。優しくしただけなのに、何故嫌われるのか。
0076考える名無しさん
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2024/05/08(水) 09:42:43.310
羽鳥は琴美が泣いてるのが辛かった。悲しかった。
羽鳥はどうしたら琴美が泣き止むか悩んでいた。
そして羽鳥は琴美の機嫌を取り戻そうと思っていた。

羽鳥「もう泣くのはええやろ?」羽鳥は真剣な表情だった。
琴美はゆっくり起き上がると、「すみません……」と小さく呟いた。

羽鳥は琴美が泣き止んだのを見て助かる思いをした。

羽鳥「もう、スッキリしたか?」

琴美「うぅ……」

羽鳥「もう泣くな、な」

琴美「もう大丈夫です」琴美は泣くのをやめた。

羽鳥「それは良かった。安心したよ」

琴美「もうプレゼントなんて考えないでください」

羽鳥「ああ、それは約束する。もうプレゼントをあげようとは思わない」

琴美「はい。では帰ります」

羽鳥「ちなみに私のこと、嫌い?」

琴美「嫌いじゃないですよ。では」

羽鳥は琴美がスタスタと帰って行った後、泣きそうになった。
ただ、琴美を飽きさせてしまったのではないか、後悔の念が残った。
0077考える名無しさん
垢版 |
2024/05/08(水) 10:29:47.600
琴美は家に帰ると、さっそく緑川に電話をかけた。

琴美『もしもし?』

緑川『何、何の用?』

琴美『羽鳥先輩のことなんですが……』

緑川『へえ。意外ね』

琴美『何でもプレゼントする癖があるんです』

緑川『その癖をどうしろと?』

琴美『優しさがあっても、私はつらくなったんです』

緑川『もらってばかりで申し訳ない、という気持ち、でしょう』

琴美『それもあるにはあるんですが、なんかつらいんですよね』

緑川は羽鳥を注意することを決意した。お金の余裕があだに、が面白いところだと思った。
プルプルプル プルプルプル 携帯に電話をかけた。
緑川『羽鳥?もうプレゼントしないと聞いたけど、気をつけな』

羽鳥『分かりました。もうバレンタインのチョコもあげません』

緑川『自重したのね。以上』 緑川は電話を切った。
0078考える名無しさん
垢版 |
2024/05/09(木) 10:06:45.920
羽鳥は、電話を切られた後、プー、プー、という音を聴いていた。

緑川は勘に触った。プー、プーを聴いているのは何もないからだと思った。

羽鳥は、電話を切った。友達がいない、ふと思った。友達は琴美……いや……。

緑川はもう一度電話をかけた。……『羽鳥だよ』

緑川『友達、いないの?』

羽鳥『いないかも』

緑川『友達が欲しかった?』

羽鳥『そう。だから奢ろうとしてさ』

緑川『でも琴美は友達になれなかった』

羽鳥『なんでだろ』

緑川『何もないのよね、あなたには』

羽鳥『電話切るね。もう寝る』

羽鳥は切った。緑川もプーを聴く前に切った。
0079考える名無しさん
垢版 |
2024/05/09(木) 10:42:56.150
羽鳥は琴美の話さなくなった。
緑川は羽鳥に減点を課した。羽鳥は自己中心的な存在に思えた。

琴美は威勢がよかった。バスケ部の厳にテレパシーで話しかけて、緑川と関わるように、考えていた。

琴美【厳さん、私です、こ・と・み、です】

厳【ああ。おっぱい部の琴美か】

琴美【厳さん、緑川さんって知ってますよね?】

厳【知ってるよ。最強と謳われた】

琴美【知ってるんですね。どういう人だと思います?】

厳【はっきり言うと、好きだよ】

琴美【キャーーじゃあ今度恋愛したらどうです?】

厳【今、部活で忙しくてね。特訓合宿があるんだ】

緑川【厳、いきなりだけど、付き合ってくれ】

緑川【合宿明けにはいいだろうけども。嬉しいよ、緑川】
0080考える名無しさん
垢版 |
2024/05/09(木) 10:46:00.130
緑川【じゃあ、約束してくれ、いつか付き合うと】

厳【わかった。それでいい。いつか付き合おう】

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0081考える名無しさん
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2024/05/09(木) 10:47:47.600
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0082考える名無しさん
垢版 |
2024/05/09(木) 10:58:43.990
緑川は喜んだ。琴美のおかげで付き合えた。琴美に感謝する想いが宿った。

緑川「琴美、今回の件は、ありがとう」

琴美「ど、どういたしまして」

緑川「厳と付き合うとなると、葵が心配だな」

琴美「葵先輩は、諦めがいいでしょうか」

緑川「どうかな。羨ましくなってほしくない」 すると葵が現れた。

葵「緑川。良かったね、私は引き下がるわ」

琴美「葵先輩!?本当に引き下がるんだったらいいんですが」

緑川「すまない葵。恋愛事になるとトラブルが付き物だ。
でも私はこれで済んだ。ありがとう、葵。」

葵は、私は厳をあきらめた、と言って帰って行った。

琴美「緑川先輩、葵さんの件、良かったですね」

緑川「諦めがいいでしょうかと言っていたが、そうかもしれないな」
0083考える名無しさん
垢版 |
2024/05/09(木) 11:19:48.140
琴美「ところで緑川先輩、私と試合しませんか?」

緑川「それは、私が勝つ」

琴美【準備してくださいね】

緑川は挑戦に応じることにした。

琴美は服を脱いだ。緑川もそうだった。

琴美「キャアー緑川先輩、巨乳だー」

緑川「貧乳だけど、吸盤が取れないなら、話は別」

紅葉が現れた。紅葉「試合、スタート!」

琴美「吸盤にくっついた乳首、取れないなら勝てるかもしれないんです」

緑川「強くなったなあ、琴美。私も吸盤にくっついているぞ」

琴美は取れる取れると、緑川の乳首を見て思った。

琴美「取れるのは緑川さんの乳首です!」

緑川「奇跡発動!琴美の吸盤が取れてしまう!」

琴美「何!?あれ、取れた?……」

琴美は負けた。奇跡は勉強していなかったらしい。
0084考える名無しさん
垢版 |
2024/05/09(木) 12:46:54.630
緑川「残念だけど、この勝負はもらった」緑川は冷静だった。

琴美「何で負けたんでしょうか。原因が大事です」

紅葉「同じ作戦の上、より実力を発揮したこと」

緑川「奇跡、起こしたから」

琴美「奇跡を出せるから強いんですよ!もう!」

紅葉「まあそうかっかすんな」

緑川「奇跡なんて、私くらいよ」

琴美「奇跡なんてもう嫌だ!」

紅葉「それじゃ毎回敗けるわ」

緑川「≪奇跡≫は琴美よくない、という意味」

琴美は奇跡の意味を懸念すると、意味が私がよくないというからではなく、
奇跡なんて嫌なんだもんと思っていた。
0085考える名無しさん
垢版 |
2024/05/09(木) 13:18:53.560
琴美は緑川との試合に負けて、大層悔しかった。どうすればよかったのか、思慮に耽った。

琴美は河川敷に向かった。自殺して終わる、そう誰かに嘯かれたかのように、水死しようと考えていた。

そこで葵が勘に触って、琴美の後ろを追いかけるように走っていた。

葵は琴美を遂に見つけた。「待て、まだ死んだらあかん!」葵は大声を出した。

琴美「もうゲーム終了ですう」

葵「試合で負けたからといって自殺していいわけじゃないだろ!」

琴美はどんどん河川敷の奥を進んでいく。そして川の中に入ってしまった。

葵は奇跡を起こそうと思った。瞬間移動だ。琴美を頭の中に侵入させればよい、そう思った。

葵は「マジック!琴美が私の頭の中に入る!」そう大きく言った。
琴美はその瞬間、空間から消え、葵の頭の中に入った。

葵「琴美。命、助かって良かった。すまないが私と共にいてくれ」

琴美「何でこんなところに。ここで自殺はできるんですが……」

葵「琴美、一緒にいよう」

琴美は冷静に考えた。葵の頭の中が、悪いわけではない、と。
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