【リングワ・フランカ】共通語の歴史 [無断転載禁止]©2ch.net
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広域的に使われた共通語の歴史について語りましょう。
アラム語・ギリシア語・ラテン語・アラビア語・漢文・サンスクリット・パーリ語・
スワヒリ語・フランス語・英語などなど。 >>951
そんなことは本来ならISに言うべき文句をこんな関係ない所でグチグチたれてるくせに
その事を指摘されたらアラビア語が書けないから無理とかぬかしてる>>939に言えよ
英語で十分だろうにな >>759 を読んでアラビア語に興味が出てきたんだけど、スマホでダラダラ学習できるいいアプリないかな
Duolingoにはヘブライ語しかなかった 「吾人を迎へ」のつもりで「吾人迎」なのがあまりにも恥ずかしすぎる… 今さらで悪いけど>>360>>363あたりに関係する話でその時思い浮かべた本が
ようやく見つかったので表を引用する(単に「イタロケルト語派」と言うだけよりいいと思って)
「大陸のケルト語の人たちにとって当時のラテン語の習得は、今ポルトガル語の人たちが
スペイン語に乗り換える程度に容易であったにちがいない」ともこの本では言っている
ラテン語 古期アイルランド語
ag-o「(後から)押す、追う、率いる」 ag-im「押す」
al-o「養う」 al-im
bib-o(*pib-oから)「飲む」 ib-im(*pib-imから)
can-o「歌う」 can-im
cel-o「隠す」 cel-im
em-o「(手に)取る→買う」 em-im「(手に)取る、掴む」
fer-o(*bher-から)「運ぶ」 ber-o(*bher-から)
mol-o「粉にする」(語根*mel-) mel-im
scand-o「よじ登る」 scend-im「跳ねる」
sequ-or「追跡、追随する」 sech-ur 泉井久之助『ヨーロッパの言語』p.167 >>960 日本語と同じ語順にしようとすると、目的語の前に把をつけた形にするのが漢語の発想だな 南米に、ニェエンガトゥ、またの名をリングァ・ジェラールという、トゥピ語族言語を由来とするリングァ・フランカがあるんだな
南米の固有言語を調べてて存在を知った
なかなか興味深い位置付けの言葉のようだ
しかも現在も第一言語になっている地域があるほどだそうな ブラジルのポルトガル語で動詞の活用がものすごく単純化(場合によっては1人称複数形すら消滅)なのも、
比較的最近まで広い地域でポルトガル語以外が話されてたからなのかな
そういえばラテン語の末裔のロマンス諸語って、どれも名詞の格変化が消滅してるけど、なんでこんなにヨーロッパの印欧語の他の語派より革新的なんだろう
ゲルマンやスラブだと、英語みたいな変わり種もあるけど、名詞まで変化してややこしいのに ラテン語が文明社会の言語で広く使用されているにも関わらずややこしい活用だらけだから単純化したものをロマンス諸語と呼んでいるだけなんだよなあ 名詞の格曲用は印欧祖語で8種類(主格、対格、属格、与格、具格、奪格、処格、呼格)
ゲルマン語の最古の文書は4世紀のゴート語訳聖書で、主格、対格、属格、与格の4格を持ち、呼格の痕跡あり
他のゲルマン語もこれに関しては古ノルド語、古英語、ドイツ語諸方言もそれより新しく格の数も同様に4つ
ラテン語は6つ、スラヴ語も7つくらいでゲルマン語はそう多くない >>967
現代ロシア語だと呼格は痕跡しかないから6格になると思うんだけど、他のスラブ語だと違うのかな? >>968
呼格は他の語派でも有ったりなかったりで重要度が低くて「誤差」みたいなもんだけど、
スラヴ語はラテン語でさえ保っているような「奪格」(〜から、〜よりも)を失い、生格(属格)で代用しているのが大きな特徴の一つ
もう1つはいくつかの言語で「双数」という範疇を保っていることで、まとめると「名詞句は複雑な形態法を保っている」
またスラヴ語の動詞は壊滅的に非印欧語的な変容を経ている
複雑な時制組織はいったん全部壊れて、アスペクトは独自の完了/未完了の形態を生み出すし、テンスはもはや
定動詞ですらなく分詞から過去形を派生する(だから過去形はまるで形容詞みたいに主語の名詞と性・数の一致現象を起こす)
ヨーロッパの印欧語は「東は動詞が単純で名詞が複雑、西はその逆」というのが現状(だった)
ロマンス語はラテン語の複雑な格組織を失い、数は双数を失い、性は中性を失った
逆に動詞の時制と人称は複雑な活用を保ったが(といってもラテン語成立の時点で印欧祖語から大崩壊の後に新たに発達していたもの)
これも近世以降は口語では単純化する傾向にあり、レコンキスタ期に最も早く成立したネブリーハのスペイン語文法のような
いわば「国民国家の国語の文法」は、現在では「文語」扱いされている
ちなみに名詞句が最も早く単純化したのはギリシャ語で、ミケーネ文明の頃には奪格以外の7格を持っていたが、古典期にはドイツ語のような4格組織(別に呼格はあり)になっていた
どの言語でも格が衰退しても他の格と個別の動詞の組み合わせで意味が保たれ、不便な場合は前置詞がその機能を肩代わりする 文字もない古代の方が文法が難しいというのは謎だ。
社会が複雑になって、表現の幅を広げる必要があるから、文法も複雑になるのが
自然のような気がするが、実際は逆に、意思疎通がしやすいように簡単になるのか。 単語数が圧倒的に少ないから文法が複雑でもやっていけたんだろうな >>970
ごつごつした岩が川下では丸くなるみたいなことなのですかねえ
使われる用法は強化され共通化する、使われない用法はすたれる 民族同士がまったく接触せず孤立し、狩猟採集のサイクルが固定し完結した環境にいると、新しい表現を必要としない
名詞とそれを目的語とする動詞、その動詞の主語となる人や様々な名詞が、
述語の中心である動詞を中核にどんどんくっついて一つの単語のようになる
そうやってできあがった1語の動詞述語が、そのまま1つの文になる
アクセントは動詞の中心一箇所しかなく、動詞の一部になった目的語や副詞や助動詞などの接辞を切り離して話すことはできない
そんな言語が世界中にある 複雑な文法でも子供の頃から親しんでいるならよりわかりやすいんじゃね?
英語なら動詞の格変化がほぼないので
love一語だと意味が不定
ラテン語ならamoで主語時制が明らか >>554
板橋義三の高句麗語論文ではそういう解釈してるな
定説かしら? 日本語の感覚だと、人称と時制って明確にならなくても、問題無いけどね。
むしろ、印欧語が何故あそこまで人称と時制に拘るかわからない。 >>978
北方と南方の言語が混じりあったから単純化した説 逆に印欧語圏の人たちからは
「何故あそこまで日本語や韓国語が常語と敬語(尊敬語、謙譲語、丁寧語)に拘るかわからない(突き詰めれば『一対一の間での自己の意思の表出』に収斂することに、そこまで細かい社会的位置の場合分けを加味する必要は無かろう)」
と思われてるかも?
まあどっちの考え方も別に間違いではないんだが >>981
タイに王語というのがあるらしく、驚いたが
専制的な文明の影響下だと敬語が発達するのかな >>982
タイ語にも明確な丁寧語があるね
タイ語には、一人称・二人称の多様性や、話者の性別に応じた表現差も多い
この辺りは日本語と類似するね
韓国語は、話者の性別で表現差が出る場合も一部あるけれども、
日本語やタイ語のそれよりも、頻度は非常に小さい
また、韓国語の一人称・二人称の種類は、日本語やタイ語より非常に簡素だ >>982
というか、何を以て「先制的」とするかの定義付けがまず必要だろうね
そこが曖昧だと、根拠とするには弱い (一神教の)神の前では人間どうしの地位の差など微々たるもの >>985
ただ、古典ギリシア語とか古典ラテン語とかの宗教的背景を考えると、それも根拠になりにくい
一神教化よりも前に、一般的な文法や表現が確立されていたんだし >>985
タイは仏教国であり、人は平等という建前じゃないか? >>989
タイ語の敬語はスコータイ王朝時代に大量に導入されたパーリ語・クメール語起源の外来語を用いたものが多く
王族を中心とした階級制度と僧院における位階や討論の制度の中で発達した
お寺を運営するのに敬語も必要だったんだよ 宗教関係の外来語を使うと格調高くなるのはどこも一緒だなあ このスレッドは1000を超えました。
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