ハンJ読書部☆2
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アホなネトウヨにならないためにも読書して知性を磨きましょう。 現代思想2018年4月号 特集=現代思想の316冊-ブックガイド2018-
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3147
最近これ買ったけど色々なディシプリンの最新事情が載っててたのC
『享楽社会論』『日本神道史』とか前スレで話題になってた本もちょくちょく載ってるンゴ >>3
外国語に関するやつどんなのがあった?
言語学に限らず 逆に考えるんだ
博識な数人のなんJ民に学んで自分も博識になるんだ ロールズもノージックも読みたいやけど
手元置こうとすると鬼高くて草生えるンゴねえ カロリン・エムケ『憎しみに抗って-不純なものへの賛歌』みすず書房
https://www.msz.co.jp/book/detail/08670.html
これドイツでベストセラーになった本らしいやね 柄谷行人 岡崎乾二郎, 島田雅彦, 渡部直己浅田彰, 奥泉光,スガ秀実『必読書150』太田出版
https://www.amazon.co.jp/dp/4872336569
前スレで柄谷・渡部・スガとかの近大文藝学部と『批評空間』の名前が出てたけどこのブックリスト出た当時そこそこ話題になっとったな
「ニューアカの連中が教養主義やカノン主義を押しつけるのっておかしいやろ」って批判も多かったけど
時枝誠記とかジジェクあたりの変化球が必読書扱いされてたんで妙に記憶に残っとるわ ワイこの本読んで文学部入ったから渡部の件はショックやわ
一回生で見てみたかったわ絶滅危惧種の文芸評論家やし
まあこのブックリストも全然読めてへんけど
難しすぎるねん日本語やのに 今まで読んだなかで一番よく分からなかったのは『人間の建設』ですかね
小林秀雄も岡潔も知識量おかしい… 知識良おかしいと言えば淀川長治・山田宏一・蓮實重彦の「映画千夜一夜」
まず出てくる映画で今手軽に見れるものの少なさよ ワイも『必読書150』にやられた口やな
批評空間ブランドと「これを読まなければサルである」って煽りは影響力あった 中身はまたちゃうやね
どっちも「どう考えても若いうちに全部は無理」とか
「そもそもレベル高すぎて段階踏んでない」
というのを無視したら名著リストとしてはかなり有益や 小林秀雄の文体はそこまで好きではないけど小林秀雄の講演はすごいすこ
軽妙洒脱で落語みたいや
小林秀雄「魂の存在について」
https://www.youtube.com/watch?v=bfhqqi9gkPo ロボットはなぜ生き物に似てしまうのかって新書読んだけど面白かったわ
如何にロボットが発展途上で生物に似ざるを得ないのかが微妙に分かった気がする
中卒でもわかるくらい図が入ってて平素な文体で良かったけど文庫本と比べるとちょっと物足りんかったな
ただあれ以上突っ込んだ話をされると理解できんかったやろうけど
工学的と言うより進化論や生物学に近くておもろかった とはいえ自分が楽しいだけで突き進んで
ネトウヨさん化は不味いかもしれんな
積極的にいろんなものを読んで中和や >>15
日本映画も国立映画アーカイブ(旧国立近代美術館フィルムセンター)行かないと見られないような作品やしなあ >>24
じゃあ読む価値ないかというとぐうおもろい
ぐうおもろいから出てくる映画が見られへんことに狂いそうになる 小林秀雄は戦時中のアレっぷりがね……
『近代の超克』で同席した下村寅太郎が小林たち「文學界」グループの発言のひどさに辟易して以後ひどく嫌っとった話も実際の文面を見てみるとわかるで
小林秀雄や河上徹太郎より圧倒的にアレなんは左翼から転向して極右になって戦後ものうのうと生き延びた林房雄やが 『近代の超克』は中村光夫の「「近代」への懐疑」だけはまともに感じたで
たしかに座談会は小林をはじめ文學界グループが戦争の高揚感でなんか陶酔しとるな
一日目は下村寅太郎の科学の議論に対して小林や林が無茶な言いがかりをつけてるし
二日目は西谷啓治の歴史観の議論に小林が噛み合わない議論してるンゴ 高見順の敗戦日記に敗戦翌日に鎌倉文庫で会った人達の名前がずらずら並べてあるんやけど
「林房雄、小林秀雄(両名酔っている)」と書かかれとったのがちょっと草やった >>4
言語学の項目がなかったからなんか少なかったンゴ
W.G. ライカン『言語哲学』
飯田隆『言語哲学大全』
くらいやね
「人間以後の人間論」に載ってるポストヒューマン論の本の数々が面白かったわ
シャナハンの『シンギュラリティ』読んでみるで >>20
あの文体一回書いてからバラバラにして切り貼りしてるからなガチで
それ知るといきなり腑に落ちるで小林文体 >>27
小林と中村の違いは歴史意識の有無やろなあ
小林秀雄の歴史意識の欠如は『ドストエフスキイの生活』序章の「歴史とは母親が死んだ子供のことを思うようなもの」発言なんかが有名やけど
小林はボードレールからランボーに行ったからロマン主義的な天才観を引きずったまま、さっさと近代という時代に「歌のわかれ」をぶつけてしまえる
それが中村光夫になるとモーパッサンからフローベールに遡ったから、ロマン主義から切り離されてリアリズムが出てくる歴史的経緯みたいなもんを体感的につかんどる
中村は日本文学にしても二葉亭四迷まで遡るところから始めとるから「近代」に対して冷静な目を向けられたんやろなあ
まあそのせいで異端扱いされてまったく話を振ってもらえなかったわけやが
下村寅太郎も数理哲学から出発しつつ、西田幾多郎から「歴史のほうが向いてるんじゃないか」と言われたように『近代の超克』あたりでは科学史に向かっとるし、下村と中村やったら相通じるものもあったと思うんやけどな http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480016386/
前スレでも名前出てた日文研の鈴木貞美が『『文藝春秋』の戦争-戦前期リベラリズムの帰趨』って本を筑摩選書から出しとるね
日中戦争〜太平洋戦争の小林・林・三好・横光・川端たち『文學界』グループの分析に全体の3分の1くらいを割いとったわ
くだんの『近代の超克』や京都学派の「世界史的立場と日本」なんかの話も出てくるで
一番面白かったのはオールドリベラリストでありながらも戦争にコミットして戦後はパージされてしまう菊池寛の話やったけど 中村光夫が岩波新書で出してた『日本の近代文学』には大学受験の現代文用の勉強でお世話になったわ ネットに蔓延る価値相対主義や善悪ニヒリズムを克服するために読むべき本あるか?
ラートブルフ、ポパー、ハイエクは読んでるんやけどな
相対主義とファシズムの関連性について論じてる本が他にあれば教えてクレメンス >>35
中期プラトンのイデア論なんかどうや
「パイドン」「クリトーン」「弁明」「国家篇」当たりを続けて読むと中々ドラマチックで面白いで
特に「国家篇」の最後の方では民主主義がファシズムに至る仮定を説明してたで >>36
サンガツやで
しかしポパーも指摘しているようにプラトン自身が全体主義的傾向あるんやなぁ 政治学で元東大総長の佐々木毅が『プラトンの呪縛-二十世紀の哲学と政治』でファシズムがプラトンを悪用した例を紹介しとったな
講談社学術文庫に入ってる ファシズム関係ないけど相対主義については入不二基義の「相対主義の極北」がぐうおもろかった
相対主義自体を延々と相対化したら実は実在論に近づくいう話や
相対主義系やけどリベラルなんとしてはリチャード・ローティも外せんな
あとデリダが「脱構築とは正義である」みたいに
ただの相対化と脱構築に一線引いてたのも見逃せんところや 「アメリカの黒人演説集」良かったンゴねぇ
新映像の世紀とかに出てくるマルコムXとかキング牧師以外にも色んな人の演説が載ってて、黒人というコミュニティのなかでも色んな視点があるんやなあ(コナミ)って思った
日本だとアイヌ、琉球民族、在日朝鮮人とかにも通じる話じゃないかな 思想や哲学にあんま興味持てないわ
結局お前がそう思ってるだけだろって気がしちゃう
科学哲学は面白かったし、思考実験的な小話系は好きだけど >>15
淀川長治、怪物級の映画評論家だわ
蓮実山田を掌の上で転がしてる >>43
たまに「淀川長治みたいなのは好きなものを面白いというだけの評論」
みたいなん言うとるやつおるけどわかってへんわ
淀川長治は何を語るかに限らず「評論家」いうもんの一つの究極やと思う 俺は淀川は好きになれんなぁ
あいつが好きな女優の話に興味わかんってのもあるし
逆に俺が知りたい映画の演出論とかあまりしないから
おまけに案の定というか女性差別主義者だしな >>40
入不二基義の本面白そう
読んでみるわサンガツ 全然分かっていないんだけど、
実在論ってその実在するもの自体は知覚できるって立場なの?
できないつってんならカントと変わらないよな
じゃあ、「人間が知覚したとおりに事物は実在しています」が実在論? >>42
本には唯一絶対の正解が書いてあると思っちゃうタイプか
誰がどう思ってるか知るのも楽しいで
著者とお喋りしてるみたいなもんや >>42
ワイがそうなんやけど、批判的に読むのもおもろいで
「こいつ、教科書に載るレベルの奴やのにここの議論ガバガバやんwww」みたいな
で十中八九そういった突っ込みは既にされててそれについてまた読んでくみたいな 表現の仕方が違うだけで人間の内面の多様性なんてほとんどないと思っとるからどんな内容の本でも気にならんなあ
主観のなかでできるかぎり客観性にこだわることは大事 ネトウヨが相対主義大好きなんはやっぱり漫画やアニメで「正義の反対はまた別の正義」みたいな陳腐なメッセージが溢れてるからなんやろか なんらかの勢力と自分を同一視しとるからやない?
その場合その何らかの勢力にはそりゃ絶対主義的に言えば批判される面が1つくらいはあるやろうから
相対主義化することで心の安定を保つって言う オタク系のネトウヨは相対主義的
精神世界系のネトウヨは絶対主義的やと思う
リベラルもそうやから排外主義と相対主義に絶対の関係はないと思う >>32
せやなあ
小林は「故郷を失った文学」(1933)あたりでは近代化は西洋化と同義なんだから
「日本精神」や「東洋精神」で対抗しても意味がないって単純な欧化主義をとってたから
それが右旋回するとコロッと変わってまうんやな
戸坂潤が批判してた「科学」抜きの「文学主義」の陥穽ちゅうか
たしかに中村は『二葉亭論』でデビューしとるから文学史や歴史的経緯に目配せできとるね
戦争中の小林たち『文學界』グループの歴史意識の欠如ってなんなんやろなあ
保田与重郎たちの日本浪漫派ともまたちょっと違う感じやね (自称)リベラルの相対主義者がいわゆる冷笑系やろ
人権という普遍的価値を相対化した時点でそれは正統なリベラリズムの定義からは外れるからな
ウヨ名乗ってようとリベラル名乗ってようと相対主義掲げた時点でファシズムに接近するんや
「真のリベラルなら寛容の敵にも寛容であるべきだ!」なんて冷笑系の口癖やん?
相対主義がナチスを生んだなんてのはラートブルフ以来の通説やで 冷笑系はともかくネトウヨ全体が相対主義だとするにしては攻撃対象にも何か言い分や正当性があるはずだという視点が欠けてる気がする 「表現の自由」に関してはこれ割と面白かったで
ナカニシヤ出版の倫理学シリーズの一冊やけど
05年にもう「ヘイトスピーチ」って単語があったんやね
藤野寛・齋藤純一編『表現の〈リミット〉』ナカニシヤ出版、2005
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b134301.html
目次
I 他者と表現の〈リミット〉
1章 現われの消去――憎悪表現とフィルタリング――
2章 傷つける表現
3章 憎悪の再生産――ヘイト・スピーチとメディア空間――
II 芸術と表現の〈リミット〉
4章 アドルノとエンツェンスベルガー――〈アウシュヴィッツ〉以降の表現をめぐって――
5章 文学的表現と応答性――柳美里『石に泳ぐ魚』裁判と「表現の自由」――
6章 〔ヘテロ〕セクシズムと表現のリミット
7章 戦争報道写真――惨劇を再現することの困難性――
III メディアと表現の〈リミット〉
8章 パロール・エクリチュール・メール――デジタル・メディア時代における言語――
9章 「顔」をめぐる倫理と政治――顔認識における四つのイメージ――
10章 表現の自由と人格権と――『週刊文春』事件の衝撃――
11章 大衆の欲望と表現の〈リミット〉――『ビッグ・ブラザー』考―― >>56
新興宗教とかカルトからネトウヨに入った層やな
幸福の科学とか 表現の自由戦士寄りやがジョナサン・ローチの「表現の自由を擁護する」もわいはすこ >>61
ああいうのは一般に「ネトウヨ」と言われる時に想定される大衆型のネトウヨとはちょっと違う気もするが
どっちかと言うと従来の右翼に近くないか? >>63
どうやろな
テキサス親父のバックに幸福の科学も関わってるらしいし
無縁ではない気がするし
古いタイプの右翼運動とも一緒にしてええのか 保田与重郎をしっかり読んでみたいんやけど「日本の橋」ですらワアには難しかったゾ
なんかいい解説書ないですかね…? 幸福の科学が従来の右翼ってのは何が理由?
ネオリベ型右翼は、少なくとも日本では最近の現象かと
ついでにいえば、ネオリベ型右翼は冷笑系とかなり被る >>66
従来の右翼や保守というのは宗教的信仰というか何かしらの絶対的価値観に根差してるやん?
ネトウヨはそういうのがなくて宗教的信仰であれ人権のような普遍的価値であれ「絶対的価値観を信じる」ということを徹底的に冷笑するやろ https://www.amazon.co.jp/dp/0299148742
スタンリー・G・ペインっていうファシズム研究の大家が『A History of Fascism, 1914-1945』って本で
90年代当時の日本のファシストとして挙げてたのが幸福の科学と笹川良一やったな ネトウヨが相対主義ってのが納得いかんわ
具体的にどこが? >>66
> ついでにいえば、ネオリベ型右翼は冷笑系とかなり被る
慧眼
「ネオリベ型」保守って、宮台なんか典型だと思うな
宮台の「南京事件」への論評酷かったなあ >>69
人権とかの普遍的価値を頑なに認めたがらないとことか
宗教をカルト呼ばわりして敵視したり弄りの対象にするとことか
「リベラルは寛容を説くなら差別的言説にも寛容でいろ!」みたいな主張とか
DD論大好きなとことか
アニメや漫画でありがちな「正義の反対はまた別の正義」とかいう安っぽい正義ニヒリズムが大好きなとことかやな 相対主義的な言いがかりは、あくまで「的」なだけであって、自分たちの行いや主張を含めて相対化しようとはしない
要するに小中学生が言うような屁理屈であって相対主義ではないと思う ネトウヨは宗教ではない。むしろその逆張り
あいつらは宗教のように何かを信仰したり、何かしらの絶対的価値を認めることを徹底的に冷笑するやろ
ネトウヨの本質は(宗教とは正反対の)ニヒリズムというのは散々指摘されてきたことや
ネトウヨの出発点にあるのは客観的正義に対する懐疑や
だから人権とかの普遍的価値に対して反発するんや
保守主義は普遍的価値としての人権を認めないけど慣習や道徳という客観的正義を設定するからこれまたネトウヨとは相容れないんや
故にネトウヨは従来の保守とも違うんやな
ネトウヨの根底にあるのは客観的正義に対するニヒリズム、すなわち価値相対主義や
で、そういう「客観的正義を無意味と見なすニヒリズム」ってどこで熟成されてきたのかと言えば漫画やアニメなどのオタク文化なんやな
「正義の反対はまた別の正義」的なアレや
これがネトウヨとオタクは親和性高いと言われる所以や ネトウヨやオタクって普遍的価値や客観的正義を認めることを異常に嫌うからね
「正義の反対はまた別の正義!(キリッ」で何でもかんでも相対化して悦に浸ってるようないい歳した中二病患者が多い
よく勘違いされるけど自由主義と相対主義は本質的には相容れないんだよね
保守主義的自由主義にしても自然権的自由主義にしても正義の原理を絶対化するからこそ自由を維持できるというのが根幹の思想
相対主義は自由の敵をも許容するからむしろファシズムと相性が良い
「この世に絶対的な正義なんてない!」「絶対的な正義なんて掲げる奴は多様性の敵!」と喚くオタクや自称リベラルほどネトウヨ思想に陥りやすいのはそういう理由
俺は何度も指摘してるんだけどネトウヨって保守主義よりも功利主義と親和性高いんだよね 相対主義嫌いおじちゃんよ
コピペ演説も別にええけど
せっかくやからおすすめの本の話もしていくんやで 多元主義と相対主義は全く別どころか対立する
ネトウヨは相対主義を盲信し多元主義を憎んでいる、とするのが正しい
ネトウヨのいう「普通」というのは「最大多数の」という程度の意味しかないよ
あくまで全てを相対化した上での多数決の意見が正しい、自分はその多数派だと言いたいだけ
あいつら民主主義=多数決と思ってる節あるやん?
保守主義においては自然法、リベラリズムにおいては人権などの客観的原理を設定してそれは覆してはならないとするのが自由主義の基本だけど
その根本的な原理を多数決や人定法でいとも簡単に覆せると思ってるのがネトウヨ 法学者か誰かが今の日本を見て「日本には民主主義は早すぎたのかもしれない」って言ってたのが印象深いンゴねぇ
他国みたいに血を流して手にいれた民主主義と価値がやはり違うんやろうか 相対主義とまで言うかはともかく
最低限自分の思考や常識を
絶えず相対化していくのは健全な知性やろ
苅谷剛彦の「知的複眼思考法」とか小田中直樹の「歴史学とはなにか」
はここら辺がより実践的にわかる >>76
相対主義批判なら
ラートブルフ『実定法と自然法』
ポパー『よりよき世界を求めて』
このあたりは鉄板やね
それと俺が一番薦めたい本はベタやけどオルテガの『大衆の反逆』やな >>81
ラートブルフはおっちゃんがよく出してるが初耳やな
今度読んでみるわ
アイザイア・バーリンとかは好かんのか? >>82
多元主義と相対主義の違いやね
バーリンは多元主義擁護で相対主義には批判的やったはずやで
今度熟読してみるわ 状況分析したところで「正しさ」をどう担保するのかまで踏み込めてない時点で片手落ちだわ それに一神教嫌いなのはネトウヨとかの問題じゃなくて日本全体の問題なんじゃないのか イアン・ハッキングの『知の歴史学』読んでるけど現代版フーコーって感じで面白いゾ >>86
ファッ!?5000円!?高すぎますよお。君らお金持ちなんけ? >>87
勿論図書館で借りたゾね
ハッキングなら『表現と介入-科学哲学入門』はちくま学芸文庫に入ってるからお手頃価格ゾ〜 >>88
これなら買えそうや、詳しくありがとナス! >>77
ネトウヨとニヒリズムや相対主義に関する考察とか誰か書いてないんやろか
記事でもいいからあったら教えて ネトウヨがニヒリズムなんじゃなくて
共同体が崩壊して個人がアトム化した結果、ニヒリズムが蔓延して
意味を求める孤独な個人がネトウヨ的なナショナリズムと結びついたっていうほうが正しいのでは
なんでネトウヨ=ニヒリズムという単純な考察になってしまうのか そこら辺が詳しいのはジグムント・バウマンとかやろか? >>91
そういった点ではオウム真理教の考察がそのまま流用できるかもしれんな
あれなんてまさしく共同体≒既存の宗教の崩壊と現代社会の中での個人の孤立化と意味を求める個人が新興宗教にって典型やん 個人個人の関係がある人はそこに意味を求められるけど
意味が持てるぐらい密接した関係は互いのエゴのぶつかり合いにもなるんだよなあ >>91
だから俺は何度も言ってるんだよね。ネトウヨは宗教ではなく宗教が崩壊した結果だと
53マンセー名無しさん2018/06/25(月) 06:55:32.95ID:CHPiwNZf
>>51
それは違う
宗教という中間コミュニティが解体された結果、人は国家にしか帰属できなくなるんや
原子に解体された人間が自分と国家と直接結びつけるようになって生まれたのが国家主義 多元主義:異なる意見がいくつあってもいい。その中に真理が複数あることもある。
相対主義:客観的真理は存在しない。全ての意見は等しく無価値。
真の保守や真のリベラルなら多元主義を目指すべきなのに、ネトウヨやパヨクは相対主義を多元主義と混同している
それが今の日本の問題点だと俺はずっと考えている 前スレでガリレオの指勧められたから読んでるけど内容あんまり理解できない
自分の頭の悪さと学の無さに涙が出、出ますよ >>97
何回も読み直してるうちに理解できるようになるからヘーキヘーキ >>65
桶谷秀昭や福田和也みたいに同じく文芸評論家がやってる保田論はわかりにくいからキャンセルだ(アンニュイ)
やっぱり橋川文三の『日本浪漫派批判序説』は鉄板だと思うゾ
http://www.perikansha.co.jp/Search.cgi?mode=SHOW&code=1000001031
あとは『保田與重郎研究―九三〇年代思想史の構想』って本がありますねえ!
思想史学からのアプローチだからわかりやすくていいゾ〜コレ >>96
確かにいろんな意見を聞いて理解することは大事だ
カウンターヘイトではなにも解決しないどころか
心の卑しさをまる出しにし対立が深まるだけ
しかし現状をシビアに考えた結果保守的になってしまう
左翼もそうとう胡散臭いからね
その考えを表明するとネトウヨとひとくくりにされる
ただの愉快犯と思われているナンJ民を見にきたけど
こういう考えを持ってる人もいるんだね >>100
まぁ多元主義の文脈で言うなら「寛容の敵に寛容を許してはいけない」というのが真理やね https://www.iwanami.co.jp/book/b261746.html
前スレで岩波茂雄が話題になってたから『岩波茂雄.-リベラル・ナショナリストの肖像』って岩波から出てる評伝読んでるゾ
岩波の交友関係って言うと安倍能成や三木清あたりのオールドリベラリストや京都学派の印象が強いけど
杉浦重剛や徳富蘇峰や三井甲之や頭山満みたいな国家主義者とも親交があったのは明治人らしくて面白いゾ
しかし中島岳志って読書人にはウケがいい書き手やけど元々の専攻だった南アジア研究は相当適当だったみたいで
インド研究専攻してた知人が「あんなのに南アジア研究者を名乗って欲しくない」ってボロクソに言ってたゾ
京大のASAFASでちゃんと勉強しなかったんですかね・・・ おっ岩波茂雄の評伝おもろそうやな
娘婿・小林勇の『惜櫟荘主人』ぐらいしか読んだことなかったから最新の資料を踏まえた伝記に興味津々や
本筋からはズレるが、岩波茂雄の別荘やった惜櫟荘を歴史的建造物を元写真家の時代小説作家が文庫で当てた金で買い取って修復する『惜櫟荘だより』もおもろいで >>65
保田ホンマむずいよな、読みにくいことこの上ない
ワアは『近代日本政治思想史 : 荻生徂徠から網野善彦まで』(河野有理・編、ナカニシヤ書店)に載っとる、いま売れっ子の大澤聡が保田與重郎を伊東静雄と対比させた論文がわかりやすくておもしろかったな
もともと同じ本に入っとる林達夫を丸山真男と対比させた論文が目当てやったのに、こっちの方に引き込まれてしまったわ
分厚い論文集やから大きめの図書館で探してコピーするのがおすすめやで 近代ナショナリズムと
現代のネトウヨ現象をイコールでは語れないだろ >>105
本質的には一緒やと思うで
共同体の中で何者にもなれない人間が国家にしかアイデンティティを見出せなくなって自分と国家を直接結びつけとるんやから ナショナリズムについては力道山が韓国人だったことをひたがくしにされたことくらいしか知らないンゴね その国に生まれただけで自分が素晴らしい何者かになれたような気分が味わえるのが醍醐味やからな
ここのところは普遍的なんやないか >>58
相対主義的リベラル
→自称ナショナリスト(リベラルの立場)
→リベラル攻撃
→いつの間にかネトウヨ
ってやつがいたな >>103
『惜櫟荘主人』すごいすこ
最初は「先生」って呼んでるのが岩波小百合と結婚したあたりから「岩波」って呼び方に変わったりと芸が細かいンゴ
鉄塔書院の立ち上げとか岩波雄一郎の死とか横浜事件に巻き込まれて特高に拷問される小林とかエピソードが面白いやね
小林は小学校出ただけなのに名文家やわ
『一本の道』『蝸牛庵訪問記』『遠いあし音』とどれも面白いンゴ
佐伯泰英の『惜櫟荘だより』って面白そうやな
買ってみるで〜 >>104
はぇ〜すっごい面白そうそれ
大澤は『批評メディア論――戦前期日本の論壇と文』がめっちゃ面白かったから気になるわ
伊東静雄って蓮田善明もそうやけど日本浪漫派ではあんまり言及されへんもんなあ・・・
図書館いかなきゃ(義務) >>95
なんで宗教に駆け込まないでネトウヨ化するのかってことだよなあ
宗教は今の日本人にとって親和的じゃなくて胡散臭いもので
海外でも9割以上は親が宗教やってるから自分も宗教をやるもんで今の日本人にそれを求めるのって酷じゃないですかね
制度宗教以外で「真理」を求めることができる強いコミュニティを創出できないのであれば多元主義なんて無意味で
周りの友達や家族に対してお前も真理を志向しろと押しつけるのが不可能なように日本人にそれをさせるのは無理ゲーに近い
>>95を含め日本社会で個人がそういった真理を志向するようになったきっかけや環境を分析、収集するのがある意味面白いテーマな気もする http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000195409
石川公彌子って政治学者が講談社選書メチエから『〈弱さ〉と〈抵抗〉の近代国学-戦時下の柳田國男、保田與重郎、折口信夫』って国学としての保田論出してるで〜
政治学からのアプローチなんでまあまあ読みやすいで
しかし三人とも近世国学からの影響を明言してたとはいえ柳田と折口みたいな民俗学者と保田を並べるのは不思議な感じンゴ 牧野富太郎の『植物記』読んでるゾ
尋常小学校中退の牧野が独学で東京帝大の講師になるのはすごいと思った(こなみ)
地名研究の父・吉田東伍といい独学でその道の大家になるのってはぇ〜すっごい… 牧野富太郎もその末裔やけど本草学って森羅万象ありとあらゆる物を扱うから面白いンゴ
平凡社東洋文庫に入ってる小野蘭山の『本草綱目啓蒙』すこ >>106
心理主義に偏りすぎじゃないか?
ネトウヨが外国人以外に弱者全般に攻撃的な点を考えれば、
これが新自由主義の伸長によって深刻化してきた
社会保障(税金)という稀少資源の分配をめぐる問題だってことが分かる ネトウヨの愛国心はいかにそれが熱烈に見えても偽装であって、
本質は「俺に回すべきカネをあいつらに回すな」以上のものではない ネトウヨ議論はかまへんけど読書部スレなんだから本の名前でも出したらどうやろか・・・ってんで文献紹介するで
◆00年代のネット右翼関連文献
宮台真司、姜尚中、水木しげるほか『戦争論妄想論』教育史料出版会、1999
上杉聡『脱戦争論―小林よしのりとの裁判を経て』東方出版、2000
福田和也,大塚英志『最後の対話―ナショナリズムと戦後民主主義』PHP研究所、2001
姜尚中、森巣博『ナショナリズムの克服』集英社新書、2002
香山リカ『ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義』中公新書ラクレ、2002
高橋哲哉編『「歴史認識」論争』 (知の攻略 思想読本7)作品社、2002
大塚英志、宮台真司、福田和也「特集 天皇制への立場」『新現実』Vol.2,角川書店、2002
香山リカ、福田和也『「愛国」問答―これは「ぷちナショナリズム」なのか』中公新書、2003
小熊 英二,上野陽子 『“癒し”のナショナリズム―草の根保守運動の実証研究』慶應義塾大学出版会、2003
ササキバラ・ゴウ編『「戦時下」のおたく』角川書店、2005
大塚英志、大澤信亮『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』角川oneテーマ21、2005
北田暁大『嗤う日本の「ナショナリズム」』NHKブックス、2005
上野千鶴子、宮台真司ほか『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか』双風舎、2006
中原昌也、高橋ヨシキ、海猫沢めろん『嫌オタク流』太田出版、2006
小森陽一『レイシズム』(思考のフロンティア)、岩波書店、2006
太田修、朴一『『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ―まじめな反論 不毛な「嫌韓」「反日」に終止符を!対話と協力で平和を!』コモンズ、2006
近藤瑠漫、谷崎晃、桜井春彦『ネット右翼とサブカル民主主義』、三一書房、2007
板垣竜太、山口正紀、鄭栄垣「<嫌韓流>の何が問題か」「特集 現代日本のレイシズム」『季刊 前夜』第1期11号、2007
鈴木謙介『サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む』ちくま新書、2008 鬱陶しかったらNGにしといてクレメンス
◆10年代のネット右翼関連文献
鵜飼哲「雑色のペスト現代再排外主義批判の思想=運動的課題」」「特集 雑色のペスト現代排外主義批判」『インパクション』174号、2010
上丸洋一『『諸君!』『正論』の研究―保守言論はどう変容してきたか』岩波書店、2011
安田浩一『ネットと愛国-在特会の「闇」を追いかけて』講談社、2012
「特集 ネトウヨ亡国論」『SAPIO』2012年8/29号
野間易通『「在日特権」の虚構』河出書房新社、2013
師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』岩波新書、2013
宇野常寛、萱野稔人、小林よしのり他『ナショナリズムの現在―〈ネトウヨ〉化する日本と東アジアの未来』 朝日新書、2014
村上裕一『ネトウヨ化する日本-暴走する共感とネット時代の「新中間大衆」』角川書店、2014
ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会編『NOヘイト!出版の製造者責任を考える』ころから、2014
樋口直人『日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―』名古屋大学出版会、2014
大泉実成、加藤直樹、木村元彦『さらば、ヘイト本!-嫌韓反中本ブームの裏側』ころから、2015
山崎望編『奇妙なナショナリズムの時代―排外主義に抗して』岩波書店、2015
好井裕明『差別の現在: ヘイトスピーチのある日常から考える』平凡社新書、2015
能川元一、早川 タダノリ『憎悪の広告-右派系オピニオン誌「愛国」「嫌中・嫌韓」の系譜』合同出版、2015
梁英聖『日本型ヘイトスピーチとは何か-社会を破壊するレイシズムの登場』影書房、2016
塚田穂高編『徹底検証 日本の右傾化』筑摩選書、2017
倉橋耕平『歴史修正主義とサブカルチャー-90年代保守言説のメディア文化』青弓社ライブラリー、2018 ネトウヨ死ねで終わりな議論はなんか違うよねとは思う
新自由主義にもおそらく勝てないだろうし宗教もオワコンだし
ネトウヨさんも一緒に頑張ろうねっていう方向にはいかないかな
最近読んだ中では
東浩紀『ゲンロン0』が面白かった
ポストポストモダニズムについての考察とそれからの展開みたいな話だから
多元主義とか言ってたひとにもクリティカルな本だと思うぞ >>121
一々煽りを入れないと気が済まない病気ですか? >>121
『ゲンロン』の内容を理解出来てないのかクリティカルって言葉の意味がわかってないのかどっちや? 栗原康の『村に火をつけ、白痴になれ』って伊藤野枝伝を今更読んだゾ
岩波の出版物らしからぬ軽い文体がかえって面白かった(KONAMI)
大杉栄の内縁の妻ってイメージが強いけど伊藤もかなりの個性を持ってますねこれは・・・
松下竜一の『ルイズ 父に貰いし名は』を読み直したくなったで >>122
がどういう立場で言ってるのかはわからんが
ネトウヨという言い方が嫌ならネット保守とてもいえばいいのかな別に蔑むつもりでネトウヨという言葉をつかってるわけではない
>>123
『ゲンロン0』をあなたがどう理解してるのか教えてくれないと何も建設的な返答はできないですが >>116
小卒なのに独学で帝大助手に登りつめて博論提出して東京帝大の理学博士貰ってるゾ
小卒で博士号持ってる人なんて後にも先にも牧野くらいじゃないですかね・・・
まあ天才やね 読書と関係ないネトウヨ議論に関しては他にスレ立ててそこでしたらどうやろか
伊藤の元夫のダダイスト辻潤も面白いで
野枝と潤のあいだに生まれたのが詩人の辻まことや ワイは「ネトウヨとはいかなる現象なのか」みたいな議論はけっこう好きやで。
まあこんな類いの本ばっか読んでて、ニキたちみたいに頭良くないからやろうけどな。
https://i.imgur.com/CfUsaCo.jpg 帰属意識は麻薬みたいなもので、理性を簡単に押さえ込んで人をカルト信者にしてしまうもんやけど
じゃあ現代人はどうすればええねん 個人間の繋がりが薄く地域共同体も破壊された今少し油断したら一気にナショナリズムに取り込まれてまうやん
こういう問題に取り組んだ文献とかないんかな >>128
山関連の本ええやん!
三田博雄『山の思想史』岩波新書
小泉武栄『登山の誕生-人はなぜ山に登るようになったのか』中公新書
あたりは登山家が読むと登山ってスポーツの歴史的経緯が分かって面白くなるかも >>131
どっちも未読
近いうちに読むわ、サンガツ >>129
近代社会でアトム化した個人は砂みたいなもんで、右にも左にも雪崩現象を起こしやすいってのはよく聞く言説やけど、それへの対策って「風邪にかからないようにうがいしましょう」レベルのもんしかきいたことないな リースマンが『孤独な群衆』で60年以上前に指摘してた事やしなあ・・・ >>133
>>134
ほんこれ 問題の分析は山ほどされとるんやけどそれで終わっとる
個人でできる対策としては、いわゆる教養を身につければネトウヨ化に対する免疫力は高まるけど根本的な解決策にはならん
星空サラも孤独からネトウヨ化した可能性大やん 孤独をどうにかせんとあかん 県の老人大学事業とか行政の孤独対策はなかなかやで
老人がモノ教わってまた地域に戻って講師やったりして連鎖的にコミュニティが出来ていくシステムが成り立ちつつある
ただそれも最低限の参加しようという気力がいるから右翼趣味がギリギリの気力の老人には打つ手がないのが現状 飯田泰之みたいなシノドス系は経済成長を軸にしてるけど
単に豊かになるだけでは孤独を解消する
前提は整えられても根本解決にはまだならんしな 思想的にアンカーを失ってアトム化した個人って、生産の本源的要素が社会的制約を逃れて交換可能な商品になったのとパラレルな現象だよなあ。
だとしたら、資本主義、資本制社会が続く限りはどうにもならなくね? >>126
理系の天才で明治期ならありえるいい話だなあ
文系は官尊民卑が強烈で、帝大卒研究者の権威主義的態度は酷かった
一例あげると、苦学して立命館の夜間部出た白川静は、若くして才能を閃かせながら、東大京大出の教授連から
まるで相手にされず加藤繁からは露骨ないやみいやがらせされたという
史学者として怪物級の存在だけど
文化勲章受章してないのは帝大卒じゃないってのが大きい
「漢字百話」「孔子伝」(中公文庫)はお勧めです >>138
岡本裕一郎の「モノ・サピエンス」がそんな雰囲気でおもろかったな
岡本裕一郎は現代思想を割りと高いレベルで実践的に語れるイメージ >>139
旧石器考古学の相澤忠洋翁なんかもそれやろなあ
そんでその反動がゴッドハンド事件と 超人学者路線は中村元も凄い
原稿用紙5000枚以上の初期インド哲学史の論文を
リヤカーで大学に持ち込んで30歳で文学博士号とか ワイをはじめ現代のクライマーや冒険家が、一文の得にもならないどころか出世や金儲けの妨げにしかならない肉体的苦痛と死の危険とに喜んで飛び込んでいくのは、
こういう過度に合理化物象化された社会から逃れて、原初の人間存在を取り戻したいという欲求があると思うんやで。 >>143
山ニキは自分自身も登山家なんか
Kindleでセール見てると度々登山関係の本がセールになるイメージや >>139
帝大生であっても専科生と本科生で全然待遇が違ったって聞くやね
軍人なんかも陸士止まり(非天組)と陸大卒業組(天保銭組)でその後の人生が全く違ったらしいし
メリトクラシーが未完成の時代のロマンある話やね
>>141
考古学(人類学)だと東京帝大の助手にまで上り詰めた鳥居龍蔵も高等小学校中退だった気がする
明治の学者は独学多いやね >>144
まあなんちゃって登山家やな
7000m峰をいくつか単独で登頂したけど、マラソンでいえばサブスリー程度で、オリンピックは愚か国体にも実業団にもかすりもせんレベルや。 機械社会への批判やなぁ
文芸読書部で語るべきなんやろうけど「20世紀のパリ」とかまさしくそんなテーマやな エントロピーと量子力学の入門書の入門書みたいなのない?
入門書でもわけわかめやねん http://kikanchiiki.net/saisei/?p=30
コミュニティ再生の議論だと群馬県上野村に隠棲してる内山節の『共同体の基礎理論-自然と人間の基層から』が興味深かったで
上野村という田舎での経験を演繹して新しい共同体の理論を紡ぎ出そうとする試み
奇しくも近代主義者の大塚久雄の『共同体の基礎理論』と同じ書名になっとるけど・・・ 韓国のイルベと日本のネトウヨの類似性についての研究はあらへんやろか
韓国の日本語勉強中の子にイルベの連中の悪行をいろいろきけばきくほど似てると思うんやが >>126
小卒から独学でアカデミズムの権威になったと言えば国語学の山田孝雄もそうやね >>109
それって冷笑系って言われる連中の黄金パターンだけど原因はリベラル以外の教養や経験がない事に起因している
つまり実学や社会科学、経験知や保守的な教養がない故
ネトウヨ創造神の小林よしのりがやった事って「学校を内面化させた連中に異議申し立てさせる」って事なんだよ
歴史修正主義なんかは「真実への目覚め」
特に顕著なのが日教組批判で「教師や教育により本来的な主体性が捻じ曲げられてきた」というルサンチマン
これのオリジナルは全共闘の戦後民主主義批判なわけ
で、1997〜1999年頃って新卒で就職できた人間が極端に少ない
学校的価値観だけ持ってて世間知で上書きされていない若者が大量に供給されていた
今でもネトウヨが社会的壁にぶつかって「擁護しないリベラルはエセ左翼」という風にいいがちなのはこのミームが残っているからだろうと思われる
これは最近の余命騒動でも見られて、弁護士との法律闘争仕掛けてるのに弁護士事務所に行っていない
ヘイトスピーチのカウンターとの衝突でもリベラルが表現の自由擁護しないのはおかしいと言う
所謂レフトシールド現象だが、こうなるのは学校の守護神、学級会を治める戦後民主主義教師が内面化され、根底で母性が過剰に期待されているからと思われる
当然余命裁判でリベラルが法廷に立ってくれる訳ではない
冷笑系もリベラル論難する時にメタレベルでのリベラリズムは斯くあらまほし式の批判をする
実業者や実務家がするような軽蔑とは違う視線だ
これもメタに上がると現在の社会的くびきから乖離したリベラリズムがあるべきという盲目的で過剰な期待がある
もっと言えば母性が期待されている
ここで本人に世間知/経験知が欠けていたら?
先験的な知は世間との摺り合せから精神を守るバリアとなるから精神が摩擦に曝される
→既に型が出来ているネトウヨの母性的な擁護期待に習合する
本人に世間知/経験知があって自信があったらリベラル批判の結果は軽蔑的態度ないしは無視であって冷笑系のようなルサンチマン混じりのあらまほし論にはならない >>149
熱力学は清水さんの黄色い本が体系的でええで
統計学の知識はなくてもよめるようになってるんや
数学の基礎ができてるならJ.J.Sakuraiか猪木川合の量子力学がおすすめ
数学がまだなら複素解析と代数はやっとかなあかんで サラちゃんみたいなネトウヨの高齢化問題が顕在化されたわけだが、余命儲といい、適切な教養があればあんな事にならないだろう
ところでドイツなどではリアイア後に大学で学ぶ人も多いそうだ
日本の生涯学習っていうのもそれに倣ったものだが死語になってしまった
こういう状況だと「ドイツ学生の本棚」が気になる
特に高齢学生向けの本が判ったら、それの和訳本を差し入れたらいいのではないか
るるぶよりも役に立つかもしれない 知的好奇心はない人はないからな
ゆっくり保守とか見てるとそういうことなんやろ ワイは信教の自由は認めるし、苦しい時に宗教にすがる人がいるのも理解できる
だが、教祖がウヨった新興宗教が多すぎる
盲信した信者が偽物の歴史を刷り込まれ、功徳を積む感覚でヘイト行為
宗教色のないウヨなら、丁寧に日本の加害行為と醜悪な戦中・戦後の支配層を
説明すればある程度まで目が覚めてくれるが
新興宗教のウヨは会話が成立しないからほんと嫌になる
政治抜きだと性格の良い優しいヤツもいるのに、政治話となると豹変する
お陰であらゆる宗教に吐き気を感じるようになってきたわ…正直しんどい >>155
過去の克服を掲げているので
学生だけでなく、社会教育や社会学習に力を入れている
シリーズ「ドイツの現代史」1〜4
「ドイツの政治教育」近藤孝弘
などでも指摘されているが
歴史修正主義を台頭させないというのが国策の基本にあり
学生の学びだけでは足りない、恒常的に、繰り返しての社会教育の必要性が重視されている
邦訳もあるが「ヒトラーを支持したドイツ国民」ロバート・ジェラテリー
国が支援して廉価版を作ったりしているからね よしこの辺でみんな大好き学歴話や
みんな自分の学歴書いていくやで
ワイは上位駅弁工学部修士現在メーカー勤務や
工学部言うても学生の頃は哲学系統の本ばかり読んどったやで >>158
日本のネットでなぜか共有されてる「ドイツはナチにすべて押し付けただけだから」って言説は、少なくとも60年代以降は全く的外れもいいとこだよなあ >>157
その辺の宗教に関しては前スレに出てた国家神道関係の本やタラル・アサド読むとええと思うで フランクフルト学派の営為考えたり
>>10みたいな本がベストセラーになるあたり戦後ドイツ社会は歴史認識を曖昧にしとるとは思えんよなあ
三島憲一なんかも言うてるけど
「ドイツと日本は違う!ドイツはナチに押し付けてる!」って妄言は誰が言い出したんやろ
西尾幹二あたりか?
同じ保守系ドイツ研究者でも西義之なんかは日本の歴史修正主義を批判しとったね >>160
戦争責任なるものの存在すら理解してないぽい日本政府に対し
取り組みを始めた西ドイツを見習うべき論が主張され
それに対抗する形での保守や右派の主張が、ナチに押し付けた論だったからね
実際に、当時の西ドイツにはそういう風潮も存在し、以降もいつまで過去の克服に拘るのかといった議論が提起されたが
ドイツ統一を経て、歴史修正主義を許さない社会教育の歩みは止まらなかった
ドイツと日本、政府としての取り組みの差は歴然だからね
日本の中のネトウヨ界隈では、不都合な情報のアップデートはしない、できない設定になっているようだね >>152
山田孝雄もそうなんや
国粋主義的だけど『櫻史』なんかは花見の季節に読みたくなるンゴ
しかし同時代の国語学者が上田万年・橋本進吉みたいにみんな帝大で留学経験あるエリートなのによう独学で地位築いたやね
牧野富太郎と本草学の関係もそうだけど山田孝雄も近世国学を継承しているあたり
近代の官学アカデミズムが未熟な時代には近世からの伝統的な独学ってのもありえたんやね LGBTが話題だからジュディス・バトラー借りて読んでみたけどいや〜ムズイっす
竹村和子の解説読んでも「パフォーマンスの脱構築」ってのがよくわからへん
これはデリダ読んでないと無理なんかな >>63
亀レスやが
ノイホイに言わせれば従来右翼とはちがう現在のネトウヨの流れは生長の家源流らしいし
生長の家が政治活動やめたら政治活動メインの人達は幸福の科学に流れたり
安倍ちゃんも統一協会と無縁じゃないし
この3つの新興宗教系列の人はネトウヨに近い気がするわ 戦前の学歴やメリトクラシーで思いだしたけどメディア学者の佐藤卓巳が中公新書の
『言論統制 - 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』で紹介しとった鈴木庫三って軍人の経歴が面白いわ
戦時中は内閣情報局情報官として悪名高い軍人なんやけど傍流からものすごい苦学で成り上がった人物や
貧農出身で高等小学校出た後は働きながら講義録で独学で陸軍砲兵工科学校に合格
そこで理科系の知識と英語学んで聯隊に赴任してからも苦学して周りから数年遅れて陸士に入学
陸士卒業後は輜重って不人気の兵科に回された上に年齢制限で陸大受験の道は閉ざされるけどそれでも努力
陸軍軍人の傍らで日大文学部の夜間を主席卒業して陸軍員外制度を使って東京帝大教育学研究室に入学
陸軍の教育学のスペシャリストとして永田鉄山たちの幕僚中心の統制派に近づく・・・
と傍流かつ不利な立場ながら努力努力で成り上がろうとしてておもろいで
幼年学校―士官学校―陸軍大学校ってエリート組の主流とは違う形の生きざまもあったんやね 山にニキみたいにしっかりと考えの芯があるのが理想やなぁ 大川隆法は元嫁をサタンと呼び、文鮮明も妻子がドロドロの裁判沙汰
前者は普通に考えれば結婚前に嫁をサタンと見抜けなかったインチキ野郎だし
後者は自分の子どもすらまともに育てられなかったサイコパス
何でこんな奴らに何万人もついていくのか理解不能だわ 不破哲三のスターリン秘史は読んだがなかなか面白かった
何かしら洗脳してこようという物じゃなくて歴史物として読めるんでオススメしとく 不破哲三は元々党の理論担当だったし文章上手いよな
ただ党の立場を離れて文章を書ける訳じゃないから党史の本でも都合が悪いところはイマイチ歯切れが悪い
六全協以前の武装闘争や徳田・志賀・野坂みたいな党の歴史から消された人物についてもっと書いて欲しい 不破はまだ年代物のワープロを愛用してるのだろうか? >>175
弟が駿台予備校で山本義隆の授業を受けたそうだが感動のあまり泣く奴いっぱいいたそうだ
物理を物理学の歴史に即して展開する授業はもの凄かったと
最近では「近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 (岩波新書)」とか出してるね 磁力と重力の発見以降の山本義隆大著三部作はほんまに凄いからな >>179
そういう授業はDVDにして共有財産にして欲しい >>179
ワイイチロー理1αで山本物理受けたけど泣いてないわイデオロギー一切なし解析力学に踏み込んだりもせんしな
授業はわかりやすかったで
駿台で泣く言うたら英語の奥井 潔センセやろ碩学やったわ >>53
こーゆー問題提起、嫌いじゃない。
もっと言えば
価値観の多様化という誰もが是認せざるを得ない教義のおかげで、差別と分断による統治が捗るんじゃねーの? >>112
国家神道は非宗教を標榜しながら、ちゃっかり儒教的な男尊女卑を肯定してるから、ネトウヨ(無価値かつ男であり日本人)を魅了するんだろーな ちょうどネット右翼という現象が生まれるか生まれないかの頃に
加藤典洋と高橋哲哉の論争を契機にした「歴史認識論争」ってのがあったんそうなんやけど
上手にまとめている本を教わったんで読んでるンゴ
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b133991.html
安彦一恵・魚住洋一・中岡成文編『戦争責任とわれわれ―「歴史主体」論争」をめぐって』ナカニシヤ出版、1999
安彦一恵の序論がすごいよくまとまってるわ
ナカニシヤ出版って良書多いけど京大関係の出版社なんやったっけ? ミネルヴァ書房の評伝シリーズの川久保剛『福田恆存』読んどるんやけど
福田の伝記って井尻千男とかもせやけどみんな福田恆存を褒め過ぎちゃうか
野嵜みたいなネットの福田恆存系のクラスタの悪印象があるから違和感あるンゴ
福田恆存批判がむしろ読みたいわ 福田恆在は戦後保守派のUR枠やからなあ
恆在批判=戦後保守の根本の批判になりえるから
傾倒してる自覚あるやつは触れたくないんやろ
保守思想家はレジェンドクラスの人材少ないからな ワイも福田恒存の印象そこまで良くないな
ライシャワーとの繋がりとか香山健一との付き合いとか実は党派性もあったし
弟子を自認してるのが西尾幹二とか松原正だからうーん・・・って感じやし
神道系の保守知識人だと葦津珍彦っていう人物がいてなかなかロジカルで読ませる文章を書いてたンゴ
護教的とはいえ倫理がある知識人やった
今の堕落した神社本庁は葦津珍彦を読み直すべきちゃうか 戦後保守についてはさっぱりなんやけど今の日本にも通用するんかな
そもそも思想が力を失っとるか >>185
今度読んでみるわ
元は加藤の『敗戦後論』なんやけど
加藤は心情重視で途中で何言いたいのか自分でも判らなくなってるんよ
確か3まで出てたかと思うが途中で投げましたわ
でも歴史修正主義のせいで全部台無しやけど https://www.amazon.co.jp/dp/4796690476/
大昔の別冊宝島に『保守反動思想家に学ぶ本-柳田国男から山崎正和まで』ってのがあって
戦後の保守知識人列伝になってて割と面白いで
でも何か各人を系統的に繋ぐような保守思想がある訳ではないンゴね・・・
>>190
高橋も高橋でデリダの「責任」の解釈に話が飛んでったりして結局よくわからなくなるやねあの論争 >>187
福田恆存は自分を「保守」と自称しなかったし、厳密には「保守」でも「リベラル」でもない日本では特殊な枠に入るんじゃないか?
日本の「保守派」で「保守」なのるやつも「リベラル」名乗るやつも全部偽物だと思う
タイトルわすれちゃったけど当時の「女権拡張論者」に冷水浴びせた評論の切れ味の凄さ、「わたしの国語教室」の論理性と文化論のまっとうさはとてつもない >>188
> 神道系の保守知識人だと葦津珍彦っていう人物がいてなかなかロジカルで読ませる文章を書いてたンゴ
> 護教的とはいえ倫理がある知識人やった
> 今の堕落した神社本庁は葦津珍彦を読み直すべきちゃうか
葦津珍彦は読む価値おおいにあり
ただ、葦津が「昭和天皇の戦争責任」論に反論したのを読んで、所詮この程度か…とがっかりした
手元に本ないからうろ覚えの印象で言うと、
左A「昭和天皇の戦争責任は?」
↓
葦津「昭和天皇に法的責任はない」
↓
左B「法的責任はない、として、道義的責任は?」
↓
葦津「そもそも責任を法的と道義的にわけられるのか? 分けられない。よって昭和天皇の戦争責任を問うのは無意味」
みたいな返しだったよ
葦津さん、あなた、日本左翼の「道義的責任:問いまくってましたよね?
とあきれかえったわ
福田恆存批判はちゃんと為されるべきやな
何年か前に福田恆存論が群像の評論賞で優秀作か何かになっとったが、やっぱり福田ageやった
個人的には「演劇的なもの」を軸に据えた知識人として右に福田、リベラリストの林達夫、左に花田清輝あたりを並べて、その根本にある人間観みたいなものを批判してほC
三人とも社会の情勢を考慮したうえで「役割を演じている」節があると思うんやが、林や花田と比べると、後年の福田はそれが「演技」に過ぎなかったことを忘れかけて「保守文化人」「右派論壇」みたいな党派性に安住してしまった気がするんや
あとの世代で同じく演劇を文明論の基礎に置いた右派の山崎正和、岩波系の中村雄二郎なんかも含めて大きな見取り図ができるとさらにええな 今の学者研究者知識人で福田批判できる人はいないよ
上野千鶴子なんて福田の女性論をレッテル貼りするだけで、真正面から批判なんてしないし出来ない
じゃあ、福田に穴がないかといえばあるんだけど、上野とその弟子じゃ無理ってことなんだな 戦争責任論については結局日本の思想家は
ドイツのヤスパースを結局越えられんかったでええんちゃうかな
学者やと大沼保昭辺りは頑張ってたイメージやが そもそも福田がこの手の個人の神格化を嫌ってたタイプやと思うけどその辺は大丈夫なんですかね・・・
>>194
これ重要な指摘やと思うわ
福田を林・花田・中村・山崎みたいなドラマトゥルギーを語れる知識人の中で位置づけ直して批判的に見る作業
でも今は演劇論語れる知識人いないンゴねえ・・・平田オリザくらいやろか?でもオリザもあくまで劇団主催者やしなあ・・・
演劇研究もパフォーマンス・スタディーズみたいに細分化されてて大時代の「演劇」を語る傾向が減ってきとるし・・・
むずかC >>196
ヤスパース、アンナハーレント、マン兄弟、etc ごろごろおるからなぁ 経済学ではオーストラリア系のシカゴ学派も
日本とは違って戦争責任とドイツ人とは何かの問いをうやむやにしなかったのは偉いと思いマスゥゥゥゥ >>198
ドイツの戦争責任はナチスを侵略側に位置づけられけど、、
日本の戦争責任は複雑だろ。
そもそも、日本の場合、南進論をおし、日中戦争を拡大をおした、
尾崎秀美朝日新聞らはソビエトの工作をうけていたし、
軍部にも浸透していたと推定される。
独ソの状況に東アジアが規定されていたわけで、
天皇や政府がむしろ抑制的だった。
そのような左派の犯罪的関与をきちんと批判しきる覚悟と
能力がある歴史家はまだ出ていない。 また読書部スレにションライが迷い込んで来てる
ションライのガバガバ尾崎秀実陰謀史観はボッコボコにされてたやんけ
ネタ元は中川八洋の電波本あたりか? >>199
せっかく読書スレに来てくれたんやしションライ君におすすめの本も紹介したるわ
渋谷知美『日本の童貞』河出文庫
小谷野敦編『童貞小説集』ちくま文庫
押野武志『童貞としての宮沢賢治』
どれも文庫や新書やからションライ君の知能でも頑張れば読めると思うで >>199
それって西尾幹二鵜呑みにしてるだろ?
「ドイツはナチスに責任を押付け」論は『異なる悲劇』
ヤスパースに反応してるのもそうだ
ソ連工作論は西尾が2007年頃に中西輝政とやってた「コミンテルン陰謀論」
コミンテルンの工作を軸に「日本は操れていた被害者だった」ってやつ
『異なる悲劇』に就いては元々「ドイツは謝罪しているがその実国民とナチスを分断する事でナショナルアイデンティティを維持している」という深層構造の話だった
その当時にはそれくらいのレベルがないと思想として相手にされん
カッパブックスのバカ本とは違うという扱いだった
ところが保守論壇ではこれを錦の御旗にしてしまい「ドイツはナチス批判以外一切謝罪してない」が共通認識になってしまった
メルケル来日時に態々朝日新聞のインタビューを選んで受けて日本の戦争責任回避を正面から批判したらドイツ叩きとメルケル叩きが凄かったではないか
メルケルなんて左翼扱いだ
これは「ナチス分断謝罪なし」論をいつしか「自明の事実」にしてしまったが故のパニックだろう
「ナチス分断謝罪なし」をドイツが表に出して外交していたら「EU帝国の皇帝」なんかになれる訳がない
そういう当たり前の世界情勢から落ちこぼれてナイーブな世界観を共有するようになってしまった
だからメルケルに正面から批判されてパニックに陥ったのではないかね
おのれ等の世界観が毀損したので「メルケルは左翼」とかドイツの強引な右派的経済リベラリズムを言い立てて相対化しようとしたのではないかい
「コミンテルン陰謀論」についてはもう話にならない
単なる歴史修正主義のアナザーバージョンだ
田母神論文の元ネタはこの西尾と中西なんだがスルーされてしまった
西尾の言説が表に出た結果 幕僚長クビという安全保障の問題を発生させた
公人が表で主張するとそういう結果になるレベルの言説だって事だ
しかも日本の主体性を忌避して被害者意識を増大させる陰謀論だ
西尾はニーチェ研究が評価されていて政治言説初期はその延長で評価されていた
だがその後西尾が重宝されているのはリアリズムとは凡そ遠いこの手のナイーブで弱っちい被害者意識と自己愛だという事に注意すべきだろう
それはまさにニーチェとは完全に逆向きの思想だ >>119
北田の『嗤う日本の「ナショナリズム」』すごい衝撃を受けた
冷笑的なノリがネトウヨ的とかオタクのなかになものにあるとかあったけど、読後に「これってネトウヨ活動や美少女アニメとかも結局は冷笑される側じゃないか?」と思ったんだよ
そしてそれは淫夢ブー厶という形で現実になったように感じた >>187
後学のために他のURSSR枠について教えてや
小林秀雄三島由紀夫西部邁くらいしかわからんねん コミンテルン陰謀論は秦郁彦に粉砕されてなりを潜めたんだっけな
「証拠がないと事実とは認められない」と諭されて
「事実かどうかが大事なのではない。正しいかどうかが大事だ」とか「証拠はあなたが見つけるべきだ。それが歴史学者の仕事だ」とか逆ギレしててひどかった
おかげで哲学やってる人に未だに微妙な偏見がある >>191の『保守反動思想家に学ぶ本-柳田国男から山崎正和まで』って本に
「保守思想家之閻魔帳」という呉智英・スガ秀実・三上治・高橋純一による戦後保守思想家のクロスレビューが載ってるで
絶賛されてるのは福田恒存ついで柳田国男
それに江藤淳・西部邁・三島由紀夫・田中角栄あたりが続く
小林秀雄や保田与重郎がそこまで高くないンゴ
個人的には田中美知太郎や津田左右吉や猪木正道みたいな戦前からのオールドリベラリストの評価が低いのが意外やわ
https://i.imgur.com/fWbx8tD.jpg
(糞スキャンで)すまんな >>198
今更やけどシカゴ学派はオーストリア系や
打ち間違えてもーた ごめんや、ごめんやで
こいつらがおらんければアメリカのオラつきも少なくなったのかもしれんなぁ >>205
陰謀じゃないよ。普通に、尾崎秀美は近衛文麿のブレーンで
当時、日中戦争の拡大の論陣はってるし、
日中戦争の開始の盧溝橋事件は、中国側からの発砲という説が濃厚。
第二次国共合作は、共産党が働きかけだ。
あと、日本を戦争に巻き込もうとする勢力がいたのと、被害者かどうかは別の話だ。
>>205
陰謀論者なくて、表の動きだけで、働きかけがあるわけ。 >>207
それはどうかなあ。そもそも、シカゴ学派どうのこうの以前に、
パヨクは、最大多数の最大幸福を国家目標として行動するという
経済における合理的行動基準をすでに捨ててるだろ。
ヨーロッパの共産党が解体されたのは、たしかにハイエクのいう
社会主義中央集権体制が、資本主義的分権的生産との競争でまけるってことが
理論的に照明された影響が強いけど、
現実にも、国家実験としてそれは証明されている。
北朝鮮も支那も、中央集権的体制が機能しないから、改革開放をし、
それに対して、中央の利権を維持しようと揺り戻しをするという
独裁者の利益を貫徹する行為してるけど、
これ、要するに、ハイエク理論があったからじゃないぜ。
人間の情報制約によってそうなるだけ。
日本のパヨクはアホだからそこら辺が理解できてない。 キム・フィルビーとかハリー・ホワイトがソ連のスパイだったって話からの延長なんだろうけど、拡大方針は何も尾崎秀美だけが言ってた訳じゃなく陸海軍の対立やら外務省内での対立やらの存在の結果であって、そっちの方がよっぽどファクターは重いと考えるのが自然じゃないか
その辺詳しい訳じゃないが >>210
もちろん、陸軍の対立とか外務省内の対立とかあるだろ。
しかし、それは内部で均衡かのうだが、外部からの働きかけは、
それ自体の理由があるので(北進論対南進論、国共合作など)、
無視するのはおかしいよね。 >>207
つうかさあ、北朝鮮放置してて恥ずかしくない? >>208
西尾が秦に提示して完全否定されたのは日中戦争じゃなくて真珠湾攻撃日米開戦についてのコミンテルン陰謀論だよクソ童貞
基本的な知識もないくせに二度とアンカーつけんな無職童貞 >>202
その西尾と中西のタネ本が、内務官僚上がりの自民党議員三田村定夫「戦争と
共産主義」(1950年)。
これに推薦文寄せてるのが岸信介で、この推薦文に岸の人格がよく現れてる。
一言で言えば「ザ・官僚」。当時の権力中枢の内情をしりつくしてるのに、平
然と、「シナ事変から大東亜戦争を指導した我々はスターリンと尾崎に踊らさ
れた操り人形だった」なんてぬかす。国民と国家への責任感なんて微塵もない。
コミンテルン陰謀論唱えるやつって、歴史の進行過程の複雑さ、当時の国際的国内的政治的経済的な諸側面の立体的な繋がり、当時の
軍部政界官界財界マスコミ文化人たちの込み入った人間関係、こういうものを見ないで、
単純な因果関係で律しようとするからなんだよね
近衛のブレーンにスパイの尾崎がいた→俺たちは「尾崎とスターリンに踊らされた」(岸信介)=悪いのはアカ
バカいうなってのw >>217
わるいのは当然両方だよ。結果に因果関係を両方が持つ。
だから、日本が悪くないというのは当然間違いだが、
しかし、尾崎らの働きかけを無視するのも、同様に間違いだ。 >>202
西尾ってほんとにニーチェの研究者かって思うくらいニーチェ的じゃないよね
ニーチェは歴史がおよぼす害を否定的に論じてたが、西尾はまんま非論理的な陰謀論にかぶれてとんでもない電波になってるし
一応頭はいいんだろうがどうしてそもそものマトモな思考が出来なくなったんだろうか
異なる悲劇 史観ってのもネトウヨの日本の戦争犯罪相対化論の根拠になってるよな >>216
戦争犯罪の相対化?いや事実のレベルで、間違い指摘してるのが基本でしょ。
慰安婦強制連行捏造とか、南京大虐殺の虚構とか。
戦争犯罪の相対化って他の国もやってましたよねっていう話じゃん。 >>209
横からだけど、
>最大多数の最大幸福を国家目標として行動するという
> 経済における合理的行動基準
何が言いたいかはなんとなく分からないでもないが、概念として意味不明w
ハイエク、というか反ケインズ派経済学の理論に、「最大多数の最大幸福」なんて発想はないし、
ない以上、それが「国家目標」になるわけないだろう
貴方のレス見てると、書物から「知識」を学ぶんじゃなくて、ネットで「情報」を拾って繋げてるだけにみえるよ >>218
>ハイエク、というか反ケインズ派経済学の理論に、「最大多数の最大幸福」なんて発想はないし
いやあるよ。アホ?
社会主義計画経済論争はそれを前提になされたものだよ。
生産力最大化って、その手段の一つだよ。
だいたい、市場経済はそれで支持されてるんだぜ。 >>218
このスレで議論してる人たちは、多分人文や歴史の人たちだろうから、
あれだが、ハイエク語るのに、経済わからなかったら、そもそも理解する野無理だぞ。 >>218
最大多数の最大幸福はベンサム(1748-1832)の言葉だけど、マルクス(1818-1883)の
生産力最大化目的の前提もなってるし。
最大対数の最大幸福を捨てた左翼は左翼ではなくサヨクでもなくパヨクだよ。
北朝鮮で在日・ミンス・日本共産党といった勢力は明らかにそれ捨ててるよね。
悪人として、搾取者としての自己存在を直視できなければ、そりゃ韜晦するよな。
そして、搾取してた方が儲かるし。
見苦しいんだよね。 >>219
ハイエクは「隷従への道」「法と立法と自由」くらいしか読んでないが、単純な新自由主義者じゃないのは分かるので、
「ハイエクというか、反ケインズ系経済学」という言い方をした。
少なくとも反ケインズ経済学で「最大多数の最大幸福」なんて発想、見たことないんだが?
その点御教授戴きたいね https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1528576092/352-361
おめーは他のスレでハイエク読んでないの見抜かれて論破されたのにそこからは無言で逃走して
また語り出してんじゃねーよ
文体があまりにバレバレでお前以外の人間はお前のことが丸分かりなんだよ 勿論>>223はションベンライフルことID:K2j3AH11あてな >>221
> >>218
> 最大多数の最大幸福はベンサム(1748-1832)の言葉だけど、マルクス(1818-1883)の
> 生産力最大化目的の前提もなってるし。
マルクス、まったく読んでないでしょ?w
マルクスちょっとでも囓ってたら、「生産力最大化目的」なんてバカまるだしの用語使うわけない
君はマルクス主義=平等思想程度の知識しかないんだろうけど、
マルクスの盟友エンゲルス曰く「人間が人間である限り、完全な平等などありえない」
「生産力最大化」も「平等」も「目的」なわけがない。
マルクスの「人類解放思想」は、「生産力」も「平等」も「手段」でしかないんだよ ネトウヨになってる時の思考って1984年の二重思考そのものなんだよな
2+2を平気で5とか言っちゃう ネトウヨだった過去があるから二重思考の感覚は良くわかる マルクスも自らの名を騙る奴らが、完全に悪人(搾取者)になったのをみて、
あきれるとおもうよ。
パヨクは完全に左翼ではない。簡単に言うと政治的犯罪組織。 あ、ごめん。パヨクは組織ちゃうな。
すまん。
パヨクがパチンコマネーや覚醒剤マネーにその多くを依存してるとはいえ、一つの
組織として機能するほどではないわ。
あと、犯罪してるだけでもないな。
パヨクは搾取勢力っていえばいいのか。
マルクスの意図したのと真逆ですね。 >>225
いや、そういうご託いいから。
手段でしかないけどやるって言ってるでしょ。
共産党宣言とか、べつに持ち出すまでもないけどさあ、そういう、形而上の話や
来世の話はギャグにしかならんからやめてくんない?
人間も社会も一回その系統が絶滅したら復活できません。
したがって、生産力を維持するのは社会の存続にとって至上命題だよ。 オナニーするだけして去っていくのか
共産党宣言も読んだことないやろ 福田恆存『日本文化礼賛ブーム』
https://youtu.be/inzaGYL90Tw
最近聴いた講演で良かった
ネトウヨもこの人は右翼の立派な方やから聴いときや >>225
あ、、ごめん、そもそも、マルクス自体が、その形而上的な人間の解放に至る
不可欠の過程で、生産力の最大化を言っている以上、
それに反する行為は、ほかの論証などいらず、
マルクス自体が反マルクス的だって言ってることになるわ。
おれの言葉なんて不要っすね。 IDコロコロ童貞ションベンライフルくんは出典も示さずに妄想で歴史や経済を論じるより前に、まず保健体育の教科書でも読んで「女の子のからだのしくみ」について勉強すべきなんだ😭 パチンコと覚醒剤の金で北朝鮮政府を維持して、
朝鮮人民の虐殺を眺めつつ、人文科学的口頭趣味で韜晦して
自分を擁護しているのって健康に悪いとおもうよ。
間違ってるって自覚あるでしょ。 >>236
賢い言葉使ってる気なのかもしれんが「言葉は不要」ってのが何も説明できない予防線だし
面倒臭がらずしっかり頼む >>237
原住民はこのガイジどうやって取り扱ってたんだろうな
未開の地を開拓したら新種の疫病が現れたようなんだ😭 わいらハンJ民のオアシスに目を付けるとはションライくんも調子乗りすぎやで 【童貞】ションベンライフル【無職】
http://itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/korea/1530057533
ションライくんは隔離所に入って、どうぞ
原彬久『岸信介:権勢の政治家』(岩波新書、1996)を今さら読んだんやが面白いな
岸とかその周辺についてその後の研究成果を踏まえたおすすめ本あったらニキら教えてクレメンス >>242
吉次公介 『日米同盟はいかに作られたか 「安保体制」の転換点 1951―1964』 (講談社選書メチエ)
なんてどうや読みやすくて特に池田政権期に詳しい >>243
サンガツ
岸→池田の流れって「政治の季節から経済の季節へ」のイメージやし、池田政権の外交もも「トランジスタラジオのセールスマン」しか思い浮かばんレベルやからそのへん詳しい本はありがたいわ ゾルゲ事件に関してなら基礎的は簡単に手に入るゾ
しかもほとんど文庫新書に入ってる
ションライくんは尾崎秀実の名前あんだけ頻繁に出すならちゃんと勉強してどうぞ
NHK取材班『国際スパイ・ゾルゲの真実』角川文庫
尾崎秀樹『ゾルゲ事件―尾崎秀実の理想と挫折』中公文庫
尾崎秀樹『生きているユダ―ゾルゲ事件その戦後への証言』角川文庫
石井花子『人間ゾルゲ』角川文庫
川合貞吉『ある革命家の回想』徳間文庫
チャルマーズ・ジョンソン『ゾルゲ事件とは何か』岩波現代文庫
F・W・ディーキン G・R・ストーリィ『ゾルゲ追跡』岩波現代文庫
尾崎秀実『新編 愛情はふる星の如く』岩波現代文庫
尾崎秀実『ゾルゲ事件上申書』岩波現代文庫
加藤哲郎『ゾルゲ事件―覆された神話』平凡社新書
この辺に加えてみすずの現代史資料『ゾルゲ事件』と伊藤淳『父・伊藤律―ある家族の「戦後」』
と大橋秀雄『ある警察官の記録』あたり読めば事件の性格がおおよそわかるゾ
川合貞吉のせいで「生きているユダ」扱いされた伊藤律がかわいそうだと思った(KONAMI) 福田恆存なんて話題にする段階でID:G0tlZ+fiはネトウヨだということがよく分かるわ >>246
勝田政治「廃藩置県」「政事家大久保利通」はお奨め この界隈をよく知らんのだが
福田恆存推すとネトウヨ認定されるレベルなのか? >>250
248はレス乞食かただの愉快犯やな>>206の画像見りゃわかるけど
左翼のスガでさえ福田を絶賛しとる >>250
あほが過剰反応しているだけ
気にすんな >>197
> そもそも福田がこの手の個人の神格化を嫌ってたタイプやと思うけどその辺は大丈夫なんですかね・・・
福田に教えを乞うたり私淑してる人は、学識教養というより「センス」で適わないと実感してるから
取りあえず「誉めておこう」
自称「保守」ってそうだよ
福田に反発する左翼系言論人で狡賢い連中はレッテル貼りで遠ざけるか無視って感じだな
「常識に還れ」って評論全集にあるけど、その「常識」とはなにか?を徹底的についていけば
福田批判は可能だと思うけど、それやるだけの器量は今の保守にもリベラルにもないでしょ >>155
「年老いた両親をネトウヨにしないための10冊」
みたいなセレクションが欲しいのう >>255
老眼が辛い
処方箋としては畑とか借りて野菜作りでも楽しんでもらってパソコン触れる機会を極力減らすことや
外で労働に勤しむと夜パソコン触れたい欲求も激減するから
野菜もウマいし最高やで >>239
とくになんの説明もないけど。236で書いてるとおりだよ。
生産力の最大化が、マルクスのいう共産主義(人類の解放)の実現の
不可欠の条件である以上、それを目指さないのはマルクス主義的な
左翼じゃない。
だから、ハイエクとの論争で社会主義者が市場経済支持のハイエクにまけたとき、
生産力最大化をになうのは市場経済だとわかったから、共産主義政党は
ヨーロッパで解体されたんだよ。
共産党が残ってるは、だから、理論がいまだにわからないのが多数いる日本と、
搾取者の政党としての支那共産党、朝鮮労働党、そして、アメリカとの
戦争で軍事経済という近似的に計画経済にちかいものが有効だったベトナムだけになってるわけ。 ハイエクの著書読んだことないケツの青い20代なんやが、入門書から読むのがええんやろか >>255
うーん。あんたらチョン系パヨクの場合、心配なのは、いまだにパヨクである事なんだけど。
あんたら年寄りじゃないのなら、金でももらってやってるの?それの方がまだましだな。
若いのにパヨクやってる馬鹿ならちょっと深刻だ。 >>258
ハイエクで理論ではなく、政治的立場の解説書として読むなら、隷従への道が、いいと思います。
あの本は分厚いけど、一種の政治的パンフで、あれが20世紀の社会主義と市場経済主義の争いを
終わらせた本だから。
そのあとできたら、経済理論やってほしい。 >>257
なんとなく貴方の言いたいことは分からないでもないが、
ここは読書スレなので、貴方の考え方の基礎と成った書籍上げてほしいな >>262
市場経済と情報のいろんな本と、その基礎的な知識についての教科書とかっすね。
大学院レベルの経済学でやるような教科書なら英語が多いですが、日本語でも書かれた本もあります。
それらの本の中で、完全情報の条件の下での計画経済と市場経済の同値性を理解すれば、
なぜ、社会主義経済がうまくいかないかがわかります。
ずいぶん前に社会主義がうまくいかないことが証明されてるのに、
なんで、日本がこんなことになってるかは、要するに、マルクス系に限らず、経済学者が、
中国と北朝鮮に懐柔されてたからです。
青木昌彦とか、中国の顧問みたいなことしてたみたいだし。
まあ、基本押さえないと、また、自国の資本を失業者がいるのに
中国に投資させるような政府が出来かねないので。 >>260
> >>258
> ハイエクで理論ではなく、政治的立場の解説書として読むなら、隷従への道が、いいと思います。
>
> あの本は分厚いけど、一種の政治的パンフで、あれが20世紀の社会主義と市場経済主義の争いを
> 終わらせた本だから。
>
> そのあとできたら、経済理論やってほしい。
ハイエクってバークと同じで「保守」の守り本尊になったが、
基本はバランス感覚の人だからな
君とは相容れない思想だよ
w >>265
ハイエクは、社会主義者と徹底的に戦った闘士ですよ。
理論の面で、まったく、一貫してます。
感覚と思想も同じレベルの言葉ではないし。
理解してない事柄を語るのはやめた方がいいですよ。 >>261
> ションライくん!病院に戻ろう!
ああ、そういうことかと今納得 昔は、若い人が左翼になるのは仕方ないとか言われていて、
実際、ハイエクも若いとき社会主義者だったらしいんだけど、
北朝鮮と支那の醜態を隣で見てる日本に住んでる若者?が
左翼だといっってるのは、人間失格だと思います。
少なくとも、あれじゃダメだと思わないと人間としておわり。
だから、文在寅は終わってると思う。 良識あるニキが多くかつ勢いが少ないスレやからくそみたいなのはNGで簡単に対処できるな >>270
あれが独裁祝儀左翼政権の必然的な結果だってこと。
あれは体制の必然的帰結で有り、計画経済は必ずああなるの。 >>270
あとさあ、人権と計画経済ってハイエクの言うとおり矛盾するのよ。
両方いってるやつは馬鹿。つまり共産党は馬鹿か詐欺師。
ミンスや、朝鮮系パヨクも以下同文。 あとね、ヨーロッパの左翼は、
イギリスの思想家の掲げた最大多数の最大幸福(つまりパイに最大化)による、
幸福の実現を、まじめに追求してきたわけよ。
マルクスがいてっる生産力の最大化もその延長線上にある。
それが、理論的にハイエクに論争で敗れて、社会実験としての
ソビエトも失敗し、きれいに解体されたわけ。
つまり、社会改革を誠実に(建前だけど一応は)ついきゅうして
もう嘘が通じないから、解体された。
ところが、日本や東アジアはなんで、マルクスが生産力の最大化とか行ったのとか
まったく理解せず、飢えた人がいようがシナが侵略しようが社会主義独裁は
「アメポチじゃないからとか」、「主体思想がいいかあらとか」
日本で飢えたに人々、虐殺されてる人々を見ながら、
支持すると、
このスレにいいる奴らの多くはいってるわけだけどさ、
おまえら、ものすごい馬鹿か悪人かその両方だよ。
だから、人類の敵ね。 >>258
ハイエクは仲正昌樹がよさそうやったな
というか仲正昌樹は入門書めっちゃ書いてるけどどれもだいたいおもろい
ドラッカーを反ファシズム思想家として読む本とかもおもろそうやった
ドラッカーの自伝読むとファシズムをめっちゃ敵視してたからな ドラッカーってなんであんな読まれてるんやろか
お仲間のアルビン・トフラーとかダニエル・ベルあたりは忘れられた存在やのに
ベルなんかも『脱工業社会の到来』『イデオロギーの終焉』『資本主義の文化的矛盾』とか
おもろい本多いんやけどなあ ワオは人文系やから仲正はヘルダーリン論とかしか読んどらんのやけど『Nの肖像』やったっけ、統一協会に入信してから脱会して改めて学者目指すまでの自伝的な本もおもしろかったな
朝鮮半島の政治情勢に振り回される教団の方針と一般信者としての不信感や、原理研の学生だったせいか院試の面接がやたら厳しくて蓮實のおじいちゃんなんかの質問にうまく答えられんかった話
それに統一協会系の世界日報で記者やっとった頃の「信者だけどジャーナリスト」という微妙な周りの雰囲気とか まーた無職童貞ションライが湧いとるんか
別スレでハイエク読んでないことバレバレやったガイジやから相手したらアカンで 仲正は最近は概説書量産おじさんになっちゃったけど
『ポスト・モダンの左旋回』の浅田・柄谷批判は面白かったンゴ
あと仲正ってなんか嫌儲民と揉めてたやねちょっと前 >>280
因縁つけてきた経緯が無茶苦茶やったんや
「嫌儲で俺のブログソースにスレ立ってて、俺に賛同する奴多かったけど批判者数人いたから晒して論破したるわ」
↓
「まーた一部の嫌儲民が意味不明な反論してきた。こいつらネトウヨと変わらんわー」
嫌儲に煽りカスのネトウヨが定住してて文系叩きとかやってる背景無視やもん
仲正先生の著書は本文と無関係な左翼批判スルーしとけばいい本多いけど狂人やからね
エキタス京都の人がTwitterで論文批判したら仕事用の電話に名誉毀損だと本人から何度も抗議の電話かかってきたとかリアルでは触れちゃいけない人 >>281
ヒェッ…
小谷野のあっくん並にヤバい人なんやね仲正くん
『リア充幻想』なんかは嫌儲民向けっぽいと思ったけどこれじゃ分かりあえないンゴ このやばいキチガイ君はハイエクハイエク言ってる時点で察したわ
渡部昇一の支持者だってな(笑) 面白そうなスレやから読んどるけどID:EZyC9m8Sくんはどんだけオタク文化と相対主義が嫌いやねん
ネトウヨとの関わりって問題提起自体は面白いのにその二つに罪を押し付けるのは無理があるやろ 週刊読書人のサイトに『なぜ世界は存在しないのか』のマルクス・ガブリエルのインタビューが出とったから載せとくで
西田幾多郎の「場所」の論理との親近性なんかは面白かったけどハイデガーの世界観との差異を強調してるところとかは、んにゃぴ……ちょっとよくわからなかったですね
https://dokushojin.com/article.html?i=3592 >>143
それは脳内の作用、遺伝子の働きであって、そういう欲求とは関係ないで
その程度の欲求ならば休暇に自然と戯れるくらいで十分 ニワトリが先か卵が先かみたいなもんだし結局は個人の解釈しだいなんだよなあ(相対主義) >>284
他所のスレでも暴れとるんやけと「どう考えても善悪二元論が温床やろ」と指摘しても聞かへんねん
銀英伝辺りのオタに煽られたトラウマでもあるんやろか おっさんは銀英伝異様に好きだよなぁ
同世代で好きな奴みんな頭おかしいからなんとなく手を出さないんだけどもしかして面白いのか? 面白いけど確かに好きと公言してるタイプは変な奴ら多いから公言しにくいのはあるな >>221
マルクスはベンサムをかなり皮肉っているぞ
商品交換とは自由、平等、そしてベンサムって言ってる
批判しながら受け継いでるわけでもないし
てか功利主義って、全体が幸福になるという思想じゃないじ
むしろ功利主義は個人がみんな幸せなら社会全体にとってよいという思想だから このスレ好きやったのにいつの間にかしょーもないエセインテリが議論()する場になってて悲しい
もしかしてこのスレは恣意的で独りよがりな読書で手に入れた知識を勝手気ままに披露するだけのスレやったんか?
読書をして知性を磨くっていう>>1の理念はどこにいったんや
いや別に読書するだけなら自由に読めばいいしこんな理念はどうでもいいんやけど「読書スレ」からはどんどん離れていっとるやろ
せめて書名ぐらい上げて、その上でその本について内容紹介するなり検討するなりしろや せやなネトウヨ脱却書評リストを頼むで
初級編〜上級編に分けて分類してほしい 化学を勉強したかったから図書館の高校の教科書から勉強しようかな
教養の化学ではシクロなんちゃらが出てきたところから頭に残ってないンゴねぇ >>292よしきた
河盛好蔵『井伏鱒二随問』(新潮社)
読んだで
対談メインで井伏鱒二の人となりを理解するには良い本
立派な議論なんてのは全然ないけど対談相手の河盛とのジモトークが盛り上がってて郷土への愛着が井伏鱒二の多いな部分を占めてることが自然と伝わってくる
ついでに作品についての自評インタビューも付いてて例えば山椒魚書き換えて物議を醸した時の心境も書かれてるからその辺に興味がある人も一見の価値がある マックス・シュティルナー『唯一者とその所有』
アナキズム関連で取り上げられることも多い本だけどアナキストじゃなくてもこれ読んだら国家が絶対とは思わなくなるんやないか
ネトウヨ大量発生は権威主義的な教育も一役買ってると思うし、権威や権力といったものに対して問題提起するのも思考を回復させるためには必要かもしれない >>292
ションライさんとやらが1人で暴れてるだけだぞ 90年代やなくて90年前やんな
読み間違うてたですまんな >>296
シュティルナー読むならアナーキストで詩人の「辻潤全集六巻 唯一者とその所有」訳(オリオン出版)がお奨め
ドイツ語全然できない訳者が英語から重訳したもので、訳に批判するムキもあるが、個人的には、
シュテルナーを「独我教」と訳したセンスを買いたい >>296
シュティルナーならアナーキストで詩人の辻潤全集6「唯一者とその所有」(ミリオン出版)お奨め
全集版は現代仮名遣いと略漢字にしてるので読みやすい
ドイツ語できない訳者が英語から重訳したものだが、シュテルナーを「自我教」と訳した辻潤のセンスを買いたい >>296
極端な個人主義の性質を持つシュティルナーみたいなものの見かたするのは略奪国家観って表現されることもあるな
国家を支配下の住民から税金を搾り取る主体と見なす考えや
チャールズテイリーって人はマフィアのような犯罪組織と国家との違いは程度の問題で本質的違いはないとまで言い放ってる
こういう考えはネトウヨと一緒で極端な国家観になるんやが枠組みとしてこの言葉を知っておくと国家は保護を与えるだけやなくて無根拠に権利を侵害するっていう両義性を持つことを直感的に理解出来ると思うんや 二重投稿しちゃった
>>303
> チャールズテイリーって人はマフィアのような犯罪組織と国家との違いは程度の問題で本質的違いはないとまで言い放ってる
その元ネタはアウグスティヌス「神の国」のエピソードじゃないかな?
名高い盗賊捕まって君主の前に引っ立てられて啖呵をきる
「国を奪った貴方も盗賊ではないのか?盗賊である俺を盗賊である貴方が裁けるのか?」
それを聴いた君主は笑って盗賊を許したというエピソード シュテイルナーというと同時代のアナキストのゴドウィンも思いだすけど
ゴドウィンの方は『政治的正義』くらいしか邦訳がないンゴ・・・
プルードン・バクーニン・クロポトキンの辺りは中公の世界の名著シリーズで一冊にまとまっとるけど
解説の勝田吉太郎が日本のアナキズム研究の第一人者かつゴリゴリの反共右翼ってのがおもろいわ
現代でアナキスト名乗ってて有名な理論家って人類学のデヴィッド・グレーバーとアンドレイ・グルバチクくらいやろか
竹中労とかわぐちかいじの劇画『黒旗水滸伝』で描いたような戦前日本のアナキズムはロマンがあってすこ 黒色戦線社の本 朴列、金子文子、権藤正卿、大杉栄、石川三四郎
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/kokushoku-sensensha.htm
戦後に日本アナキズムの文献を復刊していた黒色戦線社って思想サークル兼出版社があったんやけど
農本主義右翼の権藤成卿の著作集なんてのも出してて面白い
確かにコミューン運動の自治精神ってアナキズムに通ずるところあるやね マフィアと国家が本質的には同じというのは
萱野稔人の「国家とはなにか」でかなり詳しく語られとるで >>306
リバタリアニズムに興味あってアナキズム思想史だけ買い求めたけど割とええで
アナキズムについて初学やとかなり歯応えキツくてガチってなんとか読みこなせるレベルやけど源流から現代世界と日本のアナキズムまで全部一通り教えて貰える
古本市で見つけて読んだけど今はアナキズム入門本が復活してるみたいやな
ちくまのアナキズム新書とか読んだことあるやつおるか? ハイエクなんてシカゴ学派とかと一緒で自由資本主義の限界が見えてきた欧米では盲信しとる経済学者も社会学者もほとんどおらんで 少なくともマトモな学者達の中では >>274
お話が長いよ〜
まぁ煽りは置いといても君にはトニー・ジャッドの傑作ヨーロッパ戦後史の一読をおすすめするやで >>292
正直脱線してること薄々感じてたわ
すまんな
誰か自殺について書かれた本のおすすめ教えてくれへんか?
デュルケームぐらいしか読んだことないけど 『完全自殺マニュアル』
自殺の「心理」やなくて「方法」書いた本やけど
アマゾンのレビュー欄がアカン奴多すぎて草生えるわ 「安心した」ってなんやねん >>312
文学やけど若きウェルテルの悩みを読むんやで >>315
序文より
『僕の知人に、それを飲んだら平気でビルから飛び降りちゃうほど頭のなかがメチャクチャになっちゃう"エンジェル・ダスト"っていう強烈なドラッグを、金属の小さなカプセルに入れてネックレスにして肌身離さず持ち歩いている人がいる。
「イザとなったらこれを飲んで死んじゃえばいいんだから」って言って、定職になんか就かないでブラブラ気楽に暮らしている。この本がその金属のカプセルみたいなものになればいい。』 筆者は今そういう刹那的な感じじゃなくなってるんだっけ 完全自殺マニュアルの鶴見はいまツイッターとかで、金を使わずに物々交換とかでできるだけ資本主義の外側で生きようみたいな発信して本も出したりしとるな 著者・鶴見済が語った『完全自殺マニュアル』の背景、社会、そして生と死
https://mat ome.naver.jp/m/odai/2143737600734970201 自殺したいわけではないがデュルケムの『自殺論』が今どのように読まれているのかは気になる
統計学的手法が発達して現代には当てはまらなくなってきてる部分が多くなっている可能性が
そういう意味で自殺についての本は気になるな >>301
>>302
シュティルナーの本は買っておこうと思ってたから助かる
>>305
面白そうな本ばっか出しとるなあ、探してみる 自殺を考察したいなら精神科医が書いた本の方がいいで
人間心理に関しては社会学や評論系は臨床系に敗けている感がする
ので福田恆存とかも読む気がしない
ありゃ保守版吉本隆明やろ 高橋和巳『消えたい: 虐待された人の生き方から知る心の幸せ 』あたりどうやろ
ネトウヨに虐待サバイバーの特徴結構出てるのも分かるで 色々教えてくれて本当にありがとう
>>313
いやそういうことちゃう
でもありがと♡
>>315
懐かしいな
結局酒飲んで凍死が一番楽なのか?って思った
>>316
なんか昔購読の授業があった時読んだわ
>>324
精神分析学、精神病理学の本は好きで古典から現代のまで色々読んどるやで
社会学系のも興味あるんやけどな
>>325
これ面白そうやな
読んでみるわサンガツ 直接的に自殺に関係する書籍ではないんやけれど
立岩真也の『弱くある自由へ―自己決定・介護・生死の技術』とか
森岡正博の『生命学に何ができるか―脳死・フェミニズム・優生思想』とか
生命観や自己決定論に関する論考を読んでみるのもええかもしれん
ワアも昔は「自殺や安楽死は自己決定だからエエんや」って思ってたけどこの辺読んだりして考え方変わったンゴ
>>322
社会学の方法論がエスノメソドロジーみたいな質的調査やら計量社会学みたいな量的調査やらと
色々と成長したの『自殺論』の調査方法はさすがに古いんやけれどデュルケムがあの本で提示した
「世論」とか「集合意識」って概念はそこまで古びてないんちゃうかな
バウマンなんかは批判的に継承したけどデュルケムが主張した「個人を越えた「社会」」って発想は
コミュニタリアニズムあたりの先駆かもしれないンゴ 岩波文庫から出てる草間平作訳の『唯一者とその所有』も読んでみたけど読みやすさでは辻潤訳と対して変わらんかったンゴ
や当用漢字N1 岩波文庫ってブランドもあるから当用漢字の新版作るの難しいんやろな
手元に旧字旧かなの本居宣長『うひ山ふみ・鈴屋問答録』があるけど1934年版のまま2007年まで39刷しとる
岩波茂雄や三木清や小林勇が生きてた時代のまんま >>329
手許の日本の近代文学は全部当用漢字やったわ
で小林秀雄初期文芸論集やランボーの翻訳を見てみたんやけどこれも現代かな+ふりがなたっぷりになってたで >>330
他に手元にある戦前のままの版やと石田梅岩『都鄙問答』新井白石『西洋紀聞』なんかが
戦前の1930年代のままの旧字の版を00年代に刷り直しとったわ
「近世の古典なんだから活字に翻刻しただけでええやろ旧漢字読めや」ってことかねまあ確かにそうなんやけど
小林勇いわく戦時中は紙型を岩波の故郷である長野に疎開させたらしいから今でも残ってるんやね・・・ 前近代の古典を旧字旧仮名で復刊するのはまあええかなと思うんやけど近代入ってるとね…
新学社が00年代にもなって保田与重郎文庫を全部旧字旧仮名で出したのなんかはうーん…って感じやったわ
ただでさえ読みにくい保田の文章が更に読み難くなるという 月並みやが『論駁』立花隆 全3巻
立花の朝ジャでのロッキード事件の論争をまとめた本
論争の教科書みたいになってるが論点が沢山あって立花が丁寧に解説しながら指摘しとる
学生向けの朝ジャ連載だったせいで判りやすく知をひけらかすような事もない
例えば黙秘権は証人にはないとか、なのに何故国会で証言拒否が出来たかとか
それは訴追の可能性が高かったからなんやが、それ知ってれば佐川を追い込め&国会招致の組み合わせが悪手だと最初からわかったはずや
その他刑事事件に関する諸概念を整理してそれを国会での証言で準用するというイレギュラーについて細かい論争しとって面白い
これ読めば森友問題安倍vs.反安倍だけでない視点で見れるで
しかしなぜ森友で立花は出てこなかったんやろな? これも月並みやが『恐慌の罠』ポール・クルーグマン
保守速や余命blogのネトウヨはクルクルガイジやけどその上の冷笑系までの間にもライトネトウヨのスノッブ達が詰まっとる
そいつらに特徴的なんはゼロ年代の経済思潮をそのまま保持してる事
つまりレッセフェールで金融と言ったら株がどうこう言ってれば経済問題語ってると思っとるエピゴーネンや
しかも時代遅れ
はてなブックマークなんかはこの手の中年連中の巣になっとる
この本は「Japan's Trap」と副題が付いているように「日本病」を指摘したもんや
金利を下げれば流動性が高まる
でも日本はゼロ金利にしたのに全然浮上しないんや
その「流動性の罠」を認識して違うアプローチせいと言ってる本や
金利を下げるのはそもそも流動性上昇の為なんやから通貨流通量を増やせ通貨切り下げろとな
ライトネトウヨスノッブ達はフロー経済とストック経済の違いも判らん
株買うのと銀行預入の違い、企業が元金あっても借入して投資する理由も判らん
日本病も知らん
それでアベノミクス支持してるつもりになっとる
なんでこの本は脱ゼロ年代経済ブロガーエピゴーネン本として読むべきやと思う
文章が平易なのでその場の流行思潮的なものにのっかるバカらしさ
ゼロ年代の流行言説をそのままに新たにリフレ飛びついて同じ事してた恥ずかしさに気づくかと思う >>293
ネトウヨ脱却で気になっとるのは書物などでおのれ等の思考を権威付け/補強してしまっているケースや
嫌韓流とかさよならパヨクとかああいうのはどうでもええ
例えば
・スイスの『民間防衛』なもの
要するに民族浄化や有事に乗じての殺人に至るような思考の形態
余命事件の底流でもある
これはかなり流布している
これを解除するにはどうしたらいいのやら
そのうちオウム事件的なものを呼ぶと思っている
・ゼロ年代経済学
>>335で書いたがつまり新自由主義
だが竹中憎悪等を見てもネオリベ自体は相対化されている
でもその根幹の「合成の誤謬」無視とか信用創造知らんとかはそのままや
これだとタックスヘブンなんかも妬みの問題にしかならん
・自称理系
工学などに詳しいのではなく文系へのマウント/軽視の為の実存形態
・地政学
地政学は敗戦で本邦から消滅した
代わりに国際関係と言ったら協調的な国際経済と政治学学べばいい
だから戦後レジームへのルサンチマンが内包されてる
そして本流がないもんだから簡単なんや
雑な本読めはいい その上の本物地政学はないから
国際問題の本流の国際経済ではそうはいかん
踏まえる事がやたら多くてやっと新聞読める
本邦の地政学はそれらの代替物で知的コストが低くて人気がある
これの解除には1.平易な国際経済学 2.地政学が(防衛大以外で)なくなった経緯とトンデモ傍流ばかりが流布出来る理由の本 が必要と思われるがどういう本があればいいのやら ちなみに英語のtax havenはheaven(天国)やないけど、フランス語やとle paradis fiscal(税の天国)なんやで
どうでもいいクソ知識ですまんな ちょうど>>168や>>327でバトラーや森岡正博の名前が出てるので書くゾ
本土や嫌儲じゃミソジニーの嵐が吹いて年がら年中まんまん鳴いてるからここでしか言えないけど
ジェンダースタディーズは結構面白いですねえ!
「男らしさ」とか「男性性」について色々と考えさせられるゾ・・・
加藤秀一『ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい』朝日新聞社
加藤秀一『はじめてのジェンダー論 』(有斐閣ストゥディア)有斐閣
加藤秀一は読みやすいから入門にいいゾ〜コレ
田中俊之『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』角川書店
田中俊之『男性学の新展開』(青弓社ライブラリー)青弓社
森岡正博『感じない男』ちくま新書
男性学とか森岡正博の本はワオみたいな「男社会に疲れた男」が読むとあぁ〜^いいっすねぇ^〜
アラン・コルバン編『男らしさの歴史』藤原書店
須長史生『ハゲを生きる―外見と男らしさの社会学』勁草書房
斎藤美奈子『紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』ちくま文庫
ジェンダー研究の実例としてはこの辺が面白いゾ
本土や嫌儲のまんまんの騒音に疲れた兄貴たちはよかったらこの辺読んでみてどうぞ ジェンダー論ってなんか興味わかないんだよね
感情的なの多いからだろうかリアルでは近寄らないほうが安全みたいな感じがある 感情的っていうのはむしろ作られたイメージで割と冷静に性差を読み解く学問ゾ
あとジェンダー論≠フェミニズム≠ウーマンリブだから男が読んでもいいものゾ 5ちゃんやツイカス界隈は男女対立に熱心だけど
そもそもフェミニズムも男と対立する為の学問ちゃうしな
ネットじゃ評判悪い上野千鶴子も『家父長制と資本』なんかは面白かったで >>340
Twitterと5chに毒されてるだけじゃん
>>1に書かれてるように読書して知性を磨こうよ >>338
マジやった
ちなみにスペイン語だとparaiso fiscalやけど、このparaisoはパラダイス(天国)の意味もあるしシェルター(回避地)の意味もあるで
フランス語のparadisは楽園の意味しかないようやな、おもろい
英語フォーラムでもhavenとheavenの違い分かってないやつチラホラみるし日本人が間違えても仕方ない面はある 生物学的性差(セックス)は社会的性差(ジェンダー)とは別物やね
社会的に作られた性差をジェンダーと言うンゴ
まあこの辺に関して小谷野のあっくんなんかは『ブレンダと呼ばれた少年』あたり使ってネチネチ言うてるけど
ジェンダーの流れからLGBTとかのクイア・スタディーズを読むのもおもろいで
伏見憲明の「<性>のミステリ」とか >>339
ワイも正直ネット上に溢れてる無意味な男女闘争みたいなのにはうんざりしてたからこの分野の読んでみるわ
特に一番下の本のような漫画アニメサブカルとか古典作品・文学作品における男性女性の扱われ方には結構興味ある
あんま関係ないけど数年前にグリルパルツァーの『金羊毛皮』って作品での王女メディアと英雄イアーソンの関係をジェンダー論的・文明論的に考察した話をどっかで聞いたか読んだけど面白かったな >>336
地理学者が「地政学」と名のつく本を調べたらほとんどの本で地図が間違ってて怒ってた
ていうか「地政学」ってホンマに学問なんやろか
マハンとかグランドパワーとかああいうの真に受けてええんやろか ハリボテだったスペイン帝国も
海を隔てた植民地のおかげで「沈まない国」とかいわれてたし、多少はね >>308
森元斎『アナキズム入門』ざっと読んでみた
主な内容はプルードンとかの大御所のアナキストの伝記やね
アナキストは政府を廃止するという点では一致してるけど、政府がなくなった理想とする社会の様態は十人十色だし思想を分析するよりも思想の起源を紹介するのはいいやり方だと思った
ネトウヨも含め人間はみなアナキストと書いてあったけど、現代にアナキズムが受け入れられるとすればこういう形で浸透していくんやろなあ(小並) 本居宣長って、入門書的な解説書しか読んだことがなくて本人のものは未読なんだけど
直感的に彼の思想を理解した気がしているんで当たってるか教えてくれ
本居宣長は若い頃から平安文学が好きで、フランスでいえばフローベールみたいに文学少年だったのが根底にあると思う
折口信夫が小林秀雄に「宣長は源氏ですよ」といったのも、宣長の本質は古事記伝ではなく源氏物語愛好のほうにあると言ったんだろうと解釈した
平安文学にでてくる天皇像は江戸時代からしたら全く違う崇高さにあると思えたんだろう
で、源氏物語をすべて受け入れるには日本の神話をまるごと信じるしか無いという発想に至って古事記を研究したうえですべて信じるという非論理的なことをしたんじゃないか? マハンはビスマルクや中国海軍や大日本帝国海軍が認めた前歴があるらしいし大丈夫なんちゃう J-STAGEでこんなん見つけてきたやで
科学議論における「誤った論法」の分析と教材化
https://doi.org/10.14935/jsser.32.6_5
これによると、ネットの議論では第三者に向けて自身の主張の正当性を演出するような言説(先入観をもたせる・わら人形論法)が多かったらしい
ほかにもこんなの
ネット空間におけるマスメディア批判言説の分析 : アルジェリア人質事件の被害者実名報道を題材に(https://doi.org/10.24460/mscom.85.0_185)
これはネット空間特有の言説ができる様をテキストマイニングで浮かび上がらせた研究らしい サンスティーンや荻上チキのサイバーカスケードも話しに出とるで >>307
> マフィアと国家が本質的には同じというのは
> 萱野稔人の「国家とはなにか」でかなり詳しく語られとるで
それ未読だが、ほんとにそう言ってるなら、研究者失格だな
「マフィア」と「国家」が「本質的に同じ」なら、
「マフィア」と「国家」は「本質的」に「区別」できないと宣ってるわけだからね 斎藤美奈子は「本の本」が極厚書評集で中身も最高やで 萱野は『国家とはなにか』『権力の読み方』までは良かったけどそれ以降はなんか新書量産おじさんやね
>>355
読書部なんだからまずは読んでから批評しないとアカン >>355
暴力装置としての国家という見方はわりあいよくあるような
ただ、マフィアには国家のように暴力を独占する「正統性」には欠けるところがあるわな >>351
中らずと雖も遠からずというか元々宣長は平安時代と源氏を重視していたンゴ
『紫文要領』っていう源氏物語の注釈書で「もののあはれ」を提唱したのは有名やね
『排蘆小船』や『石上私淑言』なんかの宣長の歌論でも新古今風の和歌を褒めとる
「もののあはれ」を確立した時期の宣長が県居大人こと賀茂真淵と出会って
『万葉考』で万葉集は研究出来たものの古事記は研究できなかった真淵の遺志を継いで
宣長が『古事記伝』を書くに至った・・・ってのが有名な「松阪の一夜」やね
本居宣長記念館「松阪の一夜」
http://www.norinagakinenkan.com/norinaga/kaisetsu/ichiya.html
宣長に興味があったら>>329の『うひ山ふみ』は国学や学問の入門書になってるから読みやすいで
岩波文庫より講談社学術文庫の方が訳注がしっかりしててオススメンゴ
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211423
最近は田中康二っていう近世文学研究者が面白い宣長論をいくつか書いてるで
田中康二『国学史再考-のぞきからくり本居宣長』なんかおもろい
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4787967975/ ジェンダー論・クイア論やと古典やけどやっぱセジウィックの『男同志の絆』は面白いンゴ
英文学の知識がないとちょっと読みにくいところはあるけれども 宣長おじさんは上田秋成との論争だとネトウヨみたいなのがかなC まあ「敷島の大和心を〜」の敷島歌って和歌としては微妙な出来やからね
秋成が「しき嶌のやまと心のなんのかのうろんな事を又さくら花」とバカにしまくったのもわからんでもない
『肝大小心録』の「どこの国でも其国のたましいが国の臭気也」とはよくできた皮肉やね アサハラチッヅが逝ったのでオウム本でも
某掲示板で紹介されてた『情報時代のオウム真理教』って本が面白かったな 前スレでも紹介されてた大田俊寛の『オウム真理教の精神史ーロマン主義・全体主義・原理主義』はええで
島田裕巳や中沢新一みたいに宗教学が利用されたことも総括しとる 島田裕巳による中沢新一批判本も面白いで
『中沢新一批判、あるいは宗教テロリズムについて』って本
東大宗教学の柳川啓一研究室の先輩後輩関係でオウムに関ってしまった二人
そして一人だけ責任をとらされた後輩の島田による糾弾
中沢がネパールに行くまでの島田と中沢の親交のエピソードが興味深いンゴ >>304
元ネタは確かにそうかもしれん
一応チャールズテイリーの独自性は国家からの利益を周囲の脅威からの保護を提供するだけでなく国家にみかじめ料を払わなかった時に行われたであろう数々の嫌がらせ妨害を行わないことをも利益として明示したことにあると思うんや
そういう考え方すると国家はマフィアヤクザそのもの
しかしチャールズテイリーが略奪国家観のはしりってことになるとまあ違うわな >>335
左翼は利口だね
で、金融業の実務経験あんの? 四方田犬彦(学部が本郷の宗教学、院からは駒場の比較文学)も自伝系エッセイのうち『歳月の鉛』で島田を擁護しつつ学生時代の中沢新一のことボロクソ書いとったな
四方田もいろいろアレな人やが、やっぱり文章が(通俗的なのもあって)読ませるからつい読んでしまうわ >>368
それ思いっきりネトウヨの経済観丸出しやぞ
普通の社会人にとって金融は銀行の事やぞ
2chのレスやらまとめ見てFXだのデリバティブだのが金融だと思ってるだろ? >>368
銀行マンじゃなくても経済の基礎は分かってなあかんで
流動性のわなとかは利口と言うほど高度なもんやないから 四方田の師匠の由良君美の本も大体おもろい
高山宏みたいな多芸多彩学際的文学研究のはしりみたいな人やな オウムと中沢では1995年の夏に中沢責任編集で『Imago臨時増刊 オウム真理教の深層』青土社って雑誌がでとる
肝心の中沢稿だが、やはり教団教義分析などが中心で反省の弁とか総括とかではない
「サイバネティクス密教」とか相変わらず書いてて80〜90年代の延長っぽい
まぁその80〜90年代前半はこのオウム事件のせいでトンボがけされてまうのだが…
そういう意味で余命事件っぽくもある
閉じた空間でやばい教義に至っていたって事も含めて
で収録評論/論文も8-90年代前半延長の雰囲気で、今読んでもハードさが足りなくて物足りない >>373
imago懐かしいな復活してほしいわ
和田秀樹や水島広子がマジメに精神科医として文章書いてたな >>372
由良は酒のせいか早死にしたのがかなC
単行本になっとらん紀要論文なんかもレベル高いの多いし、定年後に計画しとったらしいコールリッジ研究や父親の評伝なんか読みたかったな 同じくオウムに利用された吉本隆明は事件後も「麻原の宗教家としてのカリスマは本物だった」って
評価を変えなかったやね
吉本はイエスの方舟の千石イエスなんかもずっと評価しとったンゴ
前スレでも名前が出とったけど松岡正剛の工作舎あたりを中心に流行った
ニューアカ・ニューエイジ・ニューサイエンス・精神世界・オカルティズムが混然とした
80〜90年代のブームって結局何やったんやろか・・・あれがオウムを産む土壌やったんやろうけど
80年代のニューアカも90年代の鬼畜サブカルもいまいちケジメつけらてないンゴ・・・
中沢に限らずカスタネダとか青山圭秀とか読まれとったね 前スレで岩波が山口昌男編集で出してた雑誌『へるめす』の名前出てたけど
あの岩波でさえニューアカに参加した時期があったし出版界内のちょっとしたお祭りだったんやろな 中沢新一だけの問題じゃないよね
当時のニューアカポストモダン系はグロテスクかつ無意味に虚無的で、まともな言説つむぐだけの器量も能力もなかった
今でも鮮明に覚えてるのは、「朝生」に宮台はじめ若手研究者集めた回
いやあ酷いもんだった
当時ガキだった俺でもすぐ分かったもの、こいつらどうしようもないって
その後いろいろ勉強して、こいつらの「どうしようもなさ」の病理解剖は長く複雑でいろいろ大変だと分かったが
読書スレなのでとりあえず書名を上げると、エッセイ風マンガ小林よしのり「ゴーマニズム宣言」はオウム事件被害者記録として
燦然と輝く業績だと思う。これに取り上げられてる橋爪大三郎、中村とうようの言説は「大人」だったよ 小谷野のあっくんはニューアカの無責任さに対して今でもネチネチ怒っとるな
しかしニューアカの書き手や送り手は有名だけど購買層や読者層ってどの変だったんやろな
80年代当時の大学生?
オウムの信者なんかは学生時代にニューエイジ系の本読んでそっちに傾いてったらしいんやけど >>376
千石とオウム麻原をいっしょにしたら千石イエスに失礼だよ
千石を最初に評価した知識人は吉本隆明の元盟友鮎川信夫だな
「現代詩人読本 さよなら鮎川信夫」(思潮社)と河原晋也「幽霊船長」(文藝春秋社)にその経緯が書いてあるはず >>370
>>>368
>それ思いっきりネトウヨの経済観丸出しやぞ
>普通の社会人にとって金融は銀行の事やぞ
>2chのレスやらまとめ見てFXだのデリバティブだのが金融だと思ってるだろ?
なんか気にさわった?
金融業じゃなくてもいいよ
シンクタンクで働いた経験は?
まさか中小企業の営業とかじゃないよね 今さらニューアカ😅
加齢臭で吐きそう
組合運動やってる役立たずの公務員か
年寄りが傷を舐めあって知性アピール
よっぽど報われないんやな >>381
へー詩人の鮎川信夫が千石イエスを最初に評価したんか
読んでみるわサンガツ 千石イエスもカルトには違いないけど、センセーショナルに報道されたようなハーレム教団ではないし、いろいろ疎外されたり病んだりした女性たちがフラフラッと集まった感じよな
末井昭が後年の千石イエスと交流あったらしくて『自殺』にいろいろ書いてあったわ >>385
元白夜のすえいどんもイエスの方舟と付き合いあったとは ID:jTw34YG/ NG推奨なんだ
144 マンセー名無しさん 2018/07/07(土) 00:48:57.74 ID:jTw34YG/
>>117
単なるキモヲタが何言ってんだ >>389
誰と戦ってるんや
やっぱり私大文系か
私大はガイジだらけやもんな 匿名掲示板って20年以上前に性善説を前提に作られたシステムだからなあ
Twitterも10年以上前やしダメになるまでの期限が短い 今日のニュースで真理党の麻原の被りもの見て思い出したけど大塚英志が角川文化を批判した『メディアミックス化する日本』で
ゆるキャラやアイドルの政治性を指摘する例えとして真理党の被りものやオウムガールズを挙げてたな
大塚英志はこの手のおたく系評論だと結構上手いこと言う印象 オウムを知らん世代やから選挙活動の映像は恐怖しか感じへんわ
映画の世界かと思った
田園に死すみたいに独特な雰囲気で怖かったわ 大塚の「おたくの精神史」って80年代論は割と面白かった www.otsukishoten.co.jp/book/b103039.html
死体画像で思いだしたけど末永恵子『死体は見世物か―「人体の不思議展」をめぐって』って本が
なかなか面白かったで
内容的には「人体の不思議展」のプラスティネーション展示の倫理的問題が中心なんやけど
エジプトのミイラや仏教寺院の即身仏は果たして公開して良いものなのかっちゅうラジカルな問いや
博物学や人類学による人体標本展示の負の歴史も書いてるンゴ
スペインの博物館で展示されていた黒人の剥製「エル・ネグロ」の話なんかは重い
応用倫理学とか医学史に興味ある人には面白いんちゃうかな そういや90年代の鬼畜サブカル系だとやたら死体写真が持て囃されとったな
雑誌の『Burst』とか『世紀末倶楽部』にやたら死体写真載ってた
あれ何だったんやろな 金塚貞文のオナニズムやスカトロジーやセクシュアリティについての本を面白く読んでるんやけどこの人って何者なんやろ?
翻訳家としてはマルクス・ブローデル・アタリと何でも訳してる感じやし
『人工身体論 あるいは糞をひらない身体の考察』の「メディアとしての糞便」って考察がおもろかったわ
ここのネトウヨがうんこ大好きなのをちょっと思いだした >>378
あの辺りのポモが価値相対主義で過剰に虚無的なのは「俗流弁証法」への反発があると思う
自分を変革の主体として社会を変革しながら己も成長するって考え
要するに左翼運動の実存というか社会観と結びついたアイデンティティの建て方
全共闘が敗北して15年も経っているのにまだ知的流行分野はそういうのが主流だった
だから殊更に主体性を捨てて実存的なものからも逃避する言説が新しかった
ポモリーダーの浅田彰は全共闘に間に合わなかった事への諦念とルサンチマン抱えていたが 浅田は良くも悪くも宗教にはあんまり興味ないやね
オウムについても「単なる犯罪者」ってさらっと流してたし
大喪の礼の時の「土人の国」発言といい天皇制やら王権にも特に興味持ってない >>393
シュールでキモイわな
エコーチェンバーで独自の価値体系持った集団が出てきて集団で踊って社会の支持を得られるとおもっとる
余命信者的でもある
でもあのキモさって今の企業の新入社員研修に導入されてるんや
ニューエイジ系新興宗教や自己啓発セミナー崩れなんかの連中が洗脳の方法を用いた社員研修アウトソーシング業をやっとる
しかも長期不況の間に拡大しとるわけ
あれ受けると学生が兵隊社員に速成されるからブラック企業にはありがたい
斉藤貴男の『カルト資本主義』は90年代末の本だがこういう現象にも触れている
宗教系人脈の研修業への入り込みにも警鐘ならしとる
まずいのはこの後斉藤は左翼言説ばかり言うようになってしまった
そしたら左派論壇の人間以外に話が通らなくなってしまう
でも『カルト資本主義』的な情報が一番必要だったのは学生や企業の人事の人間だったはずや カルト資本主義は今の日本社会の歪みの
中心かつルーツを描いてるよな 『カルト資本主義』も『機会不平等』も『安心のファシズム』も今を予言していた気がするやね
確かに勿体無いのは斎藤の本って左にしか読まれないんよな
文春出身だから元々はそこまで左っぽい書き手でもないんやけど 本多勝一みたいな一昔前の「反権力ジャーナリスト」
を本気でやってるっちゅう感じやからな 青木理なんかも同系統の硬派で昔気質な「反権力ジャーナリスト」なんやけど
二枚目で語り口がソフトだからかメディア受けはええな >>384
鮎川の弟子の河原晋也「幽霊船長」は抜群に面白いよ
鮎川夫妻の謎の私生活、「イエスの箱船」訪問記、河原の本業ペンキ屋で山本夏彦「室内」に連載した「ペンキ屋日記」も良い。
山本夏彦は名伯楽で、河原以外に安部譲二を見いだした
小林信彦曰く「希代の文章家」山本は沢山あるエッセイ集内容重複多すぎてアレなんだが、「私の岩波物語」なんかは読み応え十分 山本夏彦って元祖冷笑系だよね
知性と品格はツイッター界隈のゴミと天と地ほどの隔たりがあるけど >
山本が戦前勤めていた経済新聞の同僚に作家の埴谷雄高がいて、
「君のような徹底的なニヒリストはみたことがない」と非難の意味でいわれたそうだ(これ「私の岩波物語」にあったエピソードだったような)
山本、若いころ二度自殺未遂してるからな 山本夏彦は名文家だと思うし「何用あって月世界へ」なんて素晴らしい随筆だと思うんやけど
時折毒舌というにはゲス過ぎることがあって読んでて引くンゴ
『私の岩波物語』だと小林勇と岩波小百合の夫婦関係にクッソゲスい勘繰りしてたり
日航機事故の生存者の川上さんに鬼畜みたいなイジり方したり
まあそういう芸風だったんやろうけど >>409
なんで保守系って言論人もメンヘラが多いんや ちょくちょく相対主義が議上に上がってきてるみたいやから論説の良いのがあるから見てみてくれや
相対主義が混乱しがちな理由を解説してくれてる
私の立場 哲学の事柄 相対主義──消極的でダイナミックな相対主義に向けて
http://www.rs.tus.ac.jp/makita/stellung/stell_phi_relativ_j.html
あくまで私見やけどこれによるならネトウヨさんの見落としてる点は相対主義の消極性であって相対主義によってこの時代の普遍的とされる価値の絶対性を否定できるにしろ、
相対主義を根拠にファシズムの価値を民主主義の価値と等価値(もしくは平等に無価値)と主張することは出来んということやな
さらに相対主義のレベルにも問題があってヘイトスピーチを行うような価値観つまりある特定の集団の価値観を建前として全ての人間の価値、例えば人権の価値と相対主義で照らし合わせて正当化するのは認められんことになる
読みにくくてすまん 読みにくすぎてびびるわ
あくまで参考程度にリンク先読んでくれや >>412
同じ版元の岩波から出てる宮村治雄『丸山真男『日本の思想』精読』は副読本としてええで
現代文庫やからコンパクトやし
https://www.iwanami.co.jp/book/b255673.html 有名無名を問わぬ大方の相対主義者が眉唾でインチキ臭いのは、物事はすべて相対的だというその相対主義の考え方だけは何故か必ず絶対的なものにしちゃってるからだ。
これでは相対主義が本物ではない。
もしもそうじゃなくて、自分が信奉する相対主義そのものもまた相対的にしか物事には適用されないのだと連中が主張するなら、その相対主義は信用に値すると俺は感じるだろう。
だが問題はそんな信用できる相対主義の思想をいった人や本を俺が知らないことだ。
知ってる人があれば教えて下さい。m(_ _)m 科学哲学とかガダマー解釈学あたりが参考になるかも知れんけど
そもそも相対主義とネトウヨについての議論は読書部じゃなく別スレ立ててそこでやったほうがいいと思うゾ 読書のスレであって議論のスレやないしな・・・
『日本の思想』は中期丸山の傑作本から古くならんな
しかし「歴史意識の『古層』」みたいな後期丸山の良さがイマイチわからンゴ
初期の仁斎徂徠宣長をマンハイム使って読み解いてた思想史研究と比べると
「古層」「執拗低音」」「つぎつぎとなりゆくいきほひ」なんてちょっと本質主義的過ぎるっちゅうか まあ>>417のいうような相対主義そのものも相対化する立場から論じる本があれば趣旨に添っていてよいのではないのかね
ワイは無学にして提示できぬのであしからず デカルトのアレみたいやな
相対主義も相対化して最後に残るのはなんやろか ここらで仏教に行こうぜ
鈴木大拙とか西田幾多郎読んでる人おる? 最近読んだ仏教本やと佐藤哲朗の『大アジア思想活劇』ってのが面白かったな
野口復堂っていう明治の無名の説教師を中心にスリランカのダルマパーラや神智学のオルコット大佐や
日本の高楠南次郎や田中智学が上座部仏教・神智学・大乗仏教のネットワークを作っていったって話
あとタイ研究者の石井米雄の上座部仏教研究は読みやすくてええで
『上座部仏教の政治社会学―国教の構造』(創文社)と『タイ仏教入門』(めこん)はオススメ
仏教が出家者のサンガと在家信徒の関係で成立してることがよくわかるンゴ ヘイトはいかんってのはわかるよ
でもどうやってそれを身に着けたの?
価値判断と学問的正当性は厳密には区別されるわけじゃん
やっぱみんなには宗教的感情みたいなのがあるの?
だとしたらそれは何処で手に入れたのか >>425
生まれてからの成長過程で獲得したんでしょ
何もそんなに難しく考えなくてもいいのに 前スレでも挙がってたけど末木文美士が現役の仏教研究(印哲研究)で一番有名やろうか
中村元が亡くなったのは99年だから大分昔になるしな
でも中村元の現代語訳仏典は格調高くて好きやな うん誰もがそのはずなんだが
海外なら宗教をとりあえずの根拠にできるよね
結局そういう文化資本がないのだからヘイト動画を通報して終わり
結局ここが行き止まりで相対主義はいかんって言っても
成長過程でそういう価値判断を獲得できなかったのだからそこで終わりのような気がしてならない 弥永信美の『幻想の東洋』は「ヨーロッパから見た仏教」ってオリエンタリズムを描いてて面白いで
ちくま学芸文庫に入ってるはず
あと似たような本では島田裕巳が訳したロジェ=ポル・ドロワの『虚無の信仰ー西欧はなぜ仏教を怖れたか』なんかもええ >>429
高齢ネトウヨは50年ぐらい生きて来てあんなゴミみたいな情報に感化される程度の知能しか身に付かなかったならもはや打つ手はないわ もういいよネトウヨは余所でやってくれ
現実がクソすぎて美術書と映画本に逃避はじめたわ 学術的な雰囲気のあるスレではあるけどネトウヨ議論するなら読書部なんやからせめて書名挙げんと
古い本だけど石田瑞麿の『女犯-聖の性』が面白いゾ
本来戒律で厳しく戒められてるはずの女犯(妻帯)が日本仏教史でどれだけ破られてきたかって話
ちくま学芸文庫版で解説書いてる山形大の松尾剛次も中世仏教の戒律復興って同じテーマやっとる >>416
相対主義は自らを相対化できないという限界にいつも直面する
例えば有名な冷笑ウヨ爺とかも、自分が絶対化するものを相対化されると怒る訳で
どんだけ冷笑的な態度を取ろうとも、相対化された時点で敗北する(=冷笑できなくなる)
これはもうとっくにワイが見抜いてる所やで 相対主義者は自身を相対化できていないという言説には同意するが
この言説の構造事態相対主義者と同じで
誰が一番俯瞰してみられているかというゲームでしかないのよね(このコメントも含めて
実際的な行動理論が欲しいよね
『リアルのゆくえ』大塚英志×東浩紀を見てて思った >>433
妻帯肉食を開き直って認めた浄土真宗の登場以前から女犯の形骸化の下地はあったんやろな それこそ相対主義からリベラリズムを肯定した例としては
リチャード・ローティの「アメリカ」とか「偶然性・アイロニー・連帯」とか >>436
そうそう親鸞以前の古代仏教の時点でもう女犯の破戒が多くて形骸化してたんやね
『日本往生極楽記』に出てくる賀古の教信沙弥みたいに妻帯している沙弥は多かったし
『日本霊異記』には沙弥よりもっと厳しく戒められてるはずの比丘が妻帯してる例なんかが載っとる
今でも東南アジアの上座部仏教の国の人は日本の「妻帯している僧侶」にカルチャーショック受けるそうで >>424
人類学者の青木保の出家体験記「タイの僧院にて」(中公文庫)読んだことあるけどタイの仏教って戒律が物凄く厳しいんだよね
出家者である僧は一切の経済活動に関わっちゃいけないから現金も素手で触っちゃいけないとか
その分朝の托鉢で在家信徒からご飯や日用品をもらって生活してるそうで 伊谷純一郎の「高崎山のサル」読んでる
京大の霊長類学ってこういう地道な観察から生まれたんやな 仏教にたいして腑に落ちた感覚があったのは橋爪大三郎の仏教の言説戦略読んだときだなー
悟りを訊ねあうゲーム、仏陀を標本とする悟りのゲームという考え方で仏教はわからないという忌避感が無くなったのと
自発性が前提であるため強制では修行にならず、戒律と制裁が相容れない、変質を止められないことに自覚的な宗教というあたりも日本仏教の変質っぷりにある程度の納得がいった 橋爪って何でも語れるイメージだけど専門領域は理論社会学やったっけ?小室直樹門下よね
竹田青嗣との共著が多いやね 竹田と加藤典洋と一緒に書いた「天皇の戦争責任」はおもろかった
橋爪の意見はちょっと形式論過ぎて加藤の方がバランスあったが
橋爪は理論社会学者だからなのか何語るにも形式的だったり
過度のステレオタイプが目立つのが弱点やね 確かに橋爪は社会調査するタイプの社会学者やないから話がややふわっとしとるな
自身がキリスト者なのもあってキリスト教についてはしっかり書いてる印象🤔 え?あれこそ本職キリスト教学者からぼこぼこにされたやん
まあ細かい話ばかりやというのもそうかもしれんが
どうも師匠の小室直樹からそういういい加減さも継いでるとこある 小室はパーソンズ・高田保馬・富永健一・川島武宜あたりに学んでた大した経歴の持ち主やけど
本人は正統派のアカデミシャンではなかったしな
橋爪もちょっとその気質あるンゴ
所謂小室ゼミって呼ばれてるのも研究室やなくて学生との自主ゼミやしね
それでも橋爪大澤宮台がそっから出たのはすごいけど 小室の弟子はどいつもこいつも名が売れたら本業そっちのけで一般書で適当なことばかり書いとるからなぁ
副島隆彦という陰謀論界TOPの人材まで排出しとるし 副島の英語本は高校生の時お世話になったわ
その後陰謀論おじさんだと知ってびっくり 英語本の頃はそこまで酷くなかったと思う
代表作である「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」
からおかしなところは多々あったがこの本はいい本やった 人はいったいいつからおかしくなっていくんやろな
ワイ、予備校で副島に英語習ってて分かりやすいええ先生やなと思ってて
のちにトンデモ本書くようになってガッカリや 副島の本は読んだことないけど
権力の非人称性に対して悩んだ結果ロスチャイルドとかロックフェラーとかもってきたのか
それともガチじゃなくてビジネスなのか 副島ならガチもガチの大真面目やで
「人類の月面着陸はなかったんだろう論」とか文章が明後日にいってるからな
これを徹底的に批判したと学会系の「人類の月面着陸はあったんだ論」はおもろかった >>453
副島は小室直樹シンポジウムでも宮台と橋爪が常識人に見えるほど一人ぶっ飛んでたわ
ただそのと学会もトンデモだらけになっとるのがね…
キクマコはアクロバティック野党批判に財務省陰謀論を毎日のようにつぶやいとるし伊藤剛はただのネトウヨになっとるやんけ >>455
伊藤剛は逆張り冷笑の範囲な気もするが言いたいことはわかるで
結局山本弘が会長で出張ってた頃がよかったな
唐沢とかあかんのもおったが山本弘はヘイトデマに厳しかったし 「ブロック(体制側代表)は、子供たちの異議申し立てのなかに、いつまでも子供でいたいという深いニーズを読みとっていた。こいつらには、国家という拡大家族の息子として、平穏で安全な暮らしを続けていきたいという止むにやまれぬ、ほとんど感動的な思いがあるのだと。」
って文章がピンチョン読んでたら出てきて膝を叩いてもうたわ最近読んだトニージャッドの本にもその過程と社会の右傾化と格差の拡大に相関関係があることが記されとったし 伊藤剛は本人はアレやけど『テズカ・イズ・デッド-ひらかれたマンガ表現論へ』は
00年代を代表する漫画批評論って感じでおもろかったわ
と学会関連だと唐沢の伊藤いじめは胸糞エピソードやったけど結果としては
どっちも問題人物やったな・・・ テヅカイズデッドは☆3の長文レビューしていた大学の先生が
追記として「なんかこのレビュー書いてから著者があちこちで私の悪口を言っているらしい」
とか書いていて
それからしばらくしてそのレビューが消えたことが思い出深い と学会ってまだあるんか?
最近原田実が江戸しぐさ批判本出してるけど
小谷野あっくんの『江藤淳と大江健三郎』が来月ちくま文庫に入るで
四六判で出た時読んだけど面白かった >>454
面白いよ この間近くの町に講演に来てたから行ったけどそれもよかった と学会自体はまだあるで
今は個別の元会員の本とかの方が目立つけどな
人気の論客は大抵当たり外れが多いもんやけど
小谷野のあっくんほどそれが極端なんは珍しい
専門の文学研究以外の新書とかはゴミばっかりや あっくんはアカポス捨てた文筆業やから
口に糊するために本を出し続けるしかないんやろうけど
新書でのネタの使いまわしがちょっとね…
『八犬伝綺想』『聖母のいない国』『東大駒場学派物語』みたいな本格的な本は面白い
『江藤淳と大江健三郎』はちゃんとした本やな あっくんは細々した資料を調べてゴシップ的なことまで掘り下げてくれるのは嬉しいんだけど色々ルサンチマン全開なのがね……
こいつは右翼、あいつは左翼みたいに雑なレッテル貼りしたり、典型的な非モテ女好きの裏返しのミソジニーとか
『東大駒場学派物語』も貴重な証言ではあるんだけど、前半と後半の間に入ってる自分語りがキモ過ぎてうんざりしたわ まあ私小説はルサンチマン全開でも芸になるならなんとかなるやろ
「恋愛の文学史」みたいな恋愛文学関係と
伝記研究以外はぶっちゃけあっくんは読まんでええと思うわ
他は読み物として時間潰しは出来るが雑すぎるし
自分の専門以外はリスペクトゼロでなめた態度で書くしな マイケル・ウェインの『ビギナーズ「資本論」』良かったで
資本論の解説書は山ほどあって玉石混交でなにを読んだらいいのかよくわからんが、この本は現代の情勢と合わせて説明してたり噛み砕き方が上手くて一気読みしてしまったンゴ
今の日本の状態と書かれていることが一致してて笑えんかった
人間と密接な関係にある労働が資本主義経済においてどういう形をとっていて、それが人間にどう影響を与えているかって分析読んでるとネトウヨの誕生も資本主義が関わっとるんやなあって思ったわ
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480095909/ >>467
あっくんは恋愛文学関係でも佐伯順子批判がしつこいんよね…
読者としては「またか」って感じで
書く本は面白いんやけどああいう心の闇が読んでて時折鬱陶しいンゴ >>469
何の恨みがあってあんなに佐伯順子に粘着するんやろか
あっくんほどの男なら女性文学者の10や20は余裕で気に入らんとタゲれように あっくんが遊女みたいな江戸幻想への批判の文脈で佐伯順子や田中優子の名前出すのはわかるんやが
佐伯に関しては他の本でも粘着しとるよな
多分駒場の先輩後輩関係で何かあったんちゃうか
あと学部が東大じゃないあたりもあっくんに粘着されてる理由っぽいンゴ
佐藤優とあっくんの喧嘩も基本的にはあっくんが正しいと思うんやけど
あっくんが佐藤に異常に粘着したのは佐藤が浦和高校出身だからやと思うんや
あっくんは浦和志望だけど落ちたんで海城行って暗い高校生活やったしな http://getsuyosha.jp/kikan/isbn9784865030495.html
昨日ジュンク堂行って色々見てたら
ポール・ギルロイのThere ain't no black in the Union Jackの邦訳が出てて驚いたンゴ
カルスタの基本文献の癖に長いこと邦訳がなかったのが去年やっと出たんやな…
院生時代カルスタ研究してないのに嫌々原書を読んでたワオの時間を返して あっくんもあれで結構雑な書き方してるんやけど他人に厳しくて自分に甘いよな
カルスタの基本文献だとスチュアート・ホールのDrifting into a Law and Order Societyなんかも日本語訳ないな
しかもホール亡くなっちゃったし 『江藤淳と大江健三郎』は(あとでブログとかで訂正されたとは思うけど)初版でチッソが起こした公害病を「イタイイタイ病」とか書いてて人のこと言えんレベルで雑やん……と思った
あれだけエスタブリッシュメントとやらにこだわって調べてるんだから皇太子妃と江藤淳の両方につながるチッソの江頭一族について言及するなら常識のはずなのに、そこが引き起こした水俣病には大して関心もないんやなって
石牟礼道子の苦海浄土とか、文学(史)的にも水俣病の問題は避けて通れない話題だと思うんやけどな http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480098733/
さっき本屋覗いたらアンソニー・D・スミスのNationalismがちくま学芸文庫入っとった
ホブズボウム・アンダーソン・ゲルナーみたいな御三家ほど知られてないけどナショナリズム論ではまあまあ有名な大家
エスニシティ(エスニー)の連続性を重視するナショナリズム論
>>476
ブログで訂正するあたりは素直だけど雑やなあ・・・
あっくんって折口信夫を全否定してたし土俗的なもの苦手っぽいからね
石牟礼道子とか谷川雁・上野英信・森崎和江のサークル村あたりは意図的に読んでなさそう ワオは経済学は素人だから聞いてみたいんやけど
ウェブレンやバタイユや『恋愛と贅沢と資本主義』のゾンバルトあたりってガチ経済学徒からするとどういう扱いなん?
「浪費」「蕩尽」「贅沢」って面白い概念やと思うんやけど… ワイも好き
数学畑の人からは見向きもされてないらしいけど ありゃ社会学だ
経済学は何十年も前から数式パズルだから ワアは仏文でバタイユ専攻しとるけど、あれを真面目に経済学として見るのは無理やと思うなあ
消費の概念を持ち込んだのは面白いのかもしれんしヒントぐらいにはなったんやろうが、基本的にトンデモ同然の床屋政談や
経済学、人類学、精神分析、社会学、それに本来の専門だった古文書学まで含めて、さまざまな「学問」という枠組みに強迫観念じみてこだわりながらも常にそこから逸脱せざるをえない過剰さを抑えきれなかった、その矛盾に引き裂かれとるのがバタイユの面白みやと思うで バタイユやベンヤミンほど影響力は残さなかったけど社会学研究会メンバーだとカイヨワすこ
>>481
尾崎行雄が岩波茂雄の惜櫟荘に長いこと居候したせいで岩波の寿命が縮んだ…って
安倍能成と小林勇の説は面白い カイヨワさんは遊びと人間でゲーム関係の話によく出てくるイメージ
しかしワイは遊びと人間での遊びの分類がなんか納得いかへん バタイユニキに聞いてみたいけど中条省平訳の『目玉の話』って仏文界隈で評判いい?
生田耕作訳『眼球譚』の方が格調高い感じはするけど…
ワオはフランス語読めないから聞いてみたかったンゴ >>486
光文社古典新訳文庫自体が『赤と黒』の誤訳騒動とか毀誉褒貶あるからなぁ
日本にはなぜかバタイユ研究者が腐るほどおるんやが(20世紀フランス文学だとプルーストの次に多い)そのへんではあんまり話題にもされん感じや
そもそも語学力でマウント取り合う業界やから翻訳書自体が話題にのぼらんしな
『眼球譚』ってタイトルが日本語の場合は定訳になっとるぐらいで、かといって生田訳が絶賛されとるわけでもない
生田訳は性的な語彙が荷風の猥本みたいで古めかしいし、中条訳は谷崎を意識したですます調の告白文体やし
どっちも「文学的」な翻訳すぎて、昔さんざん異端扱いされた反動でアカデミスム志向の強いバタイユ研究者にはあんまり相手されとらんイメージや
個人的にはどっちも癖は強いが日本語の小説として読める立派な訳やと思うし、作品の質を損なうほどの誤訳や変な訳はないと思うで
逆に中条訳の売りになってるoeil, oeuf, couilleの三語を目玉、玉子、金玉と訳して関連性をはっきりさせるというのも、そこまで面白いとは思わんが
別に眼球、卵、睾丸と訳されてても三つのイメージが重なっとるのは読めばわかるわけやし
むしろバタイユの翻訳で気を付けなアカンのは伊東守男訳やな、この人はボリス・ヴィアンの翻訳もそうやが文章もよくないし何より誤訳が多い
河出文庫に『空の青み』が入っとるが、これは可能なら天沢退二郎訳の『青空』で読んだほうがええ
伊東は二見書房のバタイユ著作集でもう一冊ぶん小説を訳しとるが、これは生田耕作がブチ切れて自分で訳し直しとる
唯一伊東訳でしか読めないのが『ジル・ド・レ論』で、これも抄訳なうえ訳文もひどいが、そこまで重要視されとらん著作なんで新訳は期待できんな その光文社古典新約文庫なんやが今Kindleやと50%還元セールやな
評判が色々あるのは知っとるけど読みやすさは確かやしかなり買ったわ
ただプルーストは岩波にすればよかったかなと思っとる 前スレでお奨めされたプルースト「スワンの恋」まず映画みてそれから読了
す〜〜っと入ってす〜っと抜けれた感じ
映画監督ギュンターグラス「ブリキの太鼓」の人なんだな >>487
詳しくサンガツ!
バタイユ研究者がめちゃくちゃ日本に多いとは全く知らなんだわ・・・酒井健くらいやと思ってたで
やっぱ専門ニキのレスはめっちゃ勉強になるンゴ・・・
>oeil, oeuf, couilleの三語を目玉、玉子、金玉と訳して関連性をはっきりさせる
これが中条がよく言ってた「売り」の原文なんやねなるほど
伊東守男ってジャック・フィニィみたいなファンタジー小説から色々訳してた人だったけど
バタイユ翻訳はよくないんやねえ https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3573
野上元・福間良明『戦争社会学ブックガイド-現代世界を読み解く132冊』
カイヨワの『戦争論』が筆頭に挙げられてるこんなブックガイドあった
面白そうや 確かにいろんなところで「バタイユやってんだけど」って見ると思ったわ
すごいネットにアグレッシブなバタイユ研究者が1人いるのかと思ってた
話は変わるけど「自由と行為の哲学」は哲学畑の人から見てどないや?
ワイは哲学関係ないもんなんやけど、面白かった 確かH.G.フランクファートの「選択可能性と道徳的責任」のために買ったんやが、
全体的に興味深かった 岩波茂雄・反町茂雄・岡茂雄の三人が戦前に「出版界の三茂雄」って言われてたんやけど
それぞれ『回顧三十年』『紙魚の昔語り』『本屋風情』って著書があるンゴ
個人的に面白いのが岡茂雄の『本屋風情』って本で中公文庫に入っとる
この岡茂雄って人は人類学者・岡正雄の弟で人類学関係の岡書院と山岳関係の梓書房って出版社を作って
柳田国男・折口信夫・南方熊楠・内田魯庵と親しく付き合ったエピソードを書いてて読み応えある ちょっと前にSci-hubなんかの論文の違法アップロードが問題になっとったけど
英語圏の学術書ってPDFに結構割られててまずくないかこれ?今書名をググって気づいたんやけど…
学術書の出版って書き手も版元も利益ほぼなしでやっとるからなあ…
今Kindleあたり使えば正規で安く読めるのに 佐々木毅 政治学講義って本は政治学入門としてどう? ワイもあれはマズいと思うンゴ
「真理は万人よって求められることを自ら欲し〜」という名言を作ったのは岩波茂雄と三木清やけど
あれは「開かれた知」ってアクセスの難易度の問題やしね
もちろん検閲によって知識にアクセスしにくい地域が今なおこの世界にあるし
海賊版によってハーバーマス的な公共圏が作られる・・・なんて議論もあるから簡単には切り捨てられないんやろうけど
日本の学術出版界なんて瀕死やからな・・・同じ事やられたら完全に死ぬで >>498
佐々木先生はちょうど旧帝大の独法化の時期に東大総長やってたから毀誉褒貶激しいし
04年の総長選挙で再選できずに私大に移籍したから色々言われとるけど
政治学者としては一流やし読みやすいと思うンゴ
思想史研究の人やけど現代の政治分析も冴えとるし 佐々木先生はとりあえず本屋で見かけて
政治学系なら買ってまず外れはない安全牌ポジションやな
大嶽秀夫先生とかも似たような感じやと思う 今年の四月にオーウェルのカタロニア讃歌が岩波文庫から復刊されてるやんけ
保存用に買わなきゃ ありがとう
とりあえず買ってみるわ
アマゾンで本見繕ってるけど、いざ大量買いしようと思うとなかなか候補見つからないもんだな そこがネット書店の難しさやな
だから月一回くらいジュンク堂や八重洲ブックセンターみたいな大型書店に行きたくなる
ワオの住んでる街は本屋が死んじゃったから電車乗らなきゃいけないけど 権力闘争を主眼とした本ってなんかない?
スターリン、ポルポト、毛沢東みたいな連中が具体的にどのような手法によって権力を握っていったかみたいな >>505
レフ・トロツキー『裏切られた革命』岩波文庫
山田寛『ポル・ポト〈革命〉史―虐殺と破壊の四年間』講談社選書メチエ
野村浩一『蒋介石と毛沢東―世界戦争のなかの革命』岩波書店
あたりはどうやろ?
ポルポトやクメールルージュに関してはカンボジア史研究が少ないからあんまり本がないんや… >>506
ありがと
ただ俺が知りたいのは権力闘争において勝利を収めた具体的な手練手管なんだわ
どのようにして他者を蹴落としたり、より上位の権力者に取り入ったのかっていう権謀術数に興味がある 岩波で三木義一の『日本の税金』と『日本の納税者』おすすめやで
ワイは日本人が税金を増税or減税でしか良し悪しを語れないのは
ファイナンシャルリテラシーの低さ(お金の教育)と、租税そのものの難解さ(税法は会計と法律の両方を知らないと理解できない)、
そして敢えて難解にさせている課税当局、そこにつけこむ政治の在り方、
そもそも日本人には民主主義の精神が根付いていないことにある、と見ているで
この著者は弁護士であり法学者、確か今は青学の学長か?
現代の税制の矛盾と怒りを初心者にもわかる文でキレキレに書いてあるのが最高や >>508
めっちゃ面白そうだけど、プライムデーのポイント対象じゃないから
別の機会に両方とも買うわ
安いしな >>507
トロツキーの本にはスターリンが権力掌握してロシア革命当初の理念を壊していった過程が書いてあるで〜
『蒋介石と毛沢東』にも毛沢東が遊撃戦や人民戦争理論で国共内戦に勝っていった過程の記述があるンゴ
カンボジア内戦に関してはシハヌーク・ロンノル・フンセン・ポルポトと群雄割拠してたのでややこしいやね 『日本の納税者』の方が新しいからおすすめやで
租税制度の政策ブレーンしてたときに色々妨害や政治に巻き込まれて、思うように運ばなかったことが半ギレで書いてあって、こっちまで頭アチアチになったで 政治はやはり難しいねんな…
どのジャンルも読むけど政治と法学はスルーしてまう エキニキの本やで
『YouTubeからヘイト動画をなくそう!』
https://www.amazon.co.jp/dp/B07FMB85MG
99円やが日付変われば無料セールやしKindleUnlimitedでも無料で読める >>506
>>505
ソ連に関する必要最小限の古典文献のみ
1 「ロシア共産党党内闘争史」
2 「ソ連極秘資料集 大粛清への道」 (これは凄い。スターリンとモロトフら大幹部がブハーリンを追い詰める発言議事録、
その大幹部らが今度は自分が死に追いやられる。スターリンらの発言、粛清犠牲者の反論が逐一記録されてる圧巻の資料集)
3 「ヴォルガの革命」(この研究書の特色は、大量の餓死者がでて道ばたに母親と赤ん坊の哀れな遺体が転がってる状況を、当時の大幹部や党活動家がどう考えていたか、当時の資料から再構成してるとこ)
4 「収容所群島」(ソ連崩壊後レーニンスターリン批判のゴミ本いっぱいでたが、そこで語られてる「新事実」はほぼすべてこの本に書かれてる)
番外「ノーメンクラツーラ」
中国 これも必要最低限
1 「餓鬼」中公文庫()
2 「マオ」(いろいろ?な箇所あるが必読文献。共産党党内と試合地域が延安時代から地獄だというのがよく分かる。
延安時代の粛清を生き延びた元幹部の重い一言「人間としての最低限の良心とモラルをもっていたものは例外なく殺された。人であることをやめた者だけが生き延びた)
3 「毛沢東の私生活」
4 「周恩来秘録」
5 「中国農村調査」
カンボジア
「ポル・ポト 死の監獄S21―クメール・ルージュと大量虐殺」(十四五の子供兵士に拷問され虐殺される哀れな犠牲者、一人だけ虐殺を免れた囚人は、お伽噺の巧みな語り手ゆえに、殺されずに済んだ。こどもたちはお伽噺に飢えていた、
ホラーとしても読める) >>507
> ただ俺が知りたいのは権力闘争において勝利を収めた具体的な手練手管なんだわ
> どのようにして他者を蹴落としたり、より上位の権力者に取り入ったのかっていう権謀術数に興味がある
補足
そういう関心ならばソ連ではEHカーのロシア革命三部作とドイッチャー三部作」、先に挙げた「大粛清」
毛沢東だと「毛沢東秘録」「毛沢東の私生活」「周恩来秘録」だな 普段の報道姿勢はカスやけど毛沢東秘録とか
秘録系はさすがに産経新聞もええ仕事しとるな
というかどこの新聞社も
こういう特集ものの書籍化で外れは少ない気がする >>512
ワオも学部生のころ読んだけど古すぎてアカンということはないが割とはっきりした一つの立場から書かれとるんで、そのへんは他のものと読み比べたほうがええ気がするで
やっぱりラッセル=ヴィトゲンシュタインの線から現代英米圏の分析哲学につながる流れがでてきたのは事実なんで、そのへん踏まえて大陸哲学系の哲学史と対比してみるのは重要やと思うわ
あとはもちろんラッセルの生きた時代までの哲学史しか書かれとらんから、20世紀以降の思想を知りたければ新しいものも参照したほうがええ
ラッセルの哲学史についてはギリシア哲学のところの問題点を取り上げた短い文章を林達夫がどこかに書いとって、それ見てみるのもオススメや
何よりラッセルの文章はむかしの大学入試にバンバン出題されたぐらいの名文やから、原文で読めば英語の勉強にも最適やで
哲学史はしんどくても、In Praise of Idlenessとか一般向けの社会思想的なエッセイもワオはすこや😍 ちな巨とはいえ会長としてのナベツネあんま好きやないんやけど経営不振に陥ってた中央公論社を
「読売新聞の学芸部をもっと良くしたい」って理由で買い取ったあたりは流石に哲学科出身の転向インテリやと思ったわ
朝日主筆の若宮啓文に対して「朝日新聞出版や朝日の学芸部には憧れていて読売グループも真似したかった」って対談で言っとったし ナベツネは巨人関連のVTRでコメント流れるときにデスクが映ってたけど、読みさしっぽい中島義道『純粋理性批判を噛み砕く』が机にあっておじいちゃんなのにいまだにカント読むんだなぁと感心したわ >>521
ナベツネはカントが大好きなんやって
世代的には大正教養主義の残り香を旧制高校で吸った感じやろか
>殺されても肌につけておきたいもの
>東京大学文学部哲学科卒
>読売新聞グループ本社主筆 渡辺恒雄
>『実践理性批判』カント(著) 岩波文庫
>終戦直前、二等兵になった渡辺氏。「日本が負ければ何年間か連合軍の収容所に入れられるだろう。
>読む本がなければ耐えられそうもない」(※1)と考え、持ち物の中に忍ばせたのが、カントが著した哲学書だ。
>1788年に出版されたこの書は、カントのいわゆる三批判書(『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』)の
>一つで、第二批判とも呼ばれる。「この本はぼくにとって宗教みたいなもの。殺されても肌につけておきたいものなんだ」(※2)。
>※1「日本経済新聞」2006年12月5日「私の履歴書」
>※2「AERA」2006年5月15日 P40 東京帝大の哲学科出身で学徒動員
元共産党員で転向してからは政治部記者として大野伴睦・河野一郎らの自民党党人派と昵懇
ゴリゴリの保守主義者に見えて反戦主義者で靖国と特別攻撃隊が大嫌い
巨人星野監督を実現させようとして巨人OB会の生え抜き主義と対立
一筋縄ではいかない大妖怪やな
そら社会部出身の清武がクーデターで勝てんよ ナベツネおじいちゃんはどっかに就職までの腰掛けで入った修士課程のころの話も書いとったな
なんでも修論の題材にヘーゲルを選んだけど、実際は哲学研究室でいちばん借りられてなさそうなドイツ語のヘーゲル研究書を借り出して日本語訳すればバレへんやろと思っとったそうや
しょうもない武勇伝みたいな話やが、最近になって林達夫のいくつかの著作が巧みに当時未邦訳のジャンケレヴィッチなんかを種本に使ってほとんど剽窃ギリギリのところで書かれとるのがわかったし、頭ええのかも知れんな >>525
はぇ〜・・・林達夫ほどの人物がそんなギリギリの行為に手を出していたとはなんか意外やなあ
戦前は大学教授による学部生の卒論剽窃なんか結構あったみたいやね
有名なとこやと東大印哲にいた青江舜二郎の卒論を友松円諦が剽窃して
大胆にも岩波講座「東洋思潮」に使っちゃって廃刊になった事件とか
まあ今みたいにPCやネットないからなかなかバレないやろうしね 卒論で思い出したけど有明夏夫のユーモア小説に『FL無宿のテーマ』ってのがあって
外国文学(Foreign Literature)の卒論代筆をやる「FL無宿」たちを主人公にしてて面白いンゴ >>527
はえ〜すっごい面白そう、早速『FL無宿の叛逆』ポチったンゴ
ちな林達夫は確信犯(言葉のもとの意味で)や
親友の三木清が朝日新聞の文芸時評を板垣直子いう女性評論家からドイツの学者からの剽窃やと批難されたとき「いわゆる剽窃」という三木擁護の文章を書いて、
皮肉たっぷりに剽窃や〈引用符なき引用〉が文化や学問の進歩に寄与した歴史を語って、最終的には学問や知識を単なる資本主義的な私有財産にしていいのかという問題提起までしとる
林の「剽窃」がどんな意図でなされたかの検証は渡辺一民『林達夫とその時代』(「アミエルと革命」がフランスの文芸評論家アルベール・ティボーデの剽窃を含む)を先駆けに、
最近では『日仏交感の近代』なる論文集でジャンケレヴィッチ研究の近藤秀樹という人が「ベルグソン的苦行」や林の代表作「反語的精神」におけるジャンケレヴィッチからの〈引用符なき引用〉の意義を探っとる >>528
渡辺一民『林達夫とその時代』ってよさそうやな〜読んでみるンゴ
〈引用符なき引用〉ってラディカルで面白そうな問いやなあ
ベンヤミンの複製芸術論や椹木野衣のシミュレーショニズムの話を思いだしたンゴ
ちょっと前のレスで学術書の違法アップロード問題が出てたのも興味深い
日本思想史でも中世の古今伝授のような知の寡占を批判して知を開こうとしたのが近世国学者やし… >>479
経済「学」ではないんンゴね。社会学と経済学の橋渡しみたいなもん 言い忘れた
>>479ニキには、こんなのがお薦めかなあ。お盆休みの読書に
ポール・シーブライト
殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学
https://www.amazon.co.jp/dp/4622078007 経済史の本ではないかもしれんけど自然人類学の西田正規が書いた『人類史のなかの定住革命』はおもろかったな
遊動してた狩猟民から見た定住苦痛論って逆説は刺激的やった
喜美子夫人を亡くしてから自暴自棄になった三木清が新宿の遊郭で戸坂潤と鉢合わせしてしまう話が
小林勇の『人はさびしき』に載っとるけど小林って知りあいの下半身事情を平気で書くからすごいわ
斎藤茂吉が2〜3分しか持たない早漏だって自分で言ってたとか… 三木清の女性関係はいろいろ有名やからな……
京大で西田・田辺の後継者になれんかったのも人妻との恋愛事件が原因の一つとされとるんやが、それを心ならずも告げ口する形になってしまったのが林達夫やったりする(「三木清の思い出」『共産主義的人間』)
東京に出てきて売れっ子批評家になってからのことはごくあっさりとやけど竹田篤司『物語「京都学派」』に「三木清の文体と女体」で書かれとる
せやけど今日出海(のち文化庁長官)が『三木清における人間の研究』で没後偶像化されとった三木をこきおろして当時評判になったんやが、その内容が
「戦時中に文士徴用で一緒に南方に派遣されたとき、三木だけ従軍慰安婦のところへ行かず自慰で済ませて、自分たちにも自慰のほうがいいと勧めてきた」
なんて話やからな
一緒に女郎買い(それも戦時中の植民地での従軍慰安婦)せんかったことで人格をボロクソ書くようなゴリゴリのホモソーシャル作家が文化庁長官というのはなぁ…… >>534
三木と恋愛関係にあったのはいわゆる「シュタイン夫人」って人やっけ
しかし厨川白村の恋愛思想が流行ってたのもあるけど大正時代の知識人って無茶するンゴねえ…
石原純と原阿佐緒・宮崎竜介と柳原白蓮・野村隈畔と岡本梅子…と大正10年の1年間だけでもこんな恋愛スキャンダル起きてるンゴ
南方での慰安所のエピソードは興味深いわ
元来が左派だしその頃の再婚してたから慰安所を嫌って自慰で済ませたんやろか
にしても今日出海のゲスさは兄の東光譲りやね… スレチで悪いんやけど学術領域やしyoutubeってこともあって紹介しとくで
全地球史アトラス 1.地球誕生
https://youtu.be/bbSdoBAyhZo
文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究「冥王代生命学の創成」
http://www.hadean.jp/
全12章を予定だってさ
結構、ちから入っとるみたいやから見たってや このスレ仏文ニキやフランス思想ニキ多いみたいやけど福田和也『奇妙な廃墟』ってどうなん?
最近図書館で借りて読んでるんや
対独協力者のフランス文学…っておもろいテーマやけどホントに福田が言うようにこの本以前は研究されてなかったん?
福田以外でも研究してそうな気がなんとなくしたんやけど…邪推やろか… >>538
日本人で初めてフランスの名門・高等師範学校に留学した阿部良雄(ボードレール研究の世界的権威になる)の留学記『若いヨーロッパ』なんか見ると、60年代ぐらいにはエリート文学系学生にはブラジヤックなんか読まれとったようやけど、研究まではされとらんようやな
それは単に対独協力だけじゃなく年代が近すぎる作家やからかも知れんが、ジッドやヴァレリーは普通に研究されてたんやし多少はそのへんの忌避もはたらいとったのかもしれん
研究にはやっぱりまず信用できる刊本や、そのための草稿研究など文献学的な調査が必要になるけど、そのへんでセリーヌあたりも含め反ユダヤ主義や対独協力の作家たちはやや遅れたんちゃうかな
クイズダービーで有名な学習院の篠沢教授の『篠沢フランス文学講義』シリーズのどっかにはたしか福田より少し前(70-80年代)に、ドリュ=ラ=ロッシェルやブラジヤックがほとんど研究されとらんことへの言及があったはずや
ドリュはルイ・マルが『鬼火』の映画撮ったりしとるしまったく読まれとらん作家ではなかったんやろうけど、やっぱりアカデミックな場では取り上げにくかったんやろな
フランスはなんだかんだ日本よりアカデミスムが権威がちがちの国やから…… 福田和也って売れっ子になってからちゃんとした本あんまり書かなくなったンゴねえ・・・SFCってそんなに学務忙しくないはずやろ
『日本の家郷』『日本人の目玉』『甘美な人生』と面白い文藝批評書いてたのに
昨年末に出た『ヨーロッパの死 未完連載集』は昔の硬めの連載まとめた本やから久々に面白かったわ
個人的には福田の史論は師の江藤淳譲りで面白くないンゴ
『地ひらく』も『乃木希典』も『昭和天皇』もワオには微妙やったわ
江藤も『南洲残影』や『閉された言説空間』はおもんなかった >>538
処女作にして福田和也の最高傑作やで。一年に一回は再読してる。「近代とは何か」を考えるにはとても良い。福田和也の不幸はこれ以上の傑作が書けなかったことやね。地道にアカデミックで研究してたら化けてたが、結局、駄文書き散らかして終わってしまったのが惜しい。 基本的に人気の評論家はデビュー直後くらいの初期が一番ええ仕事するよな
作家やと後の方が平均的に上手くなるもんなんやけど 『作家の値打ち』も発想は面白かったけど時々どうにも政治的な点数つけてて気味悪かったンゴ
版元の飛鳥新社が懇意にしてる石原慎太郎の小説に高得点つけてたり
90点台つけてた石原慎太郎の「わが人生の時の時」は単なるジジイの思い出話で超つまんなかったで!福田先生!
次点で高評価してた「化石の森」もただの劣化版大藪春彦やないか… スレに福田和也の名前が出てきたお蔭で90年代後半の福田和也が
「天皇抜きのナショナリズム」って主張をして大塚英志や宮台真司が反応してたのを思いだしたンゴ
大月隆寛も似たような主張をしとったけど「天皇抜きのナショナリズム」ってネット右翼の思想的な起源の一つちゃうかなあ…
福田や大月が主張したかった「天皇抜きのナショナリズム」とネトウヨの幼稚な思想はおそらく全く違うものになってしまったとは思うけど
「福田:天皇制に関して僕がいってきたのは、天皇なしのナショナリズム。だから右翼に怒られて困っているんだけど、
でも、ナショナルなものを皇室を中心にして機能させるのはナショナリストとしてはもう不可能だと思う。逆にいうと、
天皇があるためにそれは顕在化しないし、天皇があるせいで左右両側がナショナリティに対して無自覚であり得る
という隠蔽の装置になっているからね。」福田和也×島田雅彦『世紀末新マンザイ-パンク右翼vs.サヨク青二才』1998
「福田:御歌など雅やかな遊戯と神事に日を過ごされる暮らしに戻っていただきたい、これから数世代の間は、
江戸時代のように京都で静かに過ごされて、近代百五十年で皇室がこうむった疲れを癒していただきたい、
と思うのです。」大塚英志×福田和也「「天皇抜き」のナショナリズムを論ず」1999
この頃の福田って自称「パンク右翼」やったね ワイ、原典は難しいから、○○入門みたいなのにしとるでー。竹田青嗣や河合隼雄侮れん
西部も以外と読みやすい。吉本隆明かなり時間かかった……
最近は小林よしのりの「パール真論」と「民主主義の病」がよかった。里見岸雄もええで 竹田青嗣は量産型入門書界では最上位核やな
星3の中の強ユニットみたいな感覚
永井均とかになるともうちょっとランクが上がる
日本現代哲学で星5URとなると大森荘蔵と廣松渉くらいか? 佐藤優ってここ数年は微妙なクオリティの本を掃いて捨てるほど出版しまくっとる気がするんやが初期に書かれた獄中記は信仰とプリンシプルに貫かれた思想が現れたりと面白かったわ
他に読んで日々の生活に役立ったり読み物としてクオリティ高いオススメあったら教えてクレメンス
彼の「憎しみの倫理は人の眼を曇らせる。敵を憎んでいると、闘いの構図が見えなくなり、従って対応を誤るのである……」って分析はなかなか面白かったで やっぱり最初期の国家の罠と自壊する帝国が定番ちゃうか https://www.dukeupress.edu/terrorist-assemblages-tenth-anniversary-edition
電子辞書片手にのんびり読んでるんやけど
クイア研究者ジャスビル・プアのTerrorist Assemblages: Homonationalism in Queer Timesって本が面白いンゴ
セクシャルマイノリティによる「ホモナショナリズム」っていう概念を提唱してる
欧米やイスラエルのセクシャルマイノリティが「反同性愛への攻撃」を口実にムスリム差別や有色人種差別に走ってしまう陥穽を書いてる
ナショナリズムにも色々あるんすねえ… http://tendensha.co.jp/kuninosakimori.html
前スレで阪本是丸は良質な神道学者やって褒めたけど
流石にクソウヨ雑誌で杉田水脈や千葉麗子や倉山満と名前が並んでいると見るに堪えないんだ😭 >>543
ワイも珍太郎に媚び媚びだったのを見ておっさんの本読まんようになったわ >>545
ワイは河合隼雄読んで頭を殴られた感じがしてしばらく河合ばかり読んでたからのー
他の学問とちごうて徹底的に個人を掘っていくというやり方で普遍的なことやものを見出すという臨床心理学という方法が新鮮だったんや
後は河合の逸話が好きや
学生運動家に人質にされてても「これからカウンセリングがありますので…」と言うたら学生がその時間だけ解放してくれたとか
ユング研究所で資格試験の最後の最後にNo!と言ったとか
文化庁長官になってもカウンセリングは欠かさなかったとか
惜しい人をはよ亡くしたもんや
そういえばやたら評判悪い中沢新一に仏教絡みで晩年えらい接近していったのが気になるわ
河合という目利きが中沢のどの部分を注目してたのか
というか河合は晩年は仏教ばかりやったでな 福田の『作家の値うち』に関していえば田中康夫の「なんとなく、クリスタル」に対して
師匠の江藤淳とは別の批評をして欲しかったンゴ
似たような言葉で激賞していたんでなんだかなあ…と
福田と田中って世代が近いんだし別の批評の仕方があったんちゃうか
江藤淳がクソミソに否定した村上龍については「テニスボーイの憂鬱」に高得点つけてたあたり
福田のオリジナリティを感じたんやけどね >>552
正統な神道の流れの中に、無理やり靖国を突っ込んで正当化してみせねばならない役目を負わされた
学者としての矜持を捨てさせられた感があるでな 作家の価値の慎太郎はスルーした
何冊かこれ経由で読んだが北方謙三の「棒の悲しみ」に出会えたのには感謝している
ハードボイルドなヤクザ小説の傑作や
阿部和重の「インディビジュアル・プロジェクション」もこれ経由だったかな?
「ファイトクラブ」まんまだけど、あれ好きなら惚れる小説 >>552
http://tendensha.co.jp/kuninosakimori/03.html
>若手からの提言1 椛島明実(全日本学生文化会議事務局長)
>若手からの提言2 KAZUYA(動画製作者)
動画制作者のKさんおって草
あとこの椛島明実って日本会議の椛島有三の娘やろ
こんなんが載る雑誌に書くとか阪本是丸も國學院のしがらみで仕事選べないんやな… 河合隼雄や北山修がやってた「日本神話を題材に日本人を精神分析する」って試みは意欲的で面白かったんやけど
あれの欠点としては「記紀神話」が実際はそれほど日本社会に浸透しているものではなくて
フロイトやユングが題材にしたキリスト教と西洋社会の関係ほど密接ではなかったって…点やろか
記紀の読み方って近世になって国学者がようやっと確立したもんやしな >>559
試論みたいなもんやからなぁ
フロイト派の北山修がどう分析したのか気になるのう
ワイが最初に精神分析に触れたのが岸田秀というのは内緒やで
河合が「臨床せずに精神分析を語る器用な方がいらっしゃいますがこれは日本だけのことでしょうな」とか嫌味言っとったがそのうちの一人が岸田秀やろな 北山さんはフォークルと精神分析家っていう凄い経歴持ってるのに
ラジオに出ると素朴なちなヤクおじちゃんになってウキウキで山田や川端の活躍について語るからすこ >>561
メンズクラブのメンバー募集を見て加藤和彦の家に妹の自転車に乗ってやってきたんやで 今の福田和也はうんちだけど、「作家の値打ち」で歴史小説家としての北方謙三や山口雅也、矢作俊彦、樋口修吉と素晴らしい出会いをしたから何とも言えんですわ。福田はゼロ年代初頭までは輝いてたと思う。『地ひらく』は石原莞爾ベタ褒めで最早ラノベなんだよなあ。 >>532
今読んでる本でこれも追加で。絶版だけど、尼に中古で転がってるンゴ。今の経済学が何をやってるかを知るにはええ本じゃった。筆者のダイアン・コイルネキは海外で有名な一流の経済ジャーナリストンゴね。
ソウルフルな経済学
https://www.amazon.co.jp/dp/4772695141 >>563
矢作の「あ・じゃぱん」に100点近い点数つけてたのは流石やったな
それだけに石原慎太郎とかノイズが惜しいンゴ >>566
小説全く書かなくなってた矢作ニキを復活させた功績はデカインゴね。 >>565
関川夏央最近読んでないけどおかしくなっちゃったんけ?😨
漫画原作者としてもエッセイストとしてもすこだったのに…
『戦中派天才老人山田風太郎』とか『石ころだって役に立つ』とかすこだった…😞 一時北朝鮮批判本出してたことはあったけど
関川夏央がおかしくなったとは聞かんなあ ニキたちに質問
藤田省三読んだことないんやが最初に読むのはなにがおすすめやろう
教えてクレメンス 関川夏央はマンガ原作者としてすこ
>>570
丸山門下としての藤田を読みたい感じやろか?
『現代政治の思想と行動』みたいな初期丸山の日本ファシズム分析好きなら『天皇制国家の支配原理』
『忠誠と反逆』みたいな後期丸山の思想史研究が好きなら『維新の精神』
鶴見俊輔たちの「思想の科学」との共同研究として名高いのは『転向の思想史的研究』あたりかな
ワオは民俗学じみた「隠れん坊の精神史」がすこ >>571
サンガツ
丁寧なおすすめほんまに感謝ですわ 廣松渉の『世界の共同主観的存在構造』がクッソ晦渋で読んでもイマイチわからなかったンゴ
廣松の著作で初心者に読みやすいのってないやろか…? >>573
五木寛之との対談『哲学に何ができるか』(中公文庫)とか?
あと岩波の同時代ライブラリーに入ってた『廣松渉哲学小品集』も軽いエッセイが多くておもしろかったな
廣松の本気の哲学書はマルクス主義関係も含めて基本めっちゃハードル高いのがつらいよな、古めかしい漢語も多いし……
浅田彰は『逃走論』のころは廣松を持ち上げとったのに最近の『ゲンロン』インタビューでは「小難しいわりに常識的な話しかしてなくて大したことなかった」とだいぶ評価を下げとったが、どっちが妥当かわからん >>574
サンガツ!対談集と『哲学小品集』読んでみますわ
「物象化」とかある程度マルクス主義は知ってたつもりやったけど難しかったンゴ… >>571
逆に鶴見俊輔に興味を持ってるんやが初めての一冊にオススメあったら教えてクレメンス ネトウヨが中高年に多いって判明したように、まとめサイトのコメ欄に沸いてるのは同じ年齢層なんですかね? 「民主主義の本質と価値」を既出かも知れないがオススメしたい
ナチスが政権を握る4年前にドイツ人哲学者が書いた本や
90年前の本でも内容は全然古くないで >>576
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480747006/
筑摩書房から出てる『鶴見俊輔集』に大体の仕事が入っとるね
元々プラグマティズム研究者だったので1巻の「現代アメリカ哲学」は鶴見の本業がわかりやすい
6巻の「限界芸術論」は鶴見を有名にした大衆文化論の仕事
7巻の「漫画の読者として」は大衆文化における漫画を論じた現代の漫画批評の先駆的著作
「思想と科学」で高く評価された転向研究をまとめたのが2巻の「転向研究」
ワオは9巻の「方法としてのアナキズム」がすこ
文庫で読むなら岩波現代文庫に入った
『戦後日本の大衆文化史 1945?1980年』
『戦時期日本の精神史』
あたりが読みやすいかも・・・ 鶴見家は華麗なる一族よな
母方の祖父は後藤新平
父は戦前の政治家・鶴見祐輔
叔父は戦前の外交官・鶴見憲
姉は社会学者の鶴見和子
いとこは『バナナと日本人』で有名な人類学者・鶴見良行
息子の鶴見太郎は政治学者で転向マルクス主義者と柳田国男の関係なんかについて研究しとる >>578
ちょうど一昨日買ったわ
現代議会史の精神史的状況と一緒に(笑)
楽しく読ませてもらうやで〜 廣松渉は読みにくいけど実は文章へのこだわりはめちゃすごい
目次とか見るだけでわかるが文字数とか漢字とひらがなのバランスとか
その統一のさせかたが京極夏彦に近いものがある カール・シュミットと言えばみすずから著作集が二巻で出てるやで
大著はないけど代表作はこれで読めるし
何よりナチス期への反ユダヤ権力よいしょ丸出しと
戦後のいいわけ文章の見苦しさが最高に笑える >>580
でも鶴見俊輔の小学校時代は凄まじいで
母上のエリート教育から逃れるために自殺未遂したり万引き団作ったり >>585
父母への確執が凄いんよな
上坂冬子との対談では当時もう右やった上坂冬子に
「生んで育ててくれた親そんな悪く言わんでも」
とか頓珍漢なこといわれとったが >>586
最後は親父に「お前は女とはちみつ育てて暮らせ」と…
そんな小卒がハーバード大卒業するから凄い >>580
見田石介(ヘーゲル研究者)
その息子の
見田宗介(社会学者)
その息子の
見田竜介(漫画家)見田航介(イラストレーター)
という華麗なる一族もいるぞ
なお石介は甘粕正彦の従兄弟だったりする 華麗なる一族って河合隼雄の家系と小沢健二の家系しか知らん >>573
廣松の最大の業績って「ドイツイデオロギー」の復元編集だな
抽象的な哲学論から離れて現実具体的な問題にコミットするとダメダメだったりする >>584
マーク・リラ『シュラクサイの誘惑』に描かれてたなあ、その辺のシュミットの全く反省無き開き直り。反省した振りしてるハイデガーより立ち悪いンゴね。 香山は俗流若者論が多いからあんまり興味わかないんやけど
80年代証言史としての『ポケットは80年代が一杯』は面白かったで
あと弟の中塚圭骸と大塚英志の「おたく・新人類・ナショナリズム」って対談は面白いンゴ 若者論というと戦前には「事変後学生」っていう「満州事変後に旧制高校や大学に入った世代」を指す「ゆとり世代」的な批判があったみたいやね
あの三木清が「学生の知能低下に就いて」って文章で「講談社の『キング』のような低俗な雑誌を読むようになった事変後の大学生」について嘆いてるンゴ
この辺は蔵原維人が言ってた@エリートの岩波文化と大衆の講談社文化の対立」を想起させておもろいな
あと三木の仲間である戸坂潤も「学生論三題」って文章で「最近の大学は殆どサラリイマン(俸給生活者)の予備校と化してて悲しいなあ…」って書いてて興味深いわ
商業的なものではないにせよ戦前に京都学派左派による若者批判があったというのはおもろいンゴ
若者論っていつから出版界の商品として流通するようになったんやろね 「事変後学生」と京都学派左派による批判のあたりは教養主義の没落と復興につなげて高田里恵子が書いとったな
『文学部をめぐる病い』か『グロテスクな教養』のどっちかやったと思う
三木清といえば岩波書店『図書』の今月号とその前で上下編に分けて、大澤聡が岩波の雑誌『思想』の編集協力者としての三木清について論文を書いとるらしいな
まだ読めとらんが面白そうや 岩波の『図書』ってPR紙とは思えないほどクオリティ高くて読み物としておもろいンゴねえ…
佐藤卓巳の『『図書』のメディア史―「教養主義」の広報戦略』がその辺分析してて興味深かった ほんま物知りやな君ら三木清と戸坂潤の若者批判読みたいんやけどなに買うたらええ? 仮にも文学部卒やのにここで挙げられてる本の一割も読んだ事なくて
自分が恥ずかしくなってもうたわ・・・・・・
学生の時から結構本よんでたつもりやったけど、結局意図せず
自分の専門か興味のあるものばっかり選んでたんやなぁって
反省せなな >>598
若者批判がそこまで出とるかわからんが三木清なら去年だったか講談社文芸文庫で『三木清大学論集』『三木清教養論集』が出たからそのへんが手頃やろか
あと三木は著作権切れとるから全集をどっかのサイトがpdf化してたはずやが、全集の分量が膨大なんでどのくらい作業が進んどるかはわからんな
戸坂潤は三木と比べると活動期間が短かったぶん仕事の絶対量が少ないんで全集も五巻しかなくて、その四巻に社会時評的な文章のうち大学論や学生論は大体はいっとる
その代わり新刊で手軽に買えそうな刊本はないンゴ
平凡社ライブラリーの『戸坂潤セレクション』も社会時評のたぐいはあまり採られとらん
強いて挙げれば戸坂はかなりの数の文章が青空文庫にあるから(上であがっとる「学生論三題」はないみたいやが)そこで関心と合致しそうな文章を選んでみてクレメンス 戸坂潤全集の4〜5巻すこ
「三木清氏と三木哲学」の三木哲学の本質はディルタイ解釈学の影響が強い歴史哲学だ…って分析が鋭いンゴ
三木も戸坂も生きてたら戦後日本思想に相当貢献したやろうから
特高ってのは余計なことしたもんやね
戸坂の愛人の光成秀子が書いた『戸坂潤と私―常とはなる愛と形見と』って伝記おもろい ワイのパッパ、もう名大をやめた森博嗣が書いたミステリ本じゃなくて純粋な専門書(シミュレーション関係)持っとるやで🙃(ドャァ 経済学者としての南条範夫(古賀英正)ってどうだったんやろな?
満鉄調査部―東亜経済懇談会って経歴は戦争協力者とはいえ
相当に優秀だった証やと思うんやが…満鉄調査部って戦前日本で最高のシンクタンクやし >>584
シュミットはいきなり著作で読めるもんか?
用語の中二臭さに惹かれて読んだら半ページでダウンしたもんよ。 >>605
ほいよ、これアチアチの仲正先生の
シュミット解説本ね。仲正先生はすぐネットでレスバトル始める困った人だけど、優秀な人ンゴね。
https://www.amazon.co.jp/dp/4861824265 >>606
それ紹介しようと思ったら先越されたわ
仲正先生は喧嘩っぱやさはネトウヨクラスやけど
出す本のクオリティは決して落とさんのが凄いわ 仲正先生はジャンルとっちらかりすぎやろ
専門どこやねん 『眼がスクリーンになるとき』っていう
ドゥルーズ『シネマ』の入門書という触れ込みの本が
昨日出たんで帰りに序盤だけ読んだんやが、わいにはムズいわ…
というか具体的な映画作品は出さないって宣言されるし、
先行研究へのとげとげしい言及が全然門外漢向けやないし
哲学書として『シネマ』を読解するという博論みたいな本くさい 中島岳志の『親鸞と日本主義』良かったわ
仏教の近代化と国家主義との関わりについての初学者向けの解説書って感じやったな
ここから島地黙雷とか清沢満之周辺に手を伸ばしていくのは近代仏教(真宗寄りの人選やけど)知ってくスタートラインになれそうや >>609
叢書ウニベルシタスに入ってるけど『シネマ』自体が晦渋な本やもんな
まあドゥルーズに読みやすい著作があるのかって話やが…
こんな論文見つけたけどどうやろ
松谷容作「ジル・ ドゥルーズ 『シネマ』 と映画研究史:『シネマ』が映画研究にあたえるものんついての研究ノート」
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81002323.pdf
>>610
近角常観や倉田百三なんかは青年知識層にものすごく影響力持っとったしね
雑誌『中央公論』の前身である『反省会雑誌』も西本願寺の青年僧侶たちが作った雑誌やし 90年代サブカル鬼畜ブーム
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1528620993/
もう落ちちゃったスレやけど↑のスレで
「80年代の宝島は良質な出版社だったのに90年代に急に右傾化した」って議論があっておもろかったんやけど
読書部員と思しき人が「宝島社は社長が「売らんかな」の人やから」って教えてくれたんやけど
『NOヘイト!出版の製造者責任を考える』って本読んでみたらホンマにそうなんやな
今の宝島のネトウヨ路線は社長の蓮見清一と編集の井野良介がやっとるそうで
そら元宝島の町山も呆れて苦言呈すわ
雑誌「宝島」の前身「ワンダーランド」を作ったのは植草甚一やろ
途中でJICC出版局が買い取ったとはいえ
JJおじさんは自分の雑誌がヘイト雑誌になってること天国で悲しんでると思うで ドゥルーズで読みやすい言うたら「記号と事件」ちゃうか?
あと「ニーチェと哲学」とか哲学者解説系もわかりやすい
解説書やとわかりやすくなるあたりわりとわざとやってるんやね >>604
> 経済学者としての南条範夫(古賀英正)ってどうだったんやろな?
それ初耳だった
宇能鴻一郎が尊敬する宇野弘蔵+鈴木鴻一郎からペンネーム取ったってのは有名な話だが南条範夫も経済学者だったのか >>578
ケルゼンなんて相対主義の代表的論者やんけ
むしろドイツの相対主義・法実証主義の土壌がナチスの台頭を許したというのが常識やぞ
ケルゼンなんぞを対ネトウヨの糧にしようとしてる能無しっぷりだからパヨクは負け続けるんだよなぁ >>616
ケルゼンの純粋法学の立場を承知した上で何を学び取るかは読者の仕事やろ
議論のための武器とかやない
そもそもネトウヨと議論することがいかに無意味なことか常識になりつつあるし >>617
『民主主義の本質と価値』自体もモロ相対主義なんですがそれは
あらゆる政治的意見を相対主義に基づいて平等に許容すべきというのがあの本の論旨やぞ
それが寛容の敵をも許容してしまった結果ナチスが誕生したというのがラートブルフやハイエクに指摘されたことでな ドゥルーズやと『記号と事件』はたしかに読みやすいな
河出文庫版より単行本のときのほうが訳が大胆に読みやすさを重視しとる気がするわ
あと哲学史系はヒューム論、ニーチェ論、スピノザ論、カント論など大体読みやすいやね
まあ学生向けの教科書として書いとるせいもあるやろうけど
個人的にはガタリとの共著や他の分野への言及は話し半分に聞いておくぐらいで、ドゥルーズの真価は独創的な哲学史の研究者ってところやないかと思っとる
『差異と反復』も自然科学その他への言及は無視して、スコトゥス〜スピノザ〜ニーチェ〜ハイデガーの哲学史として読むのが一番おもしろい気がするやで >>618
横からだがナチス台頭にドイツ法学が関わったことを糾弾しても意味ないと思うけどな
ケルゼン読む前にイェリネク「一般国家学」(学陽書房)読まないと 「世界経済を破綻させる23の嘘」
コレオモロイで
久しぶりの目から鱗本やったわ
ちなみに筆者はケンブリッジ大で教鞭とってる韓国人や こういうパヨク特有の「都合のいい時だけ相対主義も利用しよう」って態度がネトウヨを付け上がらせてきたってのはキッチリ反省すべきやと思うで
対ネトウヨやるなら相対主義は徹底的に潰さんと
そもそも天賦人権論を教条化してる左がケルゼンなんぞ読んで何に援用するつもりやって思うがな 阿呆なネトウヨとパヨクは『僕のヒーローアカデミア』を読んで正義とは何かを学ぶことから始めてどうぞ 定番だけど今まで触れていなかった「自由からの逃走」読んでみたで
現代人は70年前と同じこと繰り返してるんやなあ
ニヒリズムが蔓延った社会は長くはもたないんやなって 相対主義もニヒリズムと同じやからね
「正義の反対はまた別の正義!」みたいな戯言をオタクやネトウヨが好むのもそういう理由やな 言うてそれ言い始めたら社会進化論はファシズムと共産主義を生み出した元凶だからこれに影響された思想は全て排除されるべしとか言われても何も言えんような
大正期あたりの思想で社会進化論に全く影響受けてない人間少ないやろ 淘汰された思想も表面でいいからさらっておくべき
少なくとも同じ過ちはせんから 474 質 ◆.U7VTGIbUkev (ワッチョイ 7ffe-SJFr)[sage] 2018/07/28(土) 00:35:50.80 ID:kTDT05yM0
>>469
ハンJ読書部スレで質の高い意見を言ってたら絡まれたんでイライラが抑えられなくて鯖スレに来たんですよ
491 質 ◆.U7VTGIbUkev (ワッチョイ 7ffe-SJFr)[sage] 2018/07/28(土) 00:48:48.68 ID:kTDT05yM0
ハンJ読書部☆2
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1529877223/
ここでヒロアカステマしてるからよろしくやで
今ヒロアカ最高潮に面白いからな。ヒロアカ読んでない奴は人生損してるから 質ガイジ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ 質ガイジ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ 質ガイジ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ 質ガイジ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ
自殺しろ >>632
肯定的に読むべきではないな
少なくともケルゼンなんぞをネトウヨ批判に援用しようとすればドツボにはまると思うで また相対主義絶対許さないマン現れてて草
やっぱネトウヨやないか 香山リカネキの本でおすすめ考えてみた
量産型物書きでええ本は少ないと思うけど
再三出る「ポケットは80年代がいっぱい」と
あと一冊推薦するなら「テレビゲームと癒し」やな
社会評論系はあまり感心せんのやが「多重化するリアル」だけは代表作扱いでええと思う
「スピリチュアルにはまる人はまらない人」もよかったな >>639
俺は実態がただの相対主義やポスモダのくせに保守を名乗ってるネトウヨが許せんのや
保守主義者なら道徳的価値観をちゃんと絶対化しろと思う
左にしても相対主義を採用してどうやって反ヘイトやるつもりや?
相対主義においては差別的言説も「差別は許さない」という言説も等価やからヘイトも受け入れるしかないということになるんやで
実際これネトウヨがよく使うロジックやろ?
特にケルゼンなんかは人権を否定してるからヘイトを否定できる原理が何もなくなるで?
それくらいの想像力もないのに安易に相対主義を対ネトウヨに援用しようとするから無能だと言われるんやで >>631
丘浅次郎の『進化論講話』なんて戦前の必読書やったしな
北一輝や大杉栄と左右を問わず物凄く影響を持っとったンゴ
それにイタリアファシズムは思想的シンクレティズムやから
左翼の思想であったはずのアナキズムやサンディカリズムの影響も受けてるし… むしろ文化相対主義を推し進めているのがネトウヨでは? >>643
ネトウヨは文化に優劣つけまくりでそれが生き甲斐みたいになってるから文化相対主義ではないやろ 根本的な世界観は善悪二元論で
それに自分を守るために都合よく相対主義を使うのが正しいな
一応現代思想が相対化志向が多いのはそうやけど
相対主義が諸悪の根源言うのは単に認識が荒いわな
リチャード・ローティみたいな相対主義のリベラル派もおるわけで >>643
文化相対主義(Cultural relativism)ってのはそういう意味ではないんちゃうかな
自民族中心主義(Ethnocentrism)と対立する概念であってむしろネトウヨは後者だと思うンゴ
もともとの文化相対主義(Cultural relativism)ってのは文化人類学においてハースコヴィッツが
提唱してボアズ学派のベネディクトあたりで確立した思想で
自民族中心主義を克服するための科学的方法論として人類学のコアにある思想やね
ドイツのポール・F・シュミットは「ナチズムも文化として相対的に評価してしまう恐れはないのか」って批判したけど
「文化相対主義は形式的な相対主義ではなくフィールドで他者の異文化を”学び直す”思想」であって
「文化多元主義”Cultural pluralism”」なんだってハースコヴィッツは答えたンゴ みんなすごいんだ😵
工学部出身のワオはさっぱりわからないんだ😓 >>648
ワオも修士だけどこっち方面全然読んでないんだ😥 >>645
ちゃうな
ネトウヨは頭から尻尾まで相対主義や
都合のいい時だけ相対主義を利用してるのは左翼の方
それが結果的にネトウヨに歩み寄ることになって付け入られてるとええ加減気付けいう話やで どうでもええけど、何か主張したいんやったらTwitterやブログで好きなだけやったらええやん
ここは本の話するスレやろ ネトウヨが相対主義とも思わんし
相対主義を分断する装置としてつかってるし
そもそもどう連帯するか考えることが重要だぞ 工学ニキは工学系の本でおもろいのを紹介してくれてもええんやで
ブルーバックスの制御工学の考え方くらいしかわいは知らん 『スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質』って本が結構ええで
化学物質中心の科学史や じゃワイから極めて簡単な理系の本書いとくわ
前スレでも何冊か紹介したけどそこに書かなかったやつ
『単位が取れる量子力学ノート』橋元淳一郎
アホ用の本かと思いきや数学的必然で不確定性原理が導かれる過程がちゃんと書いてあったり
物理学者が立ち入らないけど学生が興味持ちそうな哲学的考察が巻末にあったりするところが読み物として良いね 中谷宇吉郎の「科学の方法」ってガチ理系からはどうなんやろ
言うても評価の別れるレベルの本やない名著やけど またご自説ご開陳されて暴れる方がいらっしゃったのか
ここ読書部やから参考にしたテキスト貼っつけてくれたらいいのに
なんか腹立つな、ワイも暴れていい?(以下怒涛の読書案内、文献紹介) ワイは哲学のことはよく分からんけど哲学関連
甲は法哲学を網羅した最良の入門書 乙は研究書(お高い、分厚い)
丙は政治哲学の話だよ 丁は入門かなあ?ミリカンの議論が載ってるよ
戊は科学哲学、科学リテラシーのお話 己はクリティカルシンキング
庚はパーフィットの優先主義とフランクファートの十分主義の議論(大事だから押さえといてね)
辛は不平等に立ち向かう経済学のお話 壬は貧困論を網羅した入門書
癸はファシズム研究の名著
甲 瀧川裕英、宇佐美誠、大屋雄裕『法哲学』有斐閣
乙 ジョンロールズ『正義論 改訂版』紀伊國屋書店
丙 松元雅和『平和主義とは何か』中公新書
丁 戸田山和久『哲学入門』ちくま新書
戊 戸田山和久『「科学的思考」のレッスン』NHK出版新書
己 伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』ちくま新書
庚 広瀬巌『平等主義の哲学:ロールズから健康の分配まで』勁草書房
辛 稲葉振一郎『不平等との闘い』文春新書
壬 金子充『入門 貧困論』明石書店
癸 山口定『ファシズム』岩波現代文庫 ネット民ってものすごく法律に弱いよね、法学関係
山口厚『刑法入門』岩波新書
浅田和茂ほか3名『現代刑法入門 第3版補訂』有斐閣アルマ
井田良『基礎から学ぶ刑事法 第6版』有斐閣アルマ
川出敏裕『少年法』有斐閣
神田秀樹『会社法入門 新版』岩波新書
神田秀樹監修『ここだけ押さえる!会社法のきほん』ナツメ社
渋谷秀樹『憲法への招待 新版』岩波新書
平嶋竜太、宮脇正晴、蘆立順美『入門知的財産法』有斐閣
駒田泰土ほか2名『知的財産法U 著作権法』有斐閣ストゥディア
南野森編『法学入門 第2版』信山社ブリッジブック
市川正人、酒巻匡、山本和彦『現代の裁判 第7版』有斐閣アルマ
中野貞一郎『民事裁判入門 第3版補訂版』有斐閣
宮澤節生ほか5名『法システム入門 第4版』信山社ブリッジブック
伊藤正次ほか2名『はじめての行政学』有斐閣ストゥディア 8月15日が迫ってきてますね(黙祷)
というわけで戦争関係から
αはなぜ8月15日が終戦記念日になったかを解いていく本
βは国際秩序、国際法から見た日本の戦争行為を考える本
γ、δ、εは基礎知識としてどうぞ ζはちょいと専門向け論文集
ηは人類がどうやって戦争と向き合っていくか
θ、ι、κ、λは戦争のいろいろな考え方 μは古典名著
α佐藤卓己『増補八月十五日の神話─終戦記念日のメディア学』ちくま学芸文庫
β細谷雄一『戦後史の解放I 歴史認識とは何か』新潮選書
γ井上寿一『日本外交史講義 新版』岩波テキストブックス
δ加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』新潮文庫
ε吉田裕『アジア・太平洋戦争―シリーズ日本近現代史』岩波新書
ζ筒井清忠編『昭和史講義』ちくま新書 今現在3巻まで出てます
η伊勢崎賢治『本当の戦争の話をしよう』朝日出版社
θ防衛大学校安全保障学研究会編『新訂第4版 安全保障学入門』亜紀書房
ιコリングレイ『現代の戦略』中央公論新社
κ小谷賢『インテリジェンスの世界史』岩波現代全書
λ石津朋之『戦争学原論』筑摩選書
μマーチンファンクレフェルト『補給戦―何が勝敗を決定するのか』中公文庫BIBLIO 雑学系の読書案内をしてみるかな
A核戦争で人類が滅んだあとに生き残った人たちがどのように生きていくかを考える本
B異世界転生モノラノベ等で使える現代知識を網羅解説した本
C災害医療の実務者ハンドブック、一般人にもおすすめ(傷病者の手当ての方法も載ってるので耐性の無い人は注意)
Dワイは未読なんだけどすごく評判がいいらしい過去の独裁者の事例研究
Eストーカーに追われてます助けての逃げる方法(海外の事例なんで注意)
F家庭科から始まり社会まで考える本、タイトルで侮ってはいけない
G防災の基本的な考え方 H初詣は作られた文化だということを描き出した本
Iイルカ研究の第一人者 J植物、昆虫はては菌にいたるまで社会的なふるまいをするかのように見える衝撃の一冊
Aルイスダートネル『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』河出書房新社
B山北篤『現代知識チートマニュアル』新紀元社
C小井土雄一編『災害対処医療救護ポケットブック』診断と治療社
Dアラスタースミス『独裁者のためのハンドブック』亜紀書房
EフランクMアハーン『完全履歴消去マニュアル』河出書房新社
F南野忠晴『正しいパンツのたたみ方』岩波ジュニア新書
G河田恵昭『これからの防災・減災がわかる本』岩波ジュニア新書
H平山昇『鉄道が変えた社寺参詣』交通新聞社新書
I村山司『イルカ』中公新書
J大槻久『協力と罰の生物学』岩波化学ライブラリー ワイが前スレに貼り付けた689から695もご一緒にドウゾ
ワイにも面白い入門書教えてクレメンス >>663
前スレのガチニキか
今回もさすがのクオリティやな明日図書館いくから助けにさせてもらうで >>662
はえ〜すっごい……(感嘆)
F.の南野忠晴『正しいパンツのたたみ方』はさっそく読んでみたいわ >>632
法実証主義は淘汰されとるんか?
日本法なんかは今でも法実証主義やろ 改正民法に対応しとる本でええやつが有斐閣のリーガルクエストくらいしかないんよなあ
なんかおすすめあったら教えてクレメンス ドゥルーズ本はめちゃくちゃ出とるけど
フーコーとデリダは沈滞気味? >>669
フーコーの系譜学の後継者ならカナダのイアン・ハッキングがおるね
デリダの後継者はジュディス・バトラーとかガヤトリ・スピヴァクとかジェンダー研究やポストコロニアル研究系やね 『サバルタンは語ることができるか』って問いかけるタイトルがええよな
「サバルタンは語ることができない」ってスピヴァクは結論づけるけど
『文化の場所』のホミ・K・バーバといい最近のポスコロは南アジア系の研究者が元気なんかな?
ポスコロだとリチャード・キングのOrientalism and Religion: Postcolonial theory, India and the 'Mystic East'ってまだ邦訳出てないんやな
院生のころゼミで輪読したけどおもろかった スピヴァクはポスコロの人にしては冷めたところもあるのがおもろいで
スピヴァクはアメリカでもサリーを着て生活し続けてて
それをインド系の青年に勇気ある行動やって誉められたそうなんや
それに対して「サリー着てるのは楽だからやで。別にマイノリティ文化の主張とか考えたこともないで」
と素っ気なく返したことがあるのが「スピヴァク 自らを語る」で紹介されとる 文化人類学とかカルスタ系の扱いやけど『さまよえる近代』のアルジュン・アパデュライも南アジア系やな
スピヴァク・バーバ・アパデュライとインドが置かれた複雑な状況が優れた理論家を産むのやろうか >>658-662が超役に立つので夏休みの読書リストに追加した
夏休み4日しかないけど 岩波ジュニア新書の川北稔『砂糖の世界史』って名著よな
高校生向けに書かれてるけど砂糖の歴史からウォーラーステインの世界システム論が学べるンゴ ジュニア新書のフランス革命と砂糖の世界史は定番中の定番やな
というかジュニア新書自体が平均レベルが高い 元々吉野源三郎が「小国民のために」って児童向け啓蒙書シリーズを戦前の段階で考えてたらしいけど
岩波書店が児童書出版に本格的に踏み出したのは戦後の石井桃子の貢献が大きいみたいやね
子供向けとはいえホントようできとるもんなあ… 神国日本のトンデモ決戦生活読んでるけど控えめに言って頭おかしい
あんなもんがネトウヨの理想なんか?
頭おかしなるで https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787234377/
早川タダノリだと編著やけど最近出た『まぼろしの「日本的家族」』よかったで
右派の家族観を批判した能川元一の論文おもろかった >>684
この人くらい左派全体に精神的余裕があればいいのに 法律勉強したい人多そうだけどこの分野は本で勉強するのが難しい
>>660で挙がってるのも一般的に良書とされてるけど、これ読んでも身近な法律問題すら処理できない(特に山口・井田・渋谷著は奇妙)
現状だと優秀な弁護士さんにいくつかの事例をもとに口頭で教わるしかないと思う それはまあそうやろ
役に立つ知識ってやっぱり仕事とか体験を通じて会得していくものちゃうかな いやOTJが重要って話ではない
法律は色んな沿革から教科書・基本書が奇妙な形態になってて本による勉強がしづらい
専門家でない一般市民が必要な知識を得るためには本に時間と金割くより市民講座やインターネットの講座とかを取ったほうがいいよ、という話 あしべさんの憲法はパンピーでも読みやすい必読本やで >>686
民法とか労働法とかならまだしも、(渋谷だの山口井田だの)憲法と刑法みたいな公法、それも実体法の知識使わなならん「身近な法律問題」の「処理」って何や? >>690
それはその人の置かれた環境・職業等々によるんじゃない?
今ぱっと思いつく事例としてはいじめ、ネット上の名誉棄損、悪徳業者による詐欺、同性愛者の宿泊拒否とかかね ワイ入門書とか読まずにいきなり法学系の講義とって基本書やら判例集やら読み始めたんでよう知らんのやが
>>686で挙がってるような○○法入門みたいな本てどういう層向けのどういう内容なんや?
具体的な法律問題を解決するためのハウツー本やなくてその法の役割とか基本的な考え方を解説する本なんやないの?
なんか法的問題を抱えとるとか法律系の資格を取りたいとかやなく社会科学系の教養の一環として読むんやったら
まずは個別具体的な法律問題の解決方法よりそういう基本的な考え方を学べる本を読んだ方がええと思うけどな ちょっと本の紹介から離れた余談になって申し訳ないんやが
よく若者に法的リテラシーを高めるべきみたいな文脈で労働や消費者契約の具体的な知識を例に挙げる人がおるやんけ
ワイああいう方針はどうかと思うんや
むしろ重要なんはこれは問題なんちゃうかな法律で解決できるんちゃうかなと気付けることや
それに気付けさえすれば未知の問題についてもより具体的に調べるなり専門家に相談するなりできるんやから
そのためにはお仕着せの「身近な問題」対処方法セットより法の役割や基本的な発想を身に付けるんが必要なんやないかな >>692
何冊か読んだ事あるやけど、「〇〇法」の「法典としての」存在意義とか、沿革とか、条文・有名判例の概説とか、最近の法改正や世界潮流の動向やらなんかについて説明しとるやつが多いで
「法学の」「アカデミックな」教養ないし超入門としての本って感じや
個別具体的な法律問題のハウツー知りたいならほんまそれ専用の本読んだ方が手っ取り早いし役立つわ多分
まあどうせ複雑になったら一般人の手には負えんわけやけど 安価ミス
入門書の紹介してたんは>>686やなくて>>660やった >>693
すまん>>694は>>693見ないまま打ってしまったわ
専門家に相談するにしても法の役割や基本的な発想をリテラシーとして持っとく方が良いっちゅう発想にはワイも当然賛成や 俺の書き込みで混乱させてるようで申し訳ない
タネを明かすと俺は弁護士なんだが、現状の法律の本はかなり歪なんで思わずレスした次第
言いたいことは>>688に尽きるのだが、これは「具体的な法律問題を解決するためのハウツー」や「お仕着せの「身近な問題」対処方法セット」を身につけろという趣旨ではない
ほとんどの人にとって法律の勉強は、@条文の発見、A解釈、B事実の摘示、C事実の評価、D結論、のプロセスを身につけることと同義だと思う
(これを超えてD結論の検証という段階になると研究者の仕事になる)
けれども現状の入門書・教科書・基本書は抽象的な概念の説明と上記Aに異常な分量を割いていて、いくらこれを読んでいても簡単な事案の処理すらできない。(「基本的な考え方を学べ」ない)
特に薄い本だとこういう考え方を教えないまま有名判例の解説なんかに飛び込んでいくものが多くて好ましくない
こういう現状に不満を抱いてる学者・実務家も沢山いるが、まだまだ素人向けの本にまで落とし込まれていない
ただ弁護士のやっている講座なんかではきちんとこういう点を押さえるものも現れているので、そっち見た方が誤解せず勉強出来て良いよ、という趣旨だった >>698
ガチモンの弁護士先生降臨とはたまげたなぁ
抽象的な議論ではなくて、B、C、Dがほんま重要(やから事案ごとに紛争解決の在り方が全然違ってくる)って知り合いの弁護士先生も口酸っぱく言っとるわ
現状そういうの詳しく学べる本は判例集か白表紙ぐらいしかないわな 素人は読まんやろし読んだって「○○の事実は〜と評価できるので重要」とか必ずしも明確に書かれてる訳ちゃうやし
逆にそういうの分かりやすく解説してくれとる実務家先生の講座とかあるん?もしあったら普通に教えて欲しいわ >>699
宣伝ぽくなるが俺が見た中ではTACの中村充弁護士の講義がベストかな
安いしネットでも受けられるから、民法だけでも法律素人の人に聞いてもらいたいぐらい
(ホントは同じ予備校で昔働いてた羽廣政男っていう先生が一番いいんだが引退済)
あとネットで読める資料としてはこの2つ。素人でもギリ読めるかなぁ
■前田雅英『新しい時代の法曹と刑法解釈』
https://www.chukyo-u.ac.jp/educate/law-school/chukyolawyer/data/vol004/maeda.pdf
■末弘厳太郎『嘘の効用』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000922/files/45642_28592.html こういう例えに使うのはあれやがハセ学を見ると
法の基本理念を知るだけではきついのは同意やな
自分がトラブルに関わらんのなら理念を知るだけで十分やが
自分で解決するために理解するとなると基本書だけではなかなかたりん 気持ちはわかるが弁護士を名乗る者が弁護士のやってる有料講座を紹介しても
なかなか受け入れられづらいのではないか 仏文ニキたちに聞いてみたいんやけど白水社の文庫クセジュが最近読みにくいのは訳者の問題?それとも原著も小難しいんかな?🤔
吉田健一や串田孫一あたりが訳した古いものは比較的読みやすいのに…😥 一昨年出たユリイカの『特集 石原慎太郎』を今更読んだけど石原の良さを再発見することはできなかったわ
小谷野のあっくんが江藤淳と大江健三郎との三者関係について書いてた文章は良かったが
江藤淳は大江健三郎を対等に見ていたから鋭く批判したけど石原に対しては格下に見ていたから甘やかしていたと
インタビューで石原が「宅間守についての小説を書きたかった」って言ってるあたり
「嫌悪の狙撃者」「化石の森」みたいなバイオレンス小説がまた書きたいみたいやな
大藪春彦の劣化版としか読めんけど >>703
たぶん若い世代の訳者と編集者がこなれた日本語にするより、原文に忠実な、正確性を重視した訳をするようになった結果なんだ🤔
もちろんフランス語原文自体が現代思想の洗礼を受けたあとでは、ある程度読みにくい複雑なものになってるのもまた事実😢
翻訳ものなぶん他の新書よりさらに当たり外れのリスクが多いレーベルだと思って読んでほしいんだ😓 この歳になって心理学やってみたいと思ったんやけどワイみたいな情弱にもわかりやすい本無いやろか >>705
丁寧にサンガツ🤗
翻訳に対する考え方が変わって大胆に意訳出来なくなったのもあるんやね…😲
確か山本夏彦も『私の岩波物語』で「意訳の時代」からの変化を書いてたな🤔
最近出たクセジュでは『聖なるもの』は勉強になったな🤗 原文が複雑な場合にそれをどう訳すべきかは訳者としては永遠の課題なんやろな
一番は外国語覚えて原書に当たることなんやろけど研究者でもない一般市民には中々辛いわ
中山元とかクッソ読みやすい古典の翻訳書量産しとるけど、こういうん研究者はどう思っとるんやろなってのは思う 好意的なんやろか複雑な心境なんやろか
まあ個人的には岩波文庫とかのかっちりした翻訳の方が好きやしレポートなんかで引用するときも教授が読んでそうなそっち選ぶことにしとるけど 翻訳で思い出したんやけどソウルで「教保文庫」っていう大型書店に入ってみたら
日本研究の棚に韓国語訳の『柄谷行人コレクション』が何冊も並んでたわ
こちらが中韓ヘイト本を量産している時代にあちらさんは柄谷行人を訳して日本思想を学んでるのを思うと
彼我のスタンスの違いに頭痛くなったンゴ… >>706
ワイも心理学完全ド素人やけど図解雑学シリーズのフロイト心理分析とかはほーんって感じでスラスラ読めたで
次は有斐閣アルマの入門書でもよんでみようか思っとるわ 日本史勉強してるんだけど門外漢にはどの研究者の本が正確なのか分かりにくいな
とりあえず網野善彦が一般人向けに書いてる本を集めて読んだんだけど、戦国時代以降がガラ空き
『岩波講座 日本歴史』が新しくて正確みたいなんでこれを読んでいけばいいのかな >>710
図解雑学はええね
あのシリーズユングも面白かったけどなんせアカデミックかどうか紙一重扱いやから薦めるのはちと躊躇うンゴ… >>712
図解雑学シリーズははまあアカデミックっちゅうよりは一般向けの入門の入門って感じよな
まあ最初のとっかかりにイメージつかむのにはええんちゃうの >>711
『岩波講座』は非常に良く出来てるけど専門性が高すぎるきらいがあるんで
吉川弘文館の『大学でまなぶ日本の歴史』とか山川出版社の『大学の日本史』とかどうやろ
どっちも文献案内が丁寧なんで高校日本史からステップアップしたい時に便利ちゃうかな
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b217520.html
https://www.yamakawa.co.jp/product/60031
あとは岩波の『』や吉川弘文館の『国史大事典』あたりを図書館で参照すると捗るかな
有料やけどジャパンナレッジの会員になればオンラインでも『国史大事典』引けるで >>714
脱字しとった岩波『岩波日本史辞典』(1999)
こっちは『国史大事典』と違ってハンディやから手元に置いててもええかも
古書価格も3000円くらいと手ごろ 昨日出た『現代思想』8月号の特集が「朝鮮半島のリアル」でハンJ向きやで
巻頭の李鍾元+梅林宏道+鵜飼哲の対談「南北の平和共存と北東アジアの未来」がおもろい
「米民主党の価値観外交政策のジレンマ」
「ネオコンとは無縁のトランプだからこその柔軟性」
「冷戦構造から脱却できなかった李明博―朴槿恵政権」
「日本の歴史認識の課題」
と面白い指摘が多いンゴ
しかし鵜飼哲って政治的なテーマを常にマジメに考えてる正統派デリディアンやな
あと趙慶喜「裏切られた多文化主義―韓国における難民嫌悪の小考」はイルベとか韓国のネトウヨ事情が
詳述されてるからいいゾ >>714
ありがとー。今日図書館で岩波講座見たらやっぱむずかったわ
書いてある内容は分かるんだが、手堅い書き方で、網野みたいに「そんな大胆なこと言っちゃうの!?」みたいな驚きがなくて退屈やった
紹介してくれた本も見てみるわ >>718
講談社学術文庫に入ってる「日本の歴史」は読まれました?
あのシリーズは名著がおおい
2の「王権誕生」とか邪馬台国論争に資する重要な指摘あったり、
戦国以降の巻も、外れない >>720
へぇこれも新しくて良さそうやな。今日見てみるわ このスレの人間はヤマケイ文庫とか読まへんのか?
遭難シリーズとかおもろいで ワイ浪人生なんやが枕草子の対訳本でおすすめある?
定子がすこすぎて勉強が手につかないンゴ 講談社の『日本の歴史』は1巻の網野善彦編『「日本」とは何か』と
25巻のキャロク・グラック編『日本はどこへ行くのか』で「日本史」概念を再考させるつくりになってるからすき
>>723
https://www.kadokawa.co.jp/product/199999402601/
角川ソフィア文庫に全訳つきの『枕草子』上下巻あるで
ただ角川ソフィア文庫には抄訳のビギナーズクラシック版『枕草子』もあるから
そっちと混同しないように気をつけてクレメンス
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480092731/
半世紀前の受験参考書のベストセラーだけどちくま学芸文庫で復刊された
小西甚一『古文の読解』はええで
国文学の大学者が書いたものだから非常に面白いンゴ ここまで呉智英が出ていない
ハンJ板の本物の知性を感じる >>710
気の毒やがフロイトの提唱したことは科学的根拠が全くないんや
詳しくは「フロイト先生のウソ」を読んで見て欲しい
特にフロイトの学説を一般向けに紹介した本はほとんどでたらめなんや
肛門期なんてのはあるわけないばかりかネトウヨに朝鮮人は未だに肛門期とか悪用されとるんや >>723
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b258236.html
古文で物語を書いて古典文法を覚えよう…っていう出雲路修『古文表現法講義』もいいぞ😎
岩波テキストブックスだから読みやすい🤗 呉智英自身は何とも言い難いけど呉智英フォロワーの大月隆寛とか小林よしのりを通じて
ネトウヨの起源の起源みたいなもんやしなあ…
鵜飼哲で思いだしたけど正統派のデリディアンってみんな政治的つうか左翼やな
鵜飼哲・高橋哲哉・大西雅一郎…
デリディアンだったはずの東浩紀がああなってもうた経緯について仏文ニキや現代思想ニキに教えてもらいたいンゴ >>725
『封建主義者かく語りき』は保守のバイブルと聞くけどそんな良い本でもないのか? >>726
フロイトは精神分析を科学だと思っていたが今そう思う人はいない
しかしフロイトの「投射」「同一化」等の概念は未だに有効
心理学は学派同士が互いに罵倒し合うので有名
日本では古くは森田療法を作った森田正馬と、フロイト派の丸井清泰との、ほとんど子供の喧嘩に近いと言われた論争が有名 呉って勝てる相手にしか喧嘩を売らず、主に左翼叩きしてた元祖冷笑系でしょ?
それで封建主義だ〜!なんて現実には実現不可能なこと言い出したりしたところがなんとも…
光市母子殺害事件でいいかげんな取材(というかあの本村の腰巾着)をしていた「ジャーナリスト」藤井誠二に「いい仕事してるね」とわざわざ言ってみたり(単に人権が憎いだけ)
今では地元愛知県の新聞の地方版で「郷土評論家()」としてたまに雑文書いてる
それで『真実の「名古屋論」トンデモ名古屋論を撃つ 』なんて本出したけど内容はアマゾンレビュー通り
さらに優れた研究者は優れた弟子を見つけるというがその弟子はあの大月 >>725
小林よしのりばかり注目されるけど初期のネトウヨ言説ってこいつと浅羽通明の影響もデカいよな
人権嫌いなんて特にさ マンガの方でも新聞記事を書くにあたって都合いい権威付けとしての「有識者」扱い
まさにオワコンやね 人権嫌いはむしろデリダとかケルゼンみたいな相対主義が原因だと何度も言ってるんだよなぁ
人権を尊重する社会も人権抑圧社会も相対主義に照らせば等価、人権だけが普遍的価値なんて誰が決めた?ってのがネトウヨの理屈なんや >>720
生き残った帝国ビサンチンとかイスラム帝国のジハードとかすこ 呉智英の著作のいくつかは民主主義の補完と思えばんな悪くないと思うが字義どおり受け取ってまうとな >>734
素人やからワイが無知なだけかもしれへんがそのケルゼンの持ち出し方めっちゃ違和感あるんやけど
法実証主義自体は法学の対象を限定しとるだけで道徳的な相対主義と必然的に結びつくわけやないんやないけ?
そら抵抗の論理としては単に道徳的に許されんやろ言うよりバシッとそんなん法やないんや言えた方がええとか
手続き的におかしないか言うことを法的に問題化できる方が本質を捉えとるとかいう批判はあるやろけど
何についての相対主義かも見ず十把一絡げに相対主義やからあかんのや言うんはネトウヨ並の1bit脳やろ
ラートブルフにせよハート=フラー論争にせよそんな雑な議論はしてへんと思うで ニコニコ大百科のマルクスの記事充実し過ぎてて草
冗談じゃなく新書一冊分の内容量あるわこれ >>737
人権嫌いは日本だけじゃなくて先進国における潮流になってると思うが
このあたりを研究した本とかないんすかね ナショナリズム研究って80年代に急激に伸びたんやな
アンダーソン『想像の共同体』(1982)
ゲルナー『民族とナショナリズム』(1983)
ホブズボーム『創られた伝統』(1983)
スミス『ネーションとエスニシティ』(1986)
橋川文三の昭和ナショナリズム研究は師である丸山眞男批判もふくめて
結構変化球なんやけどよく読まれているのが不思議ンゴ 橋川文三って三島由紀夫からも評価されるくらい
あそこら辺のロマン主義右翼の心情を内在的に把握できてたからな 『想像の共同体』ってそんな最近の本だったのか これこそ反ネトウヨ本の筆頭よな >>744
朝日平吾や血盟団を評価してるし
青年将校たちの昭和維新の革命性についても触れとるしね
『日本浪漫派批判序説』も橋川本人が日本浪漫派に心酔していたからこそ書かれたし
師の丸山が右翼に何のシンパシーも持ってなかったのとはかなり隔たりを感じるやね ナショナリズムやないが農本主義に関する研究や考察も八十年代によくでとったな
『日本の農本主義』とか『権藤成卿論』とか >>745
そいやアンダーソンは「遠隔地ナショナリズム」つって
海外在住でもネット上で自国情報に接してナショナリズム保っている的な話をしていたような 地政学関連って大半が粗製濫造のネトウヨ本みたいだが比較的まともなのがあれば教えてクレメンス マハンとマッキンダーちゃうか 最近のブームでその辺の本屋でも買える
新しく出てる本もこの2著をライトに説明したものばっかりみたいだし 地政学って領域は大戦後に人文地理学の中に飲み込まれたからな🤔
人文地理学の中の政治地理学が現代の地政学みたいなもんやな😓
横山昭市『国際関係の政治地理学ー現代の地政学』古今書院
山崎孝史『政治・空間・場所ー「政治の地理学」にむけて』ナカニシヤ出版
なんていいんじゃないけ?🤗 講談社学術文庫のマハン海上権力論集は今kindle版がセール対象になってて37%引きやで(ダイマ) サンガツやで
せやけど今の地政学ブームはどのへんが火付け役なんや どっかの地理学者が地政学本を調べたらほとんどの地図が間違ってて「地政学より先に地理を勉強しろ」とお怒りだったな
古典はともかく近年の地政学と銘打たれた本でまともな本なんてあるんか? シリアとか北朝鮮で「地政学的リスク」とかさんざん言われたからやないの? んで「学者センセーの理想論に踊らされないリアリスト」様が食いついたわけやね >>755
地図が間違ってるだけでまともな本ではないと断じてええんか? 戦前の地理学者で「日本独自の地政学」を創ろうとして「皇道地政学(日本地政学)」を提唱した小牧実繁って人物がおった
「地理学は日本の国策に寄り添った学問領域たるべきだ」って主張をしていたんやけど当然戦後は公職追放されてその計画もポシャったンゴ
柴田陽一「小牧実繁の「日本地政学」とその思想的確立 : 個人史的側面に注目して」
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/154839/1/Jinbunchiri_58_1_1.pdf
地政学の日本的展開に興味があるハンJ民がいたらどうぞ つか、学問が国に阿ったらそんなの学問じゃなくなるやん その辺は岩波講座『「帝国」日本の学知』あたりに詳しいけど戦前の官学アカデミズムは良くも悪くも国家から自由ではなかったからね
社会科学はもとより人文科学の東洋学や人類学までも戦争や植民地主義と直結しとったンゴ 広島原爆の日だから本棚から出したけど米山リサ『広島―記憶のポリティクス』はええな
ポスコロ研究の良質なものの一つやわ
第五章 の「エスニックな記憶・コロニアルな記憶―韓国人原爆慰霊碑をめぐって」はハンJ民にオススメンゴ 米山リサのパッパは文化人類学者の米山俊直
『小盆地宇宙と日本文化』すこ😘 ポスコロの『辺境から眺める―アイヌが経験する近代』の著者テッサ・モーリス=鈴木の夫は森巣博やったな >>766
せやでペンネームの森巣は妻の姓のMorrisから
本名は鈴木博
だからテッサは鈴木も名乗ってる ポスコロだと沖縄をよく扱ってる冨山一郎は読まれてるんかな?
『暴力の予感―伊波普猷における危機の問題』(2002)は面白かったが 大澤聡って急に売れっ子になった印象あるけど
硬めの思想史・メディア研究出身だから浮ついたところがなくていいな
佐藤卓己みたいになりそう 実際面白いしなあ大澤聡
デビュー作の『批評メディア論―戦前期日本の文壇と論壇』は良かったンゴ
メディア論から文藝批評のハードウェアを分析していく手法は鮮やかやった
大宅壮一という忘れられた人物をあそこまで甦らせるとは…
猪瀬直樹も『マガジン青春譜』って本で大宅壮一と川端康成を書いてて面白かったけど
評伝の枠を出なかったンゴ… ウォーラーステインとバリバールの『人種・国民・階級』を図書館で借りて読んでるけど面白いな🤗
人種主義(レイシズム)は経済関係によって生まれる…って指摘は『史的システムとしての資本主義』にもあったけど考えさせられる話なんだ🤔 尖閣問題の起源って本持ってるやつおるか?
買おうかと思ってるんやがどうや 30 マンセー名無しさん 2018/08/09(木) 17:01:56.82 ID:+mibJXpN
前に余命の本が図書館にあって
適当にページ開いて「差別的なことが書いてあるから開架に出さないで書庫にしまってくれ」
って言ったらやってくれた。
図書館行く奴はついでにヘイト本探してや 天皇制批判で有名な近代史学者・井上清の『「尖閣」列島―釣魚諸島の史的解明』(1972)って本なら読んだことあるで
日本人学者による「釣魚諸島は中国領」って珍しい主張の本
何回か版元変えて復刻されてるはず ええな読んでみよ
尖閣問題の起源の人は同じような沖縄問題の期限でサントリー学芸賞貰ってるなんやえらい人や ここまで宮崎哲弥なし
ハンJ板のレベルの高さに乾杯 大澤聡とか紅野謙介や佐藤卓巳みたいなメディア研究って面白いけど
日本のアカデミズムでメディア研究を流行らせたのは国文学の前田愛と社会学の加藤秀俊あたりやろか
この二人による対談『明治メディア考』は名著やったな
清水幾太郎も『流言蜚語』で「うわさ」という原初的なメディアを研究しとるね 竹村健一があれでも昔はマクルーハンの紹介者だった事実 ラジオがホットなメディアでニクソン向けで
テレビがクールなメディアでケネディ向けやっけ🤔
『グーテンベルクの銀河系』は随分昔に読んだな
ベンヤミンの『複製技術時代の芸術』のいい解説書ないかな
読みにくい😭 多木浩二『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 』(岩波現代文庫)は?
多木は写真論の人だし個人的には読みやすかった印象あるンゴ
多木の盟友・中平卓馬の写真論『なぜ、植物図鑑か』も難解だけどよう読まれとるな >>774
井上清もそうだけど、歴史学者の竹島の帰属や尖閣論は、国際法を踏まえてないんで話にならない。 >>771
レイシズムは経済関係によって生まれるって一般論としてはそうだろうけど、
朝鮮人が日本で嫌われてるのはそもそも侵略してるからで、
物理的な理由じゃね?
日本人を殺したり拉致したりする奴らが日本人に嫌われるのは当たり前だろ。 あっ童貞だ😲
201 マンセー名無しさん 2018/07/02(月) 06:55:34.66 ID:jv1ZPdav
>>199
せっかく読書スレに来てくれたんやしションライ君におすすめの本も紹介したるわ
渋谷知美『日本の童貞』河出文庫
小谷野敦編『童貞小説集』ちくま文庫
押野武志『童貞としての宮沢賢治』
どれも文庫や新書やからションライ君の知能でも頑張れば読めると思うで >>771
このスレの雰囲気は、いろんな本の題名あげて衒学的に問題の中心から視点をそらすっていう
感じだけどさ。
経済は政治に影響をあたえ、政治と経済は軍事に影響を与えるように(当然、逆の経路もある)
基底に経済があるのは当然だけど、日本を現に侵略している韓国と北朝鮮を嫌うのはそのそも
レイシズムではないってわかってるんだよね。前提として。 >>782
嫌韓が広まったのは日韓ワールドカップの時
拉致なんてもうみんな忘れてて北朝鮮といえばミサイルしか興味ない
こんなことは日本人的感性を持っていたらわかること >>785
拉致問題をみんな忘れてるって、本当にチョンってバカなんだな。
忘れるどころか、また旅行者が拉致されてるじゃん。
おまえらなあ。 >>786
自民党も全く本気で解決しようとしてないし >>787
9条改正して軍事奪還しようとしてますが。 >>788
拉致被害者を軍事奪還?
現実的な実現性ゼロの話をドヤ顔でしてて草 >>791
軍事力によって、奪還する可能性を示唆して、アメリカが拉致被害者全員解放させたよね。
あれでしょ。
北朝鮮が核放棄しない場合、核武装も必要だしな。 >>793
句読点ウヨジッジは深夜1時の時間帯書き込みゼロやが何してたん? 読書部スレ📖が伸びてる☺
と思って開いてみたら14年間童貞無職😱のションベンライフル🔫くんが暴れてるだけだったんだ😢
ションベンライフルくんは前スレでもハイエクについて偉そうに語った挙句、読んでないのがバレて大恥😳かいて逃走🏃したのに😭
ちょっと前に他のスレでも「読書部スレには頭のいいやつはいない」とか書き込んで、
ハイエクの件を掘り返されて⛏フルボッコ👊されたくせに、どの面さげて戻ってこれたのけ?🤔 「若い人に語る戦争と日本人」
日中戦争に至る理由から太平洋(大東亜)戦争終結までが分かりやすく解説されている
規制の上に独裁を重ね、自己中心的な行動をして社会から孤立。戦争に走ったのは全て必然のようであった
軍部の暴走というがまさに文字通りの暴走だった アマゾンレビューみても新書ですらレビュー自体が数件しかない本が歴史本多い
ネトウヨって本読まないの?
ただ新書ってあくまで初学者向けのものだからそれ読んでわかったフリするのはいけないんだな
専門書になるとネトウヨにはクリティカルな日清戦争とか南京事件とかのものでもレビュー1件もない
そのものに口出しできるのってそういう絶版の専門書読んでるような人だけなんだよな
自分もたいした知識ないし難しすぎる 天賦人権論の否定=ネトウヨという風潮
百理ないわ
バーク、ハイエク、バーリン、ハートのようなオールドリベラルは自然権否定派やんけ
自由主義が自然権論の上にしか成り立たないと考えてる無知が多すぎる 言いたいことはわかるけどネトウヨの人権否定ってそういう高度なレベルちゃうからなあ
自然権やと擁護派やけどレオ・シュトラウスの「自然権と歴史」おもろかった このスレの人はどういうバックグラウンドの人が多いんや?
わいは経済院出身なんやが並んでる本が知らんものばかりで勉強なるわ この時期はやっぱり敗戦をめぐる本を読みたくなるンゴねえ…
既に上で挙がってるけど佐藤卓巳の『八月十五日の神話』は続編の『東アジアの終戦記念日―敗北と勝利のあいだ』も
含めてすごくいいメディア研究の本やな
最近読んで面白かったのが鈴木多聞『「終戦」の政治史 1943-1945』(東京大学出版会、2011)やったわ
東條内閣総辞職前後からの継戦派と講和派の構図をまとめててわかりやすい
戦時議会・陸軍・海軍・宮中・天皇・外圧と複眼的に終戦までの経緯を考察してるンゴ
岩波はんはダワーのEmbracing Defeatをそろそろ岩波現代文庫に入れてもいいと思うんやが… >>802
前スレ含めて見る限り大学教員(講師?)やらガチの弁護士までおるっぽいからかなり専門的な本が出てくるのは当然やな
文理問わず各学部の学部生・院生・院卒クラスが幅広くおると思われるけど、多そうなのは文学部の人文科学系って感じやな
>>803
ワイは太平洋陸戦概史読んどるで
古い本やけど、陸軍の英米過小評価の「有力な原因」が、幼年学校の語学教育(独仏露のみで英語がなかった)と英米留学者が出世コースから外されてたことやって当時のエリート軍人自ら分析しとるのは面白いやわ 底辺エセ理系の金無しクソ貧乏なわいにお薦めの講義PDFとかを教えて下さい
本は意外と高くて買いたくてあまり買えん
図書館から借りると返すのが大変なのと電車とかで読むのが大変なのでpdfのようなタブレットで読めるもので出来れば読みたいと思っとる
サブスクリプションは何か嫌いなので無しで頼む
哲学と政治学と経済学辺りを大学2年程度まで押えとけばかずやとかケントギルバートとかのようにはならずに済むだろうという認識や
レベルは高卒もしくは中退程度の扱いで構わん
参考になるかわからんけど高校の時に流石にニーチェの1冊くらいは読んどかんとあかんよなと思って岩波のツァラトゥストラこう言ったを読もうとして1章か2章辺りまで読んで挫折したくらい >>802
なんjと同じく野球ファン多いんかな?とか気になるわ ダワーで思い出したけど在外日本研究者って現代日本の歴史修正主義を批判してくれとるよな🤔
ありがとうございますやでホンマ日本人からしたら🤗
J・ダワー R・ドーア H・ハルトゥーニアン C・グラック N・フィールド K・ルオフ
T・モーリス=スズキ R・ヨネヤマ H・シラネ T・フジタニ T・ナジタ…と有名どころはみんな批判的😏
ケビン・ドークとかジェイソン・モーガンみたいにウヨ系日本研究者もいるけどまあレベル低い😭
ケント・ギルバートやテキサス親父みたいな三流ビジウヨ外国人に騙されてるネトウヨはダワーあたりを読むべきやな😘
>>804
そういや226事件の西田税の自伝『戦雲を靡く』を読んでも広島幼年学校〜東京中央幼年学校に英語教育の描写なかったな🤔
西田はフランス語班で秩父宮と同級になるのを喜んでいたが😣
米軍の日本語教育が日本研究者としてのドナルド・キーンやサイデンスデッカーを生んだのとは対照的や😲 >>805
とりあえずPDFの点は措いておいて回答
哲学は目的と割ける時間によるかも
哲学って前時代の哲学者や神学者の議論をもとにこれを普遍化していく試みやから、どうしても古代から順々に積み上げていかんと途中でわけ分からんくなる
ニーチェにしても、聖書の理解がないとまず読み切ること自体が困難やろな
とりあえず木田元の『反哲学史』なんか入門に読んで、どこまでガチでやるか考えてみたらいいと思う
経済学はマルクス経済学と近代経済学という二大部門がある
マル経についてはもう下火で、どこの大学でもマル経(笑)みたいな扱いなんやが、実はどの社会科学の根底にもマルクス主義の影響があったりして汎用性が高い
数学もロクに使わんし、学問の入り口としては結構良いと思うんやが、いかんせん下火やから何とも言えん
マルクス読んでピケティ読んで、そっから歴史学に行くなり、ケインズとか読んだり、法律学やったり、いろいろあると思う
これも入門書読んで自分で考えてみてくれ
近代経済学についてはおもろいところにたどり着くまでが結構大変
5chの経済学板とかにおすすめ教科書一覧みたいなのがあるがそれを順々にやっていくことになるが、当分は「これ何に役立つんや・・・」と思いながらせこせこ問題を解いていくことになる
数学もバリバリ使うからある意味金がすげぇかかる(数学は本が高い)
ここまで書いてて思ったけど、学問の入り口にするにはもうちょい親しみやすい分野があるような気がする
歴史学とか文学とか、素人向けに書いた本がたくさんあるところやし、そういうところから攻めていった方がええかもな
好きな分野があるやろうから、そこから発展させていくのがいいと思うで >>806
ワオはちな巨やで🤗
これは宗教だから変えられないんやけど『巨怪伝』や『渡邉恒雄ーメディアと権力』や『巨人軍を憎んだ男』なんかを読んで読売新聞の悪行を知ってるから複雑や😭
さすがに読売本紙は読まないけど勝った翌日は報知は買っちゃうしG+にも入ってる😔
でも岡本や坂本に罪はないしな😘昨日の今村にもシビレたぞ😤
糸井重里とかテリー伊藤とか全共闘世代は左翼の巨人ファンおるな🤔
故・猪木正道みたいに保守派の巨人ファンが圧倒的に多いが😭 ツァラトゥストラはそのまんま読んでもつまらないしわからないと思うんだ😢
佐々木中がふつうに読めば「超訳」じゃなくてもわかる!と河出文庫で新訳してたけど😰
ニーチェは入門書も竹田青嗣のちくま新書、清水真木のちくま学芸文庫、永井均の講談社現代新書などどれも癖が強くておすすめしにくいんだ😱
個人的には中公新書の『ニーチェ:ツァラトゥストラの謎』がすこ😍
ちくま新書の哲学者入門ものだとカントとメルロ=ポンティが良かったんだ☺
無料でwebで読めるものだと不勉強で青空文庫しか知らないんだ😭
旧制高校で三種の神器と呼ばれていた倉田百三『愛と認識との出発』、阿部次郎『三太郎の日記』、西田幾多郎『善の研究』すべて読めるけど文章が古臭いんだ😖
古めかしい文章でも挑戦するガッツがあるなら三冊のなかでは『善の研究』、あとは西田の弟子筋の三木清や戸坂潤をおすすめするんだ🤔
三木清には『哲学入門』があるけどそれも難しいんで、🌀
まず同じ青空文庫に入ってる哲学辞典のために書かれた『認識論』から入って戦前までの哲学史を押さえるのがいいと思うんだ🙃
青空文庫の三木著作には『哲学はどう学んでいくか』『哲学はやさしくできないか』など初心者向けのエッセイもあるからいろいろ読んでみてほしいんだ🤗
『日本イデオロギー論』の戸坂潤は青空文庫にたくさん入ってるし、文体が簡潔だし思想的立場も明確だからわかりやすいんだ😎
でも扱ってる内容は難しいものもあるから適当に読み流すコツをつかんでほしいんだ😇
英語ができればProject Gutenbergで英語圏の古典的な哲学書や哲学書の英訳(プラトンからベルクソンまで)が転がってるからそっちも紹介しておくんだ🤤
英語やフランス語だと著作権の切れた本は容赦なくpdfやデータでwebに上がってるから、ちょっと古い文体なのを気にしなければ読み放題なんだ😀 ケネス・ルオフ『国民の天皇』は戦後右翼の研究としては鉄板やからオススメやで
紀元節復活運動〜靖国国営化運動〜元号法制化運動と現代の歴史修正主義に繋がる流れがよくまとまってる
>>804
海軍版の『太平洋海戦史』は京都学派との連帯で有名な高木惣吉が書いとったな
江利川春雄『英語と日本軍』は日本陸軍で英語が置き去りにされた歴史的経緯を書いてておもろかった
陸士は途中で英語教育を始めるんやけど幼年学校は最後まで独仏露の三言語限定なんよな
せやから幼年学校〜陸士〜陸大っていう典型的なエリート街道歩むと英語オンチになるという >>810
上で挙がってる木田元は「反哲学」というわかりやすい立場から哲学史を大まかにまとめてくれるしワオも賛成なんだ🤗
木田元は各社から文庫や新書で似たような本をたくさん書いてるから手に入れやすいけど、哲学というより自伝のウェイトが大きい本もあるので気を付けてほしいんだ😇
変則的になるけど個人的には作家の保坂和志の『世界を肯定する哲学』とか、草思社文庫から出てるエッセイなんかも哲学入門にはいいかもと思うんだ🤔 大分前のレスでSci-hub問題にも触れられてるけど悲しいことに英語圏の学術書は割られまくっとるな
書名検索するとサジェストに「pdf」が出てくるの現状をGoogleはなんか対策せんのやろか
>>810
Project Gutenbergとか青空文庫とか近代デジタルライブラリーなんかは素晴らしい営みやね 原典至上主義は度々批判されるけど
世界中の大家の翻訳を批判的に比較しながら原典をじっくり読解していく以外に哲学の学習法はないと思うで
手っ取り早く述べられないからあれだけ晦渋な文章になってるわけやしな
そして哲学は魔法の書でもなんでもないから文学的な面白さは別としても普通の人が読んでもなんの足しにもならんと思うで
というのも当たり前のことを何故?と考えていくのが哲学やから例えばコギトについて理解を深めてもそうでなくても現実は依然として存り続けるんや
と言うわけで真に実になるものとして語学を強く薦めるで〜
英語ドイツ語フランス語あたりで世界中の出来事を読んで触れてればネトウヨにはならんやろ(適当) ワオの出身校は図書館に延滞金制度がある上に卒業生に貸し出さない…と厳しいところあるとこやったんやけど😨
いつまで経っても本返さない人もおるし現役の学部生や院生のこと考えたら仕方ないかなと最近思い始めた🤔
でもOBにも貸して欲しい😭 ワイのとこは延滞した日数だけ借りられなくなるペナルティやったな
そんかし書庫に入るときは必ず手ぶらで入らなあかんかったわ 大学図書館の延滞金制度は日本じゃ慶應とICUしかないはずやからどっちか出身やな
本居宣長が「すべて人の書をかりたらむにはすみやかに見てかへすべきわざなるを久しくどゞめおくは心なし」と『玉勝間』で憤っとったな 卒業生に貸し出さないんは割と普通やと思う
入館は可能なとこでも貸し出しはしてなかったり でもワイの近所の公共図書館は地元の大学図書館と協定結んでて蔵書取り寄せられるで
探せばそういうサービスやっとるとこも結構あるんやないかな ワイは世田谷住んでるけど駒澤大学はなんと年間1000円でOBでもなんでもない一般利用者に貸し出してくれるで
仏教系大学だけあって宗教関係と日本思想史の蔵書は異常に強いので有難い
城南地域のハンJ民は駒大使ってみよう おおみんなサンガツ
無視されると思っとった
>>807
その辺の論文が転がってたら色々読み終わって読めるようになったら読むで
時間たりなさそうやけど
>>808
反哲学史な
覚えとく
経済学はそっち行ってくる
それと数学については何をどこまでやったか問題があるのでおいそれとやったとか言えへん
東大出版の齋藤正彦先生の線形代数入門と問題集である矢野健太郎&石原繁の解析学概論や一松信の解析学序説をやった程度や
つまりほとんどやってないに等しいかもしれん
ベクトル解析と統計と複素は何でやったかは忘れた
ルベーグまではやれとらん
集合や群環体や位相周りは残念ながらやれとらん >>821
集合と位相は何やるにしても必須やんな
内田伏一の本は前書きに高校生でも読めるって書いてある割に数学科の学生も使うてて読みやすくておすすめやで >>810
>>812
サンガツ
リストに入れとく
古めかしい文章はディラックの量子力學で十分や・・・
一応目はリストには追加しとく
英語は出来んが内容が面白いかもしれんから辞書片手にでもしてやりたいけどいつになったらそこまでたどり着けるんやろうな
フランス語はフランス語をこんにちはから始めんといかんから流石に無理やな
>>814
哲学書は魔法の書とは思っとらんで
ただ当たり前のことを一度立ち返ってなぜ?どうして?どうやって?どのように?とか考えるのは大事なことやと思う
そこで出てきた答えが物質的、仕組み的な方向に向かえば理学的な方面に繋がると思うし
そうやないときは(使いたくないんやけどまともに書くと長くなりすぎるので使うで)文系方面に繋がると思っとる
語学はこの文章読めば十分に伝わるやろうけど苦手やけどちまちまやってはいるで >>822
集合と位相はこれまた東大出版の斎藤毅やつをやろうかなと思っとる
それにも目を通しとくわ
特にこだわってないんやけど東大出版が多くなるのはある意味避けられんわ
ここの人はもう知ってるだろうけど一応知らない人のために本探すの便利なアプリ名前だけ紹介しとくで
Libraroid(android)
図書館日和(iOS)
一通り終わる頃にはネトウヨほぼ全滅してそう ここの人たちは何で本を読んでるんだ🤔
図書館?購入?電子書籍?
ワオは今青空文庫や図書館で読んでるんだけど学んでいくたびに本を本棚にずらっと並べたい欲求にかられるんだ😫
学生だから出費💰は抑えないといけないしそもそも知識のために本を読んでるはずなのに欲求に負けるなんてあってはならないんだけど未熟者のワオは負けそうなんだ😰 ワイは一生付き合うことになりそうな本だけ購入しとるで
それ以外は殆ど図書館や
今日は現代思潮社の『唯一者とその所有』見つけたから買ってしまったンゴ ワオはエキニキの物を除いて紙の本しか読まんで
もしかりにエンゲル係数の本バージョンがあったら大変なことになってるんだ😵 読書家≠愛書家なんやけどワオは愛書家の癖もあるから事典や全集の類い買っちゃうのよね
ジャパンナレッジ入ればWeb上で読めるのに『和漢三才図会』とかどうしても欲しくて全巻揃えてもうた
https://i.imgur.com/gNcmGQs.jpg
https://i.imgur.com/pkl3GZi.jpg
https://i.imgur.com/5hPlP0G.jpg
駒込の東洋文庫のモリソン書庫の画像貼っておくで
ものすごく美しい本棚なんや
朝鮮史関係の蔵書や展示も多いからハンJ読書部員は一度観に行ってみてクレメンス >>823
考え方だけ学びたいなら20世紀後半からの分析哲学や論理学を学べばええと思うんやけどどうやろか
哲学が真に役に立ったっちゅーのはマルクス・アウレリウス・アントニヌスくらいしか知らんわ ここで文系院卒ニキ&ネキに質問なんだがなんで院に行ったんや?
ワイは理系やからなんの疑問もなく院にいったんやが
やっぱ研究者を目指したんけ?院卒→普通の企業というパターンもあるんけ? 中国史のおすすめはある?
個人的には宮崎市定は微妙。中国史上下とかもいまいち。
貝塚茂樹の中国古代史は最高に面白かった。あと陳舜臣の中国の歴史15冊は歴史学者の書くもの以上という印象を受けた
内藤湖南はやはり必読レベルに重要だからこれも読んだ。講義からのだから堅苦しくなく面白かった
気になるのは夏殷王朝の考古学と、唐宋変革あたりの歴史 >>829
分析哲学な
新しいワードありがとうやで
論理学は一応述語までやったで >>830
ワイは数学マスターからの哲学ドクターコースやわ
学問を究めること以外に興味がないんやぬ >>833
正直クッソ強そう
比べるべくもないド素人の質問で申し訳ないんやが、日本語訳でヘーゲル読むなら訳は誰がええん?
ほんまならドイツ語で読むのが一番ええんやろけど習得にはちょっと時間かかりそうやから >>834
出版されたか知らんけど熊野さんの Phänomenologie des Geistesの翻訳は面白かったで
ていうかヘーゲルドイツ人の癖にドイツ語間違いすぎなんやくそ >>835
あ面白いっていうのは原文に「極めて」忠実かつヘーゲル翻訳の慣例となってきたジャーゴンを極力使っていないって意味な >>835
情報サンガツやで
熊野さんが今精神現象学訳しとるってこと?そら出版楽しみやわ
てかもしかしなくてもニキがおるのはT大のドクターコースかな 熊野さんって確か倫理学研究室の教授よな
あそこ倫理学専修と哲学専修ってあまり分離しとらん感じなんか >>832
分析哲学の中でも最初は科学哲学がおすすめかも
既に履修済ならスマン >>830
もともと研究者志望だったけど諦めて地元で教師になるつもりでいたんだ🤔
それが学部三年から四年に上がる春休みに実家が3.11で被災🌀+婚約者が病死✝👻のダブルパンチ👊で何もかもメチャクチャになって、
むかしの人が出家するみたいなつもりで、世捨て人のような気持ちで院に進んだんだ😰
生活費も学費も稼がなきゃ💰ならないし、勉強✏も身が入らないし、逃避で院に進学するのは文系の場合おすすめしないんだ😱
自分語りになってしまってゴメンなんだ🙏
自分語りつながりで、自分語りの最高傑作の一つとして『丸山真男回顧談』(岩波現代文庫、上下巻)を挙げておくんだ🤗 >>836
流石熊野さんは信頼おけるんやな
カントも熊野さんで読ませて頂きますわ >>829
マルクス・アウレリウスって甥に
「叔父(伯父?)さんは菜食主義者の肉屋のようだった」
って書かれたという話を昔どこかで読んで泣けたんだ😭😭😭 >>838
科学哲学か
サンガツ
一般教養心理学系とあと楽単しかとってなかったんよ
当時興味なかったし負担がデカかったから >>839
>自分語りになってしまってゴメンなんだ🙏
ええんやで 法学院進んだはいいが勉強が進めば進むほど経済史や統計学に関心が移っていって自分の専門分野に興味が無くなるんだ??
法律学なんて不要なんだ?? 上にもあるように院に進む時に専攻変えるのは大変やけど結構面白いとは思うンゴ
ワオはテーマ掘り下げたくて歴史学から社会学にディシプリン変えたんやけど
院試のために学説史や方法論を一から勉強し直すのはなかなか得難い経験やった
院に進んだ後は社会学の質的調査法の難しさに苦労したんやけどね
佐藤健二『社会調査史のリテラシー―方法を読む社会学的想像力』は色々と勉強になった本や… 96条改正限界論について理解を深めたいのでおすすめの本あれば教えてクレメンス ロールズの正義論は長いし大変やが、一回は目を通した方がええと思った。リベラルの基本中の基本や 積んでる本たくさんある人多そうなんだ😊
それはそうと、中世から近世ぐらいまでのヨーロッパの生活が学べる本を教えてほしいんだ🤗 貧乏だし事前に調べて買うからあんまり積まない
読んでみたら期待外れだったり難解すぎて投げ出した本は沢山あるけど >>810
>>813
申し訳ないが誤植が多いProject Gutenbergを安易に勧めるのはNG >>852
中世なら阿部謹也とかフランシス・ギースは読みやすいし文庫化されてて手に入りやすいで
もっとも最新の研究結果が反映されたものではないからそういうのが知りたかったら他の人に聞いてや 日本史部スレに移民研究やってるガチ西洋史専攻ニキいたんやけどな🤔
エゴドキュメントやミクロヒストリーの最新事情について触れていた西洋史ニキ
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1527854109/91
ホイジンガ『中世の秋』とかコルバン『においの歴史』とかおもろいよな🤗 >>855
ごめんなんだ😢
テクストの校訂は気にし出すとキリがないけど、確かに誤植の多さは問題なんだ😱
そのへんは青空文庫も、特に初期に登録されたようなテクストは誤植が直らないまま放置されてたりして不便なんだ😭
青空文庫はそのうち校正ボランティアで参加してみようかとも思ってるんだ🤔 >>856
歴史学は門外漢やけど阿部謹也すこ😍
ちくま文庫の『ハーメルンの笛吹き男』とかちくま学芸文庫に入ってる一連の中世ものとか勉強になったんだ🤗
『自分のなかに歴史をよむ』『北の街にて』『阿部謹也自伝』の自伝三冊も自伝オタクのワオには読みごたえあって楽しかったんだ😀
一冊目なら上原専禄との師弟関係や一橋大学での学び、二冊目なら小樽商大での学生運動体験やドイツ留学のエピソードがすこ😘
三冊目は網野善彦との仲違いの経緯とか、あと学部の卒業式後の懇親会で会長のスピーチに失望して如水会に入らなかったら教授になってから問題になった話が興味深いんだ🤔 池島信平(文藝春秋三代目社長・東京帝大西洋史学科卒)の自伝『雑誌記者』読んでたら
戦前の西洋史学徒はロイヤル製タイプライターが必需品で常に持ち歩いてたみたいやね🤔
重そうや😨 >>860
戦後まもなく東大新聞会が出した『私の卒業論文』っていう東大OB(文学部が多い)の回想文をまとめた本で、
後輩だった林健太郎(のち文学部長)が教授のところに「ことしの卒論で誰のものがよかったですか」と聞きに行ったら、
「池島のがよかった」と即答されて池島先輩がうらやましかったと書いてたンゴ😀
池島自身も卒論執筆当時のことを書いてるけど、本当に学問が楽しくて仕方なかったんやろなって感じのいい文章だったんだ🤗 >>862
池島は大学院進むつもりやったけど文春の入社試験もパスしてたんで悩んでたら
指導教官の今井登志喜に「文春ならいいじゃないか」と言われて入社決めたみたいやね😲
『歴史好き』って随筆集では今井登志喜が学士のまま文学部長を務めたように西洋史学科には「文学士教授」の伝統があるって書いてたな😁
村川堅太郎・林健太郎・堀米庸三・中屋健一・江口朴郎・秀村欣二はその伝統を守ってて学士のままで「はなはだよろしい」と🤗 いきなり失礼するで
架空ネトウヨでのし上がろうスレで話題に上がってた🍆掲示板がわからへん
スレッドがあるらしいがヒントだけクレメンス
🍆がカナダ、トレースのあいつってのは分かったんやが
ネトウヨにバレたくない場所みたいなので、一番あいつらが入りそうにないこのスレで聞いたんや堪忍 井上幸治が「近代日本の西洋史研究の第一世代は福田徳三と内田銀蔵」って書いとったが
ルヨ・ブレンターノに学んだ福田みたいに初期の西洋史研究って経済史への関心が強かったんかな? 西洋史ほどメジャーやないけど人類学の本をエスノグラフィー中心にオススメしてみたいンゴ😎
モーガン『古代社会』
フレイザー『金枝篇』
この辺の古典は古典からの引用ばかりの"Armchair Anthropology"と後の世代に揶揄されたけどそれがかえって読みやすかったりする🤔
モーガンはエンゲルスへ影響与えたことで知ってる人も多いかな😏
フレイザーは雑学本としてメチャ面白い🤗
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』
レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』
この辺から本格的なフィールドワークとエスノグラフィー記述が始まる😁
マリノフスキーは冒険小説みたいなので面白く読める😘
レヴィ=ストロースは難解な著作が多いけど『悲しき熱帯』は読みやすいンゴ🤗
エンブリー『須恵村』
1930年代にアメリカ人人類学者が熊本の農村を調査したエスノグラフィー😎
日本民俗学みたいなテーマだけど外国人の人類学者が調査するとかなり趣きが変わるのがすごい😲
『菊と刀』はこの本の成果を採り入れてる🙋
個人的には一番オススメしたい本🤗
佐藤郁哉『暴走族のエスノグラフィー』
鵜飼正樹『大衆演劇への旅』
亀井好恵『女子プロレス民族誌』
不良文化や大衆文化の内側に入って調査したエスノグラフィー😁人類学的方法論の実際の使い方として面白いはず😘
ジェイムス・クリフォードあたりからやたらややこしくなった人類学の理論やけど😭
エスノグラフィーはノンフィクションみたいで割と読みやすいのでお時間ある人は是非🤗
アボリジニを調査してた上橋菜穂子の小説とかちょっと前に流行ったし🙄 読書部なんで2つあるんや?
どっちのスレも同じニキが書き込み兼で保守しとるようだし >>868
文化人類学って難しい学問のイメージあるけどフィールドワークの記録ならワイでも読めそうやな
>>869
前スレの初期段階で学術書と文芸書でスレがまとまりにくかったから小説用の「文藝読書部」に分けてくれた兄貴がいたんやで
本土でたまに立つ読書部スレも似たようなことが起きやすいしな
ハンJ読書部
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1526945891/481
481 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2018/06/07(木) 00:53:26.16 ID:8P691P+R
ハンJ文藝読書部
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1528300369/
もしよければレスしてみて 人類学といえば、黎明期の文化人類学と考古学の間で仕事しとった中谷治宇二郎について本格的な研究が出てほしいんだ😇
中谷宇吉郎の弟で、パリ留学中の兄のところにシベリア鉄道でやってきた行動派なんだ😀
パリでは数学者の岡潔とも親交を結んだり、バタイユやミシェル・レリスのグループとも関わりがあったみたいなんだ😎
縄文土器についての論文をバタイユが主宰してた雑誌『ドキュマン』に書いてるし、同時期に岡本太郎も同じグループに出入りしてたはずだから影響もあったと思うんだ🤔
岡本太郎による戦後の「縄文発見」は公式には中谷とは無関係と言われているけど、それは岡本太郎側の自己演出っぽいんだ😢
ちなみに中谷治宇二郎は旧制小松中学在学中に同人誌に書いた「獨創者の喜び」という平家物語を題材にした短篇で芥川龍之介に認められてるんだ😮
大学進学せずに上京してきたのもその関係で菊池寛からの支援があったらしいんだ🤔
芥川と、兄の宇吉郎がそれぞれそのことに触れてる「ある無名作家」とかいう同じような題の短文があって、どっちも今は青空文庫で読めるんだ😋
治宇二郎の「獨創者の喜び」自体は長らく行方不明だったけど何年か前に掲載誌が見付かって、復刻版の冊子が出てるんだ🙂
確か京都かどこかの古本屋さんが通販を委託されてるんだ🤗 >>873
どっかで読んだ名前だな🤔と思って本棚探してみたら斎藤忠『日本考古学史』と岡茂雄『本屋風情』に中谷のことが出てたな🤗
斎藤は「若くして逝った二人の考古学者」として森本六爾と中谷治宇二郎を紹介してた😢
中谷の科学的な研究法と才能を惜しんで中谷がいなければ石器研究は進まなかったと斎藤は死を惜しんでる😞
岡茂雄(人類学者・岡正雄の弟)は『本屋風情』所収の「中谷治宇二郎さんと私」で中谷の卒論を出版するまでの経緯と
中谷の才能に惚れた岡が研究費を捻出しようとして寺田寅彦や渋沢敬三(民俗学者・栄一の孫)に懇願して回る友情が描かれてる🤗
でも残念ながらどちらもフランス留学の記述は簡素😭
モースや岡本太郎との関係を掘り下げたフランス時代の中谷についての評伝読んでみたいな😤 しかし考古学者や人類学者や民俗学者って土にまみれる学問分野なのに不思議と有名人の縁戚が多いンゴ🤔
大山柏(大山巌の息子)
渋沢敬三(渋沢栄一の孫)
鶴見和子(鶴見祐輔の息女、後藤新平の孫)
小金井良精(義兄に森鴎外、孫に星新一)
石田英一郎(海援隊士・男爵石田英吉の孫) >>875
まあゆうてなべて学問は旦那芸やし一族が華麗になるのも致し方ないのでは
前スレで不屈の這い上がり例がピックアップされてたけどそういうのは例示できるほどに稀やということでもあろうし >>809
やっぱ野球ファンの人もおるんやね
ワイも西武ファンやけど、寝業使ってた頃に野球見てたらきっと嫌いになってたと思うわ
モーロワの『初めに行動があった』ってエッセイが好きや
悩んだときなんかに読み返したくなる >>877
西武ファンなら猪瀬直樹『ミカドの肖像』はおすすめ🤗
西武グループ自体はもう堤一族の経営じゃなくなったけど堤康次郎が如何に天皇制との連関で西武グループを大きくしたかがわかるンゴ🙋
根本時代の「寝技」ドラフトも堤のDNAをよく引き継いでいた戦略だと思う🤔 Kindleは洋書がそこそこ豊富で安いことに気がついた
なんかおすすめの本ある?和訳がないor高いor手に入りづらいやつやとうれしい
ジャンルは問わん >>879
オックスフォードのA Very Short Introductionシリーズは新書並の値段でなんでもテーマ揃ってるしオススメ🤗
英語もそこまで難しくない上に索引やブックガイドも便利やし😘
岩波が「一冊でわかる」シリーズとして翻訳してたんだけど途中でやめてもうたな😭 ミカドの肖像、おいらはハムファンやったから面白う読んだが ご教示いただいて感謝するで
ベリショはいいよね
これの翻訳が止まってるのは悲しいわ 鎌田慧の『ドキュメント 屠場』には日ハムの大社義規が徳島の食肉工場を日本有数の大企業にする話が載ってるからハムファンには面白いかも😁
焼肉とか同和問題に興味ある人にもオススメの一冊🤗 >>882
VSIの翻訳は一冊でわかるシリーズじゃなくなっただけで今でも岩波・丸善から毎年数冊出とるぞ
白水社も今年になって去年出たばかりのPopulism日本語訳しとるし帯に今後もVSIシリーズ出版すると書いとる >>875
>>876に加えて、民俗学って官製学問に未だ包摂されてない在野の学問だったから、
猶更金持ちの道楽でしかできなかったというのがありそうやな。
在野は在野で江戸以来の好事家の伝統が生きてたろうし
>>722
>>128やけど登山関連はよく読むで
ヤマケイで思い出したけど、昔「なんで山登るねん」シリーズの登山エッセイ書いてた
高田直樹って、近年見事に量産型ネトウヨ化してるのな。見てて悲しくなったわ。
あれ今ヤマケイ文庫に入っとるやろ
あの人は若いころから海外経験豊富やし、英語もウルドゥー語もできるのに
なんでこんなテンプレ的なネトウヨになれるのか、やっぱり教養とかとは別の
問題なんかな? 「恐怖遺伝子が強いやつがウヨ化しやすい」説からいえば、
クライマーって最もウヨ化しにくい人種かと思ってたんやけどな・・・ ホークスファンなら佐野眞一の『カリスマ』『あんぽん』でダイエー時代の中内オーナーと現体制の孫オーナーの人生を学べるな
佐野眞一って橋下徹問題でしばらく断筆してたけどボチボチ書き始めたやね 読書メーターは結構長くやってるけど
さすがに垢バレはなんか恥ずかしいンゴねえ…… >>885
野口健なんて珍太郎の腰巾着でモロウヨやんけ >>889
ウヨサヨ以前にあいつはクライマーじゃないからw 垢バレは恥ずかしいからかなんUの読書メータースレはイマイチ伸びなかったで
最後にイッチが「ハンJ読書部いくわ」ってレスしてたからここ来てるんかな?
最近古本屋で『蓮田善明全集』(全一巻)を安く買ったからボチボチ読んでるんやが
蓮田善明って日本浪漫派でも保田や伊東静雄と違ってあんまり語られへんな
三島由紀夫との関係や壮絶な最期とかもっと知られてそうなもんやが
「人間肯定の否定」なんかは如何にもアイロニカルで日本浪漫派っぽい
大澤聡あたりが語ってくれへんやろか 蓮田善明のWikipediaはやりすぎやなあ
百科事典らしくないとか冗長な記述とか余裕で当てはまる
とはいえあれ書くような人と論戦する元気ないからそっ閉じするばかり 本紹介してくれるのはありがたいんやが、門外漢からするとどういうバックグラウンドの人がどういう観点から紹介してるのか分からんと、
いまいちレスの内容が頭に入ってこない 「学際的」「文理融合」「インターディシプリナリー」「領域横断」とか言われるようになって久しいけど
それだけ共通言語としての「教養」が後退しているってことでもあるからな
『羊の歌―わが回想』なんか鉄板やけど若き医師加藤周一の教養の深さにクラクラするわな
高田恵理子センセイあたりには批判されそうやけど 光文社古典新訳文庫から出てるミル『自由論』って、何で2回も翻訳されてんの?
2006年に山岡洋一訳が、2012年に斉藤悦則訳がそれぞれ出てる
くわえて日経BPクラシックスから同じく山岡洋一訳が2011年に出てる
なんかあったん? >>895
光文社で山岡が訳す
↓
絶版(理由不明)
↓
山岡が日経BPに移籍後、再訳
↓
光文社側で斉藤が改めて訳す
って感じっぽい 光文社と山岡氏の間でなんかいざこざあったのかな >>892
Wikipedia見てても門外漢でも「あれ?」って思う記述あるもんな 神武天皇スレで折口信夫の名前見て思ったんやけど折口信夫の民俗学って面白いよな
小谷野のあっくんが「折口信夫はオカルト」ってキレてるように学問としての根拠は危ういけど
『大嘗祭の本義』『水の女』に代表される折口信夫の古代への想像力って物凄いし
戦後に唱えた「神道の宗教化」「女性天皇論」なんかは現代の神道や天皇制語るうえでも面白い主張やと思うんや
あと折口信夫を論じた評論がどれも面白いンゴ
安藤礼二『折口信夫―神々の闘争』
松浦寿輝『折口信夫論』
木村純二『折口信夫―いきどほる心』
井筒俊彦のイスラム研究と折口信夫のミコトモチ論を論じて「イスラーム型天皇制」って考察をした安藤礼二にはシビれたで ユングなんかもそうやけど学問として危ういものには独特の面白味があるね
そもそも語義通りのオカルト自体が面白いけど 養子の折口春洋との関係とか折口のセクシュアリティは有名やけど
弟子の加藤守男による回想『わが師・折口信夫』はかなり踏み込んだ描写があって興味深い🤔
折口が「師弟関係を深めたい」って加藤に関係を迫る場面や😲
折口と二人で柳田國男に会いに行ったら「加藤君、雌鳥になっちゃいけませんよ」って釘を刺されて恥をかいた折口が帰り道で泣いてた話とか😔
柳田國男は官僚時代に貴族院議長・徳川家達(男色スキャンダルがあった)とも喧嘩して辞めてるしゲイに批判的だったんやろうか😓
折口民俗学は「マドコオフスマ」といい「性」がキーワードの一つなので折口自身のセクシュアリティに言及する論者が多いな🤔
安藤礼二も青年折口と真宗僧侶・藤無染の恋愛について触れてたはず😎 どの学問も最初はオカルトめいた言説からスタートするイメージあるわ 折口信夫の門下で加藤守男と同級だった池田弥三郎も面白い存在やな
民俗学者で芸能を研究しとっただけやなく銀座の老舗天ぷら屋「天金」の息子やったから食に関する随筆が多いンゴ
https://twitter.com/shinichiroinaba/status/1031414984968814592
稲葉振一郎ニキが昨日このスレ見て楽しんでたみたいやね
『モダンのクールダウン』は面白く読ませてもらいました…
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 宇宙好きなら「広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由」はオヌヌメ >>902
ほう、稲葉振一郎ニキの本でも読んでみるか
たくさん出してるけどどれが主著なんやろか >>903
たまたま今読んでる
科学者のユーモアのある文章は面白いね
日本の科学者もこれくらい軽妙な文章書けばいいのに
と思ったが『鳥類学者だからといって鳥が好きだと思うなよ』の川上先生がふざけきった文章で良かった >>902
弁護士に官僚の次はガチの大学教授までこのスレ見とるんか
そらレベルも高くなりますわ 柳田國男は元々官僚やったし農政論も優秀なので橋川文三や川田稔みたいに政治学者がよく論じてるな
近年では柳田が普通選挙運動と公民科教育に関わった近代主義者としての側面が評価されてて
大塚英志『公民の民俗学』や室井康成『柳田国男の民俗学構想』なんて面白い本があるで
一方の折口は釈超空としての側面もあるし古代文学研究に関わるので文藝評論家によく論及されるな
富岡多恵子『釈超空ノート』は有名やし
ハンJ的には折口信夫が関東大震災の朝鮮人虐殺に接して作った詩「砂けぶり」はぜひ読んで欲しいで
「かはゆい子どもが―/大道でぴちやぴちやしばいて居たつけ。/あの音―。/不逞帰順民の死骸の―。」 関東大震災の時の朝鮮人虐殺に関する本だと今月の10日に「証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日本人」という本が出てたよ
今と通じるところもあって考えさせられた 関東大震災の朝鮮人虐殺については『九月、東京の路上で』を読んで打ちのめされた
格安労働力としての朝鮮人が邪魔だったのでこの際とばかりに殺した土建人足屋はともかく
デマを信じてなんの疑いもなく殺した良き父親良き隣人たちに衝撃を受けた
エリートのはずのホワイトカラー銀行員が普通に日記に書いていたりする
「朝鮮人虐殺の追悼植樹」と伝わっていた街路樹が実は追悼ではなく「朝鮮人虐殺の罪で逮捕された町内会メンバーに対する罪滅ぼしの植樹」だったとか
ホント救いがねえ
そしてそれは今の東京と地続きのとこで起きたんだ 工藤美代子に加藤康男に拳骨拓史ととうとう関東大震災の朝鮮人虐殺を否定する歴史修正主義者まで出てきたからな
日本の歴史修正主義はヤバいレベルに来てるわな
関東大震災に乗じて川合義虎(亀戸事件)や大杉栄(甘粕事件)と左翼が殺されたんやけど
川合義虎が震災当初は自警団に参加していた…という姜徳相『関東大震災』(中公新書)の指摘は重かった
朝鮮との連帯を謳って殺された社会主義者でさえ民族的偏見や流言蜚語から自由ではなかったという… >デマを信じてなんの疑いもなく殺した良き父親良き隣人たちに衝撃を受けた
ほんとにこれなんだ☹
ワオたちが見てるネトウヨは性格も生活も破綻した底辺ばかりだけど、たぶん素性が割れないような良き父親、良き隣人たちの中にも、
ウヨ的な考えに自然と染まってしまい、何かあれば信じられないほどの残酷さを発揮してしまうような人たちがたくさんいるはずなんだ🤔
遠藤周作の「白い人」に出てくるフランスのレジスタンスによる殺人なんかも想起させられるんだ😢
遠藤は「海と毒薬」も冒頭に銭湯で戦時中の殺戮を自慢する男を登場させることで生体解剖に関わった医師たちの危うさと重ね合わせてるんだ😨
ワオが読んだ本だと仏文学者の田辺貞之助が書いた『江東むかし話』に関東大震災と「不逞鮮人」虐殺のことが出てたんだ😱
あとは「よき父親」が同時にナチの収容所で仕事としてユダヤ人を殺すというテーマを扱った歌人・小池光の短歌連作「生存について」を思い出すんだ😭
「よき父親、よき隣人」であったはずの詩歌や俳句の人々が戦争協力へ傾いてしまう恐怖を、
論文とはまた違った形式で描いている清家雪子の漫画「月に吠えらんねえ」もスレ違いだけどおすすめなんだ🤗
専門の研究者もびっくりするぐらい大量の参考文献を駆使した作品なんだ😇 >>913
昔なんかの本で桑原武夫が俳句芸術それ自体を曖昧で不明確極まりないものとしてボロクソにdisってたのを見て割と衝撃受けたんやが、
やっぱそういう反省があるんやろな >>913
ハンJ漫画部スレで『月に吠えらんねえ』薦められたから読んだけどおもろかったわあれ
仏文学者やと中島健蔵も『昭和時代』(岩波新書)で生々しい証言書いてたな
旧制高校の夏休みで東京に帰省していたところ大震災に遭遇したんで東京市内の親戚の安否確認にいったら
神楽坂のあたりで狂乱した群衆が「朝鮮人」らしき人間を捕まえては集団リンチして嬲り殺していたと
レベッカ・.ソルニットの『災害ユートピア』みたいに災害後に相互扶助コミュニティが生まれる…って議論もあるけど
関東大震災においてはその類いの話はあんまり読んだことないンゴね 関東大震災本では尾原宏之『大正大震災ー忘却された断層』が思想史研究として面白いで🤔
・「震災は驕った日本人への天罰」って類の天遣論
・新宗教の天理や大本による三越や帝劇といった「堕落した東京の都市文化」への終末論的批判
・民権運動の自治精神の鬼子として生まれてしまった自警団
・兵士への感謝から社会に親軍ムードが生まれて早稲田を始め各大学に親軍サークルが結成
・「もう東京は危ない」と本格的に大阪遷都が議論される
…などなど震災を機に様々な思想の芽が生まれたと😲
311以後の現代日本社会の変化を考える上でも関東大震災は色々と参考になるやね😎
311でも関東大震災のごとき排外主義的なデマは流れてしまったし😭 >>914
桑原武夫の「第二芸術論」や双葉十三郎の「奴隷の韻律」論、臼井吉見の短歌否定論など戦後の短詩型滅亡論は戦後の歌壇・俳壇に大きな影響を与えたんだ🤔
塚本邦雄、岡井隆、寺山修司をはじめとする「前衛短歌」やそれをプロデュースした中井英夫・杉山正樹・冨士田元彦なんかその代表例なんだ🤗
岡井隆はいちばん左翼的な立場にいたけど、女性問題による失踪事件などを経て宮中歌会始の選者や皇室御用掛になり、3.11後は原発擁護論を保守論壇誌に書いたりしてるんだ😭
俳句のほうは戦時中に弾圧されたモダニズム系の新興俳句を批判的に乗り越えた中村草田男、加藤楸邨らの「人間探究派」が戦中から戦後にかけて活発に活動したんだ😇
短歌のほうだと外すことのできない問題として天皇制と向き合った女流歌人たち、齋藤史、山中智恵子なんかも挙げられるんだ😎
齋藤史は2.26事件の黒幕といわれた齋藤瀏の娘で、処刑された青年将校たちとも幼なじみだったから戦後になって昭和天皇と会ったときの複雑な感情を詠んでもいるんだ😢
戦中から戦後、そして現代までの短歌史や俳句史はなかなか本が手に入らなくて馴染みの薄い人も多いだろうけど、なかなか興味深い世界だからもっと広まってほしいんだ☺
ワオもよさそうな本を見付けたらくこか文藝読書部スレで紹介するんだ🤗 齋藤史ってこれか。訳も分からず書き抜いたものだったけどそんな沿革があったとは
◇暴力のかくうつくしき世に住みてひねもすうたふわが子守うた
◇白きうさぎ雪の山より出でて来て殺されたれば眼を開き居り >>916
遷都案として和歌山と京城があったらしいね モダニズム短歌あんまり詳しくないけど前川佐美雄はええよな
https://www.iwanami.co.jp/book/b265191.html
226事件研究だと堀真清『西田税と日本ファシズム運動』(岩波書店 2007)はすごく良い本なのでオススメしたいわ
今まで厳密に定義されていなかった「ファシズム」「日本ファシズム」「皇道派」「統制派」といった諸概念を丁寧に再検討して
西田税を中心に描き直した思想史研究の労作や
本来幕僚の派閥のはずの「皇道派」扱いされてきた青年将校たちを「西田派」と再定義したのはすごく画期的に感じたで
従来の西田税っていうと北一輝の右腕程度にしか認識されて来なかったけど実際は青年将校たちに強い影響力があったという
軍閥や昭和思想史あたりに感心がある人は是非 稲葉ニキ見てるんやったら今の高橋洋一と田中秀臣になにかコメントほしいわ
「経済学という教養」おもろかったけどリフレ派もピンキリやからな 1984いうたら去年それに影響受けた『2084 世界の終わり』いうのがでたな
イスラムが世界の覇権握ったディストピア
作者がガチで本国から弾圧くらってる人いうのがすごい 完全にネトウヨから脱出する手助けをしてくれた小説☺
新訳版の巻末についてる解説が面白かったんだ😊
これ読んでから権力そのものに関心もったんやけど権力分析でなんかいい書物ある? 胸くそ悪トップ3といえば
沼なんたらの家畜人ヤプーと安部公房の闖入者やな 丸山真男がマルクス主義哲学者の古在由重にインタビューした『一哲学徒の苦難の道』で野球の比喩で二人の世代と気質の違いを語ってたのがちょっとおもしろかったんだ🤗
満塁でノーストライク3ボールの場面からピッチャーが3ストライク取って三振に抑える場面、
ここで少し上の世代として左翼運動にかかわった古在はバッターに感情移入して、次の打席で取り返せばいいと思うという😇
それに対して下の世代でもっと締め付けの厳しい時期に青春を送った丸山は、何とか抑えたピッチャーに感情移入してしまうらしいんだ☺
押し出しで一点取られても次の回で打って取り返せばいい、というのは頭でわかっていても、丸山は「一度失敗したら終わり」という感覚が強いみたいなんだ😰
戦前の非合法活動にコミットしながらそこまでひどい目に遭わず切り抜けた古在と、
何でもないことで捕まって終戦まで針のむしろだった丸山の感覚の差があらわれててすこ😍 >>922
某覆面官僚ブロガーとその二人のいざこざで何もせんかったやろ?
それが答えやないか? 10年くらい前のネット論壇ではリフレが経済復活の希望やったが
今は何が希望になっとるんや? 何もない
「アベノミクスで日本復活」と息巻いていたアホどもも
今や何も言わなくなった
そして代案はなし
「オリンピックで日本終了」ムードがじわじわと広がり
みんな先のことを考えないようにしている マル経の置塩信雄門下で金融緩和主張してる松尾匡ってどうなんやろ?
ワイは経済学詳しくないけどリベラルに人気あるよな
>>927
この世代の知識人ってスポーツについて語るの好きだよな…って思ったけど丸山も古在も文武両道文化のあった旧制一高出身やもんな
岩波茂雄が一高ボート部出身で吉野源三郎が一高野球部のレギュラーやったの有名やけど
あんだけ勉強しながらスポーツまでやってたってのが信じられんわ旧制高校生は >>932
東大卒プロ野球選手第一号の新治のことはサルトル研究の海老坂武が『戦後が若かった頃』に書いとったな
海老坂自身も六大学野球で東大の4番ショートとして立教の長嶋たちと渡り合った往年の名選手や
海老坂と蓮實重彦はサルトルのフローベール論『家の馬鹿息子』翻訳で揉めたらしいんやが、
そのへんが反映されとるのか『戦後が〜』では他の仏文仲間は学識や頭脳を褒められとるのに、蓮實は野球の腕前だけ褒められとった >>931
日本人初のノーベル経済学賞候補言われとった宇沢弘文も一高時代はラグビーで鳴らしとったんよな
画像検索すると下半身ムキムキでランニングしとる画像ヒットしてこら長生きするわと思ったわ >>931
松尾はリフレ派に人気があるというだけで左全体だとそこまででもないやろ
昔「日銀が金刷って慰安婦含めた戦争被害者に渡せば日本も景気良くなるしWin-Winや!」といって炎上しとるしな
松尾に限らず経済学者は何でも金で解決出来ると思ってる奴が多すぎるねん デヴィッド・グレーバー『負債論』は、何でもかんでも金で解決できるという思考が人びとの間で発生・強化される経緯を、古代から説き起こしててお勧め
それはさすがに牽強付会なんじゃ・・・みたいな記述もたくさんあるが、アイデアとしてはおもしろい >>934
宇沢弘文は一高ラグビー部出身やったのか…あの仙人みたいな容貌で筋骨隆々の肉体持っていたとは
格闘ゲームのキャラみたいやな…
芝山町の「成田空港 空と大地の歴史館」って博物館に三里塚闘争のヘルメット観に行ったんで
『「成田」とは何か―戦後日本の悲劇』読んだけどおもろかったンゴ
>>936
上の方のレスにもあるけどグレーバーって現代で数少ないアナキスト理論家かつ人類学者やから変わり者よね
モース『贈与論にポランニー『大転換』にギアツ『インボリューション』と人類学者の経済論面白い
変わり種だとサリーンズの『石器時代の経済学』なんてのもあるやね 人類学者でアナキストといえば『ゾミア―脱国家の世界史』や『実践 日々のアナキズム』のジェームズ・C・スコットもお忘れなく 『モーラルエコノミー』のスコットって人類学者なのは知っとったけどアナキストやったんか…
読書部は勉強になるンゴねぇ… サリーンズみたいなマルクス主義人類学者でカロリー摂取量の下部構造から社会の発展を分析してた人がいたんやけど名前思い出せない😭
人類学ニキいたら教えてくださいオナシャス🙇 >>940
>>941
人類学ニキではないがたぶん『文化唯物論』のマーヴィン・ハリスやと思う
食におけるカロリー・タンパク質・ビタミンetcという下部構造から文化を説明していたな
岩波現代文庫に『食と文化の謎』ってのが入ってるで
違ったらすまんな >>942
そのハリスですわサンガツ🙆
パンキョーの文化人類学の講座で習って「変わった理論やな😲」って思ってたんや😎 今の保守論客()ってどいつもこいつも低学歴・無教養なクズしかおらんわ
中川八洋先生のような真正のスーパーエリートはもう出てこないんやろか そら皮肉か?確かに中川先生は経歴だけならスーパーエリートやが
保守の解説書としても今の宇野とかがあるんで
保守解説者としての中川八洋の役割はもう終わったやろ まあ研究対象と本人の政治スタンスって離れてても別におかしくはないからな
日本のアナキズム研究の第一人者である勝田吉太郎はゴリゴリの反共右翼ンゴ
勝田の反共主義にはアナキズムによるボルシェビズム批判が採り入れられてるようやが
デリダ研究者みたいにみんな左翼でアクティビズムに関わってるってのは珍しいんちゃうかな
高橋哲哉・鵜飼哲と左翼で政治に関心が強くてよく発言する人が多い
あずまんのようにデリダ研究者だったはずがゲンロン芸人になっちゃう例もあるけど… 何書いても相手にされなくなった芸人は宗教団体作ってセミナー開いて信者から金をせびるんだよな >>948
読書部で名を出すのもはばかられる水準のネット論客は大体それやな
上念、倉山、コンス、戸締役、三橋
書いてて具合が悪くなってきたんだ😭 青木文鷹もその類いやな
あいつはガチモンの前科があるからなおたち悪いわ 副島隆彦ってどういう人なの?
ネットだとオカルト野郎みたいな扱いだけど、小室直樹の弟子だし、公演会だと意外とクレバーみたいな書き込みもあって気になってる 前はクレバーだったらしいが最近は気に入らない奴を統一協会認定するおじさんになってるって弟子のアルルが書いてたな
まあアルルとかノイホイ周辺も怪しいんだけどさ 小室直樹の弟子でもともとは政治経済とか英文法の本をよく書いてた評論家や
けど師匠譲りの極論家なんがエスカレートして
アポロ月面着陸否定論とかユダヤ陰謀論にはまって
そっからノンストップでカルト化したんや
たまにクレバーなんは昔の政治評論のノリが死んでないいうことやな
「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」が一冊読むならオススメや
でもこの本にも「チョムスキーは陰謀勢力の別動隊」みたいな怪しい記述はあるから用心やで 副島ってただのビジウヨならぬビジ糖質ちゃうんか?
馬鹿な糖質を陰謀論で釣って飯の種にしてるだけで本人は正常やろ 副島センセイはライトハウス英和辞典をクソミソに貶してたころはまだまともだったんだけど
アポロ陰謀論にはまった頃にはもう頭おかしくなってたんだ
ワイは代ゼミで副島に英文法習ってたのでああなってしまって悲しいんだ ある程度実績のあった知識人や学者が突然狂ってしまうのはどういう現象なんやろな
第四インターのメンバーで竹中労・平岡正明らと3バカゲバリスタと呼ばれ「東アジア反日武装戦線」に強い思想的影響を与えた太田竜も
「日本」以外の拠点を求めていったら縄文・アイヌ・ディープエコロジー・菜食主義…と渡り歩くことになって
最後はUFOとか爬虫類人とかイルミナィとか陰謀論を言いだすようになってもうたンゴ
ディープエコロジーにハマってた頃に書いた『家畜制度全廃論序説』はアニマルライト論っぽいネタ本で意外と面白かったけど
副島センセイは太田竜と仲良かったやね
最近は上で出てる中川八洋が「右の太田竜」みたいになってへんか
保守論壇内部で内ゲバしまくったうえに陰謀論にかぶれて…
『福田和也と“魔の思想” 日本呪詛のテロル文藝』で批判された福田和也は
坪内祐三との対談で「宇宙工学やってたから電波が届いてるんだろう」と馬鹿にして大笑いしてたンゴ >>954
正直それだけであの密度のガイジ文は書けんと思う
まあ師匠や兄弟子たちと同じで
マトモやった頃から荒いと言えば荒かったけど
初期の属国論とかの頃はまだよかった https://twitcasting.tv/skypebookclub 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:f141ee6c8a765bcc8a4ce39517419091) 『正論』元編集長の上島が高卒だと中川八洋先生に暴露されてたな
KAZUYAレベルが編集長やってるのが今の保守論壇()や
https://youtu.be/HykDByVmlC0 プルーストニキに聞きたいんやが、『失われた時を求めて』って何勉強したら理解できるんや?
最近岩波と光文社から新訳されてるが、読んでもさっぱり分からん
テーマ掴み取るのが困難なのは当然として、作中でいま何が起きてるのかすら分からん
もしかして読むのに予備知識が要る本だったりするのか? >>961
岩波の巻末のまとめ見たら少なくとも何が起きてるかはわからんけ?
光文は知らんけど岩波のはフランスの風俗や美術の知識とかない人でもきちんと読めるように訳註もかなり充実しとるしな
テーマがどうこうよりも20世紀のフランスのお坊っちゃんの生活を追体験するつもりで適当な章をだらだら読むのが個人的には好き 紙の本から電子書籍への移行期だからこそ「紙」を考えてみるのも面白いンゴ
英文学者かつ和紙研究者やった寿岳文章の『日本の紙』や『紙漉村旅日記』はええで
戦時中に静子夫人と共に和紙の里をひたすら訪ねて回る『紙漉村旅日記』は紀行文としても楽しめる 「日本人のための第一次世界大戦史」って本、中々におもろいわ
大戦前の技術発展度合いや経済的状況、国際政治等々が沢山書かれとって大戦に突入した経緯がよく分かるようになっとる
板谷敏彦の本は個人的にどれも好きや
日露戦争のやつとか金融史のやつとか >>957
『福田和也と“魔の思想” 日本呪詛のテロル文藝』におけるポストモダン思想=廃墟主義アナーキズムっていう論考自体は興味深かったんやけど
これは中川氏の独自研究か?
それとも先行研究があるんか、ポモ批判に自信ニキおったら教えてほしい 中川八洋の独自研究というか電波というか…
福田和也がポストモダン思想や保田与重郎のイロニーに影響されてることなんてほとんどの読者が『日本の家郷あたりの初期評論読んでて分かるやろうし
ポストモダンの相対主義や保田の敗北の美学を「魔の思想」「呪詛の思想」とまでキレるのは中川特有の陰謀論に過ぎないと思うンゴ
イーグルトン『ポストモダニズムの幻想』みたいに「近代の啓蒙主義的な前提まで否定してしまうのは正しいのか」って建設的なポストモダン批判とは違って単なる政治的陰謀論やしなあ… >>966
なるほど
「廃墟主義」なる語彙の出典がどうにも気になるんや
中川氏はニーチェ思想とヒトラーと廃墟主義の関連性について論じてるがこれは裏付けあるんかなと
実際にナチスの建築学には廃墟価値理論なるものがあったそうやが 竹内洋・佐藤卓己・稲垣恭子編『日本の論壇雑誌―教養メディアの盛衰』(創元社)おもしろい😘
大澤聡が『批評メディア論』でメディアから思想史を描いたように論壇誌の分析から戦後思想史が読める🙋
佐藤卓己による『世界』の分析と井上義和による『諸君!』の分析はおすすめ🤗
ちなみに大澤聡も総会屋がオーナーだった左翼雑誌『流動』の分析してる😉 いきなり勢い落ちたね
レーニン全集にレーニンの読書ノートが収録されていて面白かった
抜き書きと一言コメントみたいな感じなんでほとんど意味は分からなかったが、俺もこういう風に記録していかないといかんなぁと思った 『日本の論壇雑誌』はワイも読んだで
大澤のあの論考読むまで児玉誉士夫の秘書がオーナーだった『流動』だけやなくて
『創』『現代の眼』『月刊ペン』といった左翼系雑誌が現(元)総会屋のオーナーの資本で出版されてたは知らなんだわ… >>969
レーニンの読書ノートはかなり研究対象になってるみたいね。
中沢新一の「はじまりのレーニン」でもけっこう引用されてた。 レーニンはその生涯の大半で大量の蔵書をもてるような生活をしてなくて、公共図書館
頼りの研究生活だったから、思考の整理のためにも不可欠だったのじゃなかろうか
〉抜き書きと一言コメント 読書ノートは俺も付けてる
というか付けてないと本の内容覚えられない
俺は本の体系(骨)を残しつつ、読書の目的にしたがってぎりぎりまで肉を削ぎ落して抜き書きしていく、みたいな感じなんだけど、みんなどうしてるんだろう
偉人・有名人の読書ノートとかどんな感じなのか見てみたい 加藤周一の『読書術』はかなり実践的で参考になったんだけれど
これも元々はカッパブックスが出してたのを岩波現代文庫に移籍させたものなんやな…
前スレにもあったけど『鴎外の子供たち』『曲説フランス文学』『絶望の精神史』『セクシィギャルの大研究』と昔のカッパブックス侮れないンゴ 小室直樹とか谷沢永一からカッパの右傾化が始まったイメージやが
この二人もそれぞれ専門ではガチの碩学やからな >>975
国文学研究者としての谷沢永一は驚くほどマトモなんよな
前田愛ほどではないにせよ戦後の近代文学研究の功労者の一人やね 「サピエンス全史」
一時期有名になったけど十分読む価値はあるで。まじで視野広がるしネトウヨも卒業できるレベル。 加藤周一が戦時中だか戦後だか通勤電車の中でラテン語おぼえた話かっこええよな
真似しようとしたけど記憶力も根気も足りなくて挫折したンゴ
『曲説フランス文学』は中世からロマン派あたりに詳しくて、かつ読みやすいという意味で仏文学史としては稀有な名著やな
渡辺一夫は卒論が「ロマン主義の起源」やったらしいから専門の中世〜ルネサンス以外でも知識がしっかりしてて頭が下がるわ 「若き日の友情」北杜夫・辻邦生往復書簡集
どっちも好きな作家なので読んでみた。しょっぱなから辻→北の
書簡で「僕のリーベ」とか呼びかけててちょっとびっくり。腐のひとが
喜びそう。旧制高校ではそういう風習もあったそうだが・・・
「マンボウ航海記」が好きな人とか、それと併せて読むと面白い。 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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は す み と し こ 塚田穂高『宗教と政治の転轍点―保守合同と政教一致の宗教社会学』 ー 花伝社 書籍案内
http://www.kadensha.net/books/2015/201503shukyotosyakaino.html
書評
http://www.kadensha.net/review/r_2015syukyoutoseizi.html
『宗教と政治の転轍点―保守合同と政教一致の宗教社会学』って本が面白かったで
戦後日本の政治と宗教の関係についてかなり深く掘り下げて分析している好著
ハンJで話題になりやすい神社本庁と日本会議と自民党の関係についての記述は非常に参考になるンゴ
あとネトウヨと関係が深い幸福の科学(幸福実現党)についてもかなりしっかり論じているので
現代日本のナショナリズムと宗教に関心がある人にオススメしたい お囃子先生も「講談社学術文庫の所蔵数が人間のランクを決める」とか冗談でいっとったな
ちくま学芸と平凡社ライブラリーに並ぶ知的レーベルの雄
岩波現代文庫は岩波文庫本家があるから印象が地味やな 講談社学術文庫はクッソ本格的よな
個人的に岩波文庫よりも固くて敷居高いイメージあるわ もう少しこの分野ちゃんと勉強してから読まなあかんなって
ヴェーバーの『権力と支配』とル・ボンの『群集心理』は普通に読みたいんやがこの二冊に限ってどこの古本屋も置いてないんよな〜じゃけん新品買いましょうね〜(血涙) 講談社学術文庫は興亡の世界史や昔メチエで出してた歴史本の文庫化してくれとるだけでもくっそ有難い
初めてガリア戦記読んだのも学術文庫版だった 野間清治が創った大衆出版社だった講談社に学芸出版や文藝を充実させたのは四代目社長の野間省一やな
『群像』や講談社現代新書を創刊して総合出版社としての幅を拡げたんや
戦前の講談社は『キング』『婦人倶楽部』etcの九大雑誌を代表にした大衆的な出版社で岩波書店の対極に位置付けられてたのにエライ変わりよう 計量経済学をやろうとして統計学勉強し始めたら、ことのほか統計学が面白くて計量経済学がどうでも良くなってきた >>984
5000円以上する学術書ならわかるが1000円の文庫ぐらい新品で買ったれよ…
群集心理は電子版でよければ何度かセールで5〜600円になっとるからそれ待つのもありやで あっくんの『江藤淳と大江健三郎』読んでるけど島薗進と江頭慶子(江藤淳夫人)ってまたイトコだったんやな 批評空間のドゥルーズ追悼座談会読んだんやけど面白いな
自分がドゥルーズと対等かそれ以上の思想家だとナル入っちゃってる柄谷行人
映画の話ではぐらかしたり茶々を入れて意地悪してくる蓮實重彦
師匠の丸山圭三郎をボロクソ言われたせいもあって蓮實たちに「レトリックで喋るな!」とブチギレる前田英樹
延々と翻訳者の立場からクソ真面目にドゥルーズ哲学の細部について語る財津理
この四人をそれぞれ適当に相手しながら座談会の質を最低限のラインは死守して成立させようと孤軍奮闘する浅田彰
基本ハチャメチャやけど浅田による「超越論的経験論」の解説はわかりやすいし
柄谷による乱暴な単純化と財津・前田の細かいツッコミも合わせて処理しとるから哲学者・哲学史家としてのドゥルーズの位置がかなりクリアになったわ
蓮實から「浅田くんの立場ではドゥルーズは偉大な哲学者なんて言っちゃいけないでしょ?ゴダールやジャン・ルノワールのほうが偉大でしょ?」ってイジられ続けるのはちょっとかわいそう >>988
手元に置きたいタイプなんや 特に社会科学系の古典は
>>990
貧乏大学生の財布やから許してくれや
まあでもこの調子やと多分新品買うと思うわ、情報サンガツ 柄谷の本業のほうをよく知らんけど
憲法9条の本でアガペーとか言い出してコイツ大丈夫かと思いました >>976
谷沢永一は双極性障害だったらしいが、躁の時とうつの時とでは書く内容も違ったのだろうか このスレッドは1000を超えました。
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