ハンJ読書部☆5
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最近夜はラジオ聴いて過ごしてるんやが民放のTBSラジオでWGIPについて批判的に取り上げてる番組があってビビった
ゲストに加茂道子(『ウォーギルトプログラム』の著者)呼んでて本格的だったな TBSラジオの荻上チキSession22やろか?
あの番組とJ-WAVEのJam the WORLDは専門家呼んで読書家の好きそうな特集やっとるね
Radikoのタイムフリーでワイも聴いてみよう よく右翼が左翼を叩くために戦後日本を悪く言った左翼が日本のメディアを駄目にしたとかいうのもやっぱり嘘なの?
占領終わったら戦争肯定本が出たってあるけど、いきなり2000年台に180度変わるわけないよなあ
これって右翼が自分を正当化するための印象操作っ感じがする
今までの日本は戦前をこんなふうに全部悪く言ってたんですよ〜だから自分らのが正しいんですよって言いたいがために。 ネトウヨにさえ劣る無教養で身の程知らずのガイジが生意気 リベラルが中間層を基盤としてるのは周知の事実だけど、そこから欧米や日本みたいに格差が広がり中間層が縮小してポピュリズムが台頭してくる時に右派や左派両方から出て来るが支持者が左右に分かれる基準はなんなんやろ
ポピュリズム関連の本を最近よく見るけどこういう所を分析しとるんかな そもそもそういうときに左に流れる層こそ何が理由なんだ?
ネトウヨはサンプル多すぎてまあまあわかるが
ネトウヨ嫌いだからって左翼とはいえないし 個人的にはイデオロギーに対する親和性に注目すると理解し易くなるんじゃないかなあと思っとる
右派は人種や民族、国家という概念で社会問題に対峙しようとするが左派はそういった概念を持ち込まないやり方を好むやん >>5
>よく右翼が左翼を叩くために戦後日本を悪く言った
「日本を悪く言う」というのはどういうことなのか。
戦時中は発禁になっていた旧日本軍の失敗や戦術戦略ミスを指摘することか?
大日本帝国そのものの欠点やミスを指摘することか?
欠点の指摘を「悪く言う」という雑な評価をすると田母神みたいなバカになっちゃうぞ 田母神みたいなやつの言ってることを想像して書いただけだが?
で今の日本すごいブーム以前のメディアは右翼が言ってるような報道をしてたわけ?
それともただの印象操作? 「一億総懺悔」っていったのは戦後最初の内閣の首相(東久邇宮稔彦)の所信演説で、
これ流行語になったんやけどな。
丸山真男は当時の知識人のありようを「悔恨共同体」っていったんやけど、
とにかく戦後しばらくは右も左も、みんななんか反省の気分ではあった訳や。
そのあと経済成長で自信を付けてから日本人はまた変化したんやと思うけどな。
そこは右左あんまり関係ないんちゃう?
だいたい正統的な「右」は「左」が壊滅する前にご臨終したよな。
右がいなくなって左がいなくなってエセ右が横行しだしたっていう歴史認識やわ、オレ。 マスコミは(ヒマな)大衆が求めるものをただひたすら提供してるだけ 暴行事件で騒がれた長沼毅って、動画でみると面白いし、本も魅力的なタイトルばかりだけど、まともな学者?
茂木健一郎に推されたりしてて、本買うのに躊躇してしまう >>13
日本凄いは保守派だけじゃなくて護憲リベラルとかもやってたからね。
「世界で愛される九条」とか言ってヨーロッパのド田舎のマイナー市民団体とかを日本に呼んで講演やらせたりとかはネット以前ではデフォやったし 元号ネタ、考案者が中西進先生ってわかった途端に沈黙してるの草 長沼先生暴行なんかしてたんか!
本は普通にええ本ばっかりやで
「死なないやつら」とか入門にはええ 中西は日文研や奈良の万葉文化館におったしな
ただ国文学者(古代文学研究者)としては傍流の人やで
指導教官の久松潜一は戦前の国文学のドンやったけど不思議とその流れは継いでないんや
上代文学会にも入ってなかったはずやし
どっちかっちゅうと梅原猛とかあっち系列の人やね 中西進先生の山上憶良が朝鮮人って説は梅原先生も言いそうやしね 中西進ってそっち系の人なんか
普通に業績もすごい大ベテランなんかと 現代のナショナリスト安倍の幼稚で滑稽な令和宣伝工作を見ると戦前の報道までも想像できるな
国書からとったことだけを言って、中国の文選に出典がある漢文で、太宰府で蘭亭序の宴会を真似て中国原産の梅をみながら宴会したときの巻からの引用ということは国民に一切知らせない
印象操作、文献の意図的な利用、やっぱりこういうのをみてると戦後右翼の無知蒙昧性が目立ってしまう・・・ 流石にそれは深読みしすぎやぞ。
単に尺足りないから飛ばしただけで
漢籍からの引用とかはメディアも触れてる。
だいたい過去も漢籍からの引用でも元号を自分たちで考案してる時点て中華から独立してる訳で。
ガチの属国なら元号も当時の中華と同じとかになる >>3
3/21に出た岩波新書の佐藤卓己『流言のメディア史』で江藤淳や櫻井よしこを参考文献に挙げながらWGIPに言及しててびびったんやけど
岩波でこんなん書いてもええんやろか
反米なら何でもええんかな >>27
佐藤卓己って『言論統制――情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』とか読むとわかるけどプチブル批判と反米で世界観作ってるような人だから。
ベネズエラのマドゥーロ政権持ち上げてるアンチ代々木系とかのカテゴリー さすがに令和でネトウヨアベガーはネトウヨとやること一緒やで
まあ万葉集の一般本も売れたそうやしめでたいことやないか
河出の池澤日本文学全集版にはあの歌入っとるんかな?
日本文学学び直そうおもて今日借りてきたんやけどめっちゃ抄録やからな amazonみてると文選もそこそこ在庫減ってるから思ってるよりは「読書人」は健在なんやろね しかし「初めて国書を起源とした元号!」と威張ってみたが
じつはそれは漢籍からのコピペ部分だったというのが実に面白い
孫悟空がお釈迦様の掌の上から逃げられなかったように
日本文化というのは実に深く中国文化と結びついてるんだな >>31
ぶっちゃけ漢文化の教養の高さと中国への親和性って比例する訳じゃないんやで。
西晋を叩き潰した南匈奴も幹部クラスはみんな中国文化の教養は当時の西晋の貴族連中より遥かに高かったけど漢人への憎悪は隠そうともせんかったんやで。(勿論劉淵みたく「司馬家以外は殺すな」とか言ってたのもいるけど)
元号に漢語を使おうが中国文化の教養が高かろうが「南京大虐殺?ゼロやろ?」とか「中国人はゴミだから皆殺しにしろ」とか言い出すのは全く矛盾しない でもバカッター見る限りは中国文化からの呪縛から外れてめでたいとか言ってるヤツばかりやで >>33
元号を自分たちで決めてる時点ですでに中華とは別の価値観の国なんやけどね。 そもそも何千年も圧倒的な中華文明の影響下にあってたかだか100年ちょっとでそこから外れるなんて無理な話 中国を見下しきってた大正昭和の改元の頃でさえ漢籍から取った事を思うとなんやちょっと不思議やな
あの頃にも脱中華文化圏みたいな事言ってた人がおったんやろか 大正や昭和初期はまだ漢文を教養とした人らが生きとったからちゃうか
明治でも最初の頃は公文書、漢文で書いてたいうし 明治の頃は漱石や鴎外も「論理的な思考をするなら漢文がエエで」って言ってたからな
そもそも漱石って雅号も晋書の漱石枕流からの引用やし
(なお引用元の孫楚と言う人物は才覚はあるけど絵にかいたようなDQN) 令和ネタではハンパな知識でイキって恥を晒したパヨクさんがけっこうおるみたいやな 漢字二字で国産古典から元号とるとか支那古典との被り避けられるわけないいうて最初から言われとったし今更ではある
澁澤龍彦やないが毎月元号変えるぐらいの勢いでええは
公文書は西暦統一な ほぼ毎年のペースで元号変えてた武周政権の悪口は止めろ あと日本も大陸も周辺国も元号は!二文字縛りとかじゃないで。
奈良時代だけ何故か5回連続で四文字元号使ってるし(天平巻宝など)
中国は三文字(梁の中大通など)四文字(北魏の太平神君や武周の万歳通天など)も結構多い。
しかし一番凄いのは西夏の6文字元号w(天授礼法延祚) 字数制限ないなら安倍晋三元年で
来年は麻生太郎元年な >>38
戦前は教科名も国語やなくて「國漢」やからな
國語及漢文の略で
当時最大のエリート校やった旧制一高は支那事変〜太平洋戦争のころも『頼山陽とその時代』の中村真一郎とか
「最後の漢詩人」阿藤伯海に教わった経験を小説『詩禮傳家』にまとめた清岡卓行とか輩出しとるし
同世代で慶応法学部から仏文に移って卒業した堀田善衛も藤原定家の漢文日記を読んだ『定家名月記私抄』なんかあるし
それでも中村や清岡は上の世代(ドイツ文学者の富士川英郎やフランス文学出身の石川淳など)に比べて漢文が読めなくなったと嘆いとったンゴ……
富士川英郎の評伝『ある詩人学者の生涯』で読売文学賞をとった息子で英文学者の富士川義之との記念対談か何かでは
対談相手の三浦雅士から「戦前と戦後の大きな差は学校教育から漢文の時間が減って素養が不足したこと」とまで言ってたわ
湯川秀樹(『旅人』)や石川淳(『石川淳コスモスの知恵』)は学校に上がるか上がらないかの時期から祖父やなんかに四書五経の素読を叩き込まれたらしいし
ワオも漢詩文の素養が欲しかったンゴねえ 阿藤伯海って原口統三を「自殺やめるンゴ😡」ってたしなめた人やったっけ🤔 ユダヤ人は物心ついた頃から旧約聖書を読み聞かせるらしいで
なんだか漢籍の素読みたいやね >>40
「万葉集はすべて大和言葉で書かれています」
とか百田尚樹が言ってて草生えた
ハンパな知識で本書いても売れるってウヨ界隈はいいわな >>48
ウヨサヨ問わず政治厨になったらIQ下がるんやなあ
このスレでも見本は多いみたいやけど 文選からの典拠なのにそれを万葉集、国書からの初の採用であるというのってさあ
歴史調べれば、過去の元号のもとになった漢文が日本書紀とか平家物語とか古今和歌集とか太平記とかに引用されてる例ってあるよね?
お前らがそこらのネトウヨと違うんなら例を持ってきてくれ
どの程度の学力があるかみてみたい
絶対に引用されてるはずだし、安倍が万葉集からの典拠ですってドヤ顔でいってることの愚かさが分かるとおもう 何故か文選からの典拠ですっていうゲンロンしかツイッターでも出てこず、こういう方面での調査が一切ないんだよなあ
俺って才能ある? 今度フェルメール展行くから、高橋裕子『西洋絵画の歴史1〜3』読んだけど、流れがよく分からんかった
やっぱ中央公論社の『西洋美術の歴史』読まないとあかんか。高いんだよなぁ 「万葉集でこのような意味で使われてるのを典拠にしました」
以上の意味はないと思うんだけどなあ…
いつまでも幻影おっかけて文字の獄ごっこしてたら良いんじゃない?
やれやれ(冷笑) 明治末期に冨山房から『漢文大系』が刊行され大正末期に国民文庫から『国訳漢文大成』が刊行されたんやけど
わずか十数年で訓点つき漢文の叢書とは別に書き下し文の叢書を出したあたりに時代の変化を感じるやね
近代以降の日本の中国研究には二大潮流があって
「日本と中国には連続性がある」と見る京都帝大の桑原隲蔵・狩野直喜・内藤湖南の学統と
「日本は中国から独立した存在である」と見る東京の白鳥庫吉(東京帝大)・津田左右吉(早稲田)の学統があるんや
白鳥や津田が満州鉄道の調査部にいたことをもってして後者の学統を知識と権力が融合した「日本型オリエンタリズム」って批判したのが
ポスコロの姜尚中(『オリエンタリズムの彼方へ』)や子安宣邦(『「アジア」はどう語られてきたか』)やけど
日本の東洋学者のアジア認識にサイードを持ちだすのはやや勇み足にせよ
白鳥と津田の中国認識が近世国学的でちょっと屈折しとったのは事実やな 津田左右吉といえば「武士道の淵源について」で新渡戸武士道について実際の武士のありようとは無関係の創作だと批判してたんやが
当時の軍部とかに怒られなかったんやろか 結局「日本は中華文化圏から逃れられない」って言ってる人達は「だからアジアの連帯しかない」って結論に持っていきたいわけやろ? チャイナがあんなな以上、連帯とか無理に決まってるやろ
それはそれとしてチャイナ文化圏なんは単なる事実なんやからそれ否定したってしゃーない
サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』みたく独自の文明圏とみる視点はあるが説得力感じん
文明の定義づけが恣意的にすぎる >>59
この手の「日本は中華文化圏だからアジア主義で行こう」って言ってるのが冴えないオッサンしかいないのが草
結局左翼やりたいけど男女平等とかで自分がマウント取れなくなるからアジア主義とか言ってるだけやろ。
流石に女でこの手の人間はほぼ皆無だけど。 >>60
あれで独自の文化圏になるなら周辺国みんな独自の文化圏になるわなぁ。 >>49
政治に絡み始めると党派性でがんじがらめにされるしな
IQが下がるというか取れる行動の幅が狭まるんやろ
一市民なら党派性に囚われず掌クルクル返せるくらいのポジションがええと思うわ
間違わん人間なんておらんのやしそのくらいでええやろ >>60
トインビーから読んでみたらええんと違うか? >59
誰かそんなこと言ってたか?幻聴じゃないか? ハンチントンや日文研系の研究者たちが自明のものとしてるギボンやトインビーの「文明」概念は割と疑わしいと思ってるわ🤔
>>60の人が言ってる「恣意的」って指摘が言い得て妙や😎
日文研やと梅原猛や山折哲雄が「日本文明」とか言い出したんやけどあれも80年代的な日本特殊論でしかないと思うし😥
地域統合や文化圏の概念なんて政治経済が産んでる側面あるしな🙄
今や誰もが疑わない「東南アジア」「ASEAN」って概念も第二次大戦でイギリス軍がマウントバッテン将軍を置いて設定した軍管区が起源や😔
それ以前やとジョルジュ・セデスに代表されるフランス東洋学はベトナム、カンボジア、ラオスの大陸部をフランス領「インドシナ」として研究したんやけど
ビルマ、マレー、インドネシア、フィリピンの島嶼部は領有しとらんこともあって対象にはしとらんかったンゴ😒
ビルマは英領インド帝国の一州扱いで国扱いですらなかったし😨
全く統一性がなかった地域のはずが太平洋戦争や冷戦によってタイ、フィリピン、マレーシアの反共同盟としてASAが設立されて冷戦終結後に今のASEANになって実態化したんやしな😃
この辺の東南アジア研究史に関してはタイ研究の石井米雄の自伝『道はひらける-タイ研究の50年』(めこん)やあのベネディクト・アンダーソンの自伝『ヤシガラ椀の外へ』(NTT出版)が面白いで🙆 『台湾、ポストコロニアルの身体』の丸川哲史が代表例やけどアジア主義が侵略のロジックに転化した過去があるから
ポストコロニアリル研究の人たちは地域統合に関しては禁欲的で多くを語ってないと思うで🙄
あくまでこの人らが語ってるのは歴史認識をはじめ植民地主義の傷跡の問題やな🤔
戦後にアジア主義の再評価に先鞭をつけた竹内好ですらそうやし😔
むしろ戦後に東アジア共同体構想を主導したのって自民党の政治家や外務省チャイナスクールの官僚やないかな😎 ネトウヨさん、歴史上初の国書からの典拠で中国の影響から離脱という論が成り立たないと知り、自分らで独自の元号使ってる時点で影響から逃れていたという方向に切り替えるw
そして敵はすべて>>59の方向で批判することにw スガ秀実が1968年論の中心に置いてる七.七華青闘告発(華僑青年闘争委員会による新左翼のナショナリズムへの批判)も有名やし
共産党たち旧左翼も毛沢東主義と中ソ対立に引っ掻き回されて中国と関係こじれた過去があるから
アジアとの連帯を素朴に主張しとる左翼ってあんまりおらんイメージやな
スガは重信房子たち日本赤軍やよど号グループは華青闘告発の問題意識を共有出来てないって批判しとったし
孫歌『アジアを語ることのジレンマ』(岩波書店)の「東史郎現象」(南京事件をめぐる裁判)の解説が示唆的やってんけど
日中韓の東アジアの言説空間ですらかなり複雑やわ
同書で孫歌と対談している中国思想史の溝口雄三も「知の共同体」の困難さについて触れとるしな
優れた朝鮮研究者やった古田博司が段々とおかしくなったのもその影響やと思うし 単純に元号で難癖つけてるアンチがバカなだけという話なんやけどなあ >>54
ワイの美術史やイコノロジーの知識って高階秀爾や若桑みどりくらいで止まってんねんけど
岡崎乾二郎、谷川渥、椹木野衣、村上隆あたりから美術史概念ってかなり更新されてそうやな
『美術手帳』はカオスラウンジ騒動の時に読んだのが最後やけど
あの時ですら初音ミク特集とかやってて随分ヌルくなってたイメージや >>69
日中国交正常化の時の旧左翼って
結構中国へのヘイト剥き出しやったもんなぁ。
「あえて言う 中国とソ連への直言」(すずさわ書店)でも「中国人は孫子なんて読んでるから人を騙す事しかしない」とか「日本の革新勢力を裏切って右翼自民党と手を結ぶのは平和主義への裏切り」とか無茶苦茶言ってて当時は相当な混乱があったのが伺える。 >>72
スガが「田中角栄に先を越された左翼」って皮肉を書いてて面白かったンゴ
フルシチョフの一国社会主義の「平和共存」路線外交を支持してたのが旧左翼でそれを批判してたのがトロツキストたち新左翼やったけど
フルシチョフ路線引っかきまわしたのが中国と毛沢東やしな
そして中ソ対立にいたり中越紛争やらベトナムのカンボジア侵攻が勃発して中ソ双方の評価がグチャグチャになるという… >>70
ウヨが知能が低いのは仕方ないんやで
「どっちもどっち」とか持ち出さずにそれは認めようや 百田みたいなんがアホなんは確かやが
今回の元号のあれこれにいちいちケチつけるのも
木村くんの肩持つわけやないけどなんかあれやな
わいは別に中国古典からでも日本古典からでも構わんし
日本古典で中国の影響受けてないもんの方が少ないのは当たり前やしな 元号関係では中国古典のパクリやみたいな言い方しとる人までおったしな
いくらなんでも雑すぎやね 漢文といえばこないだなんjで石田梅岩かなんかの漢文挙げてた人いてその人に色々聞いたら漢文返り点無しで読んじゃう変態がいるらしいじゃないですか😃
そういう人ってどうやって漢文読んでるの? 元号に政治的主義を持ち出してる人らはちょっとねえ
中国の古典からかどうかで独立か、依存か、みたいな発想自体が頭悪いでしょ
なんでそういう挑発的、戦闘的なあれかこれかでしかかんがえられんかなあ ただまあそれが行きすぎたら今度はアベガーで揚げ足取られるわけやな
ネトウヨをかばう気はないけど左翼側がそこらへんわきが甘い傾向は確かにある 読書してても集中力続かんのやけど助けてくれ
ここの博学ニキは毎日の読書時間どれくらいや?ワイは1〜2時間が限界や
1冊読み終えても内容半分以上忘れとるしワイガイジに読書は無理や >>82
普通の人間は2時間やぞ。
休日とかに一気に読むだけで >>81
ワイも安倍嫌いだから気持ち的にはわからんでもないけど今回の件でアベガーは流石に筋悪いって言うか >>83
いや仕事があって読む時間ないとかやなくて集中力が続かんのや
読むのもクッソ遅くて200頁くらいの新書でも3日以上かかるとかざらやねん
頭ええ人は1時間もあれば新書くらいは読めるんやろ?どうすればええんや う〜ん……そうやなぁ……
とりあえず自分の興味範囲に入ってる本から読むのが良いんじゃないかと。Kindleの試し読みとかで興味湧いたら買って読むとか。 読む速度が速いのって、本の内容が読む前からあらかた予測ついてるから出来ることで、まったく知らん分野なら相当ライトな本じゃないと無理やで
適当に知りたい分野について一冊ノート取りながら(最初はノートの取り方も分からないからほとんど丸写しになる)じっくり読むのが近道 >>84
まあしかし今回の件は、日頃伝統大事と言ってる奴が1400年の伝統を平気で変えて、しかも
「もう中国の世話にはならないもん!自分でできるもん!」→中国古典の孫引用でした
なんだから、これがアベガーじゃなかったら何がアベガーなのか、というレベルのアベガー案件じゃねーの? 今回の一件は、安倍一味が勝手にずっこけて「お前ら何見てるんだ!笑うな!笑うな!」って真っ赤になって怒鳴ってるようにしか見えんのやが・・・ 1400年がせいぜい1300か1200年になる程度の違いやんけ それに、ケチつけてるのはパヨク!ってのもちょっと違うような・・・
東大史料編纂所教授という国史学の最高権威が文句言ってるんやで。本郷先生は別にこれまでサヨクっぽいところなかったやろ。 国書から取るのが望ましいって言った途端に候補に令和が加わって
それが最終的に選ばれたって経緯が明らかになってまうと何か釈然としない気持ちにはなるなぁ
結果として自然に国書から選ばれたら何も言われへんけど今回のは強引な感じが否めない
それより何より今更に昔の人の漢籍の教養が羨ましいンゴねぇ
学生時代は漢文なんて必要ないやろって試験に必要なとこだけ丸暗記して乗り切ったから何も身についてへんし
岩波文庫の漢詩は何冊か持っとるけど読んでも教養として身についてる実感はないし
独学でなんとかなるもんなんやろか 裾野が違うから昔みたいに教養として、というのは個人が頑張っても無理じゃないかな 安倍「新しい元号は国書から頼む」
専門家「これは万葉集にある言葉です」
安倍「令和・・・。和という文字が入ってるね、日本っぽくていい。これにしよう」
専門家の心の中「こいつこれが大和言葉ではないことに気づいてない。文選に典拠があることも気づいてないな。でも黙っとけば伝統守れるしいいか」
TVの特集で安倍「史上初の国書からの採用なんです。これは歴史的な快挙です」
こんな馬鹿な首相に説明しなかった専門家にも問題ないか?これを馬鹿ということでアベガーとか左翼ガーとか言われたくはない。でも一応専門家が安倍の無教養を考慮に入れなかったことが悪いことにしようよ。 元号関連での難癖は明らかに左翼の負け戦なんやから
あきらめて撤退したらええのになあ ワイは院生時代は「内職のしやすさ」でバイト選んでサボって読書してたで
病院の夜勤外来受付とかネカフェの清掃とか夜勤系は時給高くてサボりやすかったわ
本当は学振やフェローもらってバイトしないのが一番なんやけど無能やから掠りもせんかったしな
加藤周一なんかの読書行為にかけてた熱量は凄いな >78
おっ出たな埼玉
あの時の本土のとうすこスレに貼ってあった画像は漢代の桓寛『塩鉄論』やな
塩と鉄と酒の専売制をめぐって法家と儒家が論争した記録の書やね
書名から塩田くんの家族ネタで誰かがふざけて貼ったんやと思うけど
あの画像は伊藤仁斎門下の林義端の京都文会堂が版元の和本やったな
漢文を読む方法は大きく分けて訓読法と直読法の二つがあるんや
最近大学受験をした埼玉が学んだのは返り点・送り仮名・句読点を打つ訓読法やな
漢文を日本語の語法に従って読み直す方法やね
南都六宗の僧侶が漢訳経典を読むのに使い始めたヲコト点が発展して
近世になって後藤芝山発案の後藤点や山崎闇斎発案の闇斎点が生まれて今の訓読法になったんや
返り点と送り仮名は文法規則を踏まえれば割と打ちやすいとは言われてるンゴ
埼玉の好きな西郷の「敬天愛人」はレ点の小返しと送り仮名を打って「天を敬い人を愛す」とすぐ読めるやね
古田島洋介の『これならわかる返り点』(新典社新書)と『これならわかる漢文の送り仮名』(新典社)っていう読みやすい参考書もあるで
文章を区切る句読点に関しては「変態」の研究者でさえも難しいと言われとる
全体の文意を捉えなければ打ちようがないからね
最後に直読法やけどこれは白文のまま中国古典語として読解するまさに「変態」の方法や
ヲコト点以前の奈良貴族や僧侶はこうして読むしかなかったんやけどヲコト点の誕生で訓読法が発達してからはしばらく忘れられとった
これを批判したのが荻生徂徠や伊藤仁斎・東涯の「古学派」と呼ばれて有名な近世の思想家たちやな
「変態」の徂徠は同訓異義を退けて漢詩文を厳密に作成したかったから長崎で通詞(通訳)をしとった岡島冠山から唐話(中国語)を学んで
華音(中国近世の江南方言の音、北京方言とは事なる)で漢文を音読する訓読廃止論を主張したんや
訓読と直読の歴史については金文京『漢文と東アジア-訓読の文化圏』(岩波新書)って新書があるけどあまり読みやすくはないンゴ…
ちなみに徂徠には「柳沢吉保に登用される前は貧しくて豆腐ばかり食べていた」っていう伝承があるで
とうすこ民の徂徠をすこれ 朝鮮やベトナムにも日本と同じく漢文の訓読文化があったで
朝鮮には口訣(クギョル)っていう日本のヲコト点に似たものがあるし
ベトナムにもチュノムがあるのが有名やな
訓読法が発展してから東アジアの共通語になり得たけど本質的には外国語やからね漢文は
小助川貞次「漢文訓読の多面的意義」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jslk/7/0/7_56/_pdf ベネディクト・アンダーソンの「公定ナショナリズム」と「俗語の国家語化」って議論がまさにそれやけど
言語とナショナリズムって密接に結びついているからややこしいんやね
漢語と和語の違いでここまで熱くなるのもそれやろな
たとえば今のラオスが公用語としているラーオ語ってのは言語的には東北タイ方言(イサーン語)の一種なんやけど
ラオスの言語政策は隣国タイとの緊張関係や文化ナショナリズムやソフトパワー関係から独自の語彙を作ることに熱心なんや
矢野順子『国民語が「つくられる」とき-ラオスの言語ナショナリズムとタイ語』(風響社)って短いブックレットがあるけど面白いで >>88
一応平成の時も国産が候補には入ってたんやろ?
伝統というよりは女性天皇や一人一元号レベルの慣習ではある
孫引きと安帝は草防げなかったけど >>85
・音読しない
・句読点まで一気に読む
これ心がけると、綺麗な文章は速く読める
慣れると内容も新書レベルなら一発で頭に入るようになるよ 逆に専門書は時間かけてなんぼの精神で読まんとあんま意味ないかな
新書は読みやすい入門書だから速読でも問題ない(そのレベルのことしか書いてないことが多い)けど
専門書は明らかに他の文献も読まんと理解できんものが多いから
適した読み方がまるで違う 石川達三の『生きてゐる兵隊』か火野葦平の『麦と兵隊』かどっちの戦記文学か失念したんやけど
野戦中の施設の標札を中国兵に読まれないように「きゆうごじよ(救護所)」みたいに平仮名で書く中国戦線の描写あったンゴねぇ…
今は簡体字・繁体字・新漢字・ハングル・クォックグーと別れてしまったけど同じ文字を使ってた時代ゆえの奇妙なシーンやね >>102
法を情けで曲げろと叫ぶパヨクさんに聞いてほしい噺やねえ >>90
あと奈良時代の四文字元号とか。
>>93
昔みたく教養でやってくのってやっぱり限界あるよなぁ。 ワイは漢文ガチ勢やないし現代中国語も知らんからよう分からんのやが
漢文を直読するんは他の外国語を習得するんと比べてもそんな難しいんかな?
なまじ学校で訓読法を習うから直読なんて変態の所行にしか見えんへんけど
現代では語学学習も身近やし他の外国語は古典語も含めて直読が普通なんやから
素人考えには外国語のように学ぶことも割とできるんちゃうかと思えるんやが >>98
塩鉄論ってマジで塩鉄に関して話してたんか草草の草
南都六宗や山崎闇斎って文化にそんなにすごい影響与えたんかあ
山崎闇斎は朱子学の人だから幕藩体制支持者なんかと思いなんとなく嫌ってたが やっぱり儒教学ぶにはいいんやな
荻生徂徠とか伊藤仁斎って古義学や古学で論語すごい持ち上げてたけど
前このスレで語られてたラディカル的な古典主義者だったんだな
こういう話を受験時に聞きたかったな
めっちゃ荻生徂徠とか覚えやすくなるわ
>>100
中国ってやばいな
黄河で文明が始まるのは紀元前5千年ほど前だっけ?
やっぱアジアの中心の国だな >>105
そうなんだ
最近読んでる本どうにも時間かかると思ってたけどなんか大学生が討論に使った本らしいしいいのかな 新書は立ち読みでええけど資料性が高いのはゆっくり、できればメモ取って読むんがええんと違うかな? せやな
無理して早読みせんでメモ取りながらの方がええと思うわ
出来れば他人が読めるレベルでメモ取るといいな
勘違いされがちやけど読む能力と書く能力は全く別物ってわけやない
「読む = 頭の中で書き直す」やからな
書く能力つけば読む能力も上がるから自然と読むのも早くなる
だから最初はメモ取るのもありやで >>104
音読せん方がええんか?
一時期音読ブームみたいなんあったな
あれどうなんやろな
ワイ興味もコロコロ移るもんやから読みたい本多すぎるのに入門書、原典、原典の解説書、研究書まで併読してたらすぐ数ヶ月過ぎてしまうわ
元々の知識ペラペラやから新書でも漫談本みたいなのはともかく学術性あるのになると1日では読み切れんしな
何より集中力続かんわ
ここのニキ達は日本史畑とか日本思想畑の人が多そうやけど専門外の知識も豊富で凄いやねぇ >>114
音読は小説とか詩みたいな文学作品以外いらんと思うわ
将来自分で本出したいとかなら別やけど 毎朝新聞読む習慣つけると読みやすくなるんやないか
朝飯の短い時間に概要掴もうとするから文章に慣れてくる 品田悦一「緊急寄稿「令和」から浮かび上がる大伴旅人のメッセージ
https://docs.wixstatic.com/ugd/9f1574_d3c9253e473440d29a8cc3b6e3769e52.pdf
「新しい年号が「令和」と定まりました。典拠の文脈を精読すると、〈権力者の横暴を許せないし、
忘れることもできない〉という、おそらく政府関係者には思いも寄らなかったメッセージが読み解
けてきます。」
品田先生キレッキレやな 元号粘着ニキは別にスレ立ててそこでやったらどや?
掘り下げて参考文献紹介したりしてくれてる人もおるけど元号絡みの識者の発言ペタペタ貼るだけなら流石にスレチやで ブクログとか読書メーターで感想をまとめるのもええで
メモより手軽で楽やし結構まとまった内容毎回書くからな ぶっちゃけ>>118みたいなのはネトウヨ嫌いにとっても嫌悪感しか感じないな。お前らはどうなの?
元号を学問を通して政治批判にもっていってるし、世間でおこなわれてる二元対立自体を破壊する方向で語れや学者なら そもそも元号自体が極めて政治的なものである以上政治闘争の場で語られるのはそりゃ当然としか
安倍ちゃんが政治アッピールの道具としてつこてるのは自明やしな 学者って大抵高学歴正社員男性の「守られた人」やし
安全な所から政治批判ばっかりしてふざけんな仕事しろっていう121の感情もよくわかるわ
けど最近、丸山眞男の「後衛の位置から」っていうの読んで
戦前の知識人がろくろく反戦運動もせずに世界大戦に雪崩れ込んだ反省みたいなことちょっと書いてあって少し見方変わったかな 別に政治アピールやったとしても
「万葉集で日本の古典からは初や!日本万歳!」
くらいの話をあげつらう気にはなれんわ
別に元号でナショナリズムアピールしても
それ単体ではわいらの生活にはなんも悪影響ないからな 左翼なら元号自体否定すりゃええのになぁ
中途半端に天皇の権威を利用してる今の左翼の歪みがそういうとこにも出てる気がするわ 天皇の世継ぎのときの男系・女系といい天皇関係って本筋と関係ない糞議論に流れてく傾向があるのはなんなんやろな
大塚英志『感情天皇論』読んどるが日本人は実は誰も天皇になんぞ興味ないんやないかと思えてきたは >>14
保守右派言論人のエセ化は勝共連合=統一教会のお世話になり始めた時期からだと思う 右は古田博司もそうやけどまともやった学者を劣化させるスピードもやばい
古田博司で「タイトルはあれやけどまだ悪くない本」
と言えたのは文春新書の反日トライアングルでギリか?もうすでにきつい気はしたが
韓国学の俊英が韓国批判ですらないあへあへ嫌韓おじさんやもんなあ まあ、読書のネタに繋がるならなんでもええで
元号が議論になってるならそれに関係した本紹介してくれればそれでええし >>125
そもそも元号自体漢武帝からだし。
むしろ皇紀復活とか秦王朝みたく徳仁一年とかにするとかってやり方もあるんじゃないかと。 「元号 年号から読み解く日本史」 (文春新書)を今Kindleで買おうと思ってるがどうやろ
元号ネタって祭祀とかもかぶってるし儒教スレで話した方が良い話題かなぁ アチアチ議論で盛り上げてくれるのは嬉しいんやけど読書の話が少ないから元号関連の本を紹介するで
◆『古事類苑』歳時部三「年号」(国文学研究資料館 古事類苑データベース)
上巻「名称」「年号起源」
http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/saijibu/frame/f000156.html
上巻「年号通載」 大化〜明治
http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/saijibu/frame/f000158.html
http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/saijibu/frame/f000272.html
下巻「改元」
http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/saijibu/frame/f000273.html
下巻「難陳」
http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/saijibu/frame/f000296.html
明治に編纂された百科史料事典『古事類苑』が今はネットで読めるのでまずは歳児部の年号についての箇所を読もう(提案)
沢山の典拠を例示してくれるので面白いで
「改元」にいわく「代始改元」「祥瑞改元」「災異改元」「革命改元」「革令改元」の五種類の改元があると当時は考えられていたんやな
ゴリ押しで神武即位の元ネタになってる辛酉革命説は有名やけど甲子革令説の認知度ってどうなんやろな
阪神甲子園球場のお蔭で「甲子」のポピュラリティは現代でもクッソ高いやろうけど
「難陳」は改元にあたって新年号の選定をするために文章博士や紀伝道出身の儒学に通じた公卿たちが候補を議論した儀式のことやね
ここで引用されている明治の法制史家・大城戸宗重「明治年号難陳」(『如蘭社話』十号)の記述が面白くて
「改元の事は、漢ノ文帝の神仙を信ぜられしに権与し、武帝の奇を好ませられしに成りし者ながら、また世の進化の一証なるべし、
されど漢武帝、唐高宗の如き、一世に十二三の改元あり、我朝にても、二条天皇の御在位七年間に五回の改元あらせられ、
四条天皇は十年間に六回の改元あらせられしなどは、いと煩しき限りなり、明太祖は英断にも始めて一世一号と定められ、
今の覚羅氏も此制に倣はれたり、そは外国の事にて兎まれ角まれ、我が昭代の初、断然旧式に拠らせ給はず、
御一世一元と仰出されしは、賢き御世の一大美事ならずや」
と前近代の改元の煩雑さを批判して洪武帝が始めて明治政府も倣った一世一元制度を絶賛しとるんや
近代主義者からすると明の太祖の評価はやっぱり高かったんやね 個人的にオススメしたい暦法・年号関係の本や
◆細井浩志「時間・暦と天皇」(『コスモロジーと身体』岩波講座 天皇と王権を考える8巻)
天皇王権が元号や暦法を用いてどのように時間を支配していたかの簡単な概論や
この岩波講座の『天皇と王権を考える』は天皇を考える上ですごくいいシリーズやね
◆宮田登『日和見―日本王権論の試み』平凡社選書
日本民俗学の最後のエースと言われた宮田登が「日和見」「ヒジリ(日知り)」をキーワードに「時間を管理する王権」としての天皇を考えた試論やね
宮田は天皇制についてよく考えた民俗学者で網野善彦と上野千鶴子の三人との対談集『日本王権論』(春秋社)も面白いンゴ
◆久保常晴『日本私年号の研究』吉川弘文館
中央政府の定めた年号とは別に「私年号」という独自の年号が地域で使われていた現象についての古典やで
弥勒菩薩信仰から「延徳」「福徳」「弥勒」「永喜」「命禄」って年号が15世紀の東国の一部地域で見られたり
奥羽越列藩同盟が「延寿」って独自の年号を定めたり秩父困民党が「自由自治元年」なんてのを使ってた例もあるで
◆中牧弘允『カレンダーから世界を見る』白水社
会社葬や日系移民宗教の研究で有名な大阪民博の宗教学者が暦法とそれを形成するコスモロジーについて中高生向けに書いた本やで
太陰暦太陽暦の違いからグレゴリオ暦、ユリウス暦、コプト暦、エチオピア暦、ユダヤ暦、ヒジュラ暦、民国暦、主体暦、檀紀、皇紀…と
世界の暦について解説していて手軽で面白い読み物やね
こういうのは一過性のアチアチ議論で終わりにせずに長いスパンで考えていく方がええと個人的には思ってるで
天皇も代替わりするし昔読んで挫折したエルンスト・カントロヴィチの王権論『王の二つの身体』に再チャレンジしてみようと思ってるンゴ >>126
大塚英志や糸圭秀実が高く評価しとった三島由紀夫の「文化概念としての天皇」も
「空虚な中心」としての天皇に自覚的な主張やからポモの人たちにほどウケるというのは不思議な現象やね
日本浪漫派と保田與重郎のアイロニカルな天皇像ってのも福田和也と宮台真司あたりに評価高いみたいやし
福田・宮台・大塚はよく対談しとるしね >>128
これ言うとアレやけど日本人や日中韓北朝鮮の研究やってる人って多かれ少なかれ「ついていけんなあ………」的な思いがあるんじゃないかと。
キャロル・グラックも「歴史で考える」のあとがきで言葉を選びつつも「韓国人ウゼェ!便乗して日本叩きしてるんじゃねぇ!」的な事書いてたし 人文地理学・人類学・社会学みたいなフィールドと付き合う地域研究やると愛憎入り混じった難しい感情抱くと思うで
古田博司は文献中心とはいえ奥さん韓国人やったしな
戦後日本のベトナム研究のドンやった桜井由躬雄も遺言で遺骨をベトナムの地に撒いてもらうほどベトナムを愛した一方で
内心複雑な思いがあったことを『ハノイの憂鬱』ってエッセイで書いてたわ >>133
宮田登ってそんな偉い学者だったのか。民俗学のライトな入門書書いてる人ってイメージしかなかった >>137
宮田登は日本民俗学学会の会長としてケガレ論・ヒメ論・王権論・妖怪論と意欲的に試論を唱えたし
一般読者も多い民俗学者やったからね
60代前半と比較的若くして病没してからは宮田の後を継ぐ人材もおらず
各大学の民俗学講座が文化人類学講座に改編されて退潮してるのが現状やね
筑波・早稲田・慶応は今は文化人類学講座になってたはず
今も残ってるのは佐倉の歴博の総合研究大学院大学くらいやろか… >>134
福田と大塚は大分前に決裂したから今後対談することはないやろな
バルトの言からしてそうなんやがその類いの「ポストモダン天皇論」は究極的に天皇の権威補完するもんにしかならん気がするは
絓秀実みたく「天皇と君らが一言言ってくれれば連帯する」って全共闘に呼び掛けた三島への返答は「プロレタリア独裁を選びとる」とする以外ありえない、ぐらい言わんとな
大塚の天皇論、最後に天皇制否定するとこまで含め面白いけど根本的に階級って視点がないからもやもやする >>27
江藤の『一九四六年憲法』の解説を白井聡が書いてたり、WGIP陰謀論は左派のものになりつつあるのかな
反米右翼と反米左翼の親和性や親欧米vsアジア主義の対立軸がいよいよ表面化してきたというべきか 晩年の廣松渉の大アジア主義とかいう新聞寄稿を思い出すンゴ
あのころは日本と中国が手を組んで……とか言ってもバブルの日本が中国を吸収するイメージしかなかったみたいやけど
すっかり日本が中国に吸収されるか対米従属のままかみたいになってるのは不思議な感じやね
廣松も単なる左翼というよりヤクザ的なところのある「国士」っぽかったらしいし
熊野純彦たちの廣松伝を読むとけっこう『突破者』の宮崎学とかに近いところのある人やったんかなと思うで ネトウヨレベルの保守論壇の手合は相も変わらずWGIP唱えとるしWGIP陰謀論者としてはこの辺が一番数が多いし声がでかいやろ
あとこいつらが反米にシフトチェンジしたとは聞いてないから反米特有の説ってわけでもないやろ
個人的には親米と戦前と占領期のアメリカの陰謀論が両立する辺りは戦後保守の謎やわ
上で言われてる愛憎入り交じるって感じなんやろか
WGIPもいつか調べてみようかと考えとったけど
まともな学者は鼻で笑うだけで著書で検証してるのって秦郁彦くらいしか知らんわね
バカバカしくて付き合ってる暇はないって事なんやろけど >>143
>個人的には親米と戦前と占領期のアメリカの陰謀論が両立する辺りは戦後保守の謎やわ
>上で言われてる愛憎入り交じるって感じなんやろか
単にアホなだけやろ
反大日本帝国(反全体主義)かつ親米という立場が保守としては一番筋が通ってると思うけどそういう保守って今おらんのよな
おったらおったで中川八洋みたいな電波しか残ってないしな…
竹山道雄や林健太郎のようなオールドリベラリストのラインが平成以降すっぽり消えてるのはどういうことなんやろな これ↓は? 誰か読んだ?
賀茂 道子「ウォー・ギルト・プログラム: GHQ情報教育政策の実像」
若手だけどまともな研究者みたいだし、法政大学出版局だからトンデモウヨ本じゃないと思うけど。 ウォーギルトインフォメーションプログラムは前スレの繰り返しになるけど57年(昭和32年)の「明治天皇と日露大戦争」が大ヒットしその後天皇ものや戦意高揚ものが乱発されたのを見るかぎり、アメリカはたいして深刻に捉えていなかったとしか思えんのやけど。
秦郁彦=センセイが指摘されたように「江藤の反米プロレス」でガチでやりあうつもりなんぞ最初からないんやろ。 選挙行ったら年寄りばっかでめっちゃ驚いたんだけど
これじゃあ若い人間の話聞かねえよなあ 江藤淳は『時代と私』『犬と私』『深夜の紅茶』とかの軽めのエッセイ読むと、
それなりにいい家に育って「大日本帝国」と自己同一化してた幸福な幼少期が、
ちょうど敗戦と重なるようにして雲散霧消してしまったのが大きいんやろなって思うわ
母親の病気と死、二代目のボンボンで敗戦以後は「家長」としての責任を投げ出してしまった父親
こういう環境のなか繊細で夢見がちな優等生が「家長」的なものに過剰に同一化して
マザコンを妻に仮託したりしながら生きていこうとした姿は健気……と言えなくもない気がするんや
大塚英志の『江藤淳と少女フェミニズム』に引きずられすぎとるのかもしれんが
豪華本で出た江藤の日比谷高校時代の習作小説『フロラ・フロラアヌと少年の物語』とか読むと、
堀辰雄かぶれをさらにセンチメンタルにした、トラウマだらけの脆い精神が透けて見えるようで痛々しくて悲しくなるんや……
WGIPに関しては上であがっとる『ウォー・ギルト・プログラム』がかなり実際の資料に即しつつ、
そう簡単に占領軍の思い通りにはいかなかった苦労話みたいなのも盛り込まれてて面白い本みたいやで
まだ書評に目を通しただけで実物は読めとらんから無責任なことは言えんけど 赤尾敏の姪の赤尾由美は青林堂系のしょーもないネトウヨやね
江藤の反米に関しては「戦後と私」(1966)って短い随筆にエッセンスがつまっとるやね
「戦争によって何も得ず、戦後すべてを失った」って一文が象徴的やけど
『海は甦る』『一族再会』を書いたように祖父の海軍大将・江頭安太郎を尊敬しとったから日本海軍と連合艦隊の崩壊もショックやったと
他人の家柄調べるのが大好きな小谷野あっくんがよく言う「戦前のエスタブリッシュメントほどその特権を敗戦で喪ったから反米的」って代表例の一人やろうか
江藤は愛犬のために引っ越しするほどイッヌ大好きやったから犬関連のエッセイも面白いンゴ ロラン・バルト『象徴の帝国』の空虚な中心としての皇居
石田一良『カミと日本文化』の神道着せ替え人形論
河合隼雄『日本の深層』の中空構造論
コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』の日本的スノビズム
三島天皇論も保田のイロニイもそうやけど「中心不在の日本」ってのは日本文化論のテンプレっぽいやね バルトのL'Empire des signesは有名やし「海外の反応」「日本スゴイ」の典型として利用されてもよさそうなのにあんまりホルホルしとるウヨさんは見かけんね
まあパチンコを日本の特徴的な文化として挙げてたりするし、丹波哲郎やなんかの顔写真を載せて自分の顔と比べたりもしとるし
東アジアのなかの日本というコンプレックスを刺激するところがあるのかもしれんが
ちなみに宗左近訳のちくま学芸文庫版の翻訳はあんまり良くないンゴ……
当時流行の概念やったsigneを「表徴」と訳したり、努力は伝わってくるんやけど >>152
学芸文庫版で読んだけどあれ翻訳良くないんやね
ワイフランス語読めないからあれやけどシノザワ教授が翻訳した『神話作用』も訳がひどいって仏文系の人は言うとるねえ >>153
やっぱり現代思想につながる特殊な語彙の訳語とか概念のイメージとか定着しとらんかった頃の手探りの仕事やしね
篠沢教授にしても宗左近のバルトにしても黎明期の貴重な仕事には違いないけど研究の進展に合わせてアップデートは必要なんや
ちなみに篠沢教授はウヨの人やったけど『篠沢フランス文学講義』全五巻はおすすめやね
文学史の講義そのまんま活字にしとるから冗長なところは飛ばしながら読むだけでも17世紀の古典主義から20世紀後半の現代文学まで概観できるのはすごいことや
大学院入試の文学史知識をつけるレベルでも役に立つのに、学部生のころオモシロ講義をダラダラ聞いたような気分で読めるンゴ >>154
はぇ〜面白そう
図書館で試し読みしてみるわサンガツ
辻邦生や福永武彦がおったように学習院の仏文ってなんかタレント教授っぽい人多いやね 江藤淳や西部邁の「自裁」(共通して自殺をこう表現しとる謎)を評価する向きが左右問わずあるんやけど😓
森岡正博や立岩真也の生命をめぐる自己決定論への批判を読んでいると
江藤と西部は人生の最後で近代主義の陥穽から逃れられなかった気がするンゴ😔 宮崎学が部落解放運動の歴史を書いた『近代の奈落』はクッソ面白かったわ
岩波文庫に入ってる『被差別部落一千年史』の著者、高橋貞樹って全国水平社と日本共産党の両方で活躍した天才やったんやな >>156
そんな高尚なものか?
うつ病こじらせただけだと思うが >>147
> ウォーギルトインフォメーションプログラムは前スレの繰り返しになるけど57年(昭和32年)の「明治天皇と日露大戦争」が
大ヒットしその後天皇ものや戦意高揚ものが乱発されたのを見るかぎり、アメリカはたいして深刻に捉えていなかったとしか思えんのやけど。
GHQ占領下の話よWGIP
>>143
> ネトウヨレベルの保守論壇の手合は相も変わらずWGIP唱えとるし
WGIP自体は明々白々な史実
問題なのはWGIPの史実にことよせて戦前日本被害者説を垂れ流してる輩だよ
旧軍革新官僚残党ね
> >個人的には親米と戦前と占領期のアメリカの陰謀論が両立する辺りは戦後保守の謎やわ
大日本帝国エリートの「愛国右派」の大部分が反共の一点で「親米」に寝返り
しかし「反米」のしっぽをもってるからその「反米」の矛先をルーズベルト民主党とコミンテルンに向けたのが
「コミンテルン陰謀論」 でもまあ反日亡国論みたいなのが出てくる心性・土壌には興味があるな。
アンチネトウヨ的でも歪曲は歪曲やしね。 >>151
実際に語るべき中心もヘタすりゃ外枠すらもないからしゃーない
その手の日本文化論が沸き上がった時期がおおむねバブルの真っ只中いうのがなんかすべて象徴しとるな
なんで他のアジアに先駆けて日本が経済大国になれたのかいう答え探しとしての日本文化論
その経済大国の発展の内実が日本の技術やなんやより冷戦のエアポケットという地理的な位置とアメリカの支援いう外的要因のがでかいんちゃうのみたいな論出始めてる現状からみると色褪せてみえるは
時期ずれてたり思想異なったりするけど梅棹忠夫『文明の生態史観』や高坂正尭の現実主義にも似たようなもん感じる >>160
鳩山政権崩壊あたりから左派の反日亡国論が出てきた印象。
岩波の「世界」でも一時期陰謀論者がはばきかせてたし >>162
日本人が書いたもの含め結局ジャパン・アズ・ナンバーワンの変奏以上のものやないんちゃうの
バルト本人はどう思ってんだか知らんが『表徴の帝国』なんてポストモダン思想がそうだったようにはっきり日本あげの一冊として読まれとった記憶
既に黒歴史化なんやろけど「日本の経済的成功は文化的・政治的成功でありそれは既に西洋諸国を追い越し日本だけがポストモダンに突入したからや!」
いう奇怪な論理でポストモダン思想を「日本すごい」に読み替えて受容したのが我が国の80年代やし
保守政治論や未来学が「日本すごい」にすり変わってても特に驚かん WGIPとか日本被害者説に関連して思い出したけど東京裁判が事後法だから不当だったって説は今右から左まで当たり前のように受け入れられてるけどどうなんやろな
ワイは自然法論持ち出せば事後法ではないと思うんやけど
なんかお勧めの本あったら教えてクレメンス
そういやなぜか読書スレで東京裁判について一度も語られてなかったけどそれだけ左右問わず判断が難しい問題なんかねえ まともに真正面から学問的にWGIPを論じたものはなかったね…
江藤淳はWGIPを唱えていたけど、自身の研究としてら書いていないはず
東京裁判は石川達三とか火野葦平とかパール判事とか松本烝治とか東條由布子とかの関係者の意見を集めて行って構成すると何か分かりそう
今風の自然法論は当時の日本の法体系にはなかったのでは?
全く罪や責任がないわけではないがそれを裁くための完全に正当な手段が欠けていたという印象 東京裁判ネタやと赤坂真理『東京プリズン』が一時話題になっとったが微妙やったな
天皇の戦争責任問うのはええねんけどそれ以外がちょっと 00年代後半の東京裁判プチブーム以降なんか動きあったやろか
07年に中島岳志と小林よしのりの論争があって08年に日暮吉延が『東京裁判』でサントリー学芸賞とってたな
『現代思想』も07年の10月号で「東京裁判とは何か」って特集組んでいてこれは古本屋で買ったら面白かったンゴ
「陸軍刑法等の当時の国内法でも戦犯たちを裁けたのでは」って秦郁彦『現代史の争点』の主張や
「細川嘉六と戒能通孝が唱えた「日本人自身による裁判」」の可能性について触れたジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』あたりの主張は仮説とはいえ興味深いやね
特にダワーが名前挙げた細川嘉六は悪名高い横浜事件で特高刑事たちに拷問されたうえに獄中におったから当時の政府に恨みもあったやろうし 「日本悪玉論」を拡散するジョン・ダワー 『歴史通』 2015年7月号 岡部伸(産経新聞編集委員)
https://ironna.jp/article/1634
ちなみにダワーに関しては産経がこんなアホ丸出しの記事を載せてて引いたわ
中身を要約すると「歴史家声明に署名したダワーは反日日本研究者!ニューレフトの亡霊!ちなソースは江崎道朗!」
絶対ダワーの著作読んでないやろコイツ…
『敗北を抱きしめて』『容赦なき戦争』『吉田茂とその時代』『忘却のしかた、記憶のしかた』とダワーの著作って基本的に日本に同情的な記述が多いやんけ…
しかもこの岡部って記者は海外支局経験が長いらしいンゴ…それでこの程度の見識ってこれもうわかんねえな >171
韓国で『孤独のグルメ』が衝撃的に受け入れられたのはこの価値観を破壊するドラマだったから、なんだそうな >>1
これ1980〜1987年の韓国ね
40年前の韓国を今政治家と官僚がトレースしてる最中よ
10年後1997年にアジア通貨危機が起きた
https://i.imgur.com///zQFGDH4.jpg
愚者は歴史に学ばないんやね 林達夫の「一高時代の思い出」(1951)って随筆読んだら大佛次郎(野尻清彦)が林たちの世代の名投手だった話が書いてあったわ
旧制一高の野球人脈って面白いンゴ 一高の野球人脈とか文学畑に限っても正岡子規から清岡卓行までおるからなぁ
奇しくも子規も清岡もキャッチャーや
清岡は『アカシアの大連』に出てくるように練習中のデッドボールで退部してしまったけど
小説『薔薇ぐるい』には戦死した野球選手のベストナインなんか載ってて面白いンゴ
同じ本の附録に「薔薇の名詩アンソロジー」も付いてて、清岡の中では野球チーム組むのとアンソロジー(勅撰漢詩/和歌集以来の)は重なってたのかもしれんな
「打線組んだwww」スレのご先祖さまや
野尻清彦はあのへんの世代のもの読むとチラホラ出てくるやね
河野与一『学問の曲り角』にはロシア語の授業で一緒になった話が出てくるし
慶応の青柳瑞穂と仲良くて同居とかしながらアンリ・ド・レニエなんかのフランス詩人を訳して荷風に見てもらったりしてたらしいわ
青柳の孫でドビュッシー研究/ピアニストの青柳いづみこが平凡社ライブラリーで祖父の評伝を書いとるんやがそこに載っとった 林達夫と三木清と中井正一が京都帝大時代に影響を受けた美学者の深田康数を読んでみようと思ったら
深田って戦前の大学者にしばしばある生前には一冊も著書を出さなかった人なんやね
ラファエル・ケーベル門下ってこともあってか没後に岩波書店から全集が出てるけど 清岡卓行の『アカシアの大連』読んで実際に大連行ってみたらヤマトホテルに満鉄本社と日本統治時代の建物がかなりの数残ってて意外やったわ🙄 アンソロジーってその人のセンスが出るから面白い世界やね
作品社の『日本の名随筆』シリーズが大好きなんやけどあれも編者の好みが見えて面白いわ
アマタイが選んだ別巻82の『演歌』は実にチョイスが渋かったンゴ アンドレ・ブルトン編『黒いユーモア選集』みたくある文学的な概念を提唱して過去作品の中からそれに見合うものセレクトしてくアンソロジー好き
なかなかないけど 今は読まれないシュニッツラーやダヌンチオやはりいい
近デジで結構読める ダヌンチオは今読まれるとしたら三島由紀夫からになるんかな
あんまり読まれんいうたらアナトール・フランスすこ
『神々は渇く』はさほどでもないけど短編は面白い >>165
東京裁判事後法批判と自然法についてなんやけど
日本てベルサイユ条約に一次大戦の戦勝国として調印しとる
だからベルサイユ条約に規定されている戦争犯罪を日本は認めていると見なすのが自然という理論なんかががそれなん?
間違ってたら教えてや
その辺のベルサイユ条約の解説や国際法としての自然論とかの入門書でオススメがあれば教えてクレメンス
ワイ自身はベルサイユ条約はフランス語だっけ?なレベルやけど学ぶ気と図書館へのアクセスはあるで 東京裁判の史料を世界中回って収集したことで有名な粟屋憲太郎にいわく
「平和に対する罪」の期間が1928.1/1から〜1945.9/2に設定された謎については
「なぜ1928年が起点とされたかは今もって不明だが28年のパリ不戦条約と張作霖爆殺事件が関係してるのでは」と指摘しとったな
粟屋の『東京裁判への道』は講談社学術文庫に入ったし入門書としては手堅いと思うンゴ
第一次大戦以後の「戦争違法化体制」のあとで日本がどうやって折り合いつけて戦争しとったかについては
伊香俊哉『近代日本と戦争違法化体制―第一次世界大戦から日中戦争へ』(吉川弘文館)って優れた本があるで
吉川弘文館の薄緑の専門書やからクッソ高いので興味ある兄貴は図書館で借りて読んでみたらええんちゃうかな >>150
赤尾由美が赤尾敏の本を最近出版してたな。 >>186
事情で返信遅れたけどサンガッ
図書館にあったら読んでみるわ 東京裁判や戦犯関係も結構「日本の保守派や右派の味方する気は更々ないけどお前らの言い分もついていけんわ……」的な本結構あるから
ソニア・リャン「コリアン・ディアスポラ」も言葉選んでるけど「強制連行つってるけどお前ら金欲しいだけやろ?」って言いたげやし。 さすがにそこまでではないけど朴裕河なんかその路線の代表やな
実際先鋭すぎる左派に嫌気がさしてる層は多いやろし
そういう層に届く論理を模索するのは大切やで DADAスレ見てると冷笑連呼してる連中も結局私怨な気が。
Twitter観察板の連中なんてちょっと詰めると「震災の時の民主党叩きガー」しか言わないし。
十年近く前の事を根に持ってるとかどんな陰キャなんやと 朴裕河現象って00年代から続いとるしネットの冷笑系云々は関係ないと思うんやが🤔
構図としては90年代の加藤典洋vs高橋哲哉の「歴史認識」論争みたいなリベラル内部の党派抗争の焼き直しってイメージやな🙄
加藤の『敗戦後論』も朴の『和解のために』もナショナリズムに一定の評価を与えていた点で共通しとるし😌
ナショナリズム評価を分水嶺にして旧来のリベラルと国民国家批判を譲れないポスコロ/カルスタの左翼が喧嘩してる感じがするンゴ😑
前田朗編『「慰安婦」問題の現在』って批判書もそんな感じやったな😓
加藤高橋論争は安彦一恵編『戦争責任と「われわれ」-「歴史主体」論争をめぐって』(ナカニシヤ出版)や李順愛『戦後世代の戦争責任論―『敗戦後論』をめぐって』(岩波書店)がうまくまとめとるし
数年後には朴裕河現象もそれなりに総括されてるんちゃう😎 党派で思い出したが最近『憂鬱なる党派』で高橋和巳を初めて読んだんやが暗いな😓
観念的な漢語が多い文体で読みにくいし出てくる人間も暗いンゴ😨
これが流行っていた半世紀前の大学生ってクッソ真面目やったんやなと思うわ🙄
最首悟、山本義隆、滝田修もこういう時代にアカポス捨てて活動家になったんやな😎 >>194
そもそも冷笑とか冷笑叩きとか関係なく政治的な発言多い奴らはしばしば災害が起こるたびに村山政権のときや菅政権のときを引き合いに出して争ってる
私怨以外の何者でもない
東京裁判のそれが冷笑というのはやや違う気もするが >>196
1940年代から1960年代って灰色やセピア色の時代って印象が強いな
戦後復興と経済成長を冷戦という背景のある中でやってる時期だもんな… >>195
朴裕河の帝国の慰安婦ってなんかイデオロギーの対立になってもうてるけど
学術的な手続きがガバガバで論ずるに値しないっていう火の玉ストレートがあんま顧みられてないのはなんでやろな >>196
さすが吉川幸次郎門下の中国文学者やなって感じするよな
しかも専門が六朝美文やから語彙もかなり華麗やし
学者としてのデビュー作になった『李商隠』は林達夫も「えらい若手学者が出てきた」とびびったらしいンゴ
美文や四六駢麗体のレトリックの裏側にある政治的敗北者の問題も含めてそこまで読める学者は高橋しかおらんと期待されてたみたいや
だからこそ立命館やめて明大の文芸学科に移っていたのを吉川は京大の自分の後任に無理に呼び戻したんやね
それが学生運動と重なって死期を早めることになったのが皮肉やが……
今は『李商隠』も河出文庫の高橋和巳セレクションに入って俵万智が解説を書いとるね
滝田修は「パルチザン前史」なんか見ると意外と軽率な人だったんかなって気もするわ
京都の予備校生も含めた学生たちから教祖みたいに担ぎ上げられて乗っかってしまったというか
岩波の「思想」に載ったローザ・ルクセンブルク論は面白そうやったけど 左派にも右派にも違和感ある層が冷笑系にしかいかんのがネット言論の敗北やな
いいとこ取りとまでは言わんがもうちょい現実的でバランス重視の積極的な立場はないもんか 滝田修は意外に軽薄な性格やったのかも知れないってのは
赤衛軍事件で一緒に逮捕された川本三郎も『マイ・バック・ページ』でも書いとるね
喫茶店で爆弾闘争の話を大声でするような危機感の薄さに面食らったと
ただ滝田も川本も脇が甘かったとはいえ実行犯の菊池良治に巻き込まれてしまった感はあるやね
しかし『マイ・バック・ページ』読んでるとネトウヨの「朝日が極左で反日」って主張はどっから来たんやろなあと思うンゴ
『朝日ジャーナル』が例外的に認められてただけで全共闘の学生たちは朝日を「ブル新(ブルジョア新聞)」って軽蔑しとったそうやし
実際にサツ回りやってる社会部の記者たちは警察の怒りを買わないようにしていてものすごく保守的やったって川本は書いとるしな サツの怒りを恐れて御用記事を書くような奴は反日だろ
取材などせず、ひたすら心の赴くままに記事を書いて、それが期せずして大本営発表となっている。その境地に達してはじめて愛国新聞と言える。 >>202
小熊英二の「民主と愛国」でも学生が「石原慎太郎こそ左翼だ。大江健三郎?革命が起こったら即座に処刑だ!」とかドヤ顔で語ってたりしてて草 >>201
自分を「現実的でバランス重視」とか思ってる奴こそ冷笑系やネトウヨになるんだよなぁ
そんなバカが積極的に活動した結果が今のネット
バカはバカを自覚できんから「自分は右でも左でもない」とか叫びながら「積極的」にファシズムに加担していくんや >>205
言いたいことはわからんでもないけどそれやから
ガチ右翼やガチ左翼が正しいことにもならんやろ
要するにそういう層をファシズムに荷担させんように
取り込む言葉が必要やっていうことや
別に今の中道気取りがまともとは言うとらんで 明月堂書店-たけもとのぶひろ
http://meigetu.net/?page_id=2838
滝田修(竹本信弘)のブログ見たら天皇論書いたりしてて日本回帰しとる感じやな
反安倍ではあるみたいやけど
『叛乱論』の長崎浩も『玉葉』『愚管抄』について著作出して日本古典に親しくなっとったし晩年の黒田寛一も短歌詠んだりしとったから
バリバリの新左翼であっても年取ると日本回帰したくなるものなんやろか
1930年代にマルクス主義のあとに日本浪漫派が隆盛したのに似てる気もするけどまた別の問題かね 経済左派、政治右派が安倍内閣の特徴だと思うので日本に回帰しても反安倍はあると思う
文化的右派は意外とパヨクと罵られてた憲法学者にいる(樋口先生など。歴史に学べと言いながら憲法学は外国にはない狂った学問とか憲法学者はほぼ全て反日とかいう言説がネットでは支配的だが)
戦前には左派だけど天皇に近しい知識人もいたし皇族も左派に影響を受けていたのではないかという俗説もあるね
必ずしも矛盾するわけではないと思う そういや樋口陽一はよく和服着て出てくるンゴね
まあそういうファッションレベルの話やないか 樋口陽一はレジス・ドブレの「思想としての共和国」の鼎談とか読んでると右派って言うか国権的な考え(まあ保守派への挑発もあるんだろうけど)を多少ちらかせてるよなぁ 挑発込みもあるしフランス型の共和市民主義武闘派のエッセンスもあると思うわ
銃を取るものが投票して国家を支えるの精神面だけ受け継いでる感じやな 樋口陽一と井上ひさしと菅原文太が同時期に仙台一高にいたのすごい話やね
『青葉繁れる』はブスな女子を手ごめにしようとする話とか今となってはアウトな挿話が中心なんで読んでてしんどかったけど 仙台一高っちゅうと『ア・ルース・ボーイ』の佐伯一麦好きやな 香山ネキが太田出版から根本敬論出したらしいが誰か読んだやつおるか?
ハンJについても巻末で触れてるそうだから気になっとるんやが。 小熊英二の『市民と武装』を読んだからその流れで図書館で借りたんやけど
清水隆雄『アメリカン・ソルジャー-米国社会と兵役制度史』(志学社)って本が面白かったわ
アメリカの武装権・マイノリティと兵役・文民統制の歴史について書いた本
民警団法(Posse Comitatus Act)って連邦法があるから米軍の国内活動はかなり制限されとるんやね
ハリケーンカトリーナほどの大災害があっても州軍以外は国内で出動させてはアカンっちゅう制限は変わらなかったそうや
憲法修正第二条の武装権と並んでアメリカの歴史を感じさせる興味深い法律やわ
この本の一部はPDFになっとるンゴ
清水隆雄「米軍の国内出動―民警団法とその例外―」
https://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/refer/200708_679/067901.pdf 特殊漫画家の根本敬と同姓同名のビルマ研究者がいるんよ
『抵抗と協力のはざま―近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 』はええ本やったわ 香山リカの根本敬論は面白そうやな🤔
半自伝的80年代論の『ポケットは80年代がいっぱい』に曰く
山崎春美のガセネタってアングラバンドの自殺未遂ライブなんてのに関わってたのが医大生時代の香山リカなんやろ🙄
根本敬の死体漫画は鬼畜系サブカルを知らない世代としては単にグロくてキツいだけなんやけど😭
あれを90年代に褒めてた香山が転向した経緯は気になるな😎 わいらが言うのもなんやがハンJに期待しすぎたのはリカネキらしい勇み足やと思たけどな
基本的にわいらそれまで培ったネットリンチの手法をネトウヨにたまたま適応しただけやしな
知識人が期待寄せたり誉めるようなもんとちゃうで 香山の転向はやっぱ反原連のデモを茶化した時に詰められたのが原因では?
今でこそ野間たちと行動共にしてるけど最初は「デモなんかで世の中変わる訳ねーだろw現実みろやw」的な冷笑丸出しのコメントとかしてたし ネット特有の集団仮想リンチに例外はないことが証明されたやろ
イデオロギーと一体化しているのではなく別個の原理で発生することが確認できたのは重要や
ネットのこういう動きは分析すれば原理論みたいなものが出来上がると思うけど方法あるんかな 単にTwitterが複垢作り放題で事実上コテつきの5ちゃんと化してるから起きた現象じゃ。
LINEみたく紐付きにするだけでだいぶ変わるんじゃ。
(その代わり5ちゃんに出戻りかが増えるだろうけど) まともに分析するためにはハセカラとか詳細に調べなあかんしな
今も残存してるハセカラキッズはめんどくさい半グレが多いから
研究すること自体リスクがあるんちゃうか 香山の根本論Amazonの好意的な書評とか見ると面白そうだけど現在の反ヘイトの立ち位置とどう折り合いつけてるのかは気になる。
「ディープコリア」なんて最初はともかく再販は明らかに嫌韓ブームに乗っかった部分もあるし ハンJ祭りにイデオロギーはなかったとか言うけどこのスレ含め初期からこの板のスレ見てると皆しっかりしたリベラルの思想持ってるように見えるけどな
本土だって女叩き以外は基本的に左派的な論調強いしの
イデオロギー無関係っていうとそれはそれで本質見誤るやろ、ネトウヨの巣窟だった2chの中にあってなんJのようなリベラルな土壌が生まれたプロセスから研究した方がええんちゃう https://twitter.com/AMAGI99678397/status/1115924154400694272
こいつ知らなかったけど結構やばい。ツイート皆無で罵倒リプライ飛ばしまくってて
相手が決まって左派。
リプライを表示して全部「無礼」で通報した。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) >>205
「現実的」であることと「バランスを取る」こととはイコールではない…ということを理解してないんだと思うよ
いわゆる冷笑系って
「現実的」というのは「しっかり地にあしが着いてる」「自分が生きてる現実がちゃんと見えている」
ってことだから、「バランスを取る」ってのとは別の次元の話だ 本を読めば読むほど馬鹿になる奴はいるが、レベルが全くあってないんだろうな。
深堀して視野も狭くなるたこツボ的逆効果も感じられる。 >>226
なんJってぜんぜんリベラルじゃないじゃん。韓国叩きのスレとかも定期的に立って伸びてるし。
基本的にヘイト系とは親和性が高いわ。
スレタイだけ反日で中身ウヨの嫌儲とかと基本的な構造は同じ 人類の歴史に現れたばかりで不可解な動きを繰り返すネット空間を体系的に説明できる方法があるかもしれないと思ったんや
社会学って現実社会をこういう視点で捉えてるんかな、エミール・デュルケムとかマックス・ヴェーバーとかの著作をちゃんと読んでみるわ >>226
ツイッターで猛虎弁使っとる奴見ると大概ネトウヨやで >>231
「リベラル」って言うと品行方正さを求められるからあかんのかな?別に左派的であることは間違いないやろ
嫌儲もネトウヨの裏返しだからリベラルじゃない、とかよく言われるけど、思想としては間違いなく左派やろ
リベラルであることに完璧を求めとったらキリないで
てかなんJは韓国よりアメリカやイギリスの方がもっと叩いてるしその延長線上でアメポチネトウヨも叩きまくってるやろ
そらケロカスやのガイジやのま〜んやの露悪的な差別語使いまくっとるけど、それと思想は別腹やと思うんや >>234
> そらケロカスやのガイジやのま〜んやの露悪的な差別語使いまくっとるけど、それと思想は別腹やと思うんや
前のスレで紹介した『言語過程説の探究」(明石書店)「差別語差別表現の本質」(川島正平)おすすめ
「リベラル」「左派」を自称してる人が「別腹」と称して「ケロカス」「ガイジ」なんて差別用語使ったらダメよ
自分で自分の思想うらぎってるんだから >>235
そういうリベラルの完璧性の話はしとらん
差別語使ってることとは別腹としてなんJの一般的な思想傾向が従来の2chとは違う左派的なものだったという事実は歴然とあるわけや 本土におった感触やと思想というより嘲笑える対象を
その時その時で叩いてる感じやな
だから隙を見せたらフェミも韓国もネトウヨも左翼も叩く
スレによって層が違うのもあるけど回りの顔色伺ってたたくやつ決めてるのもおるやろな
ネットなんてそういうもんでイデオロギーを前提にするとずれるんちゃうかな >>236
> >>235
> 差別語使ってることとは別腹としてなんJの一般的な思想傾向が従来の2chとは違う左派的なものだったという事実
匿名掲示板の本質は巨大な井戸端会議だよ
右左のイデオロギ関係なく、ひそひそ話他人の悪口侮蔑軽蔑羨望嫉妬の花が咲く場所w
>>220のレスが一番的確な答えだよ
> わいらが言うのもなんやがハンJに期待しすぎたのはリカネキらしい勇み足やと思たけどな
> 基本的にわいらそれまで培ったネットリンチの手法をネトウヨにたまたま適応しただけやしな
> 知識人が期待寄せたり誉めるようなもんとちゃうで まあイジメられっぱなしの非主流マイノリティでも5chでならなんぼでも与太垂れ流せるしな
ネトウヨもパヨクもそれで錯覚しとるだけで大多数は極端によらない中間層や無いかな
ここにも勘違いしっぱなしの左翼がいてるみたいやけどさ…やれやれ(冷笑) ヘイトネタで思い出したけど大江健三郎ってなんで今まで左派から糾弾されなかったのかね。
「遅れてきた青年」や「叫び声」なんてそれこそネトウヨが妄想で書いたような話なのに。
(元ネタのセリーヌがヘイト丸出しだからそれを真似たんだろうけど) 本多勝一がなんか批判してたんはあったな
あれもなんかいかにも極端な批判やったけど 上の香山の本でもなんJは元からリベラルな板だったって紹介されてたよ
例えば野球ファンとして大谷選手を賞賛するけど、「大谷は日本の誇り」だの大谷すごい=俺すごいみたいな思考する奴は批判するし
「野球好きならええんやで」の精神で在日やマイノリティにも寛容だし、偏狭なナショナリズムに批判的なんだと
ワイもなんJの傾向としてこういうリベラルな土壌があったことは事実や思うけどな 確かに本土にはじめて行った時は在日とか韓国出身の選手がその事だけで叩かれる事があまりないのが新鮮だったわね
当時の(今もかもしれんが)2chはごく一部の例外を除いて嫌韓と在日叩きがデフォやったから
上の方で親米と反米が両立する謎ってのがワイも気になってちょっと調べてみて目についた
「親米」日本の誕生を読んでみたけどわかったような分からんような感じやったわ
日本人の対米認識に関してなんか面白い本知らんやろか 小谷野あっくんの『反米という病』とかいう本で護憲派や左右の反米主義者を片っ端から批判して江藤淳も批判してたけど
最後の結論が「なぜ日本の知識層は護憲派左翼なのか?→WGIPに洗脳されたから」とか言い出してファッ!?ってなったわ
いや当の江藤淳が言い出したWGIP陰謀論って反米の最たるものやんけ >>242
その香山がそもそも思い込みで言ってるだけで実態は違うのは何度も指摘されてるやろ。 香山リカら極左も、本当に馬鹿で、真実を知りたいという知的誠実さが全くない。
https://blogos.com/article/367159/ 今日、ショッピングモールの本屋で本多勝一の日本語の作文技術が面陳列で。
こいつはこれぐらいか。 >>240
まあ小説やしな
そんなん言ったら後発の中上健次とか村上龍もアウト でも「遅れてきた青年」って四国の僻地って設定なのに終戦直後に朝鮮人がゾンビの如く湧いて出てくるとか良いのかよって感じ。 それも小説やし
あれを今の朝鮮人ヘイトへの文脈に繋げるのは無理ある
完全にフィクションとして書かれてるのや
出版された頃の時代背景もあるし
今更批判するのもナンセンスやな
小林よしのりみたいに地続きで今のムーヴメントに
加担してたら批判する価値はあるかもしれんが
作品論的に言えばセリーヌがユダヤ人ヘイトに加担してたからといって
作品の文学的価値まで否定はされんやろ(少なくとも日本では)
セリーヌという人間は否定されまくりやけど プラトンが奴隷制度を認めていたという理由で国家篇を批判するようなものやな でも南京大虐殺を茶化したらしいなろう作家さんに酷い事したよね あれはわいら適当に弄って遊んでただけで
目をつけた頃にはトントン拍子でアニメ化中止してたと思うわ
正直回収とかアニメ化中止は過剰反応やと思ったけど
弄って遊んでる側のわいらはそんなん関係ないわで一蹴できるんやな
これがネット民の本質やで 南京大虐殺だろうが東日本大震災だろうが元ネタがシビアな奴はネタにするだけで高リスクなんやで
ラノベのノリで高リスクなことに手出したらボコられるのも当たり前や
まあパクリ指摘された震災小説を絶賛してた今の文学界にそんなこと言われても「は?」ってなるやろうけどな 高リスクなことをやったからアウトでもしゃーなし理論は間違いではないけど
リベラル側がそれに乗っかるのは危ういところはあるな
ピエール瀧の逮捕による映画やゲーム自粛とかも批判できんようになりかねんし
高リスクなことをやったから規制やむなしはリベラルにも帰ってくる
やっぱりジョナサン・ローチの「表現の自由を擁護する」
とかの方が筋は通って感じるわ
まあツイートとか動画を通報していうのもあれやけどな 表現の自由問題も面倒くさいわ
「表現の自由 = 題材の調理の仕方が下手でも受け入れろ」ではないわな
少なくとも実際の事件を題材に使う場合は何らかの利害関係が事件当事者と発生するんやから
もともと自由なようで不自由なもんやろ
少なくとも表現の自由バリアで全部通るもんとは限らんことくらいプロの創作者なら知っとるやろ
知らんのは外野のオタクぐらいや
三島由紀夫とか柳美里みたいに上手く調理してる奴も訴訟されてるしな あと電気グルーヴ問題とゲーム規制や表現の自由は全部個別の問題やで 三島は「宴のあと」以外にもモデル小説が多いし(金閣寺、青の時代、親切な機械etc……)ギリギリ時代に救われた感じもあるンゴ
70年代には筑摩書房の顧問格やりながら批評家としてもそれなりの位置にいた臼井吉見が『事故のてんまつ』でやらかしてるし
あれも最近になって古本屋で見付けて読んでみたら「ないわー」って感じの料理の仕方やったんでびっくりしたわ もちろん表現の自由バリアは無敵ではないんやけど
表現の自由を相対化しすぎると今度は自分に帰ってくるんがきついとこやな
極端な話時代が違えば南京事件肯定論やヘイトスピーチ批判が
表現の自由は無敵じゃない理論で取り締まられてまうからな
首尾一貫した表現の自由の基準を見つけること自体むずかしなっとる なろう作家さんは完全な自爆と自粛だからなあれ
小説版の方も本人が悪く思って書き直すって言っただけで外野は手を出せない領域の話 まあシンプルに「規制はNG。叩きはOK」でええんやないかな
版元の保身以外に日和る理由はないわけやし
百田の日本国紀はゴミやけど出版停止までは求めんし 間違いないけど簡単に保身で自主規制がどこも多すぎるんやな
百田とか小説評論はともかくツイッターくらいBANされーやといいたいけど
あれこそわかりやすい忖度やな
正直あいつの方がいつぞやのなろう作家の100倍ヤバイ 表現の自由とかいっても嘘を垂れ流してもいいわけじゃないからな
テレビだとかなり誤報には厳しいみたいだが出版のほうは逆に自由が大きいらしいな
だから南京事件も慰安婦も否定本が出続けるし関東大震災の本もでてるな ワイの感覚的なものなんやが
昔はこういうあからさまなフェイク本って
「ムー」的な雑誌とか子供向けの漫画とかが引き受けてなかった?
メガバンクと街金が分かれてたみたいに
結構しっかり分けられてた印象なんやが セリーヌの墓には「ノン(否)」の一字のみが刻まれている…って伝説を
生田耕作の『夜の果ての旅』の解説を読んでそれを信じてたから
「実際のセリーヌの墓には名前と生没年がしっかりと刻まれている」って真実を仏文出身のトッモから教わってズッコケた記憶があるンゴ
生田耕作はなんでそんな適当なこと書いたんや…
まあポストコロニアル研究やカルチュラルスタディーズって本質的に「後出しジャンケン」みたいなところがあるやね
村井紀の『南島イデオロギーの発生―柳田国男と植民地主義』みたいに
90年代のポスコロ理論から20世紀初頭の柳田國男の民俗学を植民地主義的であるとして批判するのはそこまで建設的な主張には思えないンゴ… ちなみに柳美里の『石に泳ぐ魚』裁判については面白い論文があるやで
齋藤純一・藤野寛編『表現の<リミット>』(倫理学のフロンティア12 ナカニシヤ書店)所収の
原仁司「文学的表現と応答性―柳美里『意志に泳ぐ魚』裁判と「表現の自由」」って論文や
被告柳の美里とその支援者(高井有一・島田雅彦・竹田青嗣・福田和也・清水良典・加藤典洋)、原告とその支援者(大江健三郎・坂本義和)
の双方の主張と判決文を精読したうえでジュディス・バトラーやプリーモ・レーヴィを使いつつ
「柳美里はモデル女性を「応答可能な存在」である人間として扱わなかったのではないか」と総括しとる
この本には北田暁大の概論的なヘイトスピーチ論も載っててこれもまた面白いンゴ
ナカニシヤ出版のこの「倫理学のフロンティア」シリーズってかなり面白いわ セリーヌの反ユダヤ文書、いまだに本国じゃ公刊できないってこマ?
我が国じゃ一応全集で読めるが >>243
前スレで出てたけど吉見俊哉『親米と反米』(岩波新書)はええで
戦前から既にアメリカ大衆文化を享受していた日本人が対米戦争起こしたってのも皮肉で面白いンゴ
あとは江藤淳の反米意識に触発されて書いた加藤典洋のデビュー作『アメリカの影』(講談社文芸文庫)もいい
江藤が村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を酷評したのに田中康夫の『なんとなく、クリスタル』を評価した謎にも迫っとる
変わり種なら大塚英志『ミッキーの書式 戦後まんがの戦時下起源』(角川叢書)もすこ
戦前の日本人がミッキーマウス、ベティ・ブープ、フェリックス・ザ・キャットとアメリカ産のキャラクターに親しんでいて
そういうアメリカのキャラクターに影響されて生まれたのが戦後の日本マンガやでって主張の本 初代スレで話題になってたユリイカの蓮實 重彥特集を読んだんやけど冒頭のインタビューに草生えたわ😂
戦時中疎開してた蓮實も敗戦で進駐軍を目の当たりにするんやけど「本当に優秀な兵士はヨーロッパ戦線に行ってるはずだからこんな極東に来た兵士はどうせ教養のない愚かな連中だ」って少年時代にして思ってたらしいで😎
さすが蓮實重彥少年って感じよな🙄
江藤淳とは『オールドファッション』て本で対談して戦前の良き時代を互いに懐かしがってたとはいえ江藤みたいな反米意識とはまた別のベクトルで進駐軍を馬鹿にしてたのが如何にも蓮實らしいというか😌 翻ってアメリカの対日認識を書いた本も良書多いで🙋
ロバートGリー『オリエンタルズ-大衆文化の中のアジア系アメリカ人』(岩波書店)
中国系アメリカ人の人種研究者が「モデルマイノリティ」の「イエローフェイス」として他者化された中国系・日系アメリカ人像を分析した本🙆
小暮修三『アメリカ雑誌に映る〈日本人
〉-オリエンタリズムへのメディア論的接近』(青弓社)
ゲイシャ、サムライ、ハイテク…という日本人のステレオタイプ描写を雑誌から分析した本🙆
ジョンWダワー『容赦なき戦争-太平洋戦争における人種差別』(平凡社ライブラリー)
戦時中の日米両国が「鬼畜米英」「卑怯なジャップ」として互いに差別的にプロパガンダを描いてきたことを分析した本🙆
色盲絵師岡くんの描いたイラストの元ネタが沢山図版として出てくるンゴ😨
桑山敬己『ネイティヴの人類学と民俗学―知の世界システムと日本』(弘文堂)
駐米経験のある文化人類学者が書いた本でこの本の第七章「民族誌の逆さ読み-アメリカ人論としての『菊と刀』」がよくできてる🙆
日本文化論の名著とされてきたベネディクト『菊と刀』を「日本人を描くことを通してアメリカ人自身を描いたエスノグラフィー」として読み直す試み😎 日比嘉高「<芸術性>をいかに裁くか : 三島由紀夫「宴のあと」、高橋治「名もなき道を」、柳美里「石に泳ぐ魚」」
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_view_main_item_detail&item_id=19525&item_no=1&page_id=28&block_id=27
オンラインで読めるこんな論文あったで
宴のあとと石に泳ぐ魚は知っとったけど高橋治と名もなき道をは知らんかったわ >>270
サンガツ
『「親米」日本の誕生』の参考文献に『アメリカの影』が載ってたのを認識してたけど『親米と反米』もよくよく読んだら載っとったわ
時間ができ次第3冊とも読んでみるやで
>>272
認識を広げてアメリカの対日認識も調べんと片手落ちになるかもわからんね
容赦なき戦争は昔ざっと読んだけどわりともう忘れてるわね
日本の対米認識の次はそっちにも広げてみるンゴ >>260
臼井吉見の『大正文学史』は読んだことあったけど『事故のてんまつ』は知らなかったからWikipedia読んだけどおもろいなコレ
ペラペラ領収書ニキこと猪瀬直樹の『マガジン青春譜』で読んだんやけど
三島の葬儀で葬儀委員長を務めた川端康成に対して三島のパッパの平岡梓が「倅・三島由紀夫」で「川端は足元にラジオを置いていて外で何か起きたら逃げようとしていた」って批判したら
ガチギレした川端康成が池島信平呼び出して平岡の記事を載せた文春に抗議したそうやね みんな哲学とか法・政治思想の本は原語で読んどるんけ? みんな翻訳で読んでるんじゃねーの?外国語勉強するのは大変だしw
柄谷行人は日本の学者知識人はとりあえず英語勉強するのがいいだろうと
いってたねw あの人英語の先生もやってたし。 蓮實重彦は、小林秀雄は
仏文科だけど、英語しかできなったらしい、などといっていたねw
俺もプラトンアリストテレスはほぼ翻訳で読んでるな。古代ギリシャ語の勉強は
専門家じゃないと無理だよね〜 むかしの伝説的に偉い文献学者は五カ国語も
六カ国語も手足のように操ったといわれているが、それは昔の文献学者が
特別なエリートとしてのプログラムで教育されていたからで、いまはどこにも
そんなものはない、と批評家のサイードは書いていたものであったねw
サイードもイスラム圏の出身者であったが、英語使いだったよねw 小林秀雄も、最近の学生は語学の勉強という一番忍耐力のいる基礎を疎かにしてなっとらん!根性がない!などといっていたが
当人は翻訳をよく利用していたわけで、そのあたりの事情は昔と大して変わってないねw 英独仏古希羅は基本原語で読んでるよ
たまにプラトンの仏語訳とかも参考にしてるけど 昔の英国のパブリックスクールは古代ギリシア語と高等数学だけ徹底的に叩き込むとかやってたけど今じゃ無理だもんね。
漢籍ですら危うい >>280
天才じゃねーの?どこでどうやってそんなに沢山の言語学んだの?
まあ語学に関しては、もはや人間よりAIのほうがずっと上いってそうだよねw 今は科目が増えたから特化は難しそう
翻訳があれば頼っていいと思うけど、日本語は表現力薄いとこあるからなぁ… >>284
これ面白い記事やね
ソウルの教保文庫
台北の誠品書店
上海の上海書城
ウランバートルのインテルノム
と東アジアの大型書店を冷やかしたことあるんやけど文字読めなくても楽しかったわ
特に中国・韓国・台湾は翻訳も盛んみたいで
フランス現代思想やカルスタポスコロも自国の中文やハングルに翻訳しとったで
東南アジアの大型書店行くとその辺は原書として売ってることが多いし
しかし柄谷行人『日本近代文学の起源』のハングル訳見つけた時は驚いたンゴ・・・ >>282
独仏は読めて当たり前
古希と羅もどちらかなら教養として読めるべき
つまりそれらが全て読めたところで何もすごくはない まあ分野にもよるけど文系の学問やるなら英独仏は必須やろね
人文系ならギリシア、ラテンもいちおう習っておかんと語源とか詮索できんし
社会学や心理学、それに漢文やサンスクリットが優先の東洋系なら英仏独までは要らんのかも知れんけど
それでも英語は必須やろし東洋学ならフランスが盛んやったから仏語とかできると大きいはずやね
『語学者の散歩道』とか『寄り道ふらふら外国語』とかポリグロット言語学者のエッセイは読んでて学習意欲駆り立てられるンゴ
まあでも三木清の「軽蔑された翻訳」なんか青空文庫で読めるけど翻訳も軽視したらアカンね
比較文学や受容史研究あたりを発端に「翻訳」そのものを主題に据えた文学研究は盛んやし
哲学畑でもベンヤミンやデリダあたりをとっかかりに「翻訳の哲学」が問題になってきてるし 翻訳そのものを主題にした研究やととっさに浮かぶのはアントワーヌ・ベルマンあたりか
『翻訳の時代』『翻訳の倫理学』『他者という試練』あたりは邦訳も出てるやね
もちろんジョージ・スタイナーもおったし ここの学問ニキは何か国語できるん?ワイは英語しか読めん 英語以外はロシア語がちょっとできるくらい・・・
エスペラントの教則本は10年くらい枕にして毎日十時間寝てるけど、いっこうに上達しない。
もう返品しようかな? そもそもそこらへんの言葉は英語に似てるから
一度何かできるようになれば労力は半分で済みそう
Deutschland und der N??chste Kriegとかわかりやすい
ただ文法はどうにでもなるがそれで読書するのはかなり高度な単語を詰め込まないとやからな
手間がかかりすぎる >>286
独仏は読めて当たり前って、このスレは比較的本をよく読んでる人が
集まってるとおもうが、それでも独仏読めるのが当たり前には見えないねw
大学でも勉強するのは第二外国語は独仏どっちかで、両方はやらんじゃないかw
つまり普通に大学いって勉強するだけなら、独仏両方はやらんわけよw
昔は日本の医者もドイツ語は必修で、ドイツ語でカルテ書いてたりしたそうだが
最近はカルテもドイツ語で書いたりしやしないからねw
で、独仏両方をいつどこで学んだのよ? 旧制高校OBでも独仏両方できた人は多くはなかったろうな。 法律学専攻なので英語とドイツ語は読める
ただ法律学の文献が読めるというだけで、他分野の本は読めない 『丸山真男回顧談』では東大法学部だと助手になったら英仏独のうち自分の弱いところを補強するって話があるな
丸山は旧制一高の文乙でドイツ語はできたからアテネフランセに行ってフランス語をやってる
あとは旧制高校から帝国大学法学部への入試は基本的に語学だけだからそれなりにドイツ語やフランス語の私塾もあったみたいやね
福永武彦が大学卒業して最初に勤めたのは独仏学院とかいう帝国大学法学部入試専門の予備校みたいなとこやし
ドイツ語中心の紅露外語なんてのもあったらしいのを三木卓の『芝笛と地図』で読んで知ったンゴ
戦後も新制大学の入試対策が本格化するまでは英語以外で受ける方が有利なのもあって紅露外語はドイツ語も教える予備校として生き残ってたみたいやね
旧制高校出身者でも多数派のドイツ語か少数派のフランス語かでセクショナリズムがあったりしたらしいけど
学問を修めるならやっぱり三ヶ国語はできないと困るからな 上に専門の本を読むには語彙が……って書いとるニキがおるけど
逆に言えば専門書や論文を読むだけならテクニカルタームは大体どこもラテン語由来やし基礎文法を押さえれば複数の外国語を読むのは簡単なんや
小説とか詩、あと特に戯曲なんかを読もうと思ったら具体的なその国独特の風物やスラング含めた会話表現みたいな語彙が必要になるから難しいけど
左派から転向して今上天皇皇后の和歌指導係までつとめた歌人で医者の岡井隆(旧制八高理乙〜慶応医学部)の自伝ものを読んどったとき
北里研究所かどこかで結核の研究してた頃は英独仏だけでなくロシア語にも手を出して専門の論文は読んでたとか書いてたわ
専門がはっきりしてれば初級文法さえわかればあとは単語はどこも似たり寄ったりやし複数外国語で論文読むのはさほど苦労はないはずや
数学者や物理学者なんかは数式から逆算してここはこういう意味やろって文章の方を類推したりもするらしいな
ワイはまともに使えるのは英仏だけやが独伊西あたりは初級文法だけさらったんで専門と関係ある論文くらいなら何とか読めるわ
ギリシア、ラテンはまともに文献読むのは勘弁やけど辞書と首っ引きで語源調べやら何やらやるために文法書は一通りやったで
『ケンブリッジ ラテン語講座』はポンペイに住む一家の話を使ったもともと英語で書かれたラテン語教科書の邦訳で、他の外国語の初級教科書パロディみたいで面白かったな
フランス語は前田陽一と丸山熊雄の共著、ドイツ語は古い語学参考書に興味があったんで関口存男
あとは蓮實重彦の『フランス語の余白に』なんて教科書も一癖も二癖もあって面白かったわ
イタリア語とスペイン語はあんまり教材がないんで貧弱やけど大学書林の『四週間』シリーズをやったンゴ そりゃまあ学者になりたいなら、三カ国語ぐらい出来て当たり前って話は
わからんこともないが、そんな前提もなしに、独仏三カ国語できて当たり前って
話じゃ、当たり前のレベルがちがうよねw 学者になりたいなんてひとは
そのあたりに普通にいるとは限らないわけでねw 東亜の無職ウヨかまってちゃんの爺が外国語でマウント取ろうとして自滅しとるな
世の中には学者までいかんでも語学が趣味であれこれ初級をかじってみる人間だって少なからずおるんやで
とりあえずロンブ・カトーの『わたしの外国語学習法』(ちくま学芸文庫)でも読んでみたらどうや
東欧あたりは趣味や学問的関心だけやなく必要に迫られてポリグロットにならざるを得なかったような人が少なからずおるのがわかるわ 外国語使えるようになるには、留学するのがたぶん一番確実な
やりかただろうが、ものの本を読むと、留学したって、全然外国語が
上達しなかったなんて話はザラにあるというしねえw >>298
少なからずいるというのと、当たり前ってのは違うじゃんw
語学が趣味というのは、当たり前の趣味とはいえないだろうw まあ日本人は外国語が苦手だから、何カ国語も操るのは苦手だけど
外国人は何カ国語も使えるひと普通にいるって話も聞くよねw
このあいだ、新橋で会った金髪のおねーちゃんも、日本語フランス語
ブラジルのポルトガル語三カ国語使えるっていってたしw
そういえばトマス・ハーディの日陰者ジュードに出てくるジュード・フォーリーも
ラテン語を勉強しようとするが、単に本を読むだけでは言語は習得できないとしって
ラテン語あきらめちゃうんだよねw 昔バイトで冶金関連を含む露文和訳したときは石炭の品質等級みたいな専門用語で難儀したけど、ああいう一対一の定訳が決まってるようなもんは「理工系○○語辞典」とか引けば一発やし、なくても今はネット漁ればけっこうわかるしな。
むしろ趣味で読んだソ連登山家の回顧録あたりのほうが難しくて勉強になったわ。 たしか村上春樹がペンクラブ関連の会合で東欧の作家と対談したときに「日本の作家は市場が広いので羨ましい。我々はせいぜい1000万の人口相手なので、専業作家で生計を立てるのは非常に困難だ」と言われてカルチャーショック受けてたな。
いつも自分が英語圏の作家に対して思ってたことを逆に言われたってことで。
アイザック・ドイッチャーの回想録でも、早熟な文学少年だったころ父親から「ポーランド語みたいな田舎言語にお前の才能を浪費してはいけないよ。何故その分ドイツ語をやらないんだい?
ドイツ語で作品を書けば、世界がお前の前に開かれてるのに」と言われて憤慨したことが書いてあったな。自分では「愛国的ポーランド人」と自己規定してたんで。 >>304
そういうことか、なるほどな
そう考えると英語をマスターするのは必須やね シオランもルーマニア出身だったが、著作はみんなフランス語だったわけで
外国語で著作を書くとかどういうことかとか、自国語の問題についてはいろいろ
冷めた意見を吐いていたねそういえばw 例えば半島関連資料でも原テキストが全文公開されてたりするしな
https://hdl.handle.net/2027/hvd.32044024588451
こんな感じで
でもそういう紹介も無しに外国語でマウント取られてもなあ…
仮に見栄じゃなくて本当に外国語堪能でも能力の使い方が分かってないよな
やれやれ(冷笑) >>306
ガイジな言い返しだと自分で気づいてないのが悲しいなあ ショボい学歴だけが自慢だったりするシュナムルレベルのバカは返しも無教養
やれやれ(冷笑) >>304
>>305
ただ、英露両語で執筆したウラジーミル・ナボコフによると「自分のロシア語は先祖伝来の豪邸、英語は安普請のアパート」だそうだから、特に文芸においては母言語以外で執筆というのはなかなか苦しいものがあるんやろうね。
論文でさえネイティブチェックはつけるんやし。
母言語的なものが複数ある人は別としても。
>>309
シュナムルって何だろうと思って検索してみたら、君より十万八千倍くらい上品で知的そうな人じゃん。
天に唾吐いても、もともと汚い顔がもっと汚れるだけだぞ?w 「マウント取るためだけの薄っぺらい教養」というのがキミらと共通してるから相性はええんやろうなあ
やれやれ(冷笑) 「教養なんて糞や」って人格識見に優れた人物に言われたら恥じ入るところもあるけど、冷笑くん相手ではなあw
無知無教養で人格も糞よりは、教養だけでもあったほうがええで?
教養なくても人格者なら尊敬するけど、君はどっちもないからなあw 木村君がマウント云々突然言い出した理由
ナマポ爺木村と冷笑系ネトウヨの王dadaくん Part6
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1552861605/
490 マンセー名無しさん[] 2019/04/14(日) 23:40:43.02 ID:Royx4EZq
こいつまさか趣味としての勉学が理解できないんやないか?
学習は楽しめなかった、とかでさえなくて概念さえ持ったこと無い
えっ、勉強楽しいと思う人もいるんだ想像もつかなかったというレベル
他人は格好つけやマウント取るために勉強してるに違いないみたいな考え
読書部見とるとそうとしか思えんのよね
そしてなお悲しいことに↑の文章のうちで最後から二行目しか理解できなかった
娯楽としての読書という概念を、持ったことないを超えて提示されてなお分からない
底辺の思考様式と習慣は想像を絶する つまり
> えっ、勉強楽しいと思う人もいるんだ想像もつかなかったというレベル
これでさえ過大評価
オーウェルの1984年において党はニュースピークを通じて人々の頭から自由などの概念を削除しよう、考えが及ばないようにしようとと試みとったが
こいつはそれをセルフで達成しとる想像もつなかなったではなく??状態
話が噛み合わんわけやで …いや…その…キミら自身の闇を投影されても困るんやけどさあ…
というかキミらいつも自分自身の影をdisって
ひとさまに見当違いの汚言投げつけてるだけやん
現実を直視する勇気を持ちなさい
やれやれ(冷笑) >>310
ナボコフあれでも英語苦手なんやな……
『青白い炎』とか原文で読んだけど英語の長い詩とその註釈テクストから背景の物語を進める手法とかあれ母語やないのによく書けたなって思うで
日本でもリービ英雄あたりから始まって詩人のアーサー・ビナードとかフランス系の俳句のマブソン青眼とか
イラン出身でペルシャ語が母語のネザマフィとか日本語で書く外国作家も増えとるね
逆に外国語で書く日本作家でもドイツで多和田葉子は大成功しとるし詩人の関口涼子もフランス語と日本語で活動してるし
漱石の頃にはまだ遠い夢やった母語の壁を超えて書く作家たちも今や増えてきとるな
もちろん昔から白樺派の異端児やった郡虎彦が英語戯曲で当たったりキク・ヤマタがフランスで読まれたりはしてたけど
出口裕弘が『坂口安吾・百歳の異端児』で安吾が母親の実家から金を出してもらってフランス留学したら向こうで作家になれたかも知れない……
みたいなこと書いとって、それこそシオランの友人やった人やしなかなか説得力ある議論になってたンゴ リービ英雄にアーサー・ビナードにシリン・ネザマフィに楊逸に田原と所謂「日本語文学」ってやっちゃね
国文学史の政治性を解体する存在でもあるから興味深いンゴ
しかしこれより前の世代にあたる金史良、金達寿、李光洙、李恢成、金時鐘、李良枝、金石範といった在日コリアン作家や
邱永漢、陳舜臣といった在日中国人作家たちは「日本語文学」ではなく「日本文学」って扱いやったな
これって単に世代的な違いだけの話なんやろうか
李光洙みたいな戦前の作家に関しては川村湊が精力的に調べとるね 『ロリータ』は自分でロシア語版と英語版書いてるいうだけでナボコフが偉大な作家に思える
京大の若島正が精力的に翻訳しとるが長編はいまいち面白さわからんは
短編は面白いなと思えるのあるけど
在日朝鮮人作家だと張赫宙が浮かぶ
戦時協力から戦後の日本への帰化で完全に親日作家扱いされてんのはなかなか可哀想 ロリータは「年齢に似合わない妖艶な色気を持った少女」なのであって君のそれはロリータコンプレックスではなくただのペドフィリアだ、
と筋の通ったロリコンに怒られた思い出 筋の通ったロリコン氏に草
そしてしれっとペドをカミングアウトしてるお前に更に草 『ロリータ』のドロレス、蓮っ葉やしいわゆるロリコンがあまり好きになりそうなキャラではなさそう
ナボコフは『アーダ』が最高傑作やいうがどんなもんやろな
ある意味おどろく作品ではあるが
「小説とは科学と詩を交配したもん」と言うた人とはいえまさかSFとは 昔はロリコンも結構趣味人に受け入れられてたんだっけ? 澁澤龍彦『少女コレクション序説』(中公文庫)
宮島鏡『少女愛』(作品社)
高月靖『ロリコン-日本の少女嗜好者たちとその世界』(バジリコ)
この辺の評論読んでみたけどワイがロリコンじゃないからか最終的には少女愛文化がよくわからんかったな😓
スガ秀実が書いとったように60-70年代カルチャーは唐十郎・新木正人・澁澤龍彦・沢渡朔と「少女」に土着性を求める感性があったみたいやけど😥
フーコーから始まったセクシュアリティ研究では「同性愛」概念が歴史的に構築されたことを系譜にしたけれど「ロリコン」「ペドフィリア」についてそういう研究はないんかな?🤔
近代売春史の記録や赤松啓介の「夜這いの民俗学」を読んでると10代前半の少女がセックスしている事例がしばしば出てくるンゴ😨
赤松啓介が書いたムラの若者宿の事例はまだしも近代公娼制度のもと売春を強制された娘たちの話は読んでいてキツい😞 ペドファイルは精神医学用語でキリスト教的倫理が西洋に行き渡った19世紀以後のもんやろな
西洋でも日本でも性愛の許容と子供/大人の境界って重なってないから強姦や傷害、殺人のような事例ならともかく単に少女と性交するだけで現状のように異常性愛と見られてたかいうとなかなか微妙
この辺は階級差の問題、具体的な個人の肉体の発達の問題あるから一概には言えんが
赤松と上野千鶴子の対談本『猥談』でも夜這いの習俗あったとこでおんなじ年齢でも肉体の発達が幼いと性交しないみたいな事例あったいうてるし
そーいうの離れた文化概念としての「少女」みたいなんは60年代ぐらい違うかな
具体的にはマルキ・ド・サドとピエール・ド・マンディアルグの紹介以後
澁澤が好んだ月岡芳年の少女なぶり殺す無惨絵とか少女概念ってサディズムのタブー侵犯と密接に関係してる
マンディアルグが激賞したマリオ・メルシェ『タブー ジャンヌの日記』の少女の両性具有改造や性的な部位の肥大化のようなビザール嗜好含め
ロリコンって言葉の広まりと裏腹にナボコフ作品が既存のロリコン漫画含め与えてる影響って実は少ない 古代とか中性なんて一番価値があったの経産婦やからな。
中国大陸でも所謂「二夫にまみえず」的な価値観が出てきたの宋学が出てきてからでそれまでは皇后でも後家とかそこそこあったし 日本でも有名なところじゃ水野忠政の娘・於大は13歳(数え年)で家康を出産
前田利家のの妻まつは12歳(数え年)で長女・幸姫ヲ出産してるからなあ 日本でも鎌倉〜室町くらいまでは離婚→再婚ってケースが頻繁に起きてるんでその二人はよくネタにされるけどやはり特殊なケースじゃないかと 大塚英志曰く日本のロリ漫画のルーツは吾妻ひでおらしいけど実際どうなん 「保護されるべき対象としての子供」が成立した時期については
はフィリップ・アリエス『子供の誕生』とその批判のリンダ・ポロク『忘れられた子どもたち』で
論争があったと思うけど社会史研究ではその後進展はあったんかな?
近世以降の日本のムラ社会の年齢階梯制度については日本民俗学にそれなりに蓄積あるやね
中山太郎『日本若者史』、瀬川清子『若者と娘をめぐる民俗』、宮田登『老人と子供の民俗学』
あたりがムラ社会のライフコースについて体系的に書いとるンゴ
赤松啓介の民俗学もこの流れにあるんやけど「子供」から「若者」と「娘」に移行すると
もうセックスしていい年齢と見做されとったようやね
こういう「若者」「娘」と似て非なるカテゴリーとして「少年」「少女」って新しい枠組みが近代教育制度とメディアによって
形成された…ってのが80年代以降の傾向やな
本田和子『少女論』、 今田絵里香『「少女」の社会史』あたりはワイも読んだわ
小谷野あっくんはこの傾向が嫌いらしくて今田の本をamazonのレビュー欄でボロクソに批判しとったけど 『饗宴』という偉大な古典があるように洋の東西を問わず少年愛についての書物は多くて
日本でも前近代に『稚児草紙』『男色大鑑』があったの有名やけど少女愛の古典ってのはあんまり知らんなあ
花袋が「女学生を視姦してた男が市電に轢かれて死ぬ」って何の救いもない内容の「少女病」って短編を書いとるが 一応古代でも中世でも「弱い女子供は守らなアカン」的な感覚はあったみたいで後漢書酷吏伝だと王吉って官吏が「ネグレクトは死刑な!」つってネグレクトした両親を車裂にしたり江戸時代でも綱吉が「生類憐れみの令」で「寡婦や孤児は社会がちゃんと保護しろや」ってお触れ出してるけど本当の意味でそう言う認識が広まったのは19世紀くらいやろうなぁ >>335
そりゃ史記の頃から「佞幸伝(男色で成り上がった人間の伝記)」があるからなぁ
しかし「少女病」って話だけ聞くとアポリネールの小説やんけw 少女愛自体が特にタブー視されてない普通のことやったからわざわざ文書にまとめる意義なかったんやろな
男の同性愛やと旧制中学出身とかのインテリの書いたもん読んでると普通のこととしてでてきたりするな
反面、江戸川乱歩『孤島の鬼』みたく変態性愛として描かれたり両義的な捉えられ方が並列しとったり
これは階級差なんやろうかな
女の同性愛についてはどうなのか含め興味深い
少女小説の書き手やった吉屋信子がレズビアンやったこととか 吉屋信子が書いた女学生の「エス」の文化は『マリア様が見てる』とかの元ネタよな
旧制一高の同性愛文化やと菊池寛のマント事件すこ
菊池が身代わりになって庇った佐野文夫が共産党員として死んでしまうのもドラマチックやしな
幼少期から菊池が自分の醜い外見がコンプレックスで同じくブ男として懊悩したトルストイに共感してたって話もおもろい 稲垣足穂も「美少女」についても書いてたけどあの時代の少年少女というのはどういう年代を想定してたんやろな メディア論的なアプローチだと「少年」「少女」は『少年倶楽部』『少年世界』『少女の友』『少女倶楽部』…
といった雑誌を読んでいた中等教育を受けた子弟を指すカテゴリーやとは言われるね
ただ雑誌ごとのブランドはあったみたいで木村毅×佐藤忠良×福田定良の対談「講談社文化論―日本的マス・カルチュアの典型」(1959)やと
木村が「講談社の少年倶楽部を読んでいるなんて東京の旧制中学じゃとても言えなかった」って発言して福田と佐藤の反感を買ってるンゴ
三一書房から尾崎秀樹たちが監修した『少年小説大系』って全集が出とるけど
本郷義昭シリーズの山中峰太郎、『怪傑黒頭巾』の高垣眸、架空戦記の平田晋策(平田オリザの大叔父)、
南洋一郎、海野十三、江戸川乱歩と戦前の人気少年小説はだいたい収録されとるンゴ
こういう昭和戦前期の少年小説って連載当時は高畠華宵や山口将吉郎の綺麗な挿絵が入ってたそうやからラノベの先祖っぽさあるやね
>>340
タルホの『少年愛の美学』は知っとったけど『美少女論―宝石を見詰める女』なんて美少女論も書いてたんやな
初めて知ったでサンガツ 一ツ橋グループ(小学館・集英社)の祖である相賀武夫の出版事業が画期的やったのは『小学五年生』『小学六年生』と学年別学習雑誌を創刊して旧来の戦前少年雑誌と差別化できたかららしいで
マスコミ受けたくて業界研究していた時に知ったんやけどね >>341
海野十三は青空文庫でもけっこう読めるし暇つぶしにええんよね
聞いた話では昭和のはじめの少年は今で言うマンガやラノベのノリで講談本とか読んでた感じや
その次代の少年が大人になって歴史小説に親しみ死に絶えつつある今
歴史小説のあり方も変わってきたのかも知れんね 「少年倶楽部」は旧制中学/実業学校出て上級学校進んだり勤め人になったりする階層よりも、尋常小学校/高等小学校出て奉公人になったりする階層によく読まれてたとか聞いたなあ。
「嗚呼玉杯に花うけて」みたいな貧困苦学少年の立身出世譚なんかも、そういう階層の少年たちの野心やコンプレックスを刺激して人気になったんやと。
穿った見方すりゃ、社会的上昇の機会があまりないそういう少年たちに慰めを与える立身出世ポルノやな。昔の漫画雑誌によく載ってたブルワーカーの広告みたいなもんや。 そういえば昔は男女問わず子どもは皆「少年」だったそうやね
今は少年法とか虞犯少年とか法律用語にしかその名残はないけど 海野十三は北杜夫や大江健三郎が幼少期に読んだ本としてあがってたり戦時中は広範に読まれとったみたいやな
手塚治虫が初期に描いたSF漫画について海野からの影響公言してたりちょっと前に筒井康隆が急に海野の創造した探偵・帆村半六主人公のトリビュート短編書いたり戦後文化への影響とか
逓信省勤務の立場利用して筆折った娯楽作家達に執筆の場つくったり本土で禁止されてる娯楽小説の戦地での単行本発行斡旋して印税でるようにしたりの立ち回りとか色々と興味深い
作品的には欧米作品の影響受けて書かれたおそらく本邦初のディストピアものの「十八時の音楽浴」がすこ
ライトノベルと戦前少年小説の繋がりいうと『怪傑黒頭巾』の高垣眸がアニメ宇宙戦艦ヤマトのノヴェライゼーションしてること
さすがに現状と直接的なつながりないやろうが海野十三作品題材にライトノベル書かれたりたまにこーいうことがあるから面白い 今更ハンナ・アレント読み始めたんやが
関連文献多すぎるわ
みんな思想書とか哲学書読む時って関連文献も読んどるんか? 大日本雄弁会講談社を創った野間清治自身が苦学と立身出世主義を体現しとったしな
高等小学校-群馬県立尋常師範学校-小学校訓導-東京帝大文科大学臨時養成所-沖縄県立沖縄中学校教諭-東京帝大法科大学書記…と働きながら学び続けて出世した人生やし
講談社の別名である「音羽」の8000坪の広大な土地も山田顕義伯爵の旧邸を講談社九大雑誌の売上で買い取ったものやし立志伝中の人やね
『少年倶楽部』や『少女倶楽部』の広告には大学の講義録や通信教育講座が多いし344ニキの言うように家庭の事情で進学できなかったタイプの少年少女がよく読んでたのかも
岩波文化人やった三木清は講談社文化に明確に嫌悪を示しとって「青年・知能低下に就いて」(1939)って文章で大学生になっても『キング』を読んでいる「キング学生」「事変後学生」に呆れとるンゴ 近代口語文の成立事情を知りたくて漱石や鴎外や露伴やがいろいろ試行錯誤して独自の文体を作り上げたことはわかった
ただ作家の文体ってのは結局なんなんだ
佐藤春夫と室生犀星の文章を適当に引用してどっちが佐藤春夫の文章か分かるかって言われたら、文体に詳しいひとには分かるの?
作家独自の文体とかリズムってのは分かるものなんかね イタロ・カルヴィーノが『冬の夜ひとりの旅人が』でいろんな作家の文体模写やっとるが川端康成の模写のとこはわかってようできた翻訳やなと思った記憶
文章の扱い方とか語彙のセレクトとかの集積が文体なんやろうなって
近現代の作家で特徴的な文体いうと泉鏡花は古語のいれかたが独特やから割りと簡単に文体模写できそう
実際やってみたら難しいんやろけどな
>>348
できる限りは
まあ物理的に無理なもんは無理やけどな
アーレントいうとジジェクが『全体主義 観念の誤使用について』で左翼リベラリストの彼女の評価の変遷をからかっとったな
冷戦期のイデオロギー闘争で「全体主義」いう語をバズワード化した張本人として排斥しとったくせに今は普通に敬意払うのが当たり前になっとる
クリステヴァみたいなアーレントと対立する派すらも彼女の思想と整合しようなんて不可能なことやろうとすると
凡庸な悪とか使いやすいがどこまで射程があるかいわれたらなかなか 仲正昌樹も「アーレントの『革命について』なんて保守派国権派丸出しなのにそのへんスルーしてるの草」とかからかってた気が…… 川端康成っていうと少女小説『乙女の港』は中里恒子による代作だったみたいやね
菊池寛や松本清張もそうやけど人気作家はどうしたって代作多くなるわね
アレント『全体主義の起源』はボルシェビズムをナチズムと一緒に批判しとったから
それこそ一時期マオイストやったクリスティヴァの思想と整合性つけるの難しそうやな
リチャード・ウォーリンが『1968パリに吹いた東風』で書いとったけど五月革命前後のフランス現代思想が毛沢東主義に影響されてたのは面白いンゴ 和田誠の『きなきな族からの脱出』っていう「架空の小説の最終章」ばかり集めた短編集すこ
割と器用に文体も変えとるし >>351
アーレントって左翼なの?どっちかって言うと保守的なリベラリストだと思ってた
なんかしょっちゅう右翼と左翼がアーレントの取り合いしてるイメージあるけどな >>355
少なくともリベラリストって立場でアーレントの思想受け入れるといろいろな齟齬をきたすのは確か
ジジェクいわく左翼のアーレント受容は左翼の理論的敗北であり特に左翼急進主義にとっては致命的である、とまで言うとる
川端の『乙女の港』はコバルト文庫やいうのがいい
『マリアさまがみてる』と並ぶノーベル文学賞作家という
コバルトの体裁のまま復刊すりゃいいのに
菊池寛は研究者泣かせで名義貸しが多すぎていまだに作品の全貌が把握できないのが困り者
去年やったか幻の怪奇小説言われとったもんの原稿が見つかったがまだ埋もれてるのある言われとるしどうなるんだか
横溝正史作品の新発見もあったが地方の新聞連載や雑誌連載は埋もれやすいんよな アレントってユダヤ人でなかったらナチスに入党してたと思う あまり意味のある仮定とは思えんけどどうやろな
凡庸な悪の件でユダヤコミュニティともやりあってたし
どのコミュニティに属しても染まりきれんタイプの人なんちゃうかな 船津真「アーレントとシオニズム-二重ネイション国家論者からイスラエル擁護へ、という「右傾化」の事例に即して」
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/16493/1/gensha0000202410.pdf
これ結構面白い論文やで あまり語られることのなかったシオニストとしてのハンナ・アーレントについての考察
文化的シオニズムのイフード運動を支持したようにユダヤ人とアラブ人の二民族共生を支持してシオニズム右派(修正主義シオニズム)を批判していたものの
最終的にはユダヤ人国家イスラエルを熱烈に支持して第四次中東戦争の勝利を祝っていたアーレントの「右傾化」を簡潔に論じとるンゴ
旧来のアーレント像とは異なる側面やね
菊池寛で面白かったのは新潮文庫『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』の解説を吉川英治の名義借りて自分で書いてたことやな
「菊池氏が、リベラリストとして、その創作によって封建思想の打破に努めていたことがハッキリするであろう」
なんて戦争協力の問題で公職追放されていた時期に自己弁護しとったのがいじましくて草生えた 無産政党の社会民衆党から出馬したり
産児制限運動の馬島|を支援して文藝春秋の入っとった麹町の大阪ビルに相談所設置したりと菊池寛にリベラルな面もあるにはあったで
菊池はバーナード・ショーに傾倒しとったからフェビアン協会の社会主義にも親しんでたそうやし
「一度始まった戦争は応援するしかない」って論理で日中戦争から戦争協力していって『西住戦車長伝』書いたりするんやけどな
この辺は明治人らしいリベラリズムとナショナリズムの相克やと思うで
ちな菊池寛の選挙ポスター
https://i.imgur.com/9WFdJ3h.jpg ハーバート・スペンサーっていま読んで得るものある?
評判くっそ悪いけど与えた影響はデカいよね スペンサーの社会進化論自体は今でこそ否定されとるけど19-20世紀の思想史を学ぶ上では重要な思想やとは思うで
後期加藤弘之の国権論や北一輝の国家社会主義はモロにスペンサーの「適者生存」の影響受けとるしな むしろ一周回ってスペンサーをマイルドにしたようなリバタリアン政党が全世界に出てきた気が。 社会進化論いうたらマルクスの理屈も一応その範疇にはいるんよな
そう考えたらダーウィンって偉大やな ダニエル・デネットの「ダーウィンの危険な思想」
はあらゆる哲学のなかで進化論的思考を最高の哲学認定してたな
世界に必然や形而上の存在を前提にせず
しかも世界の成り立ちを解明する思考法とかなんとか
デネットの本は具体的な科学をもとにした哲学系でも高レベルでおすすめやで >>365
優生学を生んだのは許せないけどマルクスを生んだのは偉大か
ハンJパヨクの脳内はどうなっとるんや
やれやれ(冷笑) 次スレからテンプレに
やれやれ(冷笑)はNG入れとけって書いた方がええかもしれんな
木村くん君の話は別のスレでやるからここでは大人しくしとき 木村くんは読書ネタ振らずに壊れたテレコのようにチョンコパヨク民連呼してるだけやからな。
その癖チョンばかりのAV好きとかw 木村君は正規表現でNGしとるから存在してるのすら知らんかったわ 共産主義がナチスより人殺してることはどう考えるんや?
社会進化論が生んだ優生学は絶対悪やけど、マルクスを生んだのは評価したってもええとはどういう発想しとるんや?
ナチスも共産主義も同類やのに一方は絶対悪で一方は偉大なんか?
ハンJパヨクさん極左の尻尾見えとるで
やれやれ(冷笑) 昭和のファッションサヨクの末裔みたいなんは確かに多いな
いまどき底の浅い衒学趣味は流行らんのにな 人類史上貴族階級やブルジョアジーが何百億人殺してきたのかな? 佐藤卓己『『図書』のメディア史-教養主義の広報戦略』(岩波書店)を読んでるけど同じ京都学派左派でも岩波茂雄と親交のあった三木清と違って
戸坂潤は「現代における漱石文化」(1936)って文章で漱石に代表される岩波文化を「文化の享受ばかりで文化の変革の意識に乏しい」批判してたんやな
そんな戸坂の『日本イデオロギー論』が岩波文庫に入ったのもまた皮肉というか ナチスの所業はともかく優生学的な社会設計ってわりと現状でもあるから中々な
我が国やとハンセン病患者の隔離ついこないだまで続いてたし
黒人のペーパーテストの結果が他より低くでるからいうて点数に下駄履かせるんは黒人への逆差別ちゃうのかと黒人の著者が指摘した『黒い憂鬱』から二十年以上なるが現状はどうなんやろな
去年やったかライアル・ワトソンが「黒人の知能指数は低い」いうて名誉職剥奪されとったけど
>>374
どことなく新左翼っぽいな >>373
そういう極左思想ゴリ押ししとるからハンJは過疎ったんだよなぁ
やれやれ(冷笑) とりあえずNGのやり方は書いといたから
今後木村くん相手にしたら木村くんと同類で以後無視でええやろ 未だに共産主義を崇めてるハンJパヨクの本音見えとるで
やれやれ(冷笑) 「古代ギリシア文明はアフリカ系が作った」って主張したマーティン・バナールの『黒いアテナ』もあったし
白人至上主義やヨーロッパ中心主義はそのまま反転させて利用されることが往々にしてあるやね
ISISたちイスラム過激派は「堕落したヨーロッパ」ってオクシデンタリズムの論理好きやし >>377
相手するなら専用スレで
したくないなら原住民スレや他の板に住所晒すのがええで必死こいて削除依頼出すから
ワイは東亜とか極東に「ハングル板パヨクの住所割れたw」みたいにやっとる >>380
邪悪すぎて草 ていうか必死に削除依頼出すって
こいつ物真似やなくてリアルに木村くんなんか……
NGされやすい特徴と文体を隠す気ないのが無気力感あるな >>381
なぜ東亜とかか言うと
削除依頼であぼーん出るとスマホ専ブラから読めなくなるねん。するとバカは「これを貼ったらなんか変なこと起きた」思うやろ
したらアフィのコメ欄とかに住所撒き散らしたり、そういう二次効果も期待できるねん
本当はDATが壊れるからやけどね
それとスマンが新規さんとか考慮して、よう木村(51)位は書くの許してや >DATが壊れるのでキャッシュを削除しないとChMateやTwinkleで読めなくなる
…と妄想して必死で御札貼りまくったけどパヨクがイジメられる流れが変わらず
泣きながら「原住民スレとかで試してる」「あぼーん戦術」を止めたのを忘れたんか? >>382
まあそれについては木村くん以外に荒らしがおらんかったら
やれやれとか言ってるのは木村という荒らしなのでNG推奨
とかスレのテンプレにでもしたら新規への配慮もできるやろ
来る頻度もたいして多くないしほどほどでええんちゃうか >>348
病気さえなきゃちゃんと高校大学いって超一流の医者になってたはずの祖母が
ぼける少し前、入院中に(なぜか病棟内図書館にあった文庫)ハレント「人間の条件」
読後、「四五行でいえる内容をだらだら何百ページをかいてるだけ」とさらりと切って捨てたのはかっこよかった
アレントの真骨頂は「エルサレムのアイヒマン」かな >>385
山岡荘八、原題は『徳川家康』ってどんな感じですか? 山岡家康は朴槿恵も獄中で読んでたって言うよな。
最近の家康って再評価されて「リアル北斗の拳状態の戦国を終わらせ文治の世を築いた英主」的な評価になりつつある。 山岡荘八の家康は志高い平和主義者みたいな感じで正直あんまりのれん
権謀術数巡らす狸親父のがキャラクターとしてはすこ
歴史小説は山田風太郎がすこ
大概伝奇にいってしもて普通の歴史小説数少ないけど >>389
でも史実のヤッスって駿河のインテリ御曹司がヤンデレ三河者(祖父と親父を殺害)に囲まれてるって構図だから「こんなの絶対おかしいよ!」的なメンタルでも違和感ない気が…… >>390
ヤンデレ三河者で草
史実はさておき小説というフィクションのキャラクターとしてどう描かれてるかの好みやから堪忍な 山田風太郎にさえ普通の歴史小説を書かせた天狗党のガイジっぷり
やっぱり半島でもそうだけど朱子学には毒があるんやろうなあ 若干テコンダー的なノリではあるけど荒山徹が日朝伝奇歴史で一番やな
きっちり時代背景調べてるのにこれでもかとトンデモぶちこむのもいい
それだけにノンフィクションで出した新書がわりと普通に右寄りなんがうーんやが 売れるんやからしゃーない
負け犬パヨクなんかネトウヨに比べたら無視できる程度のマイノリティなんやし 荒山徹は小説はともかく新書は別に売れてるわけじゃないんだよなあ…… まだマシなんと違うか?
最近の新書はどれもこれもタイトルだけでクズっぽいから読んでないんやけど ネトウヨにもアーレント信者多いけど
『革命について』しか読んでないんかな
フランス革命批判とか天賦人権説否定とかそういうとこしか見てなさそう ナチヲタ系は「エルサレムのアイヒマン」は読んでるやろ?
ラインハルト・ハイドリヒをしつこく「半ユダヤ人」連呼してるとことかホント草 柄谷行人がマルクスにかぶれてなかったらもっとすごい批評家になれたね 柄谷はすごい柳田國男にこだわるよね
そりゃ民俗学の中ではメチャすごい人なんだろうけど
他の学問や思想家に影響が波及して?ってのは正直よくわからない ん〜とね、小林秀雄も明治以来の文学者で俺が尊敬してるのは
正宗白鳥と柳田国男だけだっていってるし、柄谷が柳田にいれこんでるのも
小林秀雄経由な可能性はあるねw 上で語学の話出てたけどラテン語できるニキおる?
英語の100倍難しいとか聞くから尻込みしとるンゴ キケロとかウェルギリウスとかを辞書を引き引きなんとか和訳できるレベルで良ければ
週1〜2コマ程度の講義を1〜2年受けて真面目に宿題やってるだけでもおk
ソースはワイ
もっとスラスラ読んだり文体の善し悪しを論評したかったら多分もっと時間かかるけど
ワイも無理やから具体的には分からん 河野与一は英・仏・独・伊・露・中と古典ギリシア語とラテン語とサンスクリット語出来たそうやな
三木清みたいに岩波茂雄がパトロンだった知識人のひとり
多言語に渡る膨大な翻訳量に対して主著が『学問の曲り角』シリーズ3冊程度しかないのも昔気質でカッコいいンゴ
旧制三高で河野からフランス語を教わったのが河盛好蔵・桑原武夫・水野亮・前川堅市・三好達治と錚々たる面子や 河野与一ホンマかっこええよな
『学問の曲り角』もアッサリしたどうでもいい話ばっかりなのが粋やね
東北大を定年前にやめて岩波書店の顧問になってからは上記以外の語学についても質問を持ち込まれてたらしいンゴ
河野診療所とか言われて、商社マンから東欧のどっかの国のビジネスレターに返事を書いてくれと頼まれたり
忙しい合間にも送り迎えしてくれる運転手にお礼にロシア語を教えてやって作文を添削してやったり
いろいろグッとくる話が『回想河野与一・多麻』に載ってるやで
夫人の河野多麻もうつほ物語の研究で学位を取ってるから家事はぜんぶ河野与一がやってたのも頭の下がる思いや あと上のほうで話題になってた『ウォー・ギルト・プログラム』ようやく手に入れたやで
まだざっと眺めただけやが手堅い研究書みたいやね
そう簡単に洗脳できるわけでもなし、同時に自分たちの原爆投下にどう向き合うかも問われたり、占領軍側の苦労がかなり詳しく書かれてるみたいや
近代史学はまったくの素人やから安易な評価は下せんけど、少なくともいい加減なウヨ本ではなさそうやな >>410
『回想河野与一・多麻』面白そうやな読んでみるわサンガツ
しかも私家版なんやね レヴィ ストロースの構造主義の概要(生まれたきっかけ 広まった理由)を学んだんだけど
構造主義が欧州で生まれ日本で生まれなかった理由として 地続きで無いから
と言われたのよ
まぁ他国に占領されやすい(占領されて他国の言語を使わさせられる恐れがある)から言語に対する自覚が生まれやすいって言うのは納得できるんだが
その理屈だと日本も琉球民族だとか蝦夷だとかあるよな
琉球民族や蝦夷でも構造主義生まれてもいいと思うんだけどなぜ生まれなかった?
構造主義の土台となる状況は生まれてたと思ったんだけど
西洋哲学みたいな土台がないから?
これ書いてて思ったんだけど蝦夷とか琉球の哲学ってどんな感じなの?
ユタとかアイヌの信仰って神道と似通ってる(地形崇拝 アニミズム)けどやっぱルーツは縄文時代だからかね? ワイジ ガイジだった
琉球や蝦夷の哲学について教えてくれメンスー 日本の構造主義系って時枝誠記と三浦つとむの言語過程説じゃないかね
時枝はフッサールの影響受けながら日本古典の分析の末言語過程説を唱え
三浦がアップデートした
人工言語系で時枝三浦学説が科学的成果を上げてる以上言語過程説にもっと注目を集まってほしいね 文化とかを言語が体現してるって考えた方が分析とかには役立つでしょうしねえ
それなのに注目浴びてないの?
なんで? 時枝文法が流行らんのは学校教育に採用されなかったからなんかな
三浦つとむも専門の日本語学者、言語学者とかではないし
なんやかんやアカデミズムの世界も学校教育の世界も守旧的なところあるンゴ…… そっかあ
確かに倫理で受験してもそいつらの話聞かないなあ >>417
> 文化とかを言語が体現してるって考えた方が分析とかには役立つでしょうしねえ
> それなのに注目浴びてないの?
> なんで?
ドイツとフランスで違うんだけど西欧(英米除く)には「体系的で複雑で難解であればあるほどありがたい」
という学問的趣味嗜好がある
日本のアカデミズムはドイツ風かフランス風か英米系かに三分されるが、
日本は欧州風に染まった時期が長い
言語過程説ってあきれるほど単純明快なのよ
でもその単純明快さはアカデミズムには受け入れ難い、
「体系的で複雑で難解」なのこそ「ありがたい」という感性
そのうえに、三浦が小学校卒ってのは大きい
帝大出の学者のエリート意識尊大さというのはもろに「文人官僚」だよ 言語過程説面白そうだな
ライトな入門書とかある?門外漢がいきなり三浦つとむや時枝さんの本読んで分かるかな? 言語とか構造主義というたらソシュールなんやろうけど昔読んだ本は正直ワイにはわかりにくかった
今は良い解説書とかあるんやろか? >>413
おっ出たな埼玉
ソシュール『一般言語学講義』とレヴィ・ストロース『野生の思考』の構造主義は単線的な歴史観から離れて共時的なものの見方をする思想なんやな
それに対して明治以降の坪井正五郎・金田一京介・鳥居龍蔵・柳田國男・折口信夫・喜田貞吉といった学者は「アイヌは日本列島の先住民」
「琉球には日本の古態が残ってる」とアイヌや琉球をあくまで日本史との通時的関係でしか観ようとしなかった訳やね
時代的制約や差別もあって「日本の起源」って問題でしかアイヌと琉球の文化を理解できなかったンゴ
今でも岡谷公二みたいに「琉球の御嶽(ウタキ)は神社の起源」って主張する人間はおるしな
レヴィ・ストロースみたいに共時的な「構造」を見出そうとする発想は日本からアイヌ沖縄に対してはあまりなかったんや
近代日本のアイヌ・沖縄観に関しては小熊英二『日本人の<境界>-沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮植民地支配から復帰運動まで』(新曜社)という好著があるけど
分量と価格がぶっ飛んでる本やからあまりオススメできないンゴ… >>415
沖縄とアイヌに関していくつか本をオススメするで
◆入門書 サクッと読める新書文庫のたぐい
・外間守善 『沖縄の歴史と文化』(中公新書)
著者は伊波普猷の後継者と目された沖縄の民俗学者
琉球方言・信仰・グスク・おもろさうし・宮古八重山地方といった文化史概論で鉄板の入門書
・高良倉吉『琉球王国』(岩波新書)
著者は琉球史研究のドンで大河ドラマ『琉球の風』の監修者で政治的には保守の人
グスク時代〜三山時代〜第一第二尚氏王朝〜廃藩置県までを書いたコンパクトな通史
・萱野茂『アイヌ歳時記-二風谷のくらしと心』(ちくま学芸文庫)
著者はアイヌ民族の復権に生涯をかけアイヌ唯一の参議院議員でもあった人間
生活史・食文化・動物観・神話etcのアイヌ文化の入門書
・浪川健治『アイヌ民族の軌跡』 (山川日本史リブレット)
北東アジアと日本との中継交易者としてのアイヌを中世から近現代まで書いた通史
◆ポストコロニアリズム アイヌ・沖縄を考える上で避けて通れない植民地主義批判
・村井紀『南島イデオロギーの発生』(岩波現代文庫)
柳田國男たち民俗学者がアイヌ/沖縄に対して抱いていた植民地主義を批判
左翼で有名な村井紀やけど兄の村井仁は自民系保守系の元長野県知事
・冨山一郎『暴力の予感-伊波普猷における危機の問題』(岩波書店)
フランツ・ファノン研究者が伊波普猷を読解することで今なお続く植民地主義の暴力を暴く
・花崎皋平『静かな大地―松浦武四郎とアイヌ民族』 (岩波現代文庫)
アイヌに共感し和人による虐待を告発した「北海道」の名付け親・松浦武四郎とアイヌ民族の交流
著者は元構改派新左翼(共労党)の哲学者
・テッサモーリス鈴木『辺境から眺める―アイヌが経験する近代』(みすず書房)
アイヌ、ウィルタ、ギリヤークといった北方諸民族が近代になって日露両国のはざまで切り裂かれ植民地主義の言説に再編成された歴史についての批判
著者はギャンブラーの森巣博の妻
長文ごめんよ、ごめんやで 埼玉は週末になったら東京出てきてるみたいやし
アイヌ文化知りたかったら東京駅から近い八重洲のアイヌ文化交流センターって資料館おすすめやで
展示物も色々あるしビデオライブラリーでイオマンテ(熊送りの供犠)や結婚式(アイヌ女性が入れ墨をいれている)の映像も観られるンゴ
https://www.ff-ainu.or.jp/web/overview/cultural_exchange/index.html >>425
対義的な考え方してたら生まれなさそうだな...
御嶽と山岳信仰だとかってルーツ似てそうだしそういう人はいるだろうなあと思ったな
本調べたら6000円して草
>>426
沖縄の歴史と文化は買ってみるわサンガツ
>>427
詳しいことは言わないけど通学で毎週そっちの方行ってるんだよね
電車賃高いから(バイトしてないし)東京駅に行く用事があったら行くわサンガツ アイヌ歌人違星北斗の短歌すき
「日本に 自惚れてゐる シャモどもの 優越感を へし折つてやれ」
「仕方なく あきらめるんだ と云ふ心
哀れアイヌを 亡ぼした心」
「ネクタイを 結ぶと覗く その顔を
鏡はやはり アイヌと云へり」
ポスコロの小森陽一は北大時代に本州を「内地」と呼ぶ学友たちに刺激されて
植民地的無意識の存在に目覚めたって『ポストコロニアル』で読んだンゴ >>422
『日本語はどういう言語か』(講談社学術文庫)は、読書慣れした中学生なら理解できる
スタンフォードの池原悟氏が三浦理論について「現代言語学を学んだ学生達に、三浦理論を説明しても、
その常識的ともいうべきシンプルさ分かりやすさ故に、三浦理論のどこが革新的なのか?理解されがたい」
みたいなことを述べていた。あと吉本隆明の解説が素晴らしい
時枝の「国語学原論 正・続」(岩波文庫)は初学者には難しいと思うから、三浦の方を先に読んだ方がいいでしょ
京城大学から時枝を東大に呼び戻したのは橋本新吉だそうが、時枝は「師を批判するのは弟子のつとめ」と
橋本を批判、橋本は「俺を批判するとは骨のあるヤツだ」と喜んで東大に迎えたそうだ。
明治生まれらしい気骨だね
三浦の場合は、他の学者への批判があまりに辛辣過ぎて、
アカデミズムの学者からは蛇蝎の如く嫌われ徹底的に無視された
橋爪大三郎とかきちんと評価する学者もいるが、言語学会では完全黙殺状態 >>82
> 読書してても集中力続かんのやけど助けてくれ
> ここの博学ニキは毎日の読書時間どれくらいや?ワイは1〜2時間が限界や
> 1冊読み終えても内容半分以上忘れとるしワイガイジに読書は無理や
絵本の読書習慣を思い出してほしい
自分が興味もてる分野の本を繰り返し繰り返し、さらに繰り返し読め
暗記するほど
それやってから別の本読んでみ、驚くほど速く読めるから 知里幸恵のアイヌ神謡集ほんとすこ 土人保護法とかでアイヌをいじめた中央政府は嫌い
冬の陸には林野をおおう深雪をけって、天地を凍らす寒気を物ともせず山又山をふみ越えて熊を狩り、
夏の海には涼風泳ぐみどりの波、白い鴎の歌をともに木の葉のような小舟を浮かべてひねもす魚をあさり、
花咲く春は軟らかな陽の光を浴びて、永久に囀ずる小鳥と共に歌い暮らして蕗とり蓬摘み、
効用の秋は野分に穂揃うすすきをわけて、宵まで月に夢を結ぶ。嗚呼なんという楽しい生活でしょう。
(『アイヌ神揺集』知里幸恵訳「序文」)
銀の滴降る降るまわりに Shirokanipe ranran pishkan,
金の滴降る降るまわりに konkanipe ranran pishkan, 沖縄よ御嶽信仰は、海面下降で移住を繰り返した祖先の元いた場所を御嶽にしてるという説があったなぁ
講義で仕入れた知識だけど https://i.imgur.com/iy13O9G.jpg
これは浜比嘉島なんやけど御嶽って本州の神社みたいに鳥居立てとるものがしばしばあるよな
琉球処分後に本州の国家神道の影響で立てたものなんやろか?
>>432
知里幸恵が19歳という若さで亡くなったのは金田一京助が無理に上京させたからだって村井紀が批判しとったけどホンマなんやろかねえ… >>432
言語過程説が正しいと過程するとかなり残酷なことやってるよなあ
方言札とか酷いと思ったわ
明治新政府は基本好きだけど文化的な側面はクソ悪手ばっかうちやがるよなあ 飯塚幸三のことってここの人達どう思う?
俺は権力ゲットして歩道走ってリアルGTAやってみたいなあって思った😃 悪いのは逮捕を社会的制裁とか自白強要の手段として使ってる警察当局であって、飯塚氏に関してはお気の毒に、としか。
あんなん本人だって地獄の苦しみだろ。 フェイスブックとツイッターを削除したことを批難されてるけど
「私刑をしたいのにできないのはズルい」
でしかないよな 自動車産業は日本の基幹産業やから批判も少ないんやけど
宇沢弘文『自動車の社会的費用』(岩波新書)や杉田敦『クルマが優しくなる為に』(ちくま新書)と自動車批判もあるっちゃあるんよね
最近だと小谷野あっくんもクルマ社会をよく批判しとるンゴ
地方はクルマないと生活できんし都市部でも子育て介護にクルマ必要やから自動車規制は現実的に難しいんやろうけどね
田中マー君が仙台で人身事故起こした時にも思ったけど金持ちは自分でクルマ運転しない方がええんちゃうかな… >>438
藤井誠二も以前言ってたけど「仮に刑事事件で微罪や無罪でも民事裁判ではまた別の対応を裁判所はするし、被害者側の弁護士も徹底的に加害者を潰しにかかる」って発想が抜けてるんだよなぁ。 地方がクルマ社会なのは割としんどいんで何とかならんのかね
車酔いがひどくて(電車には酔わない)田舎に帰りたくないンゴ……
宇沢弘文の本は知識としてしか知らんかったけど、自伝がおもしろかったし読んでみるわ
過疎地の交通インフラ整備とか高齢化でこれからますます問題になりそうやけど既に研究されてたりするんやろか 香山リカ「ヘイト悪趣味サブカルチャー根本敬論」読んだけど、リカネキは自分が出版業界に関わってたせいか基本的にオタクとかサブカルに甘いンゴねぇ。なんJ民の過大評価もその延長だし。
右や保守を批判してれば他のヘイト表現は別腹で良いだろって感覚が抜けきれなくてそれが「ディープコリア」への煮えきれない評価に繋がってるンゴ。
フランスのシャルリー・エブドがいい例だけど反権威反保守(昔はローマ法王とかおちょくってた)でも移民ヘイトに転落するなんて珍しくもない訳でヘイト表現は使ってる側が自覚的にならないとすぐ転落するって感覚が抜け落ちてる。 よく言われる痴漢も裁判まで逮捕拘留する必要は特にないと思うンゴゴ
>>451
それは少なからず言い出すときりがない面があると思いいるよ
ハンJに関しては、頭のおかしい人間を集団で追い詰める炎上がとうとうネトウヨに向いたわけで
これは海外でもアノニマスの起源はカルト教団いじめだったし
スーダンでは意中の男性の写真を貼ってストーカーするコミュニティが警察の特定に転用されたり
割とどこの社会にもネットの悪ふざけが価値を持つタイミングがあるんやろ
個人的にはヘイト堕ちよりSJW化の方が危険だと思う 「思いいるよ」ってたれぞう語録から察するにおやめ民もしくはゾッ帝民も読書部来てるんですね・・・たまげたなあ・・・
クルマって乗り物にはあんまり興味がないんやけど自動車産業を巡る言説は好きやな
T型フォードに代表されるフォーディズムが低価格・高賃金を実現していることを高く評価したグラムシ『獄中ノート』
フォーディズムに絶望を見たハクスリーが書いたディストピア小説『すばらしい新世界』
賞賛されていたトヨティズム(トヨタ生産方式)を期間工の視点から暴いた鎌田慧『自動車絶望工場』
現代思想界隈でもポスト・フォーディズムについての論考結構あるやね ご指摘の通り元々香山リカはサブカル/オタクの人やからねえ
ガセネタ・工作舎・ファミ通・プロレスの人であって今みたいにリベラル論壇に出てきたのが意外な感じやわ
同世代の大塚英志とちょっと似てるけど大塚ほど問題意識は深くないというか
弟の中塚圭骸と大塚英志は対談しとったな
北田暁大が『終わらない「失われた20年」』で内田樹を例に出しとったけどノンポリだった書き手ほど急激に先鋭化する傾向はあるやね
『ネトラン』でP2PやふたばというネットのUG系カルチャーを書いてた津田大介
宝島系サブカルのドンで「町山(バカ)」扱いだった町山智浩
レヴィナス研究者だった内田は別にしても近年ネトウヨとバトってる人たちって元々ノンポリでサブカル系の書き手だった人が多いような気がするンゴ 香山のおたくとサブカル好きは出版業界ぬきに地やと思うがな
ロマン優光『90年代サブカルの呪い』でもヘイトとサブカルの関係で根本敬に一章割いとるが世代違う二人が似たようなテーマで著すとき共通して根本敬取り上げるいうのは面白い >>447
ロマン優光のネットコラム「さよなら、くまさん」面白いやね
掟ポルシェのおまけみたいな人やと思ってたらまさか筆の立つ人だったとは・・・
ロマンは自分の発言の重みに気づいていない町山の軽率さにも苦言を呈していた気がするンゴ そもそもレヴィナスも内田樹もべつに左ってわけではないしな
もちろんナチの問題から出発して思想を立ち上げてるわけやけど
ちなみに「南京の真実」に賛同したりウヨやった篠沢秀夫はなぜか『篠沢フランス文学講義』でデビュー間もない内田樹を絶賛したりしとるで
いちおうブランショ研究者としてキャリアをスタートさせてるんで、つながりでレヴィナスとかにも目は通してたんやね
クイズダービー以来ずっと一貫してリベラル左派やった大橋巨泉とも友人であり続けたし
内田樹や合田正人の訳と著作はアカデミックなレヴィナス哲学研究の人たちからはあんまり評判よくないみたいやけど……
ワオはまだ熊野訳『全体性と無限』と西谷修訳『実存から実存者へ』くらいしか読んでへんからよくわからないンゴ…… >>444
安価くらいまともに打ってや
それはそうとチョンコパヨク民(自称ハンJ民)の場合は
そういうノリの連中は最初から少数派で既にSJW化してたパヨクさんが
大部分やったし手遅れやろ >>448
昔から雑誌コラムとかちょろちょろ書いてて面白かったがあーいう風なもん書くと思わんかった
『すばらしい新世界』はフーコーの生権力的な思考の先駆みたいな評価もされとるな ちょうど手元に掟ポルシェの本あるで
表紙で武田久美子の貝殻水着着たり全裸でJRの改札突破したりしとる
2004年に出た本みたいやけどノリは90年代サブカルっぽいやね
https://i.imgur.com/OPRCntn.jpg
https://i.imgur.com/yHD7QpM.jpg サブカルとヘイトの話でいうとブラックユーモアの日本における受容史ってあんまり論点にならんな
タブー侵犯としての笑い、アンチヒューマニズムとしての笑い
それの成れの果てが現状やろうという
>>452
酷くて草
なんでこんなもん買ったんですかね・・・ 明治の斎藤緑雨の警句や宮武外骨の諧謔はブラックユーモアの前史扱いできるんやろか? >>454
それらは普通にサタイア違うか?
貧乏人のガキ殺してソーセージにしたら貧困問題も食料問題も解決や! ぐらいの力強さがないと
まあ定義づけ曖昧なとこあるから本格的な受容前の創作でも芥川龍之介「河童」とか海野十三「俘囚」とかカテゴリに放り込めそうなもんいくらでもあるが
日本のブラックユーモア受容の場合、大元のアンドレ・ブルトンの定義踏まえつつ独特な拡大解釈されとるからそれら指摘してかつヘイトとして先鋭化してる部分指摘してかつその理由を指摘して
とかやってると物凄い面倒くさいことになりそう
誰かやってくれんかね
それこそ香山リカセンセあたりが >>446
そりゃ大塚英志は「ジョイスだろうが漢書だろうがジャンプのバトル漫画だろうがなんでもサブカル化する」って論調の走りやから問題意識って言うか責任感なかったらおかしいやろ。
しかし野間ニキもそうだけど根本敬への甘さって言うかヘイトへの無自覚さってのは意外やったわ。
87年と94年はともかく02年の「豪定本ディープコリア」は02年の初期嫌韓ブームに乗っかって出版されたのに「当時はしかたなかった」で切り捨ててるのは如何なものかと。 亀だけど、
講談社の昔の講談話を焼き直したシリーズなんかは、
きっちりルビ振ってあって漢字覚えるのに当時の子に役立ってた、
みたいなことを、山本夏彦が「私の岩波物語」に書いてた気がした 戦前は新聞なんかも総ルビやね
黙読という習慣自体が近代化による現象なんで、図書館でも新聞を音読する利用者が絶えなくて苦労したとかいうし
由良君美『言語文化のフロンティア』には活字との関わりが深かった母方の祖父に託して、ルビについて語った文章が載ってたな 前田愛『近代読者の成立』も音読から黙読への変化を書いとったな
まあ近代までは漢籍の素読が当たり前やったしね 立教で前田愛に習ったらしい萩原朔太郎研究の安智史がツイッターに書いとったけど
前田愛の都市論はこないだ亡くなった長谷川堯の建築論に影響されてたみたいやね
訃報で初めて知ったけど長谷川堯の息子が俳優の長谷川博己なんやな…… >>456
>しかし野間ニキもそうだけど根本敬への甘さって言うかヘイトへの無自覚さってのは意外やったわ
ワイが左派・反差別ながらカウンター爺婆共を絶対に受け入れないのは、そこなんだよ
過去や現在の醜悪さを目撃されながオラつく信じ難い下品さ 野間は元「ムー」読者であり小林よしのりの大ファンだからね
ソースは本人
こんなのがオピニオンリーダー気取りって溜息しかでねえわ >>461
はぇ〜前田愛の『都市空間のなかの文学』って長谷川博己のパッパの影響受けてたんか
『門』の宗助夫婦のちゃぶ台に着目した「山の手の奥」はおもろかったな
都市論的な文芸批評って面白いやね
磯田光一『思想としての東京』、松山巌『乱歩と東京』、川本三郎『荷風と東京』… >446
ワイは別冊宝島『今ドキの神様』を高校時代に読んでたので
大学の新歓で統一教会のダミーサークルに引っ掛からずにすんだ
なのであの本を編集した町山智浩には感謝しかねえ 都市と絡めた文学論やと海野弘『モダン都市東京』すこ
文学に限らず海野の都市論すこ
『都市風景の発見』のシュルレアリスムやダダイズムの受容と東京の風景の関連とか面白い >>463
小林は川田親子との確執がなければ多分保守派転向やその後のヘイト堕ちもなかったやないか?
特に龍平は嫁の堤未果のここ数年の振る舞いを見てると「脱正義論」も
必ずしも間違ってはいなかったんじゃ。(今じゃヘイト本出したりヘイト雑誌のインタビュー受ける始末) >>465
笠井潔の「新左翼や新右翼は原理研に対するスクールポリスの側面があった」に草
ちなみにワイが統一教会で一番衝撃受けたのは「大山倍達正伝」と「極真大乱」で極真空手が事実上は統一教会のフロント組織として書かれてる(著者は否定してるけど)
以外と民団系や反共系の在日組織を語る本ってないンゴねぇ。
姜尚中=センセイあたりに書いて欲しいけど。 ルビに関しては、そもそも昔の日本語は難しすぎて
教育はできてるのになかなか読めないという変な状況が発生している
個人的に衝撃なのはひらがなの音と文字が違いすぎて書けないことやな
https://green.adam.ne.jp/roomazi/undoo.html >>467
> 特に龍平は嫁の堤未果のここ数年の振る舞いを見てると「脱正義論」も
ええ? 堤未果の旦那なのか! 初めて知った
堤の新書本はどれもおもしろかったなあ
「戦争論」の頃小林に手紙書いたなあ、リアル厨棒の頃
「プロになれ!」のメッセージは自分の人生に大きく影響した
「脱正議論」が竹田青嗣知るきっかけだった 新仮名遣いの原型は戦時中からあって、むしろ軍や政府の一部が広めようとしてたみたいな話が堀田善衛の『若き日の詩人たちの肖像』に出てきたな
「日伊協会に勤める詩人」こと福永武彦が、軍部が最近てふてふをチョウチョウと書けと言っているが、それじゃ詩情を感じない、みたいな文句を言うシーンがあるんや
福永は思想信条からいえば右派ではないはずやけど全集は旧かな統一なんよな
美意識の人、って感じでなんとなくわかるけど マニュアルが難しすぎるせいで整備兵なんかが育たなかったってよく聞くしな(伝聞)
軍隊の機械化につれて文字が読めないことの弊害は桁違いに増えただろ
裏方の事務作業のコストも馬鹿にならない >>468
> >>465
> ちなみにワイが統一教会で一番衝撃受けたのは「大山倍達正伝」と「極真大乱」で極真空手が事実上は統一教会のフロント組織として書かれてる(著者は否定してるけど)
統一教会のボディガードは全員極真の猛者
笠井潔で思い出したが、『哲学者の密室』でフィクションの枠組みながら、ハイデガーのナチズム傾斜に関して
かなり迫った解釈をしてると思う。ハイデガー学者の木田元ですら、ちゃんと分析できてない、のに比べると、
評価すべきじゃないか? https://watashinim.exblog.jp/4358800/
https://watashinim.exblog.jp/4358808/
竹田青嗣や加藤典洋をネトウヨの源流だとしているブログを見つけたんだが、自分はこの2人の言説をよく知らないので実感が湧かない
どういうとこがネトウヨ的なんやろ? 木田元は笠井潔好きだったらしいな
自伝本のうちのどれか(たしか『猿飛佐助からハイデガーへ』)でミステリ濫読したリストの中に入ってたわ >>474
> https://watashinim.exblog.jp/4358800/
> https://watashinim.exblog.jp/4358808/
>
> 竹田青嗣や加藤典洋をネトウヨの源流だとしているブログを見つけたんだが、自分はこの2人の言説をよく知らないので実感が湧かない
> どういうとこがネトウヨ的なんやろ?
ざっと読んだが、お話しにならないほどレベルが低いねそのブログ
つっこみどころ盛りだくさん 岩波新書から出してたアメリカの福祉政策に
ついての本は面白かった
Twitter見る限りだと左っぽいけど保守系雑誌にも書いてるんやね >>476
そりゃ岩波でしょうもない事で因縁つけたの逆恨みしてるだけやからね。
岩波の校正なんて印税入って来る美味しい職なのスルーして「オレを閑職に追いやった!」とか寝言言ってんだから 対米従属論者で反グローバリストなら部分的に右と一致するとこもあるだろう 岩波新書kindle対応してくれんかな
田舎だと岩波置いてないとこ多くてホント不便 >>475
昔雑誌の現代思想が組んだミステリ特集で笠井潔と対談もしてたな木田元
話はあんまり噛み合ってなかったが
笠井は『哲学者の密室』がすこ
明らかにハイデガーモデルにしてるであろう哲学者が本筋となんも関係なく無惨に死ぬあたり笠井の憎悪がわかりやすく見えてよかったは >>483
新赤版は結構Kindle化されてるよ
緑は丸山真男の「日本の思想」くらいしかないけど。
歴史系と古文系が目立つかな >>463
すまん訂正
小林よしりんのファンだったのは過去の話 >471
福永武彦は旧かな推しやったんか
関係ないけど福永の息子の池澤夏樹の文はしっくりこんなと思ってたんやが
夏樹の娘の声優の池澤春菜が最近書評始めてて
上手い文章書くから隔世遺伝かなと思った それはただの好みやないかな
わいは池澤夏樹の文章と書評はめっちゃ上手いほうやと思う 池澤夏樹も福永と暮らしてた記憶はほとんどないみたいやから
(夏樹が生まれて間もなく、福永が結核で長期療養に入ったため協議離婚)
文章も気取った感じとか洒落っ気とか似てなくもないけど文体としては少し毛色が違うかもな
夏樹のほうはある時期から意図的に「父親とは別な自分の文章」を獲得しようとしたみたいやし…… 中学のころ 髪緑だったアイヌのおばさん4人がとあるお祭りに来て
友達3人ですげえ失礼な態度とったの思い出したんだけどやっぱりあれって結構ひどいことなんかね 糸圭秀実にいわく笠井潔って笠井聖志名義でベ平連の活動家やってたし
黒木龍思名義で構造改革派のイデオローグやってたそうやね
>>471
幕末の段階で前島密が「漢字廃止之議」(1866)で漢字廃止を主張しとるし
カナモジカイやローマ字運動もあったように日本語の複雑さは近代以後ずっと国語改革の対象になってきたやね
上田万年や保科孝一に代表される国語学者たちも改革に熱心やったし
国語改革は帝国主義的拡大とリンクしていて植民地での日本語教育に繋がった…って主張は
イ・ヨンスク『「国語」という思想―近代日本の言語認識』や安田敏朗『「国語」の近代史―帝国日本と国語学者たち』で読んだな 敗戦後、志賀直哉やったか日本語は非論理的やから廃止してすべてフランス語にしよういうたらしいな
そこまで極端やないにせよ村井実『アメリカ教育施設団報告書』によると敗戦後文部省がさだめた当用漢字はそれ以外の漢字の実質的な廃止をするための前段階やったいうし実際やってたらどうなってたんやろな
今野慎二『常用漢字の歴史』はこの辺の近代入ってからの漢字をめぐる政策の変遷を丁寧に追ってて面白かったは
笠井の政治的な遍歴は割りと本人が語ってるような
内ゲバから構改派もやめてポリシェヴイキに惹かれつつも沈静してマルクス葬送派へという
『国家民営化論』あたりの主張は思想的な理路違えど今みるとリバタリアニズムに見える 折原浩の近著『東大闘争総括』(未来社)を図書館で借りたけど面白かったで
駒場の若き造反教官として全共闘・院生共闘・助手共闘たちを支援した話とウェーバー論がメインなんやけどオマケの話が興味深いンゴ
東教大付高野球部の2番サードのレギュラーとして東京大会ベスト8まで進むも折原のエラーを端緒に0-1で荏原高に敗けた話
中沢事件(東大駒場騒動)では辛酸を舐めさせられたけれども折原は西部個人を評価していた話
羽生―折原論争の諭敵・羽入辰郎がかなりうさん臭い人間だった話
アメリカンスポーツである野球に戦前戦後のエリート子弟が惹かれた現象を久野収の「天皇制密教/顕教論」を用いて
「密教としての学生野球」と説明してたのが印象に残ったわ
これって旧制一高野球人脈にも繋がる話なんやないかな 羽入辰郎の本はワイも読んだけど違和感のほうが強かったな
文献学的にウェーバーが捏造をした!っていうのはおもろいけど
よう考えたらそれだけでウェーバーの主張の当否はわからんし
その一点だけに延々こだわって後は人格批判学会批判なんが異様やった
そもそもウェーバーのプロ倫をそのまま信じてる社会学者とかそんなおらんやろ 「学問とは何か」で山中湖村湖畔でのボート転覆事故死事件の事を延々と書いてるのは草
今なら裁判沙汰になるレベルやで あれ折原への反論になってへんし
何より市野川容孝が過去の事故を意味もなく暴かれるしヤバい本よな
ゴシップ好きの小谷野あっくんは案の定羽生の本使って市野川晒しとったし 実際性格はかなり悪質なツイカス系ハセカラキッズやと思うわ
それがウェーバーと社会学会に向いてるだけなんやろうな
まあ元々は好奇心で文献学的捏造発見して
とんでもない大発見やとテンション上がったんやろ ハニューが民青の奴からウェートトレーニングやってる時に脅迫を受けた話を暴露してるのはまんまハセカラ民やからなぁ。 市野川は社会学徒やけどウェーバーやってた訳でもないし専門は生権力論や医療社会学やしな
折原との論争には関係ないやねあれ 完全に悪芋臭芋の類いやな
当初の目的を忘れて暴れる気持ちよさに酔っとる
自分の大発見に門外漢の自分でも行けるやん!
と全能感に酔いしれて
それを訂正する人間も現れんから増長したんやろ
変にキャリアと地位のある人間がハセカラメンタルにはまるのはきついな ブルデューのハビトゥス概念みたいな話やけど
羽入は同じ東大でも専門学校出て勤め人やってから入学していてキャリアがやや特殊やし
オーセンティックな折原や市野川に何かコンプあるんちゃうかと邪推しとる >>501
しかも折原がよせば良いのに立て続けに批判本何冊も出すから調子に乗るって構図もハセカラ民的って言うかw ただ羽入にとって計算外だったのは市野川がミクシィで事件の事をカミングアウトした事やないかと。
ハッセ追い込むノリで遊んでたら当人が自らの非を認めてしまったので
羽入の大人気なさが目立つ結果となり論壇からはフェードアウト 最初のウェーバーの犯罪もすごい発見なんやけど
それだけで学会に喧嘩売れる大ネタやないわな
そういうところも学問の勝手や相場をよくわかってなかった感覚がある
堅実な研究書やのにハセカラっぽい奇書でもある変な本や 羽入辰郎は一時安富歩がAmazonのレビューで絶賛してたり反アカデミック論者や反東大エリート主義者が乗っかってたところも。
(安富氏も京大出やし) 東大は東大でノーベル賞取れないもんだから京大にコンプレックス抱いてるという 旧帝国大学に代表される官学アカデミズムに対する批判は昔からあったし
全共闘が「帝大解体」を叫んだのも有名やけど近年はおかしな反アカデミック論者がチラホラおるよな
「大学政治偏向ランキング」なんてウヨ記事を『正論』に書いてた筑波の掛谷英紀なんかも胡散臭いで
『学者のウソ』(ソフトバンク新書)を読んだ当時は面白いと思ったけど段々おかしくなってきた 保科孝一の『ある国語学者の回想』って自伝すこ😃
保科の伯父は宮島誠一郎っていう有名な幕末の米沢藩士なんやけど
奥羽越列藩同盟軍の敗戦処理を担当して兵庫県令だった伊藤博文と交渉したら
伊藤は宮島の米沢弁が理解できず宮島は伊藤の防長弁が理解できなかったそうや😨
そこで伊藤が機転を利かして「宮島氏 問う年いかに」と文語で話しかけてやっと通じたとか😎
戦前の国語改革にはこういう国内の言語不通状況も背景にあったんやろな🙄 筑波ってあの中川八洋はじめ国立大にしてはやたらウヨ教授多いよな
何かあるんか? 旧東京教育大から筑波大への改編時に移転反対闘争があったやね
文学部の教員たちも反対していて家永三郎や和歌森太郎が造反したのは有名やな
学群と学群のあいだをバスが走る超巨大キャンパスは奇妙な雰囲気があって個人的にはすこ
TXつくば駅も妙にだだっ広いし >>512
学生運動が盛んな国立大を国策で潰して出来た大学やからね
左翼サークルがない代わりに新宗教サークルはどこよりも多いと筑波出身の教授がネタにしてたわ
第三代学長の福田信之が統一教会の信者だったから緩かったんやろうな
優生思想の持ち主の江崎玲於奈も学長やっとるし 筑波大といえば、このあいだ従姉妹から、筑波の学長補佐やってる落合陽一は天才だって話を聞いたねえw
あの国際ジャーナリストの落合信彦の息子という話だが、30歳そこそこで博士号もちで客員教授だそうでw えぇ…大学院重点化政策知らんのか(困惑)
後期課程で査読付きのジャーナルに論文3〜4本書かせたら博論書かせて博士号とらせるような時代やぞ
アカポスの数に対して供給過多になってポスドク問題や高学歴ワーキングプア問題が生まれた訳で 従姉妹が筑波大は国立大学でなくなった!っていうから、何でー?って聞いたら独立行政法人ってのは、あれは国立大学ではないんだってさw
それで予算も削られて人が減って、大学の活性化もたいへーんっていってた。落合陽一みたいな天才じゃないと
いまどきの大学の活性化は無理なんだとさw 国立大の法人化も知らんかったんけ・・・
独法化の時期に佐々木毅が東大総長やってて総長選で再任できなかったのは有名やろ 独法化の話はしってたけどさー、あれで国立大学が国立大学でなくなる!って話は聞いたことなかったからさーw 文系ポスドクとかいう屍の山
「大学教員は自分の就職時のことを語りたがらない」いうマックス・ウェーバー『職業としての学問』の一節が身に染みるはした
ウェーバーやるような文系ポスドクなら尚更 最近九州大学で油撒いて自殺しちゃった人おったな
どう着地したらよかったんやろなあ 学振SPDとかいう複数球団競合ドラ1クラスに選ばれた女性が自殺したのは最近話題になっとったな
その人の場合は配偶者が統合失調症の病歴隠していて結婚後発覚したという特殊な状況も重なってはいたんやが
ワイは学振に引っかからない無能院生やったからアカポス諦めて一般企業に就職したけどSPDもらうような俊英が絶望して死んでしまうのは悲しいなあ… その女性関連のスレ嫌儲に立ってるな
ここにおる人は読んでそうやが貼っとくわ
【文系博士】「就職先がない」常勤職の雇用期間が終わって絶望 → 職を失い、母校でパートの事務職員になる人も [373518844]
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1556511050/l50 その人と同じ学会にいた事あるから面識はないものの学会誌で論文は読んでたわ
高埜利彦、大桑斎、末木文美士あたりから再評価が始まった近世日本仏教を研究してる人で
御存命だったら近世日本仏教研究を更に開拓してくれたんちゃうかな
辻善之助の「近世仏教堕落論」や圭室諦成の「葬式仏教」って旧来の学説が強い分まだまだこれから伸び代のあるテーマやったし
「事故」で亡くなったとは聞いてたけど自殺だったとは朝日新聞の記事読むまで知らんかったな・・・ 仏教研究は男性で僧籍がある研究者が優遇される世界らしいんや
在家で女性やとアカポスに就くのは難しいらしいんや……
昔から大学の哲学科には「寺院出身」の学生が多かったと河野与一も『学問の曲り角』で書いてたンゴ
いまだに東大のインド哲学とか早稲田の東洋哲学とかは実家が寺の院生ばっかりらしいで 杜康潤センセイの「坊主DAYS」でも「仏教学科は跡取りばっか」とか書かれてたもんなぁ。
女の学生でも長女で婿探しを親から命じられたとかで在家の女性でここまでガチでやってる人は特殊なケースなんじゃ 文系院生のサバイバル術は結構いろいろあって、対策を打っておけばそんなに心配いらないのだが、研究者志望はどうしても視野が狭くなってしまう上にそういう情報が入ってこないから大変
いつかこれをネタに1冊書いてみたい 友松円諦(浄土宗)・圭室諦成(曹洞宗)・竹田聴洲(浄土宗)・石田瑞麿(浄土真宗)・大村英昭(浄土真宗)
佐伯俊源(真言律宗)・菅原信海(天台宗)・野本覚成(天台宗)
パッと思いつくだけでもこれだけ僧籍持ってる仏教研究の大家がおるンゴ・・・
本山の教学研究と結びついてる面もあるしな
ただ近年の印哲研究や仏教史研究は在家の人が中心になってきてる印象やな
駒澤・大正・立正・龍谷みたいに仏教宗派が創った大学の仏教学科はさすがに寺の跡継ぎ多いけどね・・・ 仏教研究じゃなくても隣接領域(儒教、道教、老荘思想などの東洋思想や日本史、東洋史、西洋哲学など)も実家が寺みたいな研究者は多いからな……
ハイデガー研究の川原栄峰とか、木田元が東北大で習った木場深定とか、寺の跡取りで西洋哲学やったのも多いし
ワイのうちの菩提寺の住職も日本史の博士課程中退したとか言っとったわ
社会学や心理学、あとは考古学や言語学系でも数理的アプローチや最新機器を駆使した産学研究なんかやってる院生やと就職も違うんかな
人文系院生のサバイバル術みたいな本、もっとたくさん出てほしいで
人文系院生なんてそれこそ不況にあえぐ出版業界の大事な固定客なんやし、ヘイト本みたいな麻薬に頼るよりええんやないやろか それこそ『高学歴ワーキングプア』の著者の水月昭道も僧侶やったしな🙄
ただ僧侶=安泰ってのも偏見で自坊のない雇われ僧侶や自坊の収入だけじゃ食えずに会社勤めしてるテラリーマンもいるンゴ😥 例外があるのは確かとは言え家系が物を言い下級や女性が蔑ろにされる
傾向有りっちゅうのは事実なんやろ?
個人的に元々宗教嫌いやが敬意を持つ事は今後もない ハンJ的に僧籍男性の胡散臭さはクソコテ「自衛隊だけに。」やな
ニダーの差別性にも気づかず、教育施設と寺院(嘲笑)併設を吹聴
愚かなり >>521
> 最近九州大学で油撒いて自殺しちゃった人おったな
> どう着地したらよかったんやろなあ
哀れな話だと思うけども
大学の職に拘りそれが無理と分かるとおきらく主婦&研究生活とか
生き方の視野が狭すぎたんじゃないかな
在野の学究は生活費稼ぐために必死に働きながら効率的に研究時間確保してる
それができるヴァイタリティーと能力ないやつが文系研究者目指すべきじゃないんだよ >>534
自己レス
レスしたのは>>520>>522 >>534
わからなくはないけどまさにそういう能力と
ヴァイタリティの持ち主の超人だけ
社会が頼ろうとしてきたのが今の閉塞感やからなあ
具体的な解はわからんまでもやっぱおかしいやろこれとは言うべきやね 九州大学の件はものすごい闇深案件やからな……
親の事業が失敗して高校進学ができず自衛隊に入隊して高卒資格を取るも
そこでも酷いいじめに遭い、憲法学を志して22歳でやっと九州大学法学部に進学
完璧主義ゆえ博士論文の提出が遅れ、非常勤も五年ルールができて一つずつ雇い止め
年齢的にも就職口はなく、肉体労働しながらの研究に耐えられず
家賃も払えなくて大学キャンパスの一角に寝泊まりしていたのを
キャンパスの移転にともなって立ち退き要請されて焼身自殺という…… >>537
いやいや文系研究者の資質の話だよ
明治の昔から官に頼らず民間(在野)で業績あげたきた学究は
ヴァイタリティ旺盛 その生活力で研究時間確保してるからね
それが出来ないなら、研究者諦めてカタギになればいいだけだから >>539
もちろん向いてるのがそういう人間なんは確かやけど
そこまでではないサバイバル能力ない人間でも
なるべく研究していい生活を出せた方がええ社会なのは間違いないやろ
少なくとも九州大学の人の件で資質云々はただの自己責任論やん ワイ、自ら命を絶った九大や東北大出身者、心底気の毒と思う ジャン・グルニエの『孤島』井上究一郎訳がちくま学芸文庫に入ってうれC
ネッコのこととか身のまわりの出来事を哲学的に書いた名エッセイや
最初に刊行されたとき、積極的に動いたのは伝説の編集者・安原顯だったらしいンゴ
グルニエは貧しい出自のカミュを大学に進学させた恩師の一人なんよな
政治的には保守派の哲学者やけど
カミュも貧しい母子家庭で、母親と祖母はほとんど文盲で、奨学金もらってなんとかアルジェリアのアルジェ大学哲学科を出たんやが
哲学の論争になると超エリート校の高等師範学校出身のサルトルから小馬鹿にされてしまうんよな…… 視野を広げて問題に対処するって簡単なようで難しいからなあ
明日はわが身 宗教嫌いだからいいのだが日本仏教の狭量さよw
ジャ…ジャ…プwwwww 大阪の司馬遼太郎記念館、60000冊の蔵書のうち20000冊を展示してたんやが感動的だった
関西で他に文学者・研究者の蔵書展示してるとこないかな? >>534
>哀れな話だと思うけども
>大学の職に拘りそれが無理と分かるとおきらく主婦&研究生活とか
ねえよなあ
だから皆悩んでるじゃねえの 町田祐一『近代日本の就職難物語-「高等遊民」になるけれど』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー)を読んだんやけど
昭和恐慌期では東京帝大でも工学部・理学部・農学部・医学部の就職は安泰だったのに対して
法学部・経済学部の就職は苦しくこと文学部の就職に至っては惨憺たる状態だったそうや
そして文学部内の専攻でも国文学・英文学・中国哲学はギリ就職できたが史学・インド哲学・宗教学は全く就職先がなかったとか
旗田巍・大野真弓・中嶋敏・秀村欣二たち当時の史学徒たちは就職できないから大学院に進んだらしいけど
これってバブル崩壊後に内定もらえずに大学院に進んだ氷河期世代と似てるやね
この状況下で当時の大手マスコミ文藝春秋に就職した池島信平(西洋史学科卒)って優秀だったんやな
「ツブシが効かない文学部」をめぐる屈折した精神史については竹内洋が『教養主義の没落―変わりゆくエリート学生文化』でも書いとるね
ワイも自分自身が文学部を選んだ理由については「ツブシが効かない」ことに惹かれた記憶があるンゴ… 史学はきつそう
考古学も皇国史観のせいで身動きとれなかったって聞いたな
何だかんだ当時の日本は宗教国や >>548
> 旗田巍・大野真弓・中嶋敏・秀村欣二たち当時の史学徒たちは就職できないから大学院に進んだらしいけど
そのラインナップ凄いめんつだなあ
偉大な歴史家って若い頃にけっこう苦汁をなめてる人多いんだよなあ 韓国でも世代間格差を巡る対立はあるんやな
386世代や88万ウォン世代ってのはワイでも聞いたことがあるが
福祉社会学の天田城介が『思想地図』で「〈ジェネレーション〉を思想化する─〈世代間の争い〉を引き受けて問うこと」という
論文で世代論が人種論のように消費されていると指摘しとったけど
2ちゃんでも「団塊」「新人類」「バブル」「ゆとり」とレイベリングしあって煽りあってるの見ると世代間対立って根深いンゴねぇ…
それこそ戦前にも「事変後学生」って括りで三木清や戸坂潤の京都学派左派が若者批判しとった訳やしな 世代間も男女対立も韓国のほうが先行しとる感じやな
386世代の上のベビーブーマー世代が保守化しとるし
地域主義という要素も強いから全羅道とか慶北とかでいがみあっとるし
韓国の状況を日本が後追いしとる分野もあるということや 世代というと氷河期世代が作ったロスジェネ論壇って何だったんやろな
雨宮処凛と湯浅誠は生き残ったけど赤木智弘や後藤和智はどこいったんやろ I live in the US. Why has South Korea seem to have taken Japan's spotlight in terms of global influence?
https://www.reddit.com/r/japan/comments/bksf3f/i_live_in_the_us_why_has_south_korea_seem_to_have/ そもそも何でフィッツジェラルドやヘミングウェイたちを指してた「失われた世代」を就職氷河期世代に当てたんやろ?
高田理恵子が『学歴・階級・軍隊-高学歴兵士たちの憂鬱な日常』で書いてたけど
兵役免除の特権奪われて学徒出陣した大学生たちも「自分たちは上の世代に比べて不幸だ」って思ってたみたいやし世代間対立は歴史が長いやね 日本のロスジェネは氷河期より響きがいいからだけじゃないんか
氷河期だと本当に冷え込んでる感あるけど
ロスト・ジェネレーションだとようわからん感じになるやん
あくまで日本のカタカナ文化の感覚上の話やで 「失われた世代」の方が実情に照らし合わせると適切なんやろうけどな
それをあえてロスト・ジェネレーションとメディアが報じることで感覚的に麻痺させてる感あるわ そう言えばオーウェン・ジョージの「チャヴ」みたいな「上からの階級闘争」的な論考ってあんまり日本ではないンゴねぇ。 赤化華族(土方与志)、革新官僚(岸信介・椎名悦三郎)、統制派(永田鉄山・石原莞爾)、青年将校(北一輝/西田税派)とかやろか?
筒井清忠が革新官僚や統制派についてはアナボル論争との比較で論じとったな
ただ「総力戦体制」を推進して戦後の経済や福祉政策にも影響力を残した革新官僚以外はどれも尻すぼみの印象やね
ユンガー、シュミット、ハイデガーetcのドイツ保守革命みたいな思想家って日本で言うと誰やろね
スガ秀実は後期ハイデカーの「故郷喪失」の観点からから
大江健三郎と『叛乱論』の長崎浩は保守革命論者だったって言うとったけど個人的にはあんまりピンと来ないンゴ >>561
「チャヴ」はそう言う話やなくて「上級国民が下流白人DQNから搾取されてる(と思い込んでる)富を取り戻す下の階級への闘争」やぞ あー、リバタリアンの理屈で社会保障に文句付けるような感じか
サンガツ
革新華族は戦後に社会活動やってる人間がそれなりにいたりして、文化面での貢献の方が大きそうだと思った 変わり種やとプロレタリア演劇に力を入れて亡命を繰り返した土方与志なんかが面白いと思った(こなみ) マルクス主義以外の影響もあるような気がするんやけど
そのへんの共産主義以外の社会主義の影響とか分からんもんやろか? 文化人類学の石田英一郎(『河童駒引考』ほか)も元は赤化華族やったっけ
中村光夫が第二次大戦勃発でフランスから帰るとき船で石田英一郎と一緒になって
丙種だった中村以上に徴兵の心配がない(=一定期間以上獄中にいた)ことに驚きつつ
中村も旧制一高で左派だった(プロレタリア文学系の同人誌から転向した)から
転向しても学問に没頭できる石田の境遇に複雑な感情やったと書いとるね(『知人多逝』) ロマン主義のイロニーとポストモダン相対主義ってどう違うの?このへん研究した本ない? 浅見雅男や小田部雄次のおかげで華族の実態が割と知られるようになったけど
近世大名家は別にして大半の華族はそこまで裕福ちゃうよな😓
社僧を近代に無理やり還俗させて創った奈良華族の生活なんて華族の体面すら保てずに悲惨や😵 明治期は、社会主義思想とミッション系の教育が、
社会階層の上の方(貧乏含む)と底辺の方に同時にもたらされた感 柄谷の本を読んでると結局思想には個を大事にするのと共同体を志向する思想との2個に分かれるんだなあって思わされる
デカルトやスピノザは外部を想定して思想した人でヘーゲルやハイデガーなんかは共同体志向
そう考えると個の側ってのは今あんまり支持されないし魅力もないな。どうすればいいのかな 柄谷は『トランスクリティーク』みたいにマルクスのアソシエーション論に拘りがあるから
柳田民俗学の共同体論に目が向いている気がするんやけど
柳田國男って実はかなりの近代主義者の貌も持ってるんやけどな
農政論や普通選挙論に関しては完全に近代主義で
個人が克服すべきムラの因習として「民俗」を捉えてるフシさえ『青年と学問』からは感じられるンゴ
この辺は大塚英志や室井康成の柳田論が書いとるね そのへん読んだことあるな
柳田は官僚でもあったからそういう側面があって
折口とはそこが異なるみたいな話
確か宮本常一の本やったと思うけど
うろ覚えで勘違いやったらすまんな 佐野眞一の『旅する巨人-宮本常一と渋沢敬三』あたりやろか?
宮本常一と今度万札になる渋沢栄一の孫で実業家かつ民俗学者だった渋沢敬三を描いた評伝
あとは柳田の中農養成策を論じた山下一仁『いま蘇る柳田國男の農政改革』あたりかな
日本民俗学って村落調査中心ののんびりした学問に見られがちやけど
柳田國男・折口信夫・南方熊楠の三巨頭には割と政治的な主張あるんよね
柳田は農政論・普通選挙論・国語教育論を書いたし敗戦時に「いよいよ働かねばならぬ世になりぬ」と日記に書いとるンゴ
折口も敗戦時に「神やぶれたまふ」って詩を詠んで日本人が本当の信仰をついぞ持ち得なかったことを慨嘆して
国家神道を批判した神道宗教化論や「天皇はローマ教皇のような祭祀王たれ」って戦後天皇論や女帝論を唱えとる
折口女帝論は高森明勅や小林よしのりみたいな女帝容認系保守のバイブルになっとるね
南方熊楠も内務省が大正期に行った愚策・神社整理(神社合祀)を猛烈に批判した『南方二書』を書いて
地元紀州の神社と自然と生態系を守ろうとしたのは有名やし
戦後世代の民俗学者でも宮本常一や千葉徳爾(大塚英志の師匠)や宮田登は政治についてかなり論じとるね あまり読書家じゃないワイが読むくらいやからそれかも知れん
サンガツやで 柄谷はなんかしらんがデカルトとスピノザにずっとこだわっとるイメージあるな
スピノザっていま人気ないんかなあ
國分功一郎がスピノザから出発してることもあって(『スピノザの方法』)そこそこ読まれてる印象だったんやが
ドゥルーズがスピノザ推しやったしネグリとかもスピノザについて書いてたからあのへんの界隈にはまだ人気あるんだと思ってたンゴ
最近だと『スピノザ 力の存在論と生の哲学』って博士論文が本になってるやね
ワイもまだ読書人で書評を読んだだけなんで手を出せてへんのやけど
デカルトは去年あたり出た津崎良典『デカルトの憂鬱』が面白かったやで
ありがちな哲学者の言葉を借りた自己啓発本と見せかけて、実はわりと本格的な議論を平易な言葉で展開してるという このきしょい語尾のきしょいやつしかいないからまじで寒けする
やっぱり今はtwitterのほうが専門知識も得られるなあ・・・ そらここなんJの分家板やしなんJ口調になるに決まっとるやん まあTwitterは嫌いじゃないというか代わりになるものがなさ過ぎ
英語圏なら真面目に会話できる場所が余るほどあるのに
顔本はやばいらしいけど 英国の場合変な事ネットで言ったら拡散されるって部分があるから……
あとTwitterに関しては英語でツイートしてる奴でもアニメアイコンはやはり地雷 『ソクラテスの弁明』に並んで『方法序説』を倫理の授業で読ませる高校そこそこあるみたいで
ワイも谷川多佳子訳の岩波文庫買わされて読まされたんやけど
対話篇である『ソクラテスの弁明』に比べると高校生が読むにはしんどかったわ
高校生に読ませるならせいぜい『ソフィーの世界』や左近司祥子や永井均くらいでええんちゃうかな… 方法序説はそもそもパンピー向けにわざわざフランス語で書かれたものやからな
後半の松果体とか除けば翻訳次第では中高校生でも十分行けそうなんやけどな 牧野信一と葛西善蔵が最初は仲良しだったのに、葛西が岩波文庫の『風姿花伝』読んでるのを牧野がバカにして
飲みの席で同じ岩波文庫の『ソクラテスの弁明』を芝居っ気たっぷり音読してみせたのが原因で仲違いした話すき 牧野が葛西と如何に親しかつたかといふ事はこの短い文章では書き尽せないから、あれほど親しかつた二人が、
葛西の死ぬ二年程前に、どうして仲違ひをしたかに就いて述べよう。それはかういふ話である。
或る日、牧野が、葛西を尋ねた時、近頃かういふ本を愛読したが、と云つて、岩波文庫版のプラトンの『ソクラテスの弁明』を葛西の前に置くと、
葛西は表題だけ見て顔を顰めながら、「さういふ本よりかういふ本を読んだ方がいいでせう、」と云つて、これも岩波文庫版の、世阿弥の『花伝書』を牧野に見せた。
すると、牧野は、癖のクスクスといふ響きを立てる、笑ひ方をして、手垢でよごれた『花伝書』の初めの方を明けて、
「一、稽古はつよかれ、情識はなかれとせ。」と読んで、「クスクス、あんた流だな、」と云つた。
それから、葛西が手を触れようともしない『ソクラテスの弁明』を取り上げて、牧野が、その本の或る頁を開き、彼独特の節をつけて、
「この事を信じていただきたい。アテナイ人諸君、私がかかる名誉を博したのは、ただ私に一種の智慧がある為めなのである。……」
と読みつづけようとすると、葛西が、これも亦彼独特の調子で、
「止めてもらはう、そんな本、持つて帰つてもらひませう」と云つた。
ざつとかういふ事で、牧野は葛西と仲違ひしたのである。
宇野浩二「一途の道」
昭和13年12月 朔太郎が「ふらんすへ行きたしと思へどもふらんすはあまりに遠し」と詠んでいたのと同時代に牧野信一は脳内でギリシャを旅していたんだからおもろいやね ファーストクラスへ乗りたしと思へどもファーストクラスはあまりに高し・・・ 中野剛志ってトンデモ?
Amazonレビューが信者しかいなくてよく分からん。近くの本屋には置いてないし >>572
それは柄谷が悪い
個と共同体の関係をまともに論じてないからね ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2019051001108&g=soc
アカン >>590
反グローバリズムが売りの西部界隈ウヨというイメージしかないわ
最近サンデー毎日で松原隆一郎と一緒にネトウヨを産んだのはリベラルと朝日と民主のせいとか言っとるし
この対談は中野より松原が朝日慰安婦報道問題のデマ再生産・紙面で更に韓国のデマ流しとる方が問題やけどな
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2019/03/24/post-2239.html 特定の誰かというのじゃないけど大正時代に夢を見て
その後挫折していく戦前の文学者ってエモいよね
幼少時は景気が良かったのに大人になったら
この不景気という世代には共感できるんじゃないかな
生まれたときからずっと不景気という世代とは感覚が違うかも きょう青空文庫の追加作品が北原白秋の「『月に吠える』序文」だったんで久々に読んだけどすごい美文やな
朔太郎の詩からあちこちキーワードを抜き出して美しく装飾しながら比喩(象徴?)による詩論にもなってるという
自分の歌集の序文につけた「桐の花とカステラ」とかもそうやけど本当にモダンできらびやかで
詩論、歌論としてはよく読むと何言ってるかよくわからないまま勢いだけで押し通してる感じがグッとくるわ
ああいう美文の流れも一部エンタメ系の作家に辛うじて残ったぐらいで今は絶えてしまったんかな >>592
深井智朗が研究不正やらかしたんか
プロテスタンティズムやドイツ宗教思想史の研究ではそこそこ有名で学会誌に書評がたまに載っとったな
不正やし厳正に処分されるべきやけど盗用の類いじゃなくってカール・レーフラーって架空の神学者を登場させたってのがちょっとおもろいンゴ…
渡辺真由子みたいに他人の論文を盗用した不正よりは心情的には許せる気がするから不思議や
日本にも米国のORIみたいな研究監視機関を創るべきって意見をたまに見るけど
杉田水脈が科研費に対して蓑田胸喜まがいの主張してるし
作ったところで自民文教族と文部官僚がつけあがるだけになりそうや 朝日新聞などによると深井智朗氏の研究って去年から学者などから突っ込まれてて、その時点で非を認めてたらここまで炎上しなかったんじゃないとは言われんてンゴねぇ >>596
10年前以上前から学会内で複数の論文・著書の剽窃疑われてたみたいやし渡辺真由子なんてレベルやないやろ
レーフラーなる架空の学者の元ネタがヴォルフハルト・パネンベルクということはわかっとるみたいでしかも深井はパネンベルクの日本語訳しとるぞ >>595
日本語から美しさが失われたのは
大正以降文語文を放棄したからだって山本夏彦が昔言っとったのを思い出した 深井は古いタイプライターまで用意して文献捏造してたらしいからかなり悪質なケース 今日は、アドルフ・アイヒマンが逮捕された日なんですよ(暗黒微笑) >>602
これ面白かったわ
村上春樹の情けなさが出ててすこ >>593
最近MMTのニュースでも登場してたな
自民の若手勉強会で推奨してるみたいな MMTが蔓延するほど、今の自民議員ですら古典経済学すらまともに勉強してないのかと思うと複雑なものがある
国会の本屋の主人が「古典が売れない」ってボヤいてたのを思い出すわ >>582
外国の地雷はどちらかというとケンモメンタイプで鬱陶しいけどそこまでは嫌悪感ないかなあ
アンチヴァクサーとかのオルトファクト系は逆に同情する
ただあれはワクチンが人体実験に悪用できなくもないことがベースになってるから何とも言えないんやけど
アメリカは人体実験多いから尚更
ジャンジュネ読んでるのおる?
シャティーラ以外のお勧め教えてほしいンゴゴ >>605
前尾繁三郎がいちばん買ってたらしいね
首相経験者だと大平正芳とか
大平正芳はパルコの辻井喬が『茜色の雲』って評伝小説書いてたけど、中公文庫の『大平正芳』のほうが面白かったな
昔のハト派政治家の評伝はけっこう見かけるけど(後藤田正晴とか伊東正義とか)前尾のは見たことないわ
どっかにあったりするんやろか ジュネは晩年の著作よく知らないンゴ……
普通に『女中たち』とかがすこ
元ネタのパパン姉妹事件についてラカンが書いた『二人であることの病い』と合わせて読むと面白かった(小並感) >>609
張本スレから逃げたと思ったら今度はオコエスレに来てたんやな木村爺
せっかく読書部スレに来たんやしコピペ煽りしてないで小林秀雄でもSFでも好きなジャンルの話してほしいンゴ
今日は表現規制スレに書き込んで相手にされてないみたいやけど漫画の話とかでもええで 木村スレもみんなビビって逃げ腰やなあ
しょせんヘタレパヨクやしね そもそも知らんことは知らんと素直に言う方が偉いんやで木村くん どうして木村くんはFラン未満の知能なのに知識人ぶろうとするの? ゆとりの四大卒≒昭和の高卒
知ったかぶりのゆとりガイジにその程度の知能で寝言を言われてもなあ 最近ビビってすっかりおとなしくなってたのにワラワラ湧いてきたなあ
かまってもらえて嬉しかったか? >>605
> MMTが蔓延するほど、今の自民議員ですら古典経済学すらまともに勉強してないのかと思うと複雑なものがある
> 国会の本屋の主人が「古典が売れない」ってボヤいてたのを思い出すわ
根本的な話すると、古典経済学って理論的にも現実的にも完全に破綻してるんだよ
なにせ、いまだに恐慌の分析できた近代経済学者いないんだから
唯一恐慌克服策としての現実的提案できたのケインズだけで、そのケインズを潰すために
過剰に持ち上げられたのがハイエクでありフリードマン、ってのが現状
MMTってのは、グローバリズムとネオリベではもはやにっちもさっちもいかなくなった世界とくにアメリカの
苦しみの呻きだよ >>606
ナチ萌え小説の「葬儀」とかオススメやぞ。
「愛の嵐」のシャーロットランプリングのゲイバージョンや 竹内洋が前尾繁三郎・大平正芳・田中角栄が読書好きだったエピソードを引用して
「今の政治家は読書をしなくなった」「小沢一郎や麻生太郎が漫画を読んでる」って慨嘆しとったけど
教養主義やエリートの欺瞞を批判してきたはずの竹内が権威主義的になってしまうというのも奇妙な転回やね
『大衆の幻像』でもポピュリスト政治家として橋下徹をボロクソに叩いとったし実は竹内も教養主義者だったんかな
既存の学問の枠組みを批判したニューアカの浅田・柄谷・スガ・渡部・島田雅彦たちがその数十年後に
「反時代的、強制的ブックガイド」の『必読書150』を出して「知性の回復」を謳ったのとちょっと似てる気がするンゴ 学識教養で前の世代に劣っていて
バカにされれっぱなしという自覚はあるんやろうなあ
学歴で煽ったらレスポンスがええわあ >バカにされれっぱなし
バカボンのレレレのおじさんすこ😍
でも赤塚不二夫ならレッツラゴンが最強に狂っててすき
大平正芳の著書って確かぜんぶ大平の公式サイトにpdfで載ってるんやけど
東京商大(一橋)の卒論もイントロダクションだけだったか、いちおう載ってるんよな
トマス・アクィナスの経済思想が専門の教授のゼミにいたんで、それを現代に移した分業組合についての英語原書を読んで論じてるんや
党人タイプは大学でそんな勉強してないし官僚タイプは法学部だから卒論ないし、政治家、特に首相経験者の卒論って珍しいなと思ったンゴ
確か小渕は憲政史上初の修士号持ち首相で、早稲田英文院を出てるから修論が早稲田の図書館に存在するはずなんやが…… 地元の図書館で何故か大平正芳や安倍晋太郎の若い頃の論文が置いてあったけど
やっぱり昔の政治家は勉強してたんやなって思ったわ
大平は官僚時代の回想を読んだ記憶があるけど時代が時代だけに苦労したみたいやな
見た目は精彩がないけど文章はキレッキレでかっこえかった 性の歴史、特に女性の貞操観念を扱ったおすすめの本はないかな?
「キリスト教が伝播する以前の日本はフリーセックスが当たり前だった」とか、俗説ではよく聞くが実際どんなものか分からない
キリスト教圏以外ではどうなのかとかも気になる 安田徳太郎が書いてたと思うで
信憑性はちょっと疑ったほうがええけどな 民俗史とか文化史は直接的な文献少ないから推測に近い言い方多いよね
面白い本が多いんだけども しかし何やね
なんぼ日頃バカにされてるからって社会人にもなって
学歴コンプレックス引きずってるのはみっともないで
やれやれ(冷笑) ナマポ不正受給疑惑51歳が背伸びしてあらん限りの知識を総動員してドヤ顔した後、社会人様になんか偉そうなこと言ってる マジで「やれやれ(冷笑)」をNGにしたら消えとって草
これとパヨクをNGにするだけで実質木村くんだけ消えるやんけ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
i:.:.:.:.:.:.:.:..ハ:.:.:.i:.:.:.:|
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愛国ビジネス ,i l l_ ` .ル
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人_ _ __/-――/. | `l _( )
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レく | | . / .| | . | /__| .
| \. ヽ__ノ /__ ヽ__ノ | ./ | 昔に比べると優秀な学者が優秀な政治家になるとも限らないのが難しいところやね
猪口夫妻の奥さんは優秀な国際政治学者やったけど政治家としては正直ウーンって感じがするンゴねぇ…
なんかウヨっぽい歴史修正主義に加担しとるし 佐藤浩市の件でもそうだけどリベラルの人達ってマイノリティを批判されると烈火のごとく怒るくせに病人や障害者に対しては平気で差別発言するよね。(「ネトウヨは障害者」とか)
あと、昔から「ネトウヨはいじめられっ子」とかいじめ被害者に対する配慮のない発言もしてるのよく見るし。
>>593「ネトウヨを生んだのはリベラル」ってのは正しくて、現状のリベラルのあまりもの品性のなさのせいで人々からそっぽ向かれて安倍政権や極右が台頭する余地を与えてしまったじゃないの?
こういう意見がリベラルの側から出ても「冷笑系」「ネトウヨ」とレッテル貼って切り捨ててきた結果が現状なのでは? それもそうなんやがそれでネトウヨに品性がつくわけでもないから
ハングル板侵略初期みたいにポリコレ棒で駆逐することもあるわけやから
結局政治に関わる人間の大多数は品性がなくて
時代で流行り廃りがあるだけなんやないか
ここでネトウヨ叩いて本土で左翼や韓国叩くやつなんか山ほどおったやろ 菅原潤『京都学派』 (講談社現代新書)読んで田邉元の「種の論理」に興味湧いたんだけど何から読んだらええんやろ?
ちな数理哲学の知識は全くないンゴ… >>624
フェミニズムからの本やけど山下明子『日本的セクシュアリティ―フェミニズムからの性風土批判』(法藏館)は割と読みやすい教科書やったで 田辺元そのもののテクストやと岩波文庫で出てた『田辺元哲学選』シリーズやろか
それこそ「種の論理」で一冊まとまっとる
もちろん読みにくいんやけど数理哲学だからってよりは単純に用語の古さと論理の晦渋さやな……
田辺元はガチガチの数理哲学やってたのは新カント派の科学基礎論とかの影響下でやってた初期だけで
あとはカント経由でヘーゲル弁証法から「種の論理」「懺悔道」「死の哲学」と宗教・文学方面に走ったイメージやね
ワイは読んどらんが佐藤優の田辺本も眉にツバつけて読むなら入口としては悪くないかも知れんで >>638
出先からやけどサンガツ
岩波文庫で本人の著作読みますわ
アンチョコとしてラスプーチンの本も図書館で借りて斜め読みするンゴ ただ岩波文庫の田辺はすぐ品切れして古書市場でも高値がついてるんや……すまんな マサルは深井智朗とも対談本出してるのホント草
ここはコメントを期待したいわ 優はソエジーとも対談出してるし仕事選びが適当すぎるやろ 副島については一見トンデモだが普通の単語を陰謀論用語に置き換えてるだけで分析の水準自体は高いみたいなこと書いとったなあ
面白いからそう思うことにしたわ 岩波涙目やな
https://www.iwanami.co.jp/smp/news/n29826.html
以外やったのがキリスト教関係者のツイート読んでると「処分が重い」ってツイートがたまに見かける事。
ドイツの神学界からも「いかんでしょ」って言われてる案件なのに ソエジーは月刊ムーの記事を小説化しただけくらいに思っておけばあんまり気にならないんやで。
深井先生も「オレの本はエーコの『フーコーの振り子』や『薔薇の名前』みたいなものだ」と居直ればまだワンチャンあるで 佐藤優は国家の罠読んで面白かったから何冊か読んでたけど
前原や鈴木宗男を支持してたり人の見る目がないような気がどうしてもしてまうわ
副島の陰謀本は計算だとしても評価できる域超えてやりすぎだと思うわ
概説書多く書いてるから導入にはストーリー性や過剰な意味の読み込みに魅力があるのはわかるけど マサルは確かに国家の罠みたいな初期がダントツやな
自壊する帝国とか獄中記とか
基本衒学的すぎるから体験の裏付けがないとふわふわになってまう
おもろいことをいうおっさんやと思うけど真に受けはせん枠やね | / l l  ̄/ .l l ヽ/ . ∧. /「ヽ、 ニニ″ー‐ァ
|´\ {___} ∠_ .{___} | ./-ヘ、 V .ノ _ノ \ 青山繁晴編
100m12秒で走れると言ったホラ吹きだ 高校生の頃12秒4で走れた (水道橋博士とのラジオ音源)
ガンを治ると言ったカルトだ 握手で治るとは思いませんが闘病中の励みになれ嬉しい
国政調査で得た内容で講演会に誘導 デマであり全く別のことを講演会で話すと言っている
ブルーリボン16万は違法だ まとめサイト乞食が総務省に問い合わせたら違法性無し
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/ノ( _ノ \ ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
| ⌒(( ●)(●) 常識的考えろ イ:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:..,
| (__人__) |”’| .|:.从 U ノリ llllllリ:.:.l:
/ ⌒ヽ ` ⌒´ノ | | |リ -・‐ -ー- .Y:.l:
/ \ }/ ノ ,i l l_ ` ..ル ぎょぇ
/ /⌒ヽ ノ / :i ´ .‥ ` 'ノ_’, ・
( _ノ | く \ ` ̄i´ /\ ‘≦
| \_,, -‐ ””  ̄ ゙̄”/ ヾwww/ ̄\ て 。 ゚
ヽ _ ,´___ __ ノ ( >>647
ノンフィクションはおもろいよな
人間描くのが上手いから、割と分かりにくい官僚や政治家か国策捜査の本音みたいのが妙に納得いったの覚えてるわ
語り口が面白いからあれやけどほんまか疑わしいことが多いから話半分よね
他の専門家の意見にも当たって相対化してるわ 本当なのかな?
本当だとしたら出版社が自ら表現の多様性を狭めてるみたいで嫌だな 津原泰水、幻想小説系の作品(『バレエ・メカニック』とか伝奇集とか)好きだからあれやけど
川上未映子に「題材が似てるから自分の盗作だ!」って明らかに無理筋なイチャモンつけたりもしてる人ではあるンゴ……
まあ明確に現政権批判のスタンスを発信してるんで見城トップの幻冬舎からパージされても少しも不思議はないんやけど
津原泰水みたいなホラーやエログロ、ハードSFからエンタメ寄りまで幅広く書ける作家でも、本の売り上げでは百田尚樹みたいな提灯持ちに負けてしまうのは悲しいなあ ウヨ本は有害だし死ぬほど嫌いやけど出版するのは自由やし流通するのはまあしゃあないわ
ただコピペ問題は出版社の倫理的に絶対に許してはならん一線やったし
そこ踏み越えた以上もうなんでもありやろな幻冬舎は
前スレの勉誠出版のウヨ汚染とか見てよくよく調べてみたんやが
まともな出版社もなにげにウヨ本出しとるんやなぁ
ただそういうとこからウヨ本を上製本で2000円超で出して売れるもんなんやろかって疑問やわ
ビジウヨの人らもハート出版とかでお手頃価格で出した方が売れてええと思うんやけど KAZUYA(日本会議) 丸山穂高議員(戦争派) を擁護
https://twitter.com/kazuyahkd2/status/1056149178177347585
/ ̄ ̄\ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'、
/  ̄\ /\ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
| ( ●)( ● 島民の人達 :.:.:.:.:.:..ハ:.:.:.i:.:.:.:|
_,--┐ l (__人__) に 謝 れ ! |:.从 U ノリ ― リ:.:l
/ | ̄三ヲ `⌒ ノ |リ -= -×- Y:.l
/ ヘ/`ー丁 } ,i l l_ ` ..ル
{ ーく ,.ィ^ヽ ノへー―──-、:i ´ .‥ ` 'ノ_ ぎぇー
\ `-'/ \!_コフ ,/^ , '.\ ` ̄U /ト二三ヲ )
\ {_イコ、} ___ − = !ー ニ =− '" /
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) >>656
勉誠出版は「隋書」の抄訳とかいい仕事してるんやけどなぁ 香山の新刊(根本敬論)読んでても反差別反ヘイト叫んでる奴でも「まあこれは別腹でええやろ?」「いちいち全部の差別に文句言うほど暇じゃない」とかいい加減に誤魔化してるところがあってその辺りがヘイト本稼ぎに引っかかる原因でもあるとは思うわ。野間にしても日韓ワールドカップの韓国は擁護しても根本の韓国ヘイトはつい最近まで知らん顔しててここ最近ようやく「あれは不味いよねぇ」とか言い出した始末。 >>659
それもあるしテンションの使い分けもあるな
香山や野間はそれこそ過激な反ヘイト路線で
売ってるのに変に半端さ見せたらつけこまれる
元々差別反対でも過激な選択肢取ってへんやつが妥協を見せてもまだしゃーなしや カウンター界隈だって本屋は攻撃しても出版社は青林堂くらいしか攻撃しないんやし出版社に言ってもしゃあないって感覚なやろな。
あと出版社攻撃すると自分が仕事貰えなくなるリスクあるし 商売でやってるのは書店も出版社も一緒なんやけどな
あの手のヘイト本って要は「それで騙されるバカだけ相手にする」
っていうスパム詐欺メールと手法が一緒の商売やから
安定した売り上げは見込めるんやろなあ 太田昌国が「拉致異論」で岩波の広辞苑に朝鮮ヘイト表現があって抗議に行ったら安江良介が「まあよろしくお願いしますよ(ニヤニヤ)」みたいな対応されたとか暴露してたし出版業界全体にヘイト表現に関しては緩い感覚があるんじゃないんやないかと。
なおこの本は未来社の松本昌次の北朝鮮礼賛も「お前商売でやってるんやろ?」とか左翼知識人の北朝鮮礼賛は単に商売でやってたと言わんばかりのヤバネタがかなり多め。 拉致異論はおもろかったなあ
拉致問題を利用する右翼と北朝鮮肯定してた左翼
両方に対する批判本なんやけど
逆張りしすぎて冷笑にもならんバランスやった 自陣営のダメなところを「敵に対抗するためには仕方がない」と許容してきたから
ズルズル両方みんな駄目になっていったんかもな ヘイトは駄目って本だしてもヘイトが減るわけじゃないし餌にしかならん
世の中の流れに逆らわないほうがいい。ただ行き過ぎた報道だけ無くせば
政府の不祥事ごまかしのための北朝鮮脅威報道とか中国のネガティブ報道とかね
結局反ヘイトボンだすよりそっちほうが高価ある 日本国内で中国のニュースを扱う時、
中国側から、暗い出来事を報道するな、
明るいイベントのニュースだけ流せって言われるそうだけど、
正直、日本は中国のネガティブ報道って控えてる方では? 中国に関しては観光客のマナーの問題とか身近な実感がネガティブ報道と結びつきやすいとかあると思う このブログによると未来社から出た「金日成著作集」は三千部を朝鮮総連が買い上げたそうやで
http://odamitsuo.hatenablog.com/entry/20151213/1450018462
ウヨ系の本を保守系の市民団体や宗教団体が大量に買い上げるのは知ってたけど左もこんな事やってたのは
結構びっくりやなぁ ブレジネフ時代のモスクワでさえ北朝鮮留学生は「あいつらヤバイよ、おかしいよ」と言われてたらしいな。
まあ留学生たち本人の責任ではないだろうが。 でも北朝鮮が拉致認めたのって国内の左派系市民派には大ダメージなんやろな。
HRWの土井香苗ネキの安倍マンセーを批判する人たまにおるけど昔のように「とりあえず私は北朝鮮の味方をしようと思う」なんて言ってたら一部の新左翼くらいしか相手にしてもらえない現状を無視してるンゴねぇ 当時ですら北を積極的に支持する左は絶滅危惧種だったと思うが
拉致を最初に取り上げたのは共産党だし >>661
去年新潮社前でデモしてたのはカウンター界隈じゃないのけ? 社会党や総評が何の疑問も持たずに東側諸国のほとんどを「労働者国家」として擁護しとったのに対して
日共が中ソ朝と絶縁しとったのは党内の権力闘争もあったとはいえ
ミヤケンの政治的センスが優れていたからやって松尾匡は書いとったな
ミヤケンが引退して秀才型の不破や志位が「野党外交」始めてから
中国や北朝鮮と友好関係に戻ってしまったってボヤいとったのがセクハラで除名された筆坂秀世やね
不破哲三は構造改革を江田三郎の「江田ビジョン」よりも早い時期に提唱しとったように
優れた理論家ではあるんやろうけど党のトップとしてはイマイチやったんちゃうかね 未来社は著者に金を払わん商売で有名やで。
だしてやってるだけでありがたく思え系の出版社や。自費出版よりはマシ程度の格。
売れない本で自費出版じゃないけどそのかわりに相当額を著者がお買い上げってよくあることやし。
例えば句集やの歌集やの、著者が買い上げて周囲に配りまくるのが業界のスタイルやし。
三千部くらいの買い上げ、あんまり驚かんわ。
そりゃ全集やからけっこうな額になるとはいえ、三千ぐらい関係者に配ったらすぐやろ。
粗製乱造のネトウヨ本を自衛隊が買うのとは違って、語録なら批判的に読むにせよ史料的価値は十分あるしな。 そもそも社会党は反共路線っぽい右派が分裂したり浅沼死んだりで踏んだり蹴ったりやからなぁ
冷戦構造終わってからの社会党左派と市民運動系は共産党以上に左派ポピュリズムに陥ってる気がするわ 週刊金曜日が小沢持ち上げはじめた時点で、
あの辺りはわけがわからなくなった 週刊金曜日は闇が深いよな
設立時に割と骨太な連載があったからまともなんかと思ってたけどいつのまにかやべーことんなってた
朝堂院大覚ってやべーおっさんが紙面に出てきだしたあたりなんかな
こいつJRPTVって陰謀チャンネル仕切ってるおっさんみたいでこのチャンネルに平井って編集主幹が裏週刊金曜日チャンネルって番組を持ってる
JRPTVはベンジャミンフルフォードから立花孝志まで出とるしほんまあかんと思うわ
https://youtube.com/watch?v=IBZ2FtldnqE
左からのヘイトはこの辺関与してるからはよなんとかせいって感じ 表現の自由戦士界隈が最近は女性にAED使うべきではないとか喧伝してて
本当にオタクはパブリックエネミーだなとつくづく思う 週刊金曜日はほんまに行きすぎて陰謀論カルト化しとるとこあるな 週刊金曜日はオカマ騒動あたりから運動ゴロみたいな連中に食い込まれた感がある。当時騒いでたのが辛淑玉を始めとした今のカウンター界隈の連中でこいつら既成の市民運動に乗っかってはポイ捨ての繰り返しやから。 小さな市民運動は、陰謀論でなくどこかで繋がってて、
同じビルの一室を相乗りで使っていたり、
ごく少数の人が複数の窓口役やったりしてるから、
荒らされたらひとたまりもない感はある >>643
副島『英文法の謎を解く』ちくま新書 は面白かったなあ 副島の分析の水準高いってどこが?
『日本の秘密』ではリバタリアン=法実証主義者とか滅茶苦茶なデタラメ書いてたぞ
まともな政治思想の素養あるとも思えん ソエジーはトランプ当選当てたのも結果論で根拠がユダヤ陰謀論やから実質評価出来んしワイも評価できんなー
佐藤の言うような緻密な分析の跡も文からは読み取れん
文章も雑で妄想が大半なイメージやわ
小室チルドレンでも一応ロジックを大事にしてる橋爪や宮台のが…まだまし 宮台は唯一のフィールドワーク()である援助交際自己決定権ネタがAV強要騒動で粉砕されたのが草
弟子の鈴木涼美がいくらAV業界の肩持っても女優がどんどん作品削除しまくりで説得力ゼロやんか 当時をリアルタイムで知らないからあれなんやけど
90年代の援助交際売買春論争って上野千鶴子・立岩真也・松井やより陣営×松沢呉一・宮台真司陣営やったっけ
香山リカと?北原みのりが『フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか』って対談でこの論争を振り返ってたけど論点がどこにあるのかよくわからんかったンゴ
上野千鶴子も「性の自己決定」は認めとるしセックスワーカーの権利を守るべきって点では両者は共通しとるし
立岩真也だけは生命倫理の分野で自己決定論の問題を昔から話題にしとるけど
小谷野あっくんが「宮台は速水由紀子(桜井亜美)捨てて東大名誉教授の若い娘を嫁にして子供まで作った」ってやさぐれてたのが草 セックスワークに対する松沢呉一とか宮台の立ち位置って労働運動で言うところの「御用組合」のポジションやからね。
当時の松沢や宮台が風俗やAVなどのルポをやってた90〜00年代って関東連合等の半グレが仕切ってた時期で女の沈め方もキングギドラの「スタア誕生」を地で行く外道ぶり(今や住吉会組員の松嶋クロスがナックルズのインタビューで女の沈め方をドヤ顔で語ったりしてた)なのにその辺は知らん顔してるんやからね。 宮台はあえて天皇主義とか言い始めてからついていけんくなったわ 宮台のあえて天皇主義は直後に東との対談であれはあえて神輿を作るんだ、みたいなこといっててアホかとしか
それ口に出していうた瞬間「あえて」やる意味を消し飛ばしとるいう戦術のダメさ
理論は知らんが政治的な実践に宮台は向いてないは 宮台天皇論は保田与重郎から影響されたアイロニカルな天皇観やったな🙄
一時期対談しとった福田和也や大塚英志に影響されたんやろか🤔
福田和也の保田的天皇観にかなり近いものを感じるンゴ😑
佐々木敦は「宮台の母方の祖父は天皇に進講した生物学者だから天皇家に親しみがあるのでは」と指摘しとったね😌 宮台はあえてとか戦略ってつけてドヤればなんでも許されると思てた節があるからな
基本的に師匠の小室直樹と同じですぐ有名学者の名前を出すミーハー権威主義なんやが
性の自己決定権論争でロールズとか本場のリベラリズムを援用したのは
正直にいうとそれでロールズとか知ったから有り難かったわ 「BANされて当然」衰亡の一途をたどるネトウヨの自業自得
https://ironna.jp/article/12564
古谷のこの記事面白いな
>>ちょうどこの年から「ネトウヨ春のBAN祭り」が開始された背景には、差別動画の繁茂に我慢できなくなったある種のユーザーの存在がある。しかも、それまで右派的な志向を持っていたユーザーも、これらの投稿に対し眉(まゆ)をひそめる状況に陥った。
このへんの指摘は鋭いと思うわ
ウヨさんはBAN祭りが左翼やしばき隊、嫌儲民主導で始まったと思いがちで、それはたしかに一面では間違っていないんやが
ネトウヨにウンザリしてた多数のノンポリや
一部の保守派も結構参加していたのは見逃せんポイントやろな
今はどうだかわからんけど >>693
宮台って70年代のカウンタカルチャーの感覚が最後まで抜けなかったんやろか。小川徹時代の映画芸術とか好きそうやし。 宮台のあえてトランプ支持も似たような文脈なんかな
あえて安倍政権支持とは言えないからその辺は矛盾を感じるよな それ典型的な新左翼しぐさやんけw
ジジェクやオリバーくんもトランプ支持やしw
ようはヌルい左翼の支配よりトランプみたいな暴君の方が民衆は革命に目覚めるとか言う論理。 宮台はもう同じことを繰り返すだけの老害となった
学説をよく引用するんだが結構いいかげんなところある 元々ごり押しマウントマンなところはあったけど
若いときは上の老害に対するマウントアピールでえぐみをごまかせた
そういう意味ではリカネキと同じような劣化の仕方しとるわ
就活本なんか呆れ果てたで 小室は理系っぽさが下敷きにあって一見アレな論でも土台があったけど
自称後継者はただのアホやなあ…「社会学」という学問自体の価値を低めとる これなんか見てるともう宮台って完全に終わったんだなぁとしか
https://togetter.com/li/1082680
在特会入り待ったなしって感じ かつてコケにしてたもてない保守のオッサンに自分がなるとは20年前の宮台は夢にも思ってなかったんやろなぁ こうなるのも周りが似たようなのしかおらんからやろな
エコーチェンバーで気づかないんや ラディフェミもネトウヨ並みに極端な集団になったけどあれなんなんやろな
その癖ワイらには味方面ですり寄ってきたしああいうんはやめてほしいわ フェミ批判したらここまで叩かれるとかハンJ読書部()に書き込んでるのがどういう層かよく分かるわ 十数年前の宮台ニキ
https://i.imgur.com/Q06D9qj.jpg
なお今じゃスパの「ヤレる大学」を擁護するくらい落ちぶれた模様 宮台ってやたら保守のポーズしたがるけど根は普通の左翼やと思うで 転向と言えば松浦大悟
選挙の時のラディカル左派の嫌がらせがそんなに酷かったんだろうか
流石に見るに堪えないレベルの言説も増えてて悲しい
割とオタク文化にも理解ある方だったから余計に 結局「リベラルならフェミを擁護しなきゃいけない」というのに引っ張られてリベラルはここまで信頼失ったんやなぁ
やれやれ(冷笑) いや、普通におかしなフェミに大して左派理論から批判飛ばすってのもそれなりにあるんだが
フェミ叩きが主眼になってるような冷笑系のお仲間と一緒にされても困るが “フェミ叩きが主眼になってるような冷笑系”
というのは藁人形と違うか? うーん、とは言え「叩く」という行為が目的化してるようなのばっかりに見えるからフェミもその対象の1つくらいの感じってイメージなんだよな
最近はヴィーガンもその対象になりつつある感じするし、市民運動と結び付きやすい思想は「サヨク」くらいに捉えてる感じがどうしても 好き勝手に暴れ回る無法者に尻尾掴まれててそれに引っ張られていくってのは丸山の無責任の体系と同じやな
神輿は女性やLGBT、マイノリティ
彼らの意向を勝手に忖度して権力を振るうリベラル
その下で暴れるツイフェミやポリコレヤクザ
誰もお互いを批判できないし誰も責任を取らない
もうこうなったらリベラルは終わりやね
やれやれ(冷笑) ところで既出だったらすまんけど白井聡の国体論どう読んだ?
戦前の天皇と戦後のアメリカをパラレルに読み解いてるんやが国体における天皇とアメリカがどうしてもパラレルに思えん
というのも天皇を担ぐ主体が一般国民であったのに対して、アメリカを担ぐ主体が政治家と官僚だからやと思うんやが ワイも最近白井聡がいろんな新聞に天皇論寄稿してたから興味湧いたわ
アメリカナイゼーションが今の国体なんかと 白井聡ニキの対米追従批判って対米追従の責任を保守やウヨにだけ被せてて結構セコいとこあるなぁって印象。
ゼロ年代の頃なら高橋哲哉ニキとかが「九条と米軍基地はセット」的な批判やってたり割と左派や反米護憲派の「反米(反米とは言ってない)」の胡散臭さも批判してたのに急に左派ポピリュリズム的な事を言い出すのは(困惑)やな 高橋哲哉のアクチュアルな問題を扱った本やとどのへんがええんやろ
デリダ関係のしか読んだことないから見当つかないンゴ……
微妙にズレるけど原武史が一貫して天皇制や皇太子時代からの明仁上皇・美智子上皇后のやりかたの問題点を指摘し続けてるのは感心したわ
「土人の国」発言でおなじみの浅田彰もREALKYOTOで品田悦一の令和批判を引きながらしっかり共和主義者アピールしとるし、ブレないのはさすがやね
そんな浅田がなんで田中康夫みたいな気持ち悪いのといつまでもつるんでるのか理解に苦しむが このスレそんなにフェミ批判が叩かれとるけ?
同じスレを見とるとは思えんのやけど たまにフェミスレにおるようなお客さんがオタクや冷笑叩きすることはあるな
せいぜい木村くんと同レベルの頻度やけど気にしたら目につくかもしれん
高橋哲哉時事問題系の本はあまりよくないで
靖国問題は売れたけど三土修平の頭を冷やす靖国論の方が遥かにいい ワイも最初何言ってんのかと思ったけど703で宮台がフェミ叩いてるの見て、フェミ批判してる宮台が叩かれてるみたいに妄想してるんちゃうか >>721
アメリカナイゼーションってより前作永続敗戦論で書いてあったような敗戦の否認=(政治エリートたちの)責任追及回避をするために政治家がアメリカ従属をしてきた政治的経緯から
国体にアメリカが座るようになったみたいな話やな 木村にしてもアンチにしても同レベルの少数派やし
フェミ絡みで変な感じなのが時々混ざるけどこのスレ全体だとそこまでリベサヨ臭いわけでもないしな
というかクラスタ周りの自演と違うかと思うし怪しいと思ったら触らんほうがええかもな フェミも嫌いだが青識テラケイ周りのフェミ批判クラスタが女性にAED使ったら訴えられるとかいうデマ喧伝してるのは流石に何とかした方がいいわ
こんなことやってるからオタクはパブリックエネミーとか言われるんだろ もし救命した相手がツイフェミみたいな連中やったらどないすんねんっていう
懸念自体はわからなくはないけど女性のなかでそんなん希やしな >>719
> 戦前の天皇と戦後のアメリカをパラレルに読み解いてるんやが国体における天皇とアメリカがどうしてもパラレルに思えん
おっしゃるとおり
その「国体論」は読んでないが、「戦前の天皇と戦後のアメリカをパラレルに読み解いてる」って話だけでレベルの低さは一発でわかるわ
白井のレーニン論酷かったなあ、あの人レーニン全集もろくに読んでないだろ >>731
マルポしなくてええよ…
パネルの件を見るに最近は作り手も常識なくしてるしとっくに見切ってるわ
概ね海外の宗教系のトラブルと構図は近いな 白井聡も著作や講演活動見てるとオザシンっぽいけど所謂「対米自立志向」の学者がこぞってオザシン(HPでも日米同盟堅守派をアピールしてる)なのは草 フェミといえば海外フェミに
トランスジェンダーヘイトの流れが生まれてるいうんはマジなんか
なんかなんJとネトウヨ並みの暴徒と化しとるんやな フェミって生活保守的な人多いし(特に日本)決裂は時間の問題やったのでは 昔は斎藤美奈子とかが
「フェミに対する批判の多くはウーマンリブの段階でイメージが止まってる」
とか学問の流れを説明して反論してたもんやけどな
学問の洗練とは別に多数派の大衆フェミはそれ以下の暴徒やったんが皮肉や リベラルは当然ネトウヨが嫌いだし正当性はあるよ
でも客観的に分析しても韓国のことをポジティブに語れるのかって問題がある
やっぱり国としておかしいと思わないか?
日本やアメリカ以外の欧州の国とくらべたらあきらかにいちゃもんつけのならず者国家だよね
ただネトウヨにならないために、変なところをちゃんと指摘しながらポジティブな付き合いをどうするかっって議論するのが真のリベラルじゃないのか? そういや今日の東京新聞に『騎士団長殺し』についての村上春樹のインタビュー載っとったな
わかりやすいと言われる『スプートニクの恋人』しか読んだことないけどそれでも理解できんかった
あれが大ヒットしてるってことは多くの人が楽しんで読んでるんだろうけどどうやって読めばええやろ >>740
村上春樹は数冊読んで肌が合わなかったので、「騎士長殺し」も読んでない
がミステリ作家のレイモンドチャンドラー翻訳だけは読む価値絶大
「ロンググッドバイ」「さよなら愛しい人」まではう〜〜んと唸るような訳があったが
それ以後「プレイバック」まで読むと、さすがに凄い作家だとわかる
「ロンググットバイ」の解説の読みの深さとかも凄いよ >>736
terfでぐぐれ
直接見たいならredditのr/gendercriticalあたりに行け
いやスポーツアスリートの問題もあって全部がおかしいわけではない
だがあいつらは主張以前に人格的にクソ >>741
そういえば翻訳も手がけとるんやったな
小説には含まれないが『アンダーグラウンド』のあとがき読んで流石やなあと感動したわ、そこから小説も読んでみようと手に取ったらよくわからんかった
感動した解説と言えばもう一つ『1984年』新訳版のピンチョンの解説も面白かったなあ、これもまた小説に入ろうと『重力の虹』読もうとして一旦挫折してるけど >>739
日本がアメリカ以外の欧州の国と並べられるまともな国だと思ってるわけ? ヨーロッパも大概だと思うけどね
アメリカみたいな人工国家でもないから、
振り幅が半端ないおかげで、
中世のままの価値観やライフスタイルの人もいるわけで >>746
アニメイベントなんやしそこまで問題とも思わん
まあはた目から見たら品がないのは確かやけども 被害者おらんしな
AEDデマの件とは全く性質が違うわ
AEDデマを擁護ないし同調してた今回の青識らは許せんわ
既にあいつらはフェミ以上の吐き気を催す邪悪 AEDの件についてはそれこそ過激フェミが一件でもやらかしたら
まだしもまだそういう事例が確認されてへんうちから
痴漢冤罪と同等の冤罪リスクとして喧伝するのはあれやな >>743
ピンチョンは『ヴァインランド』や『逆光』のほうが面白いしわかりやすいで
『重力の虹』、脱線多いうえに話錯綜してくるから読みづらい 韓国は国際政治でならずもんとまでは思えないしまずプレイヤーでないわな
プレイヤーであるロシア、アメリカ、北朝鮮、中国のがならずもんやろね
自国にケチ付けられたからならずもん認定は余裕なさすぎちゃう
あーあっちにもネトウヨみたいなアホもおるんやなくらいにしか思わん 少なくとも近代国家としては日本以上に歴史が浅くて
その分いろいろ粗が多いのは確かやな
情治主義や人治主義の問題は真っ当な研究者も指摘しとるし
そういう意味で韓国に批判的視点をもつのは悪くないんやけど
それがいざ表明するとネトウヨ的な荒いもんにしかならんのは問題やな >>741
春樹の翻訳で一番あたりなのは「心臓を貫かれて」やないか?
エンドレスエイトが如く続く貧困と虐待の連鎖に震え上がるで >>753
それこそ「拉致異論」で書かれてるように左派にしても韓国や北朝鮮ってウヨに対抗するツールとしか考えてなかったから、いざ許容範囲を超えるとネトウヨ的な語り口でしか語れなくなるって言うんやないかと。
根本敬が最近まで許容されてきたのもそのせいなんやないか? >>743
ワイも逆光がおすすめやね、長さに耐性があるのならやけど
脱線と錯綜とパラノイアはそのままに多少読みやすくなっとる
他と比べると短めやけど凄みと訳の分からなさでは一番かも分からんデビュー長編のV.もええし
いきなり重力の虹もありやと思うわ
代表作やから注釈と索引の気合の入り方が違うんで腰を据えて読めば案外一番分かりやすいのかもしれん 一昔前は『競売ナンバー49の叫び』が一番読みやすいとされていたような 青識は井上達夫の言葉とか頻繁に引用してるけど絶対意味分かってないやろなと思う
井上も『リベラルのことは〜』以降ネトウヨによるリベラル叩き棒と化してしまったな >>759
この本、店頭で流し読みしたけどネトウヨもパヨクも一様に「正義の暴走」と位置付けようとしてて分析が甘いなと思う
パヨク(SJW)に関しては「正義の暴走」で合ってるかも知れないけどネトウヨに関してはむしろ「絶対的・普遍的な正義」への徹底的な冷笑が起源にあると思うわ
ネトウヨとパヨクって頭のおかしさは同レベルではあっても、同ベクトルではないよ
文字通り対極 ネトウヨの思想ってのはポストモダニズム+政治的ロマン主義+個別的功利主義+ケルゼン流民主主義のハイブリッドだよ
これらの思想の源流は全部ルソーだからサヨクと同類ってのもまあ正しいけどな >>757
短いから長編の中では物理的に一番読みやすいけど正直そんなに面白くな・・・
『スローラーナー』収録の短編読んでも思うけどピンチョン、短いの書くの向いてないんやないかと思う
読みやすさだけなら『LAヴァイス』も大概読みやすいで
話の筋が割りと一貫しててアル中探偵ものやし パヨクが正義へのベクトルとしているところでお里が知れている。
自分はパヨクですと宣言していることと同値。 単に右左双方に頭おかしいのがいてその頭のおかしさの様態は様々であるいうこと違うの
頭おかしいのの方向性が一様やとみるんは危険やと思うけどな >>619
年取って多少考えが変化するのは、あることだけど、丸山批判してた竹内が、専門のタコツボ化ではなく教養主義を言うのは、因果というか、ある意味若い時からの変化という意味で普遍的というか
「教養主義の没落」とかもう内容忘れたけど、あの頃とは考え変わったんかねぇ >>751 >>756 >>757 >>763
挙げてくれた作品『逆光』から始めて読み進めていくわサンガツ
>>754
長編小説より翻訳や随筆のほうが面白く感じられるかもしれんな、読んでみるわ この本、店頭で流し読みしたけどネトウヨもパヨクも一様に「正義の暴走」と位置付けようとしてて分析が甘いなと思う
ネトウヨに関しては「正義の暴走」で合ってるかも知れないけどパヨクに関してはむしろ「絶対的・普遍的な正義」への徹底的な冷笑が起源にあると思うわ
所謂、イデオロギーの盲信。ネトウヨとパヨクって頭のおかしさは同レベルではあっても、同ベクトルではないよ
文字通り対極 いきなり上と真逆の意見が出てきとるやんけ
まあ人によって正義絶対なネトウヨもおれば
相対主義的なネトウヨもおるし
正義絶対なパヨクもおれば相対主義的なパヨクもおるんやろ リベラルよりでもまともな奴はあまり政治の話とかアベガーとか言わないと思う。
パヨクの狂気は正義とかそういう目的がある感じがしないんだよな…
…テロリズム一歩手前の虚無主義みたいな感じもするけど知的ではない印象や。 議論も喧嘩も同じレベルの人としか成立しないと言うし 明日こそハロワ行けよ
低IQ低偏差値努力嫌い勉強嫌いの癖に知識人ぶってる虫ケラ風情が ネット上のフェミ側にも原因があるかもしれんが日本のネット上のフェミ批判や(本来一緒にしてはいけないが)ミソジニー的発言って、
性表現に関する表現(規制)問題が主で経済面に関する議論が従になっているように感じるわけだが
例えば管理職比率のような経済的地位の問題や専業主婦論とか家計論みたいな話とか無いわけではないんだけどやっぱり弱い
その一方で最近の海外でよくされてるフェミ的論争って経済問題も盛んな気がするんだよな
シェリル・サンドバーグが女性のリーダーが少ないということで『LEAN IN』を書いたりとか
でもエマ・ワトソンの時もそうだけどそういうのは日本では先述の日本ネット論争の文脈で捉えられてしまう
けど『LEAN IN』も社会学・経済学・心理学・教育学等の調査や実証研究含めた巻末脚注が200以上載ってるわけで、
それに対してBabcockが社会システムの視点が足りないと批判してるけど彼女の著作も300以上の脚注があって統計や実験の紹介が多い
行動経済学者Gneezyが実験経済学の観点から文化が男女の競争選好に影響を与えていてこれを解消するには男女別学だとか言い始めたり…
何にせよ結構そういう調査や実証統計に加え社会実験的な話が議論の前提になりつつあるのを感じるわけです
翻って日本では社会統計はさておきそういう実証研究の話ってあまり話に上がらない
いや専門領域で例えばステレオタイプ脅威の面で社会学・心理学・教育学が触れてたり、
Gneezyの研究の影響を受けて大阪大学が競争選好や自信過剰バイアスの男女差について実験してるのは知ってるんだけど
『LEAN IN』だって結構売れてるのにそこに紹介されてる研究についての議論や批判というのは殆ど一般に聞かない
もちろん国別で課題は違うのだから米国で議論が盛んだから日本でもするべきとかそういう話ではないのは分かってる
ただ、こうした議論が行われた結果海外企業が何かしらの施策をする可能性はあるわけで、
するとグローバリズム的な平準化で一部の日本企業が取り入れる可能性はあるんじゃないかなって
その時に社会的議論も合意もなく、もっと言えばネット上のフェミ論争の延長線上での視点から見られる恐れがある
一番怖いのはそうなると噛み合わない議論が起きるんじゃないかなって…まあ杞憂かもしれんが ネトウヨって主にネット上でレイシズムに淫する連中って定義付けされとると思うけどパヨクの定義って何なん?
アンチフェミの内田樹辺りまでパヨクとやらにされとるで ネット右翼を批判するとパヨクと呼ばれるものらしい
定義はそれくらいしかない 強いていうなら朝日新聞的オピニオンと相性のいい評論家とかか
内田樹はなんであんなに朝日御用達枠になったんやろな
思想の話はともかく政治経済はあのおっちゃんほんま適当やで >>775
表現が主で経済面が従なんはネット論争の特徴ってことはないんかな
表現問題は匿名でのネット活動の延長で関わり合いになる機会も多いけど
経済問題は現実の地位に結び付いとるから基本的には匿名ネットから遠いやろ
ワイはよう知らんのやけど海外やとリアルで発信しとる人だけやのうて
ネット上の論争においても表現だけやなく経済問題が論じられとるんか? パヨクを批判するとネトウヨと呼ばれるものらしい
定義はそれくらいしかない >>779
経済的な面から関心を持つことが収入と関連しているなら経済学は金持ちしか学んでないことになるやん
そうではなくて差別問題についての社会科学的な視点からのアプローチが弱いって話じゃないんか? ものごとは超多面的でイデオロギーなどでは全く切り分けられないし、現実の世界では複雑すぎて歯が立たない。
分けられるなどという輩は都合のよい切口で切り取った妄想の類でしない。
誠実にファクトを示していただきたい。 ネトウヨの定義はレイシズムとか関係なく
「右寄りの思想を支持してるけど知能・学歴が低い人」
の総称でいいよ
パヨクの定義は知能・学歴問わず
社会主義者・社会民主主義者・(ハイエクの定義する)フランス型自由主義者・アジア主義者の総称で
>>778の言うように「朝日・岩波文化人」とか「進歩派知識人」とほぼ重なると思う >>781
なんか言いたいことが伝わっとらん気がする
ワイが言いたかったんは匿名でのネット言論はそれ自体が表現(規制)問題に直接関係するから
匿名空間であっても「自分のこと」として吹き上がりやすいのに対して
経済問題は現実の経済状態と切り離された匿名のネット言論においては
一般論としては語れても「自分のこと」として語りにくいから盛り上がらんのやないかいうことや ネトウヨってその人間の”属性”と考えるといつまでも定義にたどり着けないと思うんだよな
ネトウヨは会うと割と普通だったって話が象徴的なように、その人間そのものはネトウヨか分からんよな
せやけどある人間の一つの“状態”と考えるとしっくりいくわ
属性やないから「インターネット」「身バレしない」などの条件が整わないと表れないが、この条件さえ整えばその傾向を持つ人間はすぐに自分を止められなくなる
要はある人間が「韓国や中国に対して憎悪の感情を抱きその憎悪をインターネット上で表現せざるを得ない状態(重くなると現実世界でもその憎悪を表出させる)」
と定義したらネトウヨがインターネットでの現象であることも納得行く
つまりネットが無ければ表出しないし、ネットによってその状態を顕現化出来るようになるもの、と
昔から韓国嫌いや差別的な眼差しでみる人間なんかいたんやからあとは表現するかどうかなんやと思うんや
パヨクも逆と考えればいい
パヨクは「インターネット上で特定の勢力(男性、オタク、与党政治家、企業、利益享受者、ヘイトスピーカーetc)に憎悪を抱きそれを表現する状態」の極端なやつを呼ぶ
そもそも状態なんやから感情でそうなってるから両者むっちゃアホに見えるんちゃうかな
または知性がなくても表現できるインターネットだからこそ有象無象が可視化されてるか ネトウヨとパヨクが状態やいうのは悪ない捉え方やな
そもそもどっちもいってる単語の組み合わせが違うだけで
不寛容さとか極端さとか陰謀論志向はよう似とるからな
もう少しニュートラルにいうと政治厨の臭さというんが正解やな >>775
フェミニズムについての素朴な疑問
「堕胎」は女の権利というロジックの脆弱性を突かれて、
まともに解答できたフェミニスト、いまだかって存在してない >>784
表現方法からの視点がネットの性質上重要視されがちだから、直接的に関わってこない経済的な面からの視点は関心が持たれにくい
だから表現問題に話題が偏ってるのは現実とは違うネット特有の現象であるかもしれないってことか
曲解してたわすまんな >>784
775やけど確かになあ
米国のネット議論も同様な可能性もあるもんな
ちょっとここ数年のネット上の議論見ててもやもやしてて深刻に捉えすぎたかもしれん >>778
露骨な女性差別主義者なのに良識派扱いなのは納得いかん 好きなスレだったのに荒らされてて悲しいわ。好きな本を紹介するスレだろ? ゆとりガイジには知性も教養も無いからなあ
そのくせ普段イジメられっぱなしだから
腹いせに他人をバカにしてやろうと必死なんだよなあ
やれやれ(冷笑) >>792
青識スレあたりから来たお客さんやろうなぁ 今、賀茂道子の「ウォーギルドプログラム」読んでるんやけど当時のアメリカでも原爆投下には批判的な論調があったり向こうの大学生が広島に物資送ろうとしたりと当時でもかなり複雑な情況やったらしいンゴねぇ。
これ読んでると所謂「反米」を言いたがってる層って「どうせアメリカは本気で怒らんし何言ってもええやろ?別腹や!」的な感覚なんやろなぁ 原爆と放射能の脅威みたいなんは広島・長崎前からアメリカでも割りと知られとったみたいやな
終戦から二年で原爆落とされたアメリカに核の冬が到来する状況描いたシオドア・スタージョン「雷鳴と薔薇」が発表されとったりするし
大瀧啓裕『魔法の本棚』で紹介されてる籠めに30年代にネヴァダで原爆実験する小説が書かれとったりする事例とかマンハッタン計画と同時期に原発の放射能漏れ事故を主題にした作品書いて
当局から取り調べうけたレスター・デル・レイの事例とかどの程度情報の伝播がされとったんか気になる
日本でも科学齧ってる人は広島長崎の新型爆弾で原爆のことやと思うた人、小松左京や柴野拓美筆頭に民間にもそれなりにいたみたいやけど >>797
しかし思い切った書名だよなあ
時に陰謀論と非難された江藤淳以降の議論と混同されるリスクもあるのに 賀茂道子『ウォー・ギルト・プログラム』
あとがき読んだら、難しい題材すぎるんで指導教官からもテーマ変更をすすめられたけど熱意で押し通したみたいやな
タイトルも攻めてるけど、版元見ればトンデモ本ではないとわかるって判断やろなあ
詳しく書かれてはないけど(ワイが見落としてるだけかもしれんが)江藤淳への思い入れみたいなんがあるっぽいわ
『海は甦る』にひっかけた『江藤淳は甦る』も単行本にまとまったみたいやし、白井聡なんかの対米従属論ブームも含めて江藤淳の読み直しが進むとええな
新皇后の親戚やし 原爆と言うとポスコロの米山リサの『広島-記憶のポリティクス』が有名やけど
広島市長の平岡敬が書いた岩波新書の『希望のヒロシマ』もええよ
単なる被害者史観で終わらずに戦前には西日本の一大軍都やった広島の戦争責任にも触れとるんや
加藤典洋亡くなったやね
「『敗戦後論』の加藤典洋」って報道のされ方やったけど
『アメリカの影』『日本という身体』『日本の無思想』『日本人の自画像』と他にもいい評論書いてたんやけどな
個人的には岩波テキストブックの『言語表現法講義』が好きやったわ
加藤がさくらももこや沢村貞子の文体を褒めてたのを思い出すンゴ 一応念押しとくと荒らしは99パー木村君やで
>>794
この単発とか分かりやすい事
木村くんの話ししたい場合は専用スレで
話ししたくない場合はコイツの個人情報を原住民スレや東亜あたりにばら撒くなりどうぞ ワイも最近見るようになった新参やからルール知らんでついついウヨパヨ本話題になって長文書いてすまんかったやで
基本好きな本のこと書いて他の人の感想にちょいレスくらいにしときま
議論や自論は他のスレでええもんな >>801
いまだに何の力もないおっさんに粘着してるのたぶんお前とあと2〜3人くらいやで
文体がもろクラスタでバレた奴も居てるし
脅されて逆ギレしてるのは同情するけどほどほどにな >>803
まーた自分からゲロったのか木村延夫くん
なんで木村延次を見殺しにしたんや? 「ウォーギルトプログラム」は「日本人の日本人に対する残虐行為」(古参兵のリンチや自決の強要や社会主義者の弾圧など)にも触れててやはり単純な「アメポチ国家を作るための洗脳工作」と切り捨てるには無理があるんやないかと。
あと広田弘毅が高く評価されてたり東京裁判とは違った人物評価も興味深い内容 加藤☓高橋論争
上野☓吉見論争
つくる会論争
こうして見ると最初期の「歴史認識論争」って一部のつくる会会員除けば建設的やったな🙄
つくる会にも坂本多加雄や大月隆寛や山本夏彦と「あえて歴史学に拘らずに物語の面白さ」に自明的に拘る会員がおったし🤔
今やネトウヨや百田の時代やもんなあ😥 >>806
今思うと当時の右派って基本的には「国民国家は幻想だけど必死なんやで」的な認識がある程度前提としてあったのでそれに対する左派の国民国家批判が噛み合ってたとこがあるんやと思うで。
今は百田の大好きな維新みたくリバタリアン右派政党が国民国家的なものを破壊して左派がそれに対抗してる状態やから 坂本多加雄の本を図書館で借りて読んだことあるんやけど
「国民国家は確かに一種の演劇ではあるが、演劇に対して「これは芝居だ」と指摘するのは無粋だ」
って書いてて案外まともやなと思った(こなみ)
山路愛山や福沢諭吉という明治の知識人のナショナリズムを評価していたあたり丸山眞男っぽさはあったな
実際に丸山の孫弟子やし 国民国家と言ったら近代…そこから近代の超克という連想をしてしまうんやけど
あの関連、批判含めてざっと読んでも実のある議論になってないように思うんや その辺の時期にやたらに『想像の共同体』が参照されとった記憶
ナショナリズムや国家興味なさそうな文学者が引用したりとか
『想像の共同体』は論自体も面白かったけど『平家物語』の一節引用してる箇所が妙に印象に残ってるは
日本語版だけらしいけど >>809
「近代の超克」座談会、凄いメンツね
でもまあ、いまだ近代として未成熟な日本で「近代の超克」もないやろ…とは思うな
そもそも大日本帝国は近代国家としても近代社会としても「異形」な帝国だったわけで
竹内好「近代の超克」論入ってる「日本とアジア」(ちくま学芸文庫)は絶対に読んでおくべき本だと思う >>811
近代を西洋化という側面で見てアジアを対比させるという発想は
わりと日韓関係でも有用な議論になりうると思うんや
まあ簡単に結論が出るもんやったら誰も苦労はせんけど
読んで考えてみるべきではあるやろうね 田中明彦「新しい中世」はやっぱり今となっては古いか?
むしろ反中嫌韓に援用されても良さそうなのにほとんど言及されてるのを見ないんだよな 「ウォーギルトプログラム」がウヨさんのみならずサヨさんから見ても都合が悪いのは「結局アメリカは日本軍の残虐行為を追求すると占領が上手く行かないから諦めた」ってオチになっちゃうとこやないかと
山下奉文の裁判なんて全メディアが山下奉文に同情的でCIEが「偏向報道を止めるんや!ちゃんと日本軍の悪いとこも報道するやで!」って何度も通達しても「すまんな(ニッコリ)」とスルーしてて草 >>813
圏域モデルは今見るとやっぱ古いやろな
アジア諸国、特にチャイナの扱いは
大元のアーノルド・ウォルファーズ、それ受けたヘドリー・ブルは西洋諸国の分析に限定しとったが国の経済や発展度合いなんぞ流動的なもんやし
新中世が近代や混沌へ退行するモデルはないんかとか無意識に単純な発展モデルのみで捉える社会進化論に陥ってないかとか色々 中国の場合アリババの会長の発言とか見てても日本や米国もびっくりの新自由主義シバキ上げ国家になってるのはホント草 中国にはもともと封建時代がはやく終わって官僚も科挙で採用したり流動的な社会だったから自由主義にもっとも適応できる国家だとはおもう
ただ建前としては共産主義 インドなんかがいい例だけど総選挙の結果出るまで物凄い時間かかったりするからその辺は面倒かもしれない >>815
単に経済で見たら錯覚するけど
法治のありかたとか社会システムで見たら
中国の扱いは現在でも変わらんようにも思う 後漢書とか読んでると国が金出して事業やるの嫌がる傾向が強いので経済リバタリアニズムと親和性高いんじゃ。
「俺と俺の身内は嫌な思いしていないから」的思想 『武士の起源を解きあかす』桃崎有一郎
薦められて読んだけど
マルクス主義に傾倒した歴史学者が手を引いて、包括的理論を喪失した結果、研究が分野ごとに細分化して武士の共通イメージが失われた
一章のこの入り方で、確かにぼんやりとしたイメージでしか武士を知らなかったことにあらためて気付かされるな
部分的には武士の家に生まれたら武士となるとはいえ、武士の祖先は遡れば天皇だからどこかで武士化しないといけない
国の歴史の半分が武士の支配といえば、いつどのように武士になったか結論が出されずに、歴史を細分化して研究してるのは埒が明かないわな >821
ワイも今読んでる
王臣家の横暴が凄くてマッドマックスかとおもった
京都に運ぶ年貢を横取りして知らぬ顔とかもういろんな秩序が崩壊しとるやろ 応仁の乱の時にも畠山義就が天皇の荘園を横領してたり、戦国時代でも明智光秀が同じように天皇の荘園を横領して苦情を受けてるのをみてると殆どの武士は北斗の拳的な思想で動いてたんやろなぁ 『鸚鵡籠中記』や『甲子夜話』みたいな武士が書いた随筆読むと近世武士が武よりも文に傾斜しとったのがわかるし
山本博文が書いた『江戸城の宮廷政治』を読むと幕閣中枢は公家社会みたいになっとるよね
士大夫的な官僚ではないけれど決して中世までの戦闘者でもないンゴ
中世の武士と近世の武士はやっぱりかなり性格異なるやね… 「喧嘩両成敗の誕生」で武士が浮浪児を面白半分に斬ったエピソードあるけど、あれ綱吉の頃なら斬った武士はもちろん見て見ぬ振りしてた住民まで厳罰が下されそうな雰囲気で中世と近世だと生命の価値観が極端に違うんやろなぁ そのへんの価値観のぶつかり合いが「忠臣蔵」という話もあるな 独立自営戦闘業者だった武士を
官僚にしたのが江戸幕府って見方もあるからな
菅野覚明の『武士道の逆襲』がそんな本やった >>822
当時の秩序は桓武朝の軍事と造作を中心とした部分にあったからね
平安遷都と蝦夷征討が桓武天皇によって同時に停止したのがトリガーになった
王臣家が増えて地方に貴姓が溢れ、地方豪族は押し出されないように王臣家と姻戚関係を結び、武官は働き場がなくなって武人輩出氏族は王臣家の下につく
武士がこの融和の中から誕生したって結論は納得だけど、地方のコントロールが出来なくなってたらマッドマックス一直線になるわな
>>826
「赤穂事件」として見れば、後ろから斬られた時の状況はわりとしんどいから吉良が可哀想
色々な部分で明治まで引き摺ってるのもなかなかしんどいし 赤穂事件って朝廷絡みの事件やから鎌倉時代や室町時代でも厳罰やったと思うんやわ。
「吾妻鑑」にも伊達三郎(独眼竜政宗のご先祖様)が朝廷絡みの刃傷沙汰を起こして流罪(現代で言うと全財産没収して国外追放が近い)にされたって記述があったんや
「喧嘩両成敗の誕生」でも「赤穂事件は結局は赤穂浪士が事件の是非は問わず自分たちだけが処罰されたのが納得いかなかっただけ」と身も蓋もない結論やったからな。 そのへんを儒教道徳的に塗り替えたのが従来よく知られていた忠臣蔵だ…
…という話からの再解釈というのは何十年も前からあるし
「武士」のイメージについての再評価は結構前からあるように思う
そういう意味ではシグルイみたいな江戸の武士像は逆に「古い」と言えるかも知れん 漫画だとへうげものの方がなんの躊躇もなく人を殺す戦国期の武士とそれについていけない江戸時代の傾奇者(有楽斎の息子左門)の違いを上手く描写してたわなぁ。
オカマのお坊ちゃまや主人公織部の息子がすぐ人を殺して逆に傾奇者の左門が「誰が殺せと言ったんや!」って慌ててたり人物造形が絶妙や 「死穢のタブーが強かった平安時代に死や殺人を専門とする職能民だったのが武士」って説があるけど、室町時代になると公家でも平気で人殺してるようなイメージなんだが、そこらへんはどうなってるんやろか?🤔 そもそも平安時代から宮中で殴り合いやったり街で殺しとかやってる公家が死を忌むってのは違和感が……
あくまでも刑罰としての処刑を忌み嫌ってただけじゃないかと。 どの時代も真面目なおとなしい人よりマジキチの方が記録に残りやすいからその一例を見て全体を判断するのは厳禁ゾ >>830
「昔からある」「前からある」だけやなくて、せっかく読書部スレなんやから文献あげてほしいやで >>835
再解釈と言っても創作における再解釈やったりするしね
それに何十年やったらそんなに昔でも無いで
ただゆとりガイジ知らんかもなと思ったから言ってみただけや 『肉食の社会史』は古代〜中世の肉食(特に武士)の肉食について詳しく書かれてるから文化史・宗教史なんかに興味あるならオススメやで
ここで言われてるような話やと、狩人としての武士という側面が少しずつ変化して支配者層になっていく過程で食文化も変化してるのが面白いと思った(こなみ) 忠臣蔵絡みやと桜田門外の変の桜田十八士の処遇の話が面白い
脱藩しとるのが多数とはいえ忠義からの行動やからと暗殺後に桜田十八士が他藩に逃げ込んでも待遇よくしてくれるんやけどその理由が
忠臣蔵四十七士を冷遇した長府藩が武士の情けを知らんとその後ずーっと蔑まれてるの見て自分等の藩がそうなりたくないからという
吉村昭『桜田門外ノ変』にある話やが多分実話なんやろうがどこが出典なんかわからん 史実としての赤穂事件と創作としての忠臣蔵の関係は昔から論じられてて松島栄一『忠臣蔵』(岩波新書)がちと古いけど入門書として鉄板やな
あとは近世史の谷口眞子の『赤穂浪士の実像』(吉川弘文館)がええやろか
谷口は『武士道考』(角川叢書)で無礼討ちの実例についてもかなり調べてておもろいで
赤穂事件をめぐる言説のメタヒストリーについて書いた宮澤誠一の『近代日本と「忠臣蔵」幻想』(青木書店)もすこ
近代主義者の福沢諭吉が国法を犯した赤穂浪士を公共性の観点から批判した一方で民権論者の植木枝盛は「抵抗権」として評価したなんて対比も興味深いンゴ
>>837
原田信男『歴史のなかの米と肉』や平林章仁『神々と肉食の古代史』なんかもええな
特に原田著の米食の普及に関連して食肉がタブー視されていくって指摘はおもろいと思うンゴ
この辺は初期柳田国男・宮本常一・佐々木高明・野本寛一が重要視していた焼畑/狩猟採集の文化と稲作文化の対立とも重なるやね 肉をガンガン食ってる鎌倉〜戦国武士
と比べると江戸期の武士の平均身長は低い
となんかで読んだな
戦闘マシーンである武士を従順な官僚に変化させる一貫なのかもだ >>840
ラストショーグンことケーキニキが「豚一」とdisられるくらいには肉食が嫌悪されたんやからなぁ 戦前の右翼の悪いところ(亜細亜主義)を煮詰めたのが戦後のサヨクやからねえ >843
ここは読書スレだ
君の個人的な感想を書かれても困る
どんな本からその考察が得られたのかを書いてくれ 小熊は「民主と愛国」より「日本人の境界」の方がオススメやぞ。
ただいま思うと小熊はこの頃から運動ゴロから目をつけられて「こいついつかフルボッコにしてやろう」と睨まれてたんじゃないかと思うんや。 ニーチェ宣長読んでて思うのは理を否定する側も非理である意味で理だと思うんだけど本当はもっと奥深いんだろ?
非理を理にすることをふたりとも拒否しているようにはみえる、けど何かを著作のなかで必死に否定してる姿にはどうしても執念みたいなものを感じるんだが
もしこいつらがそういう言説を一切やめろと言われたら怒り出すんじゃないか?でも非理を理にしないってことはそこまで徹底してないとだめだよな
どうしてもニーチェならキリスト教、宣長なら中国思想を否定してるときのあの必死さってのは受け付けないな
むしろゲーテみたいに心の広い、精神の貴族みたいなほうが人間的魅力感じるけどどう思う?ゲーテは敵をあんなふうに攻撃はしないもんなあ
水木しげるがニーチェ読んだけど自分には合わなかったゲーテのような魅力はなかったといってたのは多くの人に首肯できるんじゃないか 確かに、民主主義を否定しまくったプラトンとソクラテスは気持ち悪いし
anything goesのファイヤー・アーベントに比して似非科学を否定し続けたポパーは気持ち悪いな 象徴人類学のメアリ・ダグラスが『汚穢と禁忌』で「豚はヒヅメが割れているのに反芻をしない境界上の動物だからタブー視された」って
ユダヤとイスラムの豚食タブーを上手いこと説明しとったけど
翻って日本で豚が嫌われてた理由がよくわからんやね
平泉澄が「豚に歴史はありますか百姓にに歴史はありますか」って発言もそうやけど…
田中智夫 『ブタの動物学』(東京大学出版会)で読んだイノシシからブタヘの家畜化の歴史は面白かったンゴ
西表島やとリュウキュウイノシシとブタが交配しているって事例は興味深かったわ 仏教的ないし神道的なタブーやないやろか?
肉食禁忌は中国でも仏教が伝来した五胡十六国あたりから出てきて粱の菩薩皇帝が肉食しない事で有名やったし唐朝でも武照ネキが肉食禁止のお触れを出したりしてる でも「🐮に歴史がありますか?」とか「🐤に歴史がありますか?」ではこの侮蔑感は出ない感じ 大雑把にググってみても仏教の影響が大きいらしいけど
牛馬は特に農耕用の労働力だから貴重だったというのがあるかもな
日本狭いからね 現代日本人に対して「犬食わないのは何で?うまいのに」って聞いてるようなもんとちゃうかそれは 仏教への系統と神仙への憧れの混じり具合とかちょっとだけ気になる 日本に仏教が入ってきた時点で道教と混ざってたらしいから
そのへんは中国史の領域やろな たったいま「中国革命を駆け抜けたアウトローたち」(中公新書)を読んだんだが
中国とはなないか?を考察する上で必読の名著だと感嘆した 道教の概念で仏教を解釈したいわゆる格義仏教やな
森三樹三郎『老荘と仏教』によると仏教の空の概念理解に道教の無を充てたことから始まり逆に老荘の側も仏教を思想のうちに取り入れて権威づけ・理論化をはかるいう
釈道安が現れて正統な仏教の教えを広めよういう流れができてからはじきにそれも廃れてくんやが完全にチャイナ仏教から道教の影響を消すんは無理やったみたいで
禅宗あたりは仏教いうよりかなり道教の影響のが強うて仏教の一宗派いうより道教の影響受けた仏教系の新宗教みたいなこと言われたりもするし
学術的なことおいといて仏教と道教の混淆みたいなんのわかりやすい例は『西遊記』やろな
仏教の経典とりにいく旅を道教的な神仙たちが守護するという
孫悟空こと斉天大聖はいまだに信仰されてる神様やいうのもまた面白い Newsweekの百田尚樹特集読んだ人おるか?
あれ中々面白かったで
百田も一理あるなと読んでて思いかけたけど
最後のインタビューでやっぱあかんわこのおっさんと思った
インタビューの中で百田が昔書いたボックスって小説に触れるくだりがあってな、まあネタバレになるから深くは立ち入らんけど、この小説が割と好きだった頃もあっただけに悲しくなったンゴねぇ…😢 結局神道って権謀術数なんかね
ちょっと近所の神社行く気なくなったわ >>862
読んでみたけどニキの言うとおり結構面白かったわ、サンガツ
花田や百田のようなんにはマイノリティーという認識と一種の反権威主義があるっちゅうのはなるほどなと思うた
文中の木村忠政教授の調査を見る限りそれがそれなりに広い票田(中韓嫌いとか)に忠実な態度でもあるし
倉橋耕平の言う日本国記の「右派ビジネス」と「アマチュアリズム」の融合にも繋がってくる
ただその調査がネットアンケートとヤフコメの分析やしあんまり鵜呑みにしてもアカン気はしたンゴ
インタビューはやっぱアカンわこいつ…って感じやったが
「僕は右派と左派のど真ん中」といい「トリックスター」の一文を気に入ってるとこといい
アイデンティティが拡散したオッサンって感じがしてちょっとかわいそうでさえあったンゴ… 百田はまだ人間的に可愛げあるからそこまで憎めへんわ
個人的にはイケノブが断トツで嫌い >>864
すべての宗教は政治権力と結びつくとそうなる。 >>867
まぁそうだよなあ
なぜ今の政治家はは政教分離と宣っておきながら神道と国家を分離しないんだろうか >>868
完全分離は政教分離の祖西ヨーロッパでも難しい。アメリカに至っては隠れた側面が「(カルト)宗教大国」である点。
つい先日州法でまた中絶が禁止された記憶は新しい。
まぁ何のことはないw政治屋が宗教勢力を支持基盤とすることを否定する命題はないのだからw >>870
世界史とか政治史他で習っていた事例があったら許してクレメンス
・19世紀以降進化論@ダーウィンを「公立学校で」教育することについて現時点に至るまで争いが絶えない(一応連邦最高裁では教えても違法ではない旨の判示はある)
・創造科学信奉者が大統領になった事例が絶えない。21世紀にもある(ブッシュ親子が典型)。
・現時点でガチの地球平面論信奉者がいる(だったら新大陸そのものや衛星放送やアポロ計画やGPS他は何だろう?、いわゆるアポロ計画陰謀説の背景でもある)
・州法レベルでは中絶を違法化することは黙認される場合がある(20世紀中頃連邦法では中絶は適法と判示)
・禁酒法(実は背景がキリスト教原理主義、バイブルの旧約相当に飲酒を戒める記述がある)
・「明白な運命」による拡大路線とインディアン殺戮の思想的背景はキリスト教
など
以上はマイナス面。プラス面もある。
・民間レベルにおける扶助においてキリスト教教会が一定程度機能している(だから社会政策がある程度デタラメでも国政が機能する)
・私人間の相互扶助には手厚い保護もある(ふるさと納税が問題にならないくらい優遇がある) >>871
ダーウィンと地球平面論やばすぎて草
だが良い点もあるんだなあ
3月 アメリカのキリスト教右派やと聖書の記述にあるハルマゲドンを信じてそれを核戦争やと解釈して破滅がくるの待ってる奴らがおるいうのが面白い
『核戦争を待望する人々』ってそのまま書名にもなっとるが今も状況は変わってないんやろな
レーガンが大統領だった頃、そーいう右派連中が政策に一定の影響与えてたとか今のトランプみるとさもありなん トランプ支持者のオルト・ライトは無神論的で従来のキリスト教保守を馬鹿にしてると聞いたんだけど違うの? >>874
虎は実は伝統的な共和党の支持者には受けが良くない(だから最初は負けると言われた)。
共和党側の大統領候補になるまでに相当内紛があったと言われる。
で、なんで候補になれたかというとアメリカ民主党側候補者のサンダースを破るため。
サンダースも伝統的なアメリカ民主党支持者には受けが悪かった。 >>873
「核戦争を待望する人々」って呉智英の書評で興味もって読んだらマジでビビったわw
正真正銘のキチガイと言うか「耶蘇の狂犬どもよ獣とは貴様らの如きを言う!」的な連中が本当にいるんやなぁ そういう極端な例持ち出してキリスト教は害悪だ!って逆オリエンタリズムみたいなこと言うのもやめた方がいいよ
進化論だって無条件に肯定できるもんではなく負の側面もあるしな(優生学や唯物史観) 進化論とそれに伴う倫理観は別個のものとして扱わないとあかんやろ
まるで、原爆があかんからって量子力学を否定してるようなものやで >>877
読んでほしいけど「アメリカにおける」キリスト教の(悪)影響だから。
キリスト教そのものは啓蒙主義を発端とする近代文明の基礎の1つであることも事実だしそれを否定してはいない。 エドウィン・ガウスタッドの『アメリカの政教分離』(みすず書房)が取っ掛かりとしてはええと思うで
アメリカの政教分離はフランスのライシテとは似て非なるものやから そんなことより
>・民間レベルにおける扶助においてキリスト教教会が一定程度機能している
この部分に興味がある >>882
公助と自助の間にあって福祉政策などの穴を補完するものとして関心は持ってた
日本だと昔はムラ社会的なものがそれに相当したと思う
ただまあいわゆる家庭板的なストレスとのトレードオフではあると思うけどな >>877
唯物史観ってそんな全面否定されるようなもんか? 段階的社会発展論って意味じゃまだまだ普遍的に残ってる気がするわ この手の民間扶助ってコミュ障は死ぬシステムだよな
まあ今のリベラル自体がそういうものなんやろけど
エリオットロジャーみたいに無敵の人化されても困るし
そもそも運がないとか障害持ちとか本来同情に値する人も多いから複雑 クロポトキン『相互扶助論』読んでて素朴な村以上のレベルのコミュニティ維持できなさそうってレポート書いたの思い出したは
マルクス→エンゲルスって続くラインへの対抗心がクロポトキンに党やない相互扶助への思索を進めるきっかけになったいうのはどんなもんなんやろな >>885
> 段階的社会発展論って意味じゃまだまだ普遍的に残ってる気がするわ
もうひとついえば「社会構成体論」だろな
政治法制的上層建築と文化的意識諸形態、それを支える土台としての経済
この歴史社会の三層構造って、「衣食足りて礼節を知る」と同じことなんだよな 最近国語教育批判してる学者に腹たってしゃーないわ
不安を煽るようなタイトルで書き下ろしの新書出してる奴
本気で教育改革する気があるなら有馬朗人先生みたいに学者辞めて政治家になれや
プロレスラーやヤンキーだって大臣になれるんやから
そんだけ優秀で幸運なのに大臣にならんのは人生の怠慢やろ
小銭稼ぎしやがって 文系叩き=ネトウヨみたいによく言われるけど
左翼板の嫌儲なんJが一番文系叩きやべえだろ
まあ当然の話で本来左翼は唯物論かつ科学原理主義だから文系叩きに親和性あるんだよな
むしろネトウヨの方が底辺私文ばっかだし >>890
嫌儲やなんJは左翼ではないと何度言えばわかるんや?
左翼なら岡くんの自宅にけんましたりせんで? 誰か詳しい人おったら世界史の読ませる戦争小説・戦争がでてくる小説でおすすめあったら教えてクレメンス
出来たらヨーロッパの有名な戦いの内幕を描いたようなの読みたいんやがなかなか何から読んだらいいのか分からんのや
トゥールポワティエの戦いやナポレオンがした戦争の教科書的な記述読んでもイメージが湧かないんよね 佐藤賢一の百年戦争ものはどうかな
『傭兵ピエール』『双頭の鷲』どっちも面白い
英国の長弓兵戦術「モードアングレ」
騎兵による迂回突破
迷彩の誕生
なんてのが描かれててなおかつ卑俗で面白い 佐藤亜紀の「1809」とかエエで
主人公が工兵士官なんで戦争ものでは省かれがちな土木工事や兵站などの描写が秀逸 おお、2人ともサンガツ!ワイの聞き方がフワッとしてたのに丁度ええ感じの教えてくれるやん
早速買わせてもらったで
>>894
この人池上の新書でしか知らんかったけど西洋が舞台のもの幅広い時代を書いてるんやね〜
戦争ものが多いみたいやから読みたいもの色々出てきそうや
百年戦争はとっかかりに良さそうやしもちろん興味ある
おもろかったらハンニバルも読んでみるわ
>>895
これ装丁が素敵やし筋もめっちゃ面白そうやね
戦争の人間ドラマもええんやけど、戦略やディテールを詳しく読みたかったんでめっちゃありがたいわ、楽しみ 歴史学界からはクソミソ扱い言われてる本やけど
伊藤敏樹『モンゴルvs.西欧vs.イスラム-13世紀の世界大戦』(講談社選書メチエ)は読み物として割り切れば面白いで
キリスト教(西欧)VSイスラム(マムルーク朝)VSチベット密教(モンゴル)の宗教戦争としての側面も描いてて 佐藤賢一はいちおう東北大の博士課程まで西洋史専攻してたくらいやしな
同時期の東北大に佐藤賢一(文学研究科)、瀬名秀明(薬学研究科)、伊坂幸太郎(法学部)、円城塔(理学部)がいたのは今から見ると壮観やね 兵站と補給と軍政を連続的に把握できる書籍、となると特に近代以降は難しい。 スマホの kindle アプリのおすすめが右翼汚染されている
いつ見てもネトウヨが好きそうな本が表示される
アマゾンは内部に右翼を飼っているはずだな それ多分君がそういう本ばっかり覗いてるからやで
買わんでもそういう本のページにアクセスするだけで
こいつこんなんが好きなんか!ほなこれも勧めたろ!ってされるからな 最近のオタクとかネトウヨが寄ってたかってヴィーガン叩きしてる傾向を見ると
丸山真男の言ってた日本人には実感信仰と理論信仰しかないって指摘を思い出すわ
ヴィーガン批判したかったらちゃんと思想史抑えた上でメタ倫理学のレベルから検討すべきなのに
「そういう机上の空論は要らん。頭お花畑の理想論だ」と冷笑して「現実主義」という名の実感信仰を振りかざし
一方ではその手の「理想論」を「感情論」と同一視して「科学的思考のできる俺たち」「合理的な俺たち」をアピールしたがる矛盾した態度
昔からオタク・ネトウヨの思想って政治的ロマン主義とケルゼン的な法実証主義という対極の思想が不自然な形で同居してるなと思ってたんだが
それと全く同じ理路だよね今のヴィーガンバッシングの論調って 単にアクティブで目立つヴィーガンが増えたから
それを批判するのもアクティブで目立つやつが多いだけやろ
穏健なのならともかく急進的なんまで
思想史知らな批判できんのやったら一般人なんも言われへんで
まあ知ってるには知ってる方がええけどな
伊勢田哲治の動物からの倫理学入門はおもろかった >>902
元の書き込みは釣りやろうけど加えてネトウヨ本出版社は電子書籍化率高めで出版数が違いすぎるわ
講談社・新潮・文藝春秋・徳間・小学館・扶桑社・角川・幻冬舎・青林堂・飛鳥新社…
左派の出版社は学術書中心の所が多いし粗製濫造のネトウヨ本相手に電子書籍市場では勝ち目がない 尼やと買ったり覗いたりせんでもたまーに勧められることあるで
多分アルゴリズムの誤作動違うの この本を読んでる人は他にこんな本も読んでますみたいな仕組みで読んでないもんも出てくるんとちゃう?
今まで読んでないけど興味持ちそうなジャンルを意図的に混ぜて勧めてるってどっかで読んだ記憶あるわ >>905
ただウヨの購買層ってシュリンクしてるんやないかと思うんや。
日本国紀だって65万部で戦争論の100万部には負けてる
(ここ十年の出版不況があるにせよ) >>903
というかヴィーガンと名乗るのもおこがましいアホが目立つようになったから叩いてるだけで
思想とかいうレベルにはなってないような気もする >>908
さすがに漫画と歴史書では手軽さが違うやろ
いうて漫画のウヨ本でも戦争論越える売上はもう難しいやろけどな ヴィーガンの動物かわいそうっていう思想が気に食わないんだろ。ウヨにはありがちな思考だからそれしかないじゃん
何も主張せずただ実践だけしてるひとにまで文句は言わんだろ >>910
ぶっちゃけ内容の密度だと日本国紀って戦争論に負けてるんやないかと思うんや。
流石に戦争論はWikipediaのコピペはないし。
つか思い返すと小林ってまだちゃんと反論する分百田よりはマシやったんやな。 >>910
「戦争論」と百田のゴミ本比べたらいかん
小林の大東亜戦争肯定論があれだけ影響力持ち得たのは、作者の「情念」というか
迫真力切迫力みたいなもののすごさだよ。言ってることは歴史解釈上の誤りいくつも指摘できるけどさ。
作者の気迫みたいなもんが読者の胸を打ったんだよ
朝鮮系後妻業女と組んでたかじん遺産を狙った百田の日本史本にそんな迫力なんてない、
ネットの陰謀論系サイトを観てると、書というか一般教養レベルの教科書物をよんでないひとたちなんだよ
ネット情報だけでストーリーを構築したり流布したりする人たち >>912
小林はあの頃右派系の学者と仲良かったから
パッチワークなんは同じなんやけどまだ本人から聞いてたからな
あと小林の場合反論するというより反論するまでが娯楽やし
現に史実描写そもそもミスが多い系の反論は全部スルーしてた まあ小林はパワーワード「ワシはミスをする天才」があるんやからなぁ
当時の反応を比べると反論してる側も「万が一ミスしたら小林にネタにされて笑い者になる」って緊張感があった反論する側も迫力みたいなものが感じられたけど、百田なんてウヨ系の歴ヲタからも嘲笑されてて明らかに立場違ってて草 >>909
それはない
動物を守ること自体に発狂するか
植物の生命を守れていないことに発狂してるのが多い
よくあるところでは、大豆肉を作るのは非菜食主義者への嫌がらせって発想が多いな
このグループは菜食主義を単に自己満足と捉えていて、実際に動物の犠牲が減るという発想が持てないせいで
肉食を我慢して精進料理を食べる行為がそのままの意味で理解できなくなっているらしい
後者はまあ知っての通りで面白いからよく草食動物も草食べるのを知らないガイジとか魚が切り身で泳いでると思ってそうって煽って遊んでるわ
なんであれ多分自分の生活が相対的に低レベルだと見なされることに怯えてるんだと思われる わいらがネトウヨおもちゃにして遊ぶのと似たようなもんやろ 余命儲潰すと良く泣くんで面白いんだ@はんこぺったんオヤジ >>917
だって無知なのにコピペでドヤ顔に加えて朝鮮人後妻業とつるんでてしかも維新(部落民ハシシタに加えてタニマチがマルハン)とか役満やんけ。
ヘイトかましても左翼も文句言わんし。 富田武『歴史としての東大闘争』(ちくま新書)読んでたらロシア史の菊地昌典も全共闘シンパの「造反教官」だったと知ったわ
似通った政治信条の持ち主かつ同じロシア史研究者にしては和田春樹と違ってやらかしが少ないな菊地
この違いはなんなんやろ その菊地のやらかした「ロシア革命(中公新書)」にかみついて絶版に追い込んだのが和田先生なのが草
なお自らのやらかしにはホッかむりし「やっぱり日本は自民党が与党で野党の政策をパクるやり方が一番やね(ニッコリ)」と居直った模様
(ソースは「拉致異論」より) あと日本史の飛鳥井雅道が構造改革派論者だったのも知らんかったわ
飛鳥井家ってお公家はんで蹴鞠を家職にしとった羽林家(伯爵家)やろ
西園寺公一や武者小路公秀が有名やけど戦後にも「赤化華族」の末裔っておったんやなあと 尾張徳川家当主だった徳川義親も社会党に金出しとったな
もっともクーデター未遂の三月事件にも金出しとったし冒険主義的と評価されとるが >>923
中公文庫に入ってる徳川義親の『じゃがたら紀行』は面白かったンゴ
英領マレーと蘭印まで行って虎狩りに挑む元御三家の殿様…冒険主義やね 虎狩りの殿様はオックスフォードかどこかで卒論に「鳳凰のモデルはどの鳥か」書いたんやったっけ
荒俣宏の『大東亜科学綺譚』かなにかで読んだわ 中西輝政って人、トンデモ右翼の印象しかないけど京大名誉教授になってるからには何か学問的な業績あるの? >>927
どんな論文書いとるか気になっておやつがてらにScholarやJ-STAGEで軽く調べたら
"Japan's Grand Strategy"のタイトルで90年にForeign Affairsに寄稿しとるな
権威のある雑誌やからか本人のサイトにもこれだけが主要な論文として載っとる
共著者がアフガン戦争でスティンガーを贈るのを後押ししたFred Charles Ikléなのも面白いンゴ
あと「国際環境と戦後日本」っちゅう94年の研究の研究分担者をしてたり
10年には豪州のジャーナルに"Japanese Neo-Conservatism"のタイトルで寄稿しとる
まあ他にも中西氏の論文は見つかることは見つかるがそんなに多くないし
80〜90年台はともかく最近になるほど減る印象、ここ最近は一般書ばっかやと思う
片手間やし、ワイの探し方が悪かったら許してクレメンス…… >>929
今回の話はどんな論文かなので直接は関係ないけどこれを押さえておくと便利や
♀論文村ことSci-Hubの使い方♀
シリコン量子フォトニックチップ上で実施するベイジアン量子フェーズ推定試験におけるノイズ耐性のデータを見たいなんて事たまにあるんだ
Noise resilience of Bayesian quantum phase estimation tested on a Si quantum photonic chip
https://ieeexplore.ieee.org/document/8087408
⬆でも有料なんだ
そんな時はSci-Hub.tw
URLをペーストして
ロボットテスト✏をパスしたら
http://twin.sci-hub.tw/6859/bb84a7848db81b00e783a8db85873b1e/gentile2017.pdf
無料で見れました いやアホやけどどう見てもネトウヨとは別物やろ
こいつこのスレにもたまに沸く長文ガイジやね
本の話もせん癖に自分の独自理論ばっかり押し付けてくる
右とか左とかやない政治廚によくあるアホや このスレたまにケルゼンや法実証主義を雑にネトウヨに結び付ける名無しがおったけど
>>903でコテ付けて同じようなこと言うとるのを見るにその長文ガイジやったみたいやな こいつ一人のためにケルゼンをNGワードにするのもあれやな
ケルゼンとか読書全般で頻繁に出てくる言葉やないけども
フェミにシンパシーガイジ共々本の話せんなら他所でレスバしてほしいわ 木澤佐登志『ニック・ランドと新反動主義』読んどるが面白いは
1.正義や道徳を民主主義が生んだ欺瞞と否定する
2.近代以前の伝統的な価値観にはそれぞれの社会や土地の特性に基づく合理的な価値があるとして近代以後のイデオロギーより尊重する
3.独立した企業を中核とした都市国家が理想の国家形態である
これらの新反動主義の主張と第一章で扱われとる新反動主義の形成に影響があると思われるピーター・ティールが「レイシズムの大半は幻想」と切り捨ててることとかネトウヨと比較したい誘惑に駆られる
3の理想の都市国家について著者が封建主義2.0と述べてるのも面白い
呉智英やんけ
『封建主義者かく語りき』を注釈つけて英訳してさしあげろ ケルゼン一般国家学(岩波書店)の古書は数年前千円程度で手に入ったが
今はけっこう高値なんだな >>935
> 木澤佐登志『ニック・ランドと新反動主義』読んどるが面白いは
>
> 1.正義や道徳を民主主義が生んだ欺瞞と否定する
> 2.近代以前の伝統的な価値観にはそれぞれの社会や土地の特性に基づく合理的な価値があるとして近代以後のイデオロギーより尊重する
紹介された本、地元の図書館にあるので読んでみよう
でもなあ、レスで紹介された1と2読む限り完全に論理破綻してると思うけど…
「正義や道徳を民主主義が生んだ欺瞞」
「近代以前の伝統的な価値観にはそれぞれの社会や土地の特性に基づく合理的な価値がある
「正義や道徳」は別に「民主主義」が産んだわけじゃない
その証拠に、「正義や道徳」は、「近代以前の伝統的な価値観にはそれぞれの社会や土地の特性に基づく合理的な価値」
そのものなんだよねw
> 3.独立した企業を中核とした都市国家が理想の国家形態である
>
> これらの新反動主義の主張と第一章で扱われとる新反動主義の形成に影響があると思われるピーター・ティールが「レイシズムの大半は幻想」と切り捨ててることとかネトウヨと比較したい誘惑に駆られる
>
> 3の理想の都市国家について著者が封建主義2.0と述べてるのも面白い
> 呉智英やんけ
> 『封建主義者かく語りき』を注釈つけて英訳してさしあげろ 第2次世界大戦のこと調べてると必ず思想で行き詰まってしまうのだが
あれだけ満州に固執した意味がわからない
アジア主義、マルクス主義、日蓮主義辺りの絡みを網羅的に分かりやすく概観した本はないかね? 朝鮮人だか韓国人だかそれっぽい人が以下のスレで出現してる。興味ある人は見てみて
帰ってきたウルトラマン 36話目
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rsfx/1559830835/ ワッチョイ無しの方にも朝鮮人だか韓国人だかそれっぽい人が出現。興味ある人は見てみて
帰ってきたウルトラマン 36話目
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rsfx/1559829975/ 古谷経衡の愛国奴
ビジウヨ界隈をモデルにした作品
今読むと時代的に古くてチャンネル桜あたりが注目された頃の話
胡散臭い保守論客がどうやって金を稼ぐかどうやって蹴落とすかが面白いけどそこ以外はつまらないから図書館で借りて読もう 古谷経衡は着眼点は毎回ええんやけどな
絶望的なまでに発想も文体ももっさりしてて陳腐で
その癖に異常にマウンティング気質で地力不足なんがきついわ
典型的な「ネトウヨにマウンティングしたいだけの亜インテリ」になってもうとる フッサールとか現象学系統の本読んでるけど読めている気がしない…
馬渕睦夫の本がクラスタスレで勧められてた気がするんだが、あの人の本そんな名著なの?
胡散臭いと思ったが >>942
愛国奴はビジウヨがCS番組ネット番組を箔付けのために出るとか勉強会を開いて会費で生活とかは面白かったけど人物のあれこれはつまらなかったな
亜インテリで陰謀論者やネットで真実をばかにしていた南部が最終的にアホを食い物にする胡散臭い保守論客同じ道を歩み始めるだろうって終わり方は好き https://aichiu.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=9208&item_no=1&page_id=13&block_id=17
『掲載地図の誤りにみる『防衛白書』の資料的価値と防衛省の地理的知識―『平成29 年版 日本の防衛―防衛白書―』を中心に―』
以前掲載された地図を検証して「地政学と名のついた本はたいていウンコ」というポップ地政学批判をしてた愛知大学の近藤先生、
こんどは防衛白書の地図を検証。やっぱ大量の誤りを発見して「お前らホントに大丈夫か?」と批判。
まあこんな連中ならイージスアショアの山の角度を間違えるのもムリねーよな
自民党支持とか野党支持とか関係なく、防衛省のレベルの低下は憂うべき事態じゃねえのかコレ >>943
チャンネル桜のレギュラーでネトウヨ本出版社から大量に本出しとる奴がまともなわけ無いやろ…
大体クラスタスレなんて初期にヘイト発言晒されたツイカスと取り巻きが原住民と一緒に逆恨みで回してるスレやんけ >>945
防衛省のレベルの低下って、まるで昔はレベルが高かったみたいじゃないですか >>946
流石にそうだよな
その発言者の言動はちょっと変だと思った フッサールは他の現象学系の哲学者と比べてもつまらんし苦行やって言われてるね
ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティからデリダまで、華やかなのが揃ってるしなあ
個人的にはフッサールの系譜をちゃんと継ぎつつ思わぬ発展を遂げたって意味でメルロ=ポンティが面白いと思うわ
最近はメルロ=ポンティの言語論や文学論に絡んで加賀野井秀一『メルロ=ポンティ 触発する思想』、加國尚志『沈黙の詩法』、佐野泰之『身体の黒魔術、言語の白魔術』といろいろ本が出てて気になるンゴ >>938
荒川幾男『昭和思想史―暗く輝ける1930年代』(朝日選書)と久野収『30年代の思想家たち』(岩波書店)は
そのあたりの入り口としてはいい入門書やと思うで
あとは当時書かれた本としては戸坂潤の『日本イデオロギー論』(1935)がええな
青空文庫に入っているし戸坂の文章も平易なので読みやすいンゴ
紙で読みたければ岩波文庫に入っとるし
戸坂は京都学派左派やから唯物論の立場から文学主義・自由主義・日本主義を批判するんやが
当時の雰囲気がよくわかると思うで 廣松渉も『身心問題』って本を書いてたと思うんやが
日本でメルロポンティやベルクソンの身体論が流行ったのって市川浩のあたりの功績なんやろうか
高校時代の国語教師が身体論好きで三浦雅士の『身体の零度』・鷲田清一『悲鳴をあげる身体』・森岡正博『無痛文明論』・竹内敏晴『思想する「からだ」』
あたりを薦めてくれたわ
竹内敏晴はちょっとオカルト入ってるからついていけんかったが メルロ=ポンティそのものの紹介は木田元と滝浦静雄のコンビがバンバン訳したのが大きいイメージやけど、あくまで現象学の範囲内って感じやし
身体論の文脈で応用されていったのはやっぱり市川浩とかになるんかなあ
あとベルクソンもそうやけど阪大の哲学ってなぜか伝統的にフランス哲学に強いんであのへんも一枚噛んでるかもしれんな
帝大でも後発の文学部(戦後設立)なんでドイツ哲学よりフランス哲学を優先して独自色を出そうとしたらしいが
戦後になって文学部を作ったうち名大は左派の学者を多く登用してたり、北大は作家や随筆家としても有名な人員を集めたり、いろいろ差別化を図ってたみたいやし 朝鮮人だか韓国人だかそういった人が出現。興味ある人は見てみて
【ジャック禁止】帰ってきたウルトラマン#1【メビウス禁止】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rsfx/1557127666/ >>950
やっぱりそんなこと言われてるのか
メルロ=ポンティ扱ってる本やっぱり多いよなw
そっちから読んでみるよ、ありがとう ロナルド・ドーアの「幻滅」って読んだけどキッツいわなぁ
60年代を日本の黄金時代と位置づける古さも去ることながら都市型の価値観を
完全否定して農村的価値観を全面肯定してて(反新自由主義もその流れ)その癖頭の固い護憲派とオレは違うんや!ドヤ顔してたり微妙にまんさんにに差別的な匂いを漂わせたりと晩年イタリアに移住したのも納得な感じや。 >>950
> フッサールは他の現象学系の哲学者と比べてもつまらんし苦行やって言われてるね
その理由は20世紀哲学の王者ハイデカーとの微妙な関係が微妙に影響しつつ、
フッサールが「現代哲学の認識論的基礎理論担当部門」だからだと思うな
「現代哲学」で認識論が流行らないのは、いまや歴史のゴミクズに捨てられた哲学素人のレーニンに、
「唯物論と経験批判論」でマッハはじめ新カント派が徹底的にぼこられた苦い経験があるからだよ
どんな偉大な物理学者が理論展開しても、「あのねえ、貴方の目の前に花瓶があるでしょ?
指で弾けばおとするよね? 床落とせば割れるよね? そもそも、貴方の脳を今ピストルで弾いた瞬間、
貴方の網膜に結んだ花瓶の像は消えるが
貴方の外部に存在する花瓶は残るよね?」
と反論されたら、反論できずに言葉を失うわけで
>>958
それバークリが似たような反論受けてたのと同じような理屈やね
相対主義でも殴られたら痛いのは相対化できんやろいう 大陸哲学はどうだか知らんけど分析哲学じゃわりと関心の中心やないの認識論って
こいつら言語分析と認識論ばっかやってるイメージなんやけど リチャード・ローティとか読みやすいし主張もキャッチーでおもろいな 仲昌というかあの頃の論壇の流行やったね
宮台あずまんとかまでローティローティいうとったし 右派の哲学者教えて
左派の理論じゃ現代は戦えない
右派の理論を勉強してネトウヨと戦うことにするわ
シュミットは一応2冊ほど読んだ 政治軸?
経済軸?
政治軸は無学だから俺は分からないが経済軸ならフリードマン学派とかシカゴ学派とかフランクフルト学派とかだろうか? 右左というよりか古典と格闘しながら根気よく自分の理論組み立てたほうがいい気がするわ
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Rock54: Caution(BBR-MD5:b73a9cd27f0065c395082e3925dacf01) 右派の哲学者と聞いて長谷川三千子が哲学者って肩書だったなあと思い起こしたがロクな著作無さそうね >>961
そういや3〜4年前にもプラグマティズムブームがあった気がするが
あれは鶴見俊輔が亡くなった影響なんだろうか
>>965
シュミットが批判してた「政治的ロマン主義」ってネトウヨの原型そのものなんだけどな
そのシュミットがナチスに加担したというのは皮肉でしかないが >>969
いちおう東大ではギリシア哲学やったみたいやね
山本信の記念文集だか追悼文集だかにエッセイを寄稿してたんでまあ東大で哲学をやってたのは間違いないはずではあるんやけど
論文は世代的な制約もあるやろがマトモなのはほとんどなし
キャリア初期(埼玉大学に専任ポストとったころ?)に道元論とか書いてたぐらいで後はウヨ物書き一直線や 『知の攻略読本 1968』(作品社)って本の冒頭でスガと蓮實と上野昂志が対談してるんやけど
1968を評価しているスガと上野とは対照的に蓮實ジッジは相変わらず辛辣でおもしろかった(こなみ)
蓮實が鶴見俊輔を評して「左翼にすり寄る癖に全く左翼になろうとしないブルジョワジー」って揶揄してたのは草
生前の花田清輝も鶴見のことを「左翼への”抱きつき乞食”」って言ってたそうやね
ワイも鶴見をはじめ「思想の科学」グループが結構好きなんやけど
小熊英二や上野千鶴子が過剰に鶴見を礼賛してたのもなんだか違和感あったんでスカッとしたわ 小熊の「1968」は確かにガバガバなとこもあるんやけど週刊金曜日みたいな運動に寄生してるような左翼が顔を真っ赤にして叩いてるのは草不可避やったなぁ。
運動やってる奴が自己満足だけのクズなんてのは「民主と愛国」や「日本人の境界」の頃からの小熊のデフォネタでやし赤木智弘がデビューした時も「いちいち一見さんに戦争責任とかでマウント取ってる奴が大衆から支持されるわけねーだろw」とかなり冷笑かましてたし(まあいつか叩いてやろうと思ってたんやろな) 小谷野のあっくんの新書パラパラ見てて
偉人の政治的無思想無批判ぶりを馬鹿にしてるところを読んで
「そんなん後からならいくらでも言えるやん」と思ったのと
あっくん自身現在の政治状況に批判とか加えてるん?と思ったんやけど
この人現在の政治について発言とかしたことあるん? あっくんは近代主義者・共和主義者を名乗ってて天皇制廃止論者で
現在の左派が天皇制廃止を主張しなくなったことを批判してるんじゃなかったか あっくんは正直評論は適当やから
いちいち真に受けてたら頭おかしなるで
酔っぱらいのおっちゃんの話を聞く感じで読まなあかん あっくんは「インテリ大戦争」の頃の呉智英をさらに雑にしただけやから 中野翠が『あのころ、早稲田で』で若い頃の呉智英のこと「長髪ではあったけどむさ苦しい感じだったし美男子じゃなくてデブだった」みたいにイジッてたのすこ あっくんは『なんとなくリベラル―反米という病』で「自分はそもそも他人に合わせることができないから政治が苦手」って告白しとったな
まあご本人の性格アレやし駒場時代に色々あったみたいやしな
新スレ立てたんで適当に使ってクレイトンカーショウ
ハンJ読書部☆6
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1560729000/ >>982
サンガツ
あっくんが幻冬舎とかネトウヨ本とかに言及してるの見たことないけど
まあ他の人が大騒ぎしてるから自分も一緒になってさわぐ必要ないとか思ってるのかなー このスレの人らの議論見とるとワイ大分左翼やなと思うわ〜
学生時代にサヨいセンセばっかに教わったからか法学部やからか世代が下すぎてサヨの醜態をそこまで知らんからか 近デジでよめる面白い小説教えて。海外作家で有名な人で
近デジあさりにはまってる 田原総一朗の本ってどうなの?
興味あるテーマについて書いてるけど、地味にどんな人か知らないから買うの躊躇してしまう >>935で新反動主義について呉智英やんけって書いたら本当に比較する文章書いてる人がいて草
https://aeon.co/essays/echoes-of-kure-tomofusas-thought-in-the-nrx-movement
やっぱみんな考えることは同じなんやなって
>>989
悪い意味でも良い意味でも門前書
ある事柄について詳しく知りたいみたいな需要はあんまり満たしてくれん ある本読んでたらワイって沖縄現代史について無知やなぁって思って調べようと思って
色々あるから適当に借りたれって読んだ本は面白かったには面白かったんやが中心が本土復帰以後やったんや
戦後から本土復帰まであたりでなんかええ本知らんやろか >>991
岩波や中公から出てる「沖縄現代史」なんかええんやないか?
ディープなネタだと小熊英二「日本人の境界」もオススメやぞ、 ポストコロニアリズム研究やけど富山一郎の『戦場の記憶』(日本経済評論社)は沖縄の現代史を考える上でええ本やな
難点としてはポスコロの本やからフランツ・ファノンあたりの知識がないと読みにくい点やろか・・・
小説やと芥川賞作家・目取真俊の『水滴』『魂込め』は現代沖縄の問題をテーマにしててええで >>993
やっぱりそのへんの手堅い出版社が出しとるのが基本になるんかね
新書やから買って手元に置きやすいのもありがたいわね
日本人の境界は前読もうとして分厚すぎて躊躇したやけどこのへんで再挑戦してみるやで
>>994
ポスコロはよう分からんからそれ系は避けとったけど沖縄とかまさに理論が活きる対象のような気もするんでポスコロの入門書と合わせて読んでみるわ
目取真俊ってあれか基地の抗議運動やっとったら逮捕されてもうた人か
文学も大事やなぁ
サンガツやで
これから時間が取れるから色々読んでみるやで このスレの締めにどうですか。 なんせ、多くの准教授様執筆ですからね。
270マンセー名無しさん2019/06/22(土) 17:32:56.96ID:Eyu9tGhr
東北大、徳島大、立命館大、中京大、モンタナ州立大などの准教授らがネトウヨを研究した本、発売!
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1561192247/
271マンセー名無しさん2019/06/22(土) 18:03:54.19ID:u1gUpFOo
いつもの2流雑誌編集者のように、韓国経済に追い立てられたネトウヨが騒いでいるだけだ、とかかとも思ったが…
ここでの絞めの文章
https://www.j-cast.com/bookwatch/2019/06/21009225.html 戦後の琉球史研究の大家やった高良倉吉は政治的にはリアリズム系保守やったんよな
「沖縄イニシアティブ」を発表して目取真俊たちに批判されたり 戦後の琉球史研究の大家やった高良倉吉は政治的にはリアリズム系保守やったんよな
「沖縄イニシアティブ」を発表して目取真俊たちに批判されたり このスレッドは1000を超えました。
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